ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
体調不良なQooオレンジでございます。
しばらくは短いお話になるかもしれません…
ご了承下さいませ。
今回は幕間となります。
それでは 幕間「剣鬼⑤」 始まります。
〚貴様は少しばかり技に頼り過ぎだな。〛
“剣衝 巫炎(かむろ)”と“剣衝 緋燕・六連”をあっさりと斬り裂いて霧散させた失礼なヤバいヤツは構えていた黒い刀身の刀を下げるとドコか残念そうな声色でそう言って来たわ。
〚剣筋自体は悪くは無いのだ。少しは技に頼らずに刃を振るってみろ。刀は“斬る”為の道具なのだぞ?〛
そして今度はまるで弟子に教えを説く師のようにこちらへ向かって言って来たの。
偉そうな言い方にまたちょっとキレそうになったけど、私は一応は耳を傾けたわ。
“技に頼らずに刃を振るえ”
つまりは剣衝技を使わないで剣戟だけで挑んで来いってコトよね?
どうする?
あの失礼なヤバいヤツの言う通りに剣衝技を使わないで剣戟だけで挑んでみる?
でも剣の腕自体は悔しいけどアイツの方が上だわ。
さっきの“剣衝 巫炎”と“剣衝 緋燕・六連”を撫で斬りにしてあっさりと霧散させたの…あんな真似は私にはまだ出来ないわ。
剣気の流れを正確に把握して、技の核となる部分を断ち斬らないとあんな真似は出来ないと思うの。
剣気の流れを読むコトくらいなら私にも出来るとは思うけど…。
〚どうした女童?怖気付いたのか?〛
逡巡する私にアイツはまるで挑発するかのように言葉を続けて来たの。
“怖気付いたのか?”と…。
〚やれやれだな。ようやく手に入れたこの刀の試し斬りの相手には丁度いいと思ったのだが、この程度で怖気付くとはどうやら俺の思い違いだったようだ。やはり女童はどう足掻いてもただの女童だな。〛
その失礼な物言いに今度こそ私は一気に頭に血がのぼり、気付けば“紅姫”のスラスターを全力で噴射させて炎刀を振りかざしヤツに斬り掛かっていたわ。
「うるさいわねっ!!!」
普段の私なら次の動きに繋げられる様に斬撃を放っていたけど、完全に頭に血がのほってしまった今の私はそんなコトは微塵も考えないで、ただただ感情の赴くままに全力で炎刀を振るってしまったの。
海未には散々刃筋を立ててちゃんと斬りなさいって言われていたけど、そんな基本的なコトすらもすっかり頭の中から抜け落ちていたわ。
ソレがいけなかったみたいで…
「っ!?」
“紅姫”が全力で振り抜いた炎刀は相手の黒い刀身の刀で受け止められた瞬間にあっさりと折れて砕けてしまったわ。
その光景に一瞬だけ硬直してしまう私。
けど硬直は本当に一瞬だけで、すぐに折れた刀の柄を手放して腰から新しい刀を引き抜こうとしたんどけど、ソレよりも早く目の前の“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”が動いたの。
〚そら、胴体がガラ空きだぞ。〛
失礼なヤバいヤツの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”はそう言うと、私の“紅姫”の胴体へと足裏を押し付けるように蹴りを放って来たわ。
足裏で蹴られた“紅姫”は“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”に蹴り出される形で後方へと吹き飛ばれちゃったわ。
追撃される前にスラスターを噴射させて蹴り飛ばされた機体に制動を掛けないと…って思ったんどけど、私が“紅姫”を操作してスラスターを噴射させるよりも先に、“紅姫”がナニかに抱き止められたの。
鋼鉄の装甲同士がぶつかり合って“ガキン!”と激しい激突音を派手に響き渡る中で、コクピットには羽生が衝撃に対して“うぐっ!”って息を呑むような声が聴こえて来たわ。
どうやら羽生の“ベンケイ”が蹴り飛ばされた“紅姫”を後ろから抱き止めてくれたみたい。
〚私!ナイスキャッチ!って!そーじゃなくて!マッキー!逃げるわよ!!!〛
羽生はそう言うなり私の“紅姫”を抱き上げたまま機体を反転させて、“ベンケイ”の機体各部のスラスターやバーニアを派手に噴射させながら一目散に逃げ始めたの。
「ちょっ!?羽生!アンタ!ナニ逃げてるのよ!!!戻りなさいって!」
〚しゃらーっぷ!黙ってないと舌噛むわよ!あと!どーせセンパイには当たんないけど!コレでも持ってけ!!!〛
羽生の“ベンケイ”は失礼なヤバいヤツの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”に背を向けて脱兎の如く爆走し始めると、機体後部のミサイルランチャーから盛大にミサイルをばら撒きまっくたわ。
私の“戻りなさい!”って抗議の声なんて全くムシして。
〚もういっちょオマケよ!スモーク!ありったけぶちまけちゃえ!うりゃぁぁぁぁぁ!!!!!〛
後部ミサイルランチャーから盛大にミサイルをばら撒き終えると、羽生はさらに“ベンケイ”の機体各部から毒々しいピンク色のスモークを勢い良く噴射させ始めたの。
スモーク自体は花陽の“ジム・カーバンクル”もたまに使っているからその用途はもちろん目眩ましだって知っているけど、なんでこんなに毒々しいピンク色?
ちょっと派手過ぎない?
まぁかなり濃い目のピンク色のスモークだから、視界を遮るって本来の用途自体には問題は無いんでしょうけど…でも、やっぱりなんでピンクなのよ?
そこら辺のコトに突っ込んでおくべきか、このまま突っ込まないでおくべきか。
そんなコトが頭の片隅を過ったんだけど、それよりもまずは…
「次にあったら絶対にぶった斬ってやるんだから!覚えておきなさいよ!!!!!」
私は遠ざかりつつある例の失礼なヤバいヤツへと全周波通信で思いっきり叫んだわ。
叫んだのはいいけど、コレってなんだか負け惜しみの捨てゼリフみたいね………。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も幕間の予定です。
前書きでも書きましたが、体調不良によりしばらくは短いお話になると思います。
ご了承下さいませ。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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