ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
HGでヴァサーゴとアシュタロンが発売されそうで嬉しい限りなQooオレンジでございます。
ガンダムアシュタロン・ハーミットシザースも発売されたらそれを使って希さんのドム・ハーミットを作りたいなぁ…とワクワクしております。
今回は幕間となります。
それでは 幕間「剣鬼①」 始まります。
5月の連休中に私の家が保有する南の島の別荘を利用した合宿が終わって1週間。
作中ではたった数日間の出来事なんだけど、リアル時間だと実は五年近くも合宿回を連載していた驚愕の事実にようやく気付いた今日この頃。
私、西木野 真姫はいつもみんなで集まるアミューズメントセンター音ノ木坂店じゃなくて、音ノ木坂から少し離れた場所にある別のアミューズメントセンターへと足を運んでいたわ。
ここまで読んでいて初見の人ってそうそう居ないとは思うけど、一応は今回誰の一人称視点なのかってコトを言っておこうかしら?
改めて…今回はこの私、西木野 真姫の一人称視点で話を進めて行くからそのつもりで居てね?
最近はずっと海未の一人称視点での話ばかりだったから、私視点での話はちょっと新鮮な感じかしら?
ちなみに私たち“μ's”メンバーで誰が一番一人称視点をやり辛いかって言うと、実は希のヤツらしいわよ。
何でもあの怪しい話し方が中々に書きづらいらしくて、それを全編通して一人称視点で書くのは厳しいって事っぽいわ。
次点で穂乃果もやり辛いみたい。
最初の頃はここまで知能指数が低くなる予定じゃ無かったらしいけど、気付けば穂乃果と書いてアホと読める程度には知能指数が急降下しちゃって、穂乃果の一人称視点で書くと全編通して平仮名になっちゃうかも?って感じらしいわ。
イミワカンナイ。
逆に“μ's”メンバーで一番一人称視点を書きやすいのは、みんなの想像通り海未って話だわ。
コレはダントツで海未の一人称視点の話が多いから丸わかりよね。
ゴメン、話が少し逸れちゃったわね。
まぁこのまま裏話的なメタい話で終わらせちゃおうかしら?とか思っていたんだけど、流石にそれはダメよね?
はぁ…仕方ない。
観念して話を元に戻すわ。
えーっと、ドコまで話したかしら?
あぁ、そうそう。
いつもみんなで集まるアミューズメントセンター音ノ木坂店じゃなくて、別のアミューズメントセンターにやって来たって辺りまで話たのよね。
それで、どうして私がいつものアミューズメントセンター音ノ木坂店じゃなくて、別のアミューズメントセンターにやって来てのかって言うと…
「あっ!やっと来たわね!マッキー!こっち!こっち!」
入口の自動ドア付近でドヤ顔でこちらへと手をブンブンと振っている金髪癖毛のツインテール娘に“一緒にバトルロイヤルやりましょ!”って誘われたからなのよ。
こっちに手を振っている金髪癖毛のツインテール娘の名前は“仁村 羽生(にむら はねい)”。
ひょんなことから知り合いになって、何だかんだでいつの間にか友達(?)になった子。
なんで友達(?)なのかって?
そ、それは…ほら…あれよ………と、友達とか…よくわかんないから…。
花陽や凛とはたぶんもう友達なんだろうけど、私って他の子と堂々と“友達!”って胸を張って言えるようなタイプじゃないし。
だから友達(?)。
でも…お誘いされて遊びに来たらもう友達(?)の(?)を取っちゃってもいいのかしら?
うん。
やっぱりよくわかんないわ。
ほんと、イミワカンナイ。
それで、その羽生に誘われてバトルロイヤルに参加するためにこんな辺鄙な(ぶっちゃけ音ノ木坂の方が辺鄙なんだけど)トコに来てあげたの。
それはそうと…
「ちょっと、人前で大声でマッキーって呼ばないでよね。恥ずかしい。」
マッキーなんて呼ばれたらドコかのロリっ娘な婚約者にデレデレな頭バエルと同じになっちゃうじゃない。
冗談じゃないわ。
「えー!可愛じゃない!マッキーって!ほら!なんかミッ◯ーみたいで!」
「一応伏字にしてるけど、その某世界で1番有名なネズミのキャラクターの名前出すと色々と不味いから止めてよね。」
あの会社にケンカ売るとめんどくさいじゃ済まないから正直関わりたくないわ。
「それじゃマキマキとか?」
「ソレはソレでなんかイヤね…。」
「うーん?ならマッキン?」
「ソレはなんかイミワカンナイから止めて。」
「むぅ。ワガママねー!」
「ワガママって…はぁ…もうマッキーでいいわよ…」
なんかもう“マッキー”が1番マトモな気がするし。
そもそも普通に“真姫”って呼べばいいのに。
「ほら!そんなコトより!早くバトルロイヤルの出撃登録しちゃいましょ!」
私がため息をついていると、羽生が私の背中を押しながら急かすように言ってきたわ。
「別に急がなくても大丈夫じゃない?」
羽生に背中を押されながら腕時計をちらりと見ると、まだバトルロイヤルの出撃時間まではちょっとあるっぽいわ。
羽生にも言ったけど、別に急がなくても大丈夫よね?
「急がなくても大丈夫だけど登録くらいなら先にやっちゃってもいいじゃない!そうしたら出撃時間までおしゃべりできるし!」
「おしゃべりって…」
なんかソレってちょっと“友達”っぽいわね。
「し、仕方ないわね。そこまで言うならもう出撃登録してあげるわ。」
「はいはい。ツンデレおつ。」
「誰なツンデレよ!」
「ほらー!行くわよー!」
「って!人の話聞いてるの!?」
「聞いてなーい♪」
「はぁ!?そこは普通に聞きなさいよね!ってか背中押さないで!」
「マッキーが遅いからでしょ!ホラ!ホラ!」
「きゃ!?ちょっと羽生!?」
そんなコトを話しながら、私は羽生に背中を押されて出撃登録をするためにアミューズメントセンター内のガンプラバトル専用のカウンター…通称“GPカウンター”へとやって来たわ。
目の前のGPカウンターでは背の高い若いっぽい男の人が出撃登録をして貰ってるみたい。
ソラのヤツと同じくらいの年頃かしら?
私たちの世代って男の人はもうほとんど居ないからちょっと珍しいわね。
あの背の高い男の人の登録が終わったら私も出撃登録して貰わないと…って思っていたら…
「ほーら!マッキー!早く登録しちゃって!」
羽生のおバカが私の背中をグイグイと押し続けて来たの。
羽生は私より背が低いから、私の後ろからじゃ前に男の人が居るのが見えてないみたい。
「だから待ってって言ってるでしょ!前に人が居るんだから押さないでよ!」
私は慌てて脚に力を込めて踏み止まろうとしたんだけど、ソレよりも早く羽生のおバカが体当たり気味にさらに強く背中を押して来ちゃったの。
「問答無用!うりゃ!!!」
「きゃっ!?」
「おっと。危ない危ない。」
私は羽生に押される形で目の前で出撃登録をして貰っていた男の人にぶつかっちゃったわ。
でもぶつかる寸前、男の人はくるりとこちらを向いて両手でガシッと私の両肩を掴む形で受け止めてくれたの。
「ごめんなさい。後ろのバカが押して来て…」
私は受け止めてくれた男の人を見上げたんだけど…
「っ!」
こちらを見下ろしている男の人の目を見た途端に身体に得も言えない悪寒が走り抜けたの。
私は咄嗟に身体中に剣気を流し込んで身体強化をしてその場から飛び退いたわ。
「ほう…。ただの女童だと思ったが、多少の心得があるようだな。その剣気の流れの癖は護国の剣士か?」
「………そうよ。悪い…。」
剣気の流れの癖?
そんなの知らないけど、私が護国園田流を習ってるってコトを簡単に見抜かれちゃってるコトに私の警戒度はさらに一段高くなったわ。
って言うか…
「“女童”って確か小さいな女の子って意味よね!悪いけど私!そこまで小さくないんだけど!!!」
「そうか?だが…ふむ。まぁ俺から見たらやはりまだまだ“女童”だな。」
はぁ?ナニよ!コイツ!
めちゃくちゃ失礼なヤツ!
刀持って来ていたらぶった斬ってやってたわ!
そう思いながら意趣返しとしてほんの少しだけ視線に殺気を込めると、まるでソレに反応するかのように目の前の男の人からは濃密な殺気が溢れ出して来たわ。
本気の海未(リアルバトル時)に匹敵する濃密な殺気に気圧されて、私は思わず一歩下がってしまったの。
コイツ、ヤバいヤツだわ。
海未みたいにニンゲンの皮を被ったナニか…完全に“あちら側”の人間だわ。
ま、まぁ最近は私も相当に“あちら側”に足を踏み入れちゃってる気もしないでもないけど…。
うん。
きっと気のせいね。
私は“まだ”普通の人間だわ。
それはそうと…。
「公共の場でそんなに殺気をダダ漏れにするなんて、随分と躾がなってないのね。」
「ふむ。先にこちらに殺気を飛ばして来たのはそちらだったハズだが?」
「うっ!そ、それは…」
そうだったわ。
先にコイツぶった斬ってやる!って思って殺気飛ばしたのはこっちだったわ。
「まぁいい。それで?そこの女童の影に隠れて居るのは仁村姉か?珍しいな。お前が草太や大地と別行動しているのは。」
相手の言葉に狼狽えていると、目の前の男の人は私の背中に隠れていた羽生に声を掛けたの。
ってかコイツ、羽生の知り合い?
私はてっきり、ヤバいヤツだから怖くて隠れてるって思ったんだけど…違ったってコトかしら?
男の人に声を掛けられた羽生は不承不承と言った感じで私の背中から出て来たわ。
「えーっと…トーモデス、ハイ。」
「羽生、この人と知り合いなの?」
「ハイ。シリアイデス。センパイデス。」
何故に片言?
そう思っていると、羽生はまた私の背中に隠るように後ろへと近寄って来ると、耳元で囁き出したの。
(マッキー!この人!ヤバい人よ!)
(ソレはわかってるけど…)
コレだけの殺気を巻き散らせるヤツがヤバくないなら、海未だって普通に一般人枠だわ。
と言うか、私としてはこの殺気に満ちた空間で平然としている羽生も十分にヤバいヤツ枠だと思うんだけど?
あれかしら?
たまに居る妙に感覚の鈍いヤツ?
「って言うかセンパイ?」
「そ、センパイ。」
「センパイ…羽生、アンタって確かUTX高校のチーム“A-RISE”のメンバーって言ってたわよね?」
「うん。」
なら…もしかして…
「この人も“A-RISE”のメンバーだったりするの?」
「うん。私とおんなじ1軍メンバー。」
「“A-RISE”の1軍メンバー…」
コレは…妙な所で妙な人に出会っちゃったわね。
「その女童は羽生の知り合いか?」
「知り合いじゃなくて友達よ!友達!」
「お前…友達居たんだな…。」
「居るわよ!友達の1人くらい!ひ、1人しか居ないけど…!」
「羽生…アンタ、先輩にも友達いない子だって思われてたの?」
「ちょっ!待って!待って!お願いだからなんか可哀想な子を見る目で見ないで!?ってかマッキーだって絶対に私以外に友達居ないでしょ!」
「居るわよ!アンタの他に2人は確実に友達って言ってもいいヤツが!」
さっきも言ったけど花陽と凛は確実に友達だわ!
「居るの!?友達!?ズルい!私にも友達ちょーだい!」
「あげないわよ!ってか友達ってあげたり貰ったりするもんじゃないでしょ!?」
「ケチ!」
「そう言う問題じゃないでしょ!イミワカンナイ!」
例の推定ヤバいヤツ枠な男の人をそっちのけで私と羽生がキーキーと騒いでいると、その推定ヤバいヤツ枠な男の人がため息をつきながら顔を突き合わせてわめき合っている私と羽生の頭を掴んで来たわ。
そして…
「喧しいからいい加減にしろ。」
さっきよりも濃い殺気をぶつけて来たの。
私は思わずゾッとしちゃって黙っちゃったわ。
でも、羽生のヤツはまだ騒いでるのよ。
この殺気をぶつけられて平然としてるとかやっぱり羽生も十分にヤバいヤツ枠だわ。
「ちょっとセンパイ!女の子の頭をむんずー!って掴むとか止めて下さい!」
「お前も女童だから問題ないだろ。」
「問題あるし!ってかその女童ってのもなんか小バカにされてるっぽいから止めて下さい!」
「はぁ…やれやれ。相変わらず姦しい女童だ。」
「だーかーらー!その女童ってのやめれー!」
「女童に女童と言って何が悪い?」
「女童ちゃうわ!レディよ!レディよ!!!」
「ふむ?そのレディとやらはドコにいるのやら?俺にはさっぱり見えないな?」
「目の前に居るでしょ!目の前に!この距離で見えてないとか眼科に言って目玉交換して貰ったらいいのよ!」
「目玉はおいそれと交換出来るモノではないだろ?」
「むっきー!なんかその“コイツ、バカなんじゃない?”って目がめっちゃムカつくーーー!!!」
羽生のヤツ、最初は萎縮してたみたいだけど、いつの間にめちゃくちゃフランクに暴言吐きまくってるわね。
あとよくコレだけ濃い殺気の中で普通にしてられるわね。
悪いけどこっちは気が気じゃないわよ。
本気で刀持って来なかったコトを後悔しちゃうわ。
ソレはそうと…
「ねぇ、いい加減に人の頭から手を離して欲しいんだけど?」
私はさっき身体に流した剣気を炎気に変換して、推定ヤバいヤツ枠な男の人の手を軽く炙ってやったわ。
すると、人の頭の上に手を置いていた推定ヤバいヤツ枠な男の人は私の頭からは手を離してくれたわ。
「これは失礼した。ただの女童かと思えば属性変換までは使えるか。これは少しは楽しめそうだ。お前たちも次のバトルロイヤルに出るのだろ?ほれ、早く出撃登録しないと登録締め切りになるぞ?」
推定ヤバいヤツ枠な男の人はそう言うと、ニヤリと不適に笑い、GPカウンターを指差したわ。
コイツも次のバトルロイヤルの出るのね。
まぁさっき登録して貰っていたっぽいから当然よね。
「羽生。さっさと登録して出撃するよわ!コイツをぶった斬ってやるんだから!」
リアルバトルだと多分、私じゃコイツにはまだ勝てない。
でも、ガンプラバトルでなら別よ!
私と“紅姫”でこの失礼千万な推定ヤバいヤツ枠なヤツをぶった斬ってやるんだから!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も幕間の予定です。
幕間が終わったらようやく予選大会が始まる…始まる…始まるかなぁ…
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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