ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
MGフルアーマーZZガンダム Vre.kaの争奪戦に絶句ななQooオレンジでございます。
基本的にはMGは作らないので私は参加しませんでしたが、本当に凄まじいですね…。
今回も閑話となります。
それでは 閑話「本当にあった(かもしれない)怖いガンプラバトル②」 始まります。
割れた紫色の“繭”から現れたのはビチャビチャと映像化したらR-18タグ待った無しな腐肉を滴らせる異質な人型のナニか。
〚ちっかぁぁぁ!?ぞんびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?ぞんびぃぃぃぃぃ!?ぞんびぃぃぃぃぃ!?ねぇ!なんでなんでなんでなんでぇぇぇぇぇ!?えりーちかぁ!もうやらぁ!おうちかえりゅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!〛
絵里が何やら幼児退行を起こして騒いでいる様ですが、まぁとりあえずは絡むのがめんどくさいので放置で良いですね。
紫色の“繭”から出て来た、腐肉を滴らせながら佇んでいる“アレ”が何なのかはさておき、確実に私達の敵である事は確定事項です。
あの見た目で“私♪無害なゾンビなの♪力を合わせて頑張りましょう♪”とか言われても微塵も信用なりませんし。
なので…
「出て来て早々申し訳ありませんが!その土手っ腹に風穴を空けて差し上げます!!!」
私は乗機である“アルテミスガンダム”が右手に構えている大型ビームスナイパーライフルの引き金を引きます。
銃口から放たれた緑色の高出力ビームは、紫色の“繭”という遮るモノがなくなった大型ゾンビ(仮)へと襲い掛かります。
そして、私の宣言通りに大型ゾンビ(仮)の土手っ腹に風穴を空けました。
モビルスーツは大抵の場合、胴体部分にコクピットがあります(一部例外もありますよ♪)。
なのであのように土手っ腹に風穴空けてしまえば、大抵の場合はパイロット死亡で撃墜判定になるのですが…。
〚ねぇ?なんかアレ、普通に動いてるわよ?〛
真姫の言うように、本来ならばコクピットがあったであろう胴体部分を貫いたにも関わらず、平然と動いています。
「ゾンビだからあの程度では死なないのでしょうか?」
〚死なないって…そもそもゾンビって死んでるから死なないモノなんじゃないの?〛
「あぁ、そう言えばそうですね。腐った死体が動き回るからゾンビなのであって、死体じゃなければ普通に人間ですからね。」
〚ねぇ!ねぇねぇねぇ!!!なんで2人ともそんなに冷静なの!?アレ!ゾンビよ!ゾンビ!ゾンビなのよ!〛
「そうですね。」
〚そうね。〛
〚だーかーらー!なんで2人ともそんなに冷静なのよぉぉぉぉぉ!?〛
おや?いつの間にか絵里の幼児退行が解けていますね。
一通り騒いで落ち着いたのでしょうか?
まぁまだ騒いではいますが…。
そんな絵里は“なんで冷静なのよー!”と騒いでいますが、“なんで冷静なのよー!”って言われても困りますね…。
ゾンビ…所謂“屍鬼兵”は割とメジャーな怪異ですから、大して珍しいモノではありませんよね?
よく外道に堕ちた術師連中が土葬のお墓から死体を掘り返して低級霊を取り憑かせてリサイクルしてますし。
外法術師を一人見たら屍鬼兵が十体は居ると考えた方がいいんですよね。
「そもそも絵里だって屍鬼兵の一体や二体見たことあるのではないですか?」
絵里はドMでドMでドMな変態ですが、あぁ見えても“綾瀬流緊縛術”という名の非常に怪しい縄術を扱う一族の縄師です。
私の家の“護国園田流”同様に、長い歴史を持つ絵里のところの“綾瀬流緊縛術”も“氣”を操り身体強化したり技に応用したりする裏の流派の一つっぽいです。
ならば当然、絵里も屍鬼兵の一匹や二匹くらいは見たことがあるはずです。
〚見たことあるし戦ったこともあるけどゾンビとかお化けとか幽霊とかはえりーちかはらめぇなのぉぉぉぉぉぉ!!!!!!こわいのきらぁぁぃぃぃ!!!〛
あー、はいはい。
なんかまた幼児退行をしてしまいましたね。
えりーちかちゃんはいい子ですねー。
「とりあえず絵里は使い物にならない様なので、私と真姫でアレを黄泉送りにしてあげましょう。」
〚りょーかい。って言うか、絵里のこと放っといていいの?〛
「いいのではないですか?絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”なら余程の攻撃力がある機体でなければ、あの装甲を貫けないでしょうから。あのまま放っておいて例えば囲まれてフルボッコにされても平気ですよ。」
見た目が完全にゾンビなあの“大型ゾンビ(仮)”の主な攻撃手段は、どうせ殴る蹴るくらいしか無いでしょうし。
たかが腐った死体程度の打撃攻撃で絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”にダメージを与えられるのならば逆に見てみたいくらいです。
そんな事を呑気に考えていると、件の大型ゾンビ(仮)がこちらへと顔を向けました。
そしてボタボタと腐肉を滴らせながら、口(?)をパカリと開き……
ヴォォォォォォォォ!!!!!!
思わず耳を塞ぎたくなる様な絶叫と共に、口内から禍々しい紫色の閃光が放たれました。
「はい?」
〚ゔぇえ!?〛
大型ゾンビ(仮)から放たれた紫色の閃光は、“お化けこわ〜い♪”とあたふたしているえりーちかちゃん(18才♀)の“トールギス・ヴァルキュリア”へと直進して行きます。
〚ちょ!絵里!前!前!〛
〚ちかぁ?〛
真姫の声に反応して、えりーちかちゃん状態の絵里はようやく自分に向かって紫色の閃光が放たれた事に気付いた様です。
あれだけ“お化けこわ〜い♪”と騒いでいたクセに、反射的に“トールギス・ヴァルキュリア”が手にした大型シールドを前方へと構えて防御体勢を取りました。
直後、“トールギス・ヴァルキュリア”が構えた大型シールドへと“大型ゾンビ(仮)が放った”紫色の閃光が直撃。
“トールギス・ヴァルキュリア”の大型シールドはその硬さを遺憾無く発揮して紫色の閃光を弾いて行きます………が、ここで予想外の事態がえりーちかちゃん状態の絵里を襲いました。
紫色の閃光を受け止めていた“トールギス・ヴァルキュリア”の大型シールドの表面がプスプスと煙を出しながら溶け始めたのです。
〚ぴぎゃ!?〛
えりーちかちゃん状態の絵里はその光景にまたしても謎の鳴き声(?)をあげて驚いていますね。
イヤ、まぁ実際にびっくりです。
絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”は皆さんご存知の通り、その防御力は他の追随を許さない程に圧倒的です。
何せ某北の大国の謎技術で作られた謎のガンプラバトル用超合金“超合金ロシアンニューZ”が装甲材として使われていますので。
“超合金ロシアンニューZ”と言う名前の時点でアレですが、そこからさらにガンプラバトル用超合金と言うのがこれまた突っ込みどころ満載ですね……まあ今回はあえてそこは無視しておきましょう……。
もちろん、その突っ込みどころ満載のガンプラバトル用超合金“超合金ロシアンニューZ”は現在進行形で溶かされている“トールギス・ヴァルキュリア”の大型シールドにもふんだんに使われています。
使われていると言うよりも、むしろあの大型シールドは突っ込みどころ満載のガンプラバトル用超合金の“超合金ロシアンニューZ”だけで作られいたハズです。
そんな突っ込みどころ(以下略)で作られた“トールギス・ヴァルキュリア”の大型シールドが溶けるなんて今まで見たこともありません。
これはあの大型ゾンビ(仮)に対する評価を改めなければいけませんね。
「真姫!絵里!一度後退して態勢を立て直します!」
私の判断は一瞬。
即座にこの場からの撤退を選びました。
私が撤退の判断を下すと丁度良い事に、大型ゾンビ(仮)の口内から放たれていた紫色の閃光も止まってくれました。
今がチャンスですね。
「真姫!私がアレを牽制します!そこのえりーちかちゃん状態の絵里を引っ張って先に後退しなさい!」
私は撤退の判断を下すと、続け様に真姫へと恐怖の余りにもえりーちかちゃん状態に退化している絵里を連れて先に後退する様に促します。
同時に私は手にしていた大型ビームスナイパーライフルを“武装領域(ウェポン・ストレージ)”内へと収納し、代わりにバックパックからGNビームピストルⅡを取り出して左右それぞれの手に持たせました。
そのまま左右それぞれのGNビームピストルⅡの銃口を大型ゾンビ(仮)へと突き付けて引き金を引き絞ります。
シュパパパパパパパッ!と軽快な発射音を響かせながら、GNビームピストルⅡから大量のビーム弾が放たれ始めます。
GNビームピストルⅡから放たれ続けるビーム弾は大型ゾンビ(仮)の腐肉へと次々に突き刺さり、着弾した場所の腐肉を派手に撒き散らしていきます。
穴だらけ。
そんな表現がぴったり合う程度には大型ゾンビ(仮)のあちこちはビーム弾に穿たれていますが、それでも一向に倒れる様子はありません。
倒れるどころか大型ゾンビ(仮)ゆっくりと大股でこちらへ向かって歩き始める始末です。
GNビームピストルⅡのビーム弾が着弾して弾け飛んて行く腐肉が、ビチャビチャと不快な音を鳴らして地面に落ちる…。
そんな生理的に不快な音と共にこちらへと歩き出す大型ゾンビ(仮)。
これはもう本格的にガンプラじゃありませんよね?
これってガンプラバトルでしたよね?
私はガンプラには詳しくありませんが、あの様なゾンビなガンプラってあるんでしょうか?
憎々しくそう思っていると、視界の端で真姫の“紅姫”が手にしていた刀を腰の鞘へと納めて、えりーちかちゃん状態の“トールギス・ヴァルキュリア”の首根っこを引っ掴んで引き摺りながら後退し始めていました。
〚ちょっと絵里!重いから自分で歩いてよ!〛
〚ちっかぁ!ちかちか!!!〛
〚なんなのよ!その鳴き声は!ナニ言ってるのかわかんないし!ほんっと!イミワカンナイ!〛
何時もの決めセリフ(?)を吐き捨てながら、真姫の“紅姫”は重そうにえりーちかちゃん状態の絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”を引き摺っていきます。
“トールギス・ヴァルキュリア”は例の謎の超合金“超合金ロシアンニューZ”を使っているだけはあってかなりの重量です。
そりゃ重くて当然ですね。
それでも真姫の“紅姫”はえりーちかちゃん状態の絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”を引き摺って後退して行きました。
二機が後退した事を確認すると、私は右手側のGNビームピストルⅡをバックパックへと戻し、空いた右手で今度は腰から愛刀である“妖刀 嫁斬丸”を引き抜きます。
そして“妖刀 嫁斬丸”にGN粒子を纏わせ、一気に地面へと突き刺します。
「護国園田流!爆砕陣!!!」
地面へと突き刺した刀を起点として衝撃波が発生し、一気に大地を駆け抜けて行きます。
今回の荒廃都市型のバトルフィールドのボロボロになったアスファルトの地面はその衝撃波によってめくれ上がり、もうもうとした粉塵が辺り一面を包み込みました。
私は地面から“妖刀 嫁斬丸”を引き抜くと、その巻き起こった粉塵に紛れて一気に“アルテミスガンダム”を後退させて行きます。
しばらくは後方を確認しながらの後退でしたが、一向にあの大型ゾンビ(仮)が追撃して来る様子はありません。
(この様子ならば大丈夫そうですね。)
そう心の中でひとりごちた私は、後方への警戒を止めて先に後退して行った真姫とえりーちかちゃん状態の絵里に合流するべく速度を上げます。
真姫の“紅姫”とえりーちかちゃん状態の絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”が後退して行った方向へとしばらく機体を走らせていると、視界の中に刀を大量に携えた赤い見覚えのあるモビルスーツが見えて来ました。
真姫の“紅姫”ですね。
私があちらの姿を確認するとほぼ同時に、あちらもこちらの姿を確認した様で、真姫から通信が入ります。
〚そっちも無事に逃げて来れたみたいね。〛
「えぇ。ですがほとんど抵抗らしい抵抗は無かったので、これと言って大変だった…というワケではありませんでしたが。」
あの大型ゾンビ(仮)はただゆっくりと歩いこちらへと近付いて来ていただけでしたからね。
あの様子ならば、GNビームピストルⅡでの牽制も必要無かったかもしれません。
「絵里は……あぁ、まだダメっぽいですね。」
真姫と話しつつも、私は真姫と共に先に後退して来ていた絵里の様子を確認します。
絵里の“トールギス・ヴァルキュリア”は地面に大型ランスと大型シールドを放り投げて、器用に膝を抱えて体育座りをしていました。
ガンプラの構造上、体育座りなんてできないのでは…?と脳裏を過ぎりましたが、まぁえりーちかちゃん状態の絵里なら割と何でもアリなので気にしない事にしておきましょう。
〚で?アレ、どーするの?〛
「えーっと…どーしまょうか?」
〚ちかぁ?〛
コレ(えりーちかちゃん状態の絵里)もどーしまょうか?
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も閑話の予定です。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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