ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
冬に向けた薪ストーブの為の薪割りで筋肉痛で身体中が痛いQooオレンジでございます。
薪割りダイナミック!
今回は幕間となります。
それでは 幕間「剣鬼④」 始まります。
バトルロイヤルに出撃してどれくらい時間が経ったかしら?
私と羽生と私の2人は順調に撃墜数を稼いで行ったわ。
もう順調過ぎて逆に怖いくらいよ。
2人合わせて撃墜数が50(ザコモブのハイ・モックも合わせて)を超えようとした頃、ついに“ソレ”はやって来たわ。
〚派手に暴れている輩が居ると思えば羽生のデカブツと、そこの紅い刀使いは先程の女童か。〛
道すがら、辻斬りのように進路上のモビルスーツたちを斬り裂きながら、例の失礼なヤバいヤツはやって来たわ。
相変わらず失礼な事を言いながら。
例の失礼なヤバいヤツは赤い関節のシンプルなガンダムタイプのモビルスーツ…確か“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”とかって名前のモビルスーツの右手に見るからに禍々しい黒い刀身の刀を握っていたわ。
あの刀から感じる圧力?プレッシャー?みたいなモノ、何だか海未がガンプラバトルの時に使ってる“妖刀 嫁斬丸”とかってフザケた名前の刀に似てるわね。
同系統の刀…いわゆる妖刀ってヤツかしら?
炎刀化させるといつも刀が折れたり砕けたりしてる私からしたら、“特別な刀”なんてモノを使っている連中は羨ましい限りだわ。
〚うげっ!?センパイ来たし!〛
私が禍々しいプレッシャーを放つ漆黒の刀を見ながら、“特別な刀”の持ち主たちに軽い嫉妬心を覚えていると、今回の相棒である羽生がスゴくイヤそうな声で例の失礼なヤバいヤツの呟きに反応を返していたわ。
って言うか“うげっ!”なんて女の子が言っちゃダメなヤツなんじゃないの?
少なくとも私は言わないわね、
まぁどうでもいいけど。
それよりも…
「ちょうどザコばっかりで飽き飽きしていたのよ。」
私は炎刀化させた刀を例の失礼なヤバいヤツの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”へと突き付けてそう言い放ったわ。
元々、この失礼なヤバいヤツは探してぶった斬ってやるつもりだったから、ここで出会えたのはちょうど良かったわ。
〚やれやれ。羽生に負けず劣らず随分とじゃじゃ馬なようだ。少しは殺気を抑えたらどうだ?〛
「抑える必要なんてある?だってアンタを斬り殺したくてウズウズしてるのよ?」
〚ふん。全くもって物騒な事だ。〛
失礼なヤバいヤツは余裕綽々といった雰囲気で、禍々しい漆黒の刀を構えるでもなく泰然と佇んで居るわ。
その様子がコチラを舐めているかのようで腹立たしいったらありゃしないわね。
まぁ実際にコチラを下に見て舐めているんでしょうけど。
確かに剣士としてはたぶん私の方が下よ。
でも、ガンプラバトルでなら剣士としての技量を機体の性能差でいくらでも埋めれるわ。
行けるわ。
私と“紅姫”なら!
強く炎刀を握り締め直すと、私は牽制の技を放つために炎刀を振り抜いたわ。
「護国園田流!剣衝!“緋燕”!!!」
放つは“剣衝 緋燕”。
私が最も得意とする炎の燕を放つ剣衝技。
技の出も速く追尾性も高いお気に入りの技よ。
炎刀から解き放たれた炎の燕は炎翼を羽ばたかせて、弧を描きながら例のヤバいヤツの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”へと突撃して行ったわ。
〚ちょっ!?マッキー!?戦うつもりなの!ダメダメ!センパイはヤバいって!〛
「はぁ!?ナニ言ってるのよ!戦うに決まってるでしょ!ほら!アンタもさっさと攻撃しない!」
〚イヤイヤイヤイヤイヤ!ムリムリムリムリ!切られてオシマイだから!〛
「斬られる前に斬るから大丈夫よ!」
〚大丈夫ばないしぃぃぃぃぃ!?〛
ナニやら怖気付いた羽生と私がわちゃわちゃと話している間に、“剣衝 緋燕”の炎の燕は“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”へとたどり着こうとしていたわ。
まさかただの牽制の一撃で墜ちたりはしないわよね?
ソレならソレでバトルロイヤルが終わったら小バカにして笑ってやるわ。
そんな私の思惑を嘲笑うかのように、例のヤバいヤツの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”はゆらりと漆黒の刀を無造作に振り払ったの。
その1振りだけで“剣衝 緋燕”の炎の燕は真っ二つに斬り裂かれて霧散してしまったわ。
〚護国の剣衝技か。多少は使えるようだが、粗が多過ぎる。〛
「はぁ!?粗が多いって!アンタねぇ!」
例のヤバいヤツの“粗が多過ぎる”と言うその一言に私はカチーンと来てしまったわ。
そんなコト!海未にだって言われたコトないわよ!
〚ほれ。どうした?今の小鳥だけで終わりか?〛
例のヤバいヤツはさらに私の“剣衝 緋燕”を“小鳥”と称して小バカにして来やがったわ。
私は怒りのままに炎刀に剣気を込め直し、再び炎刀を振るったわ。
「教えてやるわ!“小鳥”がどれだけヤバいかを!!!」
アンタは知らないだろうけど、うち(μ's)の“小鳥”はアンタよりもヤバいのよ!
ヤバ過ぎて“小鳥”を通り越して“狂鳥”なのよ!
何だか言ってる事がかなり脇道にそれまくっている気もしないでもないけど、“小鳥”がヤバいのは“ガンプライブ!”では常識中の常識だから問題ないわね。
「“小鳥”に貪られてオヤツにでもなりなさい!剣衝!“緋燕・六連”!!!」
炎刀に込めた大量の剣気を一気に解き放ち、一度に6匹の炎の燕を放ったの。
さらに振り抜いた炎刀を脇構えの型で構え直すと、“紅姫”の背面のスラスターを一気に噴射させて突っ込んだわ。
6匹の炎の燕を従えての突撃。
6匹の炎の燕に対処したとしても、直後に“紅姫”からの攻撃が届くわ。
コレならヤれる…と、確信に近い思いで突撃し続ける私の目の前で、例のヤバいヤツの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”は再びゆらりと漆黒の刀を振るったわ。
円月状に振るわれた漆黒の刀身は6匹の炎の燕をまるで撫でるようになぞり、一瞬で6匹全てを斬り裂いてしまったの。
さらに返す刀で“紅姫”が振るった炎刀へと漆黒の刀を打ち付けて来たわ。
腕に伝わる強い衝撃。
瞬間、“紅姫”が握っていた炎刀は刀身の半ばから折れてしまったの。
(折れたり!?ずっと炎刀化させていたから、刀の耐久値が限界だった!?)
目の前で折れた刀を見てそう判断した私は、咄嗟にスラスターを逆噴射させて“紅姫”を後退させたの。
“紅姫”を後退させながら、握り締めていた折れた刀の柄を目の前の“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”へ向けて投げつけてやったわ。
〚手癖の悪い女童だ。〛
例のヤバいヤツの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”は左手で煩わしそうに私の投げつけた折れた刀の柄を払い除けていたわ。
「うるさいわね!」
私はそう言い放ちながら、腰から予備の刀を引き抜いて瞬時に炎刀化させるわ。
そして後退させた“紅姫”の背面スラスターを再度噴射させて制動を掛けると、炎刀化させた刀を頭上に掲げて最上段の構えを取ったの。
「大技!行くわよ!!!」
最上段に構えた炎刀は剣気を燃料にして激しく炎を噴き上げ始めるわ。
「護国園田流!剣衝!“巫炎(かむろ)”!!!」
炎刀から激しく噴き上げた炎は球状に渦巻き、巨大な炎の球体へと成長。
“紅姫”が炎刀を振り下ろすと、ソレを合図に巨大な炎球は真っ直ぐに“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”へと凄まじいスピードで放たれたの。
「まだ終わらないよ!剣衝!“緋燕・六連”!!!」
さらに剣気を炎刀へと流し込み、炎刀を振り上げながら再び6匹の炎の燕を解き放ったわ。
“巫炎”と“緋燕・六連”の連続攻撃。
一気にエネルギーを消費しちゃったけど、コレだけの攻撃に晒されたら流石にさっきみたいのらりくらりとやり過ごすコトなんて出来ないハズよ。
何かしらの剣気を纏った大技を使って払い除けるくらいしか出来ないわ。
少なくとも私ならそうするわ。
でも、私の思惑はあっさりと打ち破られたの。
例のヤバいヤツの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”は巨大炎球を唐竹割りで真っ二つ斬り裂くと、追撃して来た6匹の炎の燕をさっきの焼き直しのように撫で斬りにして霧散させてしまったわ。
6匹の炎の燕が撫で斬りにされて霧散すると、遅れて真っ二つに斬り裂かれた炎球の成れの果てが爆散。
真っ赤な爆炎が悠然と佇む“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”とその右手に握られた漆黒の刀を照らしたわ。
〚もぅ!だから言ったじゃん!センパイはヤバいって!!!〛
あっけに取られていた私に対して、一連の攻防を少し離れた位置で見守っていた羽生が再び騒ぎ出したわ。
〚どうした女童?それで終わりか?〛
例のヤバいヤツのつまらなさそうな呟きを聴きながら、私は改めて目の前の剣士が私よりも上位の剣士だと言う事を実感してしまっていたわ。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も幕間の予定です。
幕間が終わったらようやく予選大会が始まる…始まる…始まるかなぁ…
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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