ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
体調不良なQooオレンジでございます。
しばらくは短いお話になるかもしれません…
ご了承下さいませ。
今回は幕間となります。
それでは 幕間「剣鬼⑥」 始まります。
「羽生!アンタね!なんでアイツから逃げたのよ!」
“ベンケイ”に抱き抱えられて戦闘宙域から離脱した私は、その“ベンケイ”の腕から解放されてすぐに羽生のヤツに食って掛かったわ。
だって当然でしょ?コレからあの失礼なヤバいヤツをメタメタに斬り倒してヤるところだったんだから。
〚なんでもナニもあのままセンパイとやり合ってたらマッキーやられちゃってたじゃない!〛
「ヤラれないわよ!あのままヤッてたら最後はか私が勝ってたし!」
〚イヤイヤイヤ!負けてたし!普通にマッキー負けてたし!〛
「負けないわよ!絶対に!」
〚ウッソだー!普通に負けてたしー!〛
負けない…と勢い良く言ってはみたけど、頭の片隅ではあのまま戦っていたらヤバかったかも?って言うコトを私だって理解してしまっていたわ。
海未の振るう剣とはまた違う強者の剣。
なんて言うのかしら?あぁ言うの?
剛剣…とでも言うのかしら?
強烈な一刀で何もかもを問答無用で叩き伏せるような、そんな圧倒的な力強さを持っている剣だったわ。
〚そもそもコレってポイント制のバトルロイヤルなんだからムリにセンパイと戦わなくてもいーんだし!その他大勢のウゾームゾーを倒しまくっちゃってポイント稼げば最終的には私たち勝てるんだし!〛
「ソレはそうだけど…」
冷静になれば羽生の言ってるコトが正しいんだってコトはわかるわ。
基本的にはバトルロイヤルは稼いだポイントで勝敗を決めるルール。
羽生の言う通りにムリにバカ強いヤツとやり合うよりも、その他大勢の有象無象を倒してポイントを稼いで行けば良い。
きっとソレが最適解で1番賢い方法。
でも…それでも……
「勝ちたいのよ、アイツに…」
そう思っちゃったのよ。
もう理屈じゃないの。
ソレに…
「ヤラれっぱなしって言うのはイヤだわ。」
借りたモノはしっかりと返さなきゃ。
もちろん利子をたっぷりと付けてね?
〚うぅ~…マジかぁ…マッキーってバトルジャンキータイプかぁー…ヤダなぁ…センパイと戦うのヤダなぁ…どーせぶった切られて終わりだしなぁ…でもなぁ…と、“友達”がやりたいって言ってるんだもんなぁ…〛
私の声色からこちらの本気度を察した羽生は、心底イヤそうに呻いていたわ。
わからなくもないけどね。
私の立場に置き換えたら、絶対に勝てないセンパイってソラのヤツになるわよね。
野良のバトルロイヤルでいきなりソラのヤツと出会ったら、まず確実に勝てないから関わらない様に逃げるのが得策だわ。
まぁ逃げるのが得策なんだろうけどとか言ったけど、私は立ち向かうけどね。
尻尾を巻いて逃げるなんて冗談じゃないわ。
逃げるくらいなら玉砕覚悟で斬り込んでやるわよ。
「ねぇ羽生。そもそもアイツってどんなヤツなのよ?」
未だにウーウーと呻いている羽生に、私は気をそらす意味も込めて“アイツってどんなヤツなの?”と聞いてみたわ。
〚センパイ?えーっと…うーんと…ヤバいヤツ?〛
「あ、うん。ソレはなんとなくわかるわ。もっと具体的にどうヤバいのか知りたいんだけど?」
ヤバいヤツってのは出会ってすぐに本能的に感じていたわ。
アイツ、海未とは別のタイプのヤバいヤツだもの。
ヤバいヤツレベルだとエリーのヤツも相当にヤバいヤツだけど。
ことりのヤツもヤバいヤツレベルでは相当よね…ってかぶっちぎりでヤバいヤツランキング1位だわ。
〚具体的にどうヤバいのか?あれ?センパイってどうヤバいんだろ?〛
「そこを理解してないのに戦いたくないとか言っちゃうんだ…」
私の場合の“ヤバいセンパイ”…ソラの場合は、アイツが本気で来たら“Rapid acceleration(ラピット アクセラレーション)”で一瞬でヤラれちゃうって感じね。
気付いたらバラバラにされちゃってるわ。
〚センパイはねー…なんか何でもかんでも切っちゃう人?かなぁ…?〛
試案の結果、羽生が出した結論はソレだったわ。
何でもかんでも斬っちゃうって、それなら海未だって出来るんじゃないの?
〚狙撃しても弾切っちゃうし、ビームもなんか切っちゃうし。マシンガンの連射系の弾も普通にスパパパパ!って切っちゃうわよ?〛
「ならグレネードとか爆弾とかで広範範囲をドカン!って爆発させちゃうのは?」
〚あー、ムリムリ。自分に影響しそうな部分の爆発もスパーン!って切っちゃうから。〛
〚イヤ、ソレってどんだけよ… ?〛
「だから言ったでしょ。ヤバいセンパイだって。うちでもあの人に勝てるのってツバサお姉様くらいだもん。」
「ちなみにソレ、どうやって勝つの?」
〚飽和攻撃って言うのかな?センパイが日本刀1本で対処出来ないくらいに全周囲からガンガン攻撃しまくる的な?もちろん攻撃してる間にもセンパイは攻撃してくるから、それを避けて墜とされないよーに戦わないとダメなんだって。詰将棋みたいなモノよーってツバサお姉様が前に言ってたわ。〛
「飽和攻撃に詰将棋ねぇ…」
その方法は近接戦闘がメインの私の“紅姫”じゃムリね。
でも、刀1本で捌ききれない攻撃なら出来るんじゃないかしら?
例えば……刀を2本使う……とか?
ソレに羽生の“ベンケイ”が援護してくれれば、十分に飽和攻撃ってヤツは出来そうだわ。
問題があるとすれば、私の“紅姫”で近接戦闘をしている最中に羽生の“ベンケイ”に援護して貰うとしたら、誤射の可能性が高くなるって点かしら。
羽生は大火力を大雑把にぶっ放すタイプだから、援護してって言ってもダメかもしれないわね。
なら私がアイツとやり合ってる間に、その他大勢の有象無象が乱入して来ないように周囲を警戒して貰った方が良いかもしれないわね。
うん。
方針としてはソレで良いわ。
ある程度、あの失礼なヤバいヤツとの戦い方を思い描き終えた私はコンソールをポチポチと操作して“紅姫”の“武装領域(ウェポン・ストレージ)”を開いて、中から予備の刀を取り出したわ。
そして“紅姫”の腰から刀身が砕けて鞘だけになったモノを取り外して、代わりに“武装領域”から取り出した予備の刀を取り付けたの。
毎度毎度刀が折れちゃったり砕けちゃったりしてるから、折れない刀が欲しいって心底思うわ。
リアルでの刀ならパパに頼めばいくらでも買ってくれるんだけど、ガンプラバトル用の刀となると相性とかもあって難しいらしいのよね。
海未に言わせれば愛刀との出会いは一期一会ってコトらしいけど…。
いつかは私だけの“愛刀”に出会えるのかしら?
「まぁいいわ。羽生、戻るわよ。今度こそアイツをぶった斬ってやるんだから!」
予備の刀を取り付け終えた私は羽生にそう言い放ったわ。
バトルロイヤルの残り時間もあと少し。
ヤッてやろうじゃないの!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も幕間の予定です。
前書きでも書きましたが、体調不良によりしばらくは短いお話になると思います。
ご了承下さいませ。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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