ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
引き続き体調不良&スマホ不調なQooオレンジでございます。
スマホ不調の原因は炎天下でオーバーヒートして電源が強制シャットダウンしたからでしょうね…。
今回で幕間は終わりとなります。
それでは 幕間「剣鬼⑨」 始まります。
“紅姫”が右手で振るった刀が刀身の半ばから折れた瞬間、こちらの攻めに押されて引き気味だった失礼なヤバいヤツはここぞとばかりに攻勢に転じて一気に踏み込んで来たわ。
逆にさっきまで攻めるコトだけを考えて完全に前のめりになって刀を振るっていた私は、攻めに転じて踏み込んで来た失礼なヤバいヤツに押される形で下がり始めてしまったの。
刀が折れたコトをきっかけにして、あっという間に攻防は逆転しちゃったわ。
防戦に回ってしまった私は刀身の半ばから折れてしまった右手側の刀と、まだ無事な左手側の刀を使って、失礼なヤバいヤツの猛攻を必死になって防ぐわ。
今はまだ失礼なヤバいヤツの猛攻を凌いではいるけど、防戦一方こままじゃ最終的な結果は目に見えている…。
二刀流って言う奇策で一気に攻め切るつもりだったんだけど、それも刀が折れた事で怪しいどころの話じゃなくなってしまったわ。
これも全部、刀が折れちゃったせいよ。
ホント、安物って肝心な時に使えなくなっちゃうからイヤよね。
でもガンプラバトル用の刀って、基本的にはこの安物の刀しか売ってないんだから仕方ないわ。
一応、パパにお願いして海未の“アルテミスガンダム”が使っている“妖刀 嫁斬丸”みたいな良い刀を探してもらってはいるんだけど、どうにもあんまり芳しくないみたいなのよね。
最上大業物の刀が欲しいとまでは言わないから、せめて業物の刀くらいは手に入れたいところだわ。
うん。
やっぱりあとでパパに早くガンプラバトル用の刀を探してって催促しましょ。
そんなコトを現実逃避気味に考えながらも、私の必死の防戦は続いていたわ。
刀身の半ばからポッキリと折れてしまった刀すらも使っての必死の防戦。
出来るコトならさっさとこの折れた方の刀を投げ捨てて、新しい刀を腰の鞘から引き抜きたいところなんだけど…。
ソレは失礼なヤバいヤツが操る目の前の“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”がちょっと許してくれそうにないわ。
“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”は漆黒の刀身を持つ見るからに業物以上な刀を巧みに操り、私と“紅姫”に折れた刀を取り替えるスキを一切与えてくれないの。
炎刀化させていたら刀が折れるんじゃなくて完全に砕けちゃっていただろうから、すぐに予備の刀を引き抜けたんだけど…。
今さら言っても始まらないわ。
〚随分と大人しくなったな。さっきまでの威勢はどうした?守るだけでは一生俺を斬れないぞ?〛
こちらが防戦一方に回ってしまったコトで、失礼なヤバいヤツはまるで私のコトを煽るかのように言葉を放って来たわ。
その言葉と共に振り下ろされた漆黒の刀を、私は折れた刀とまだ無事な刀を“紅姫”の眼前でクロスさせて受け止めたわ。
両手に響く“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”による剛剣の一撃の衝撃。
右手側の折れた刀も、左手側のまだ無事な刀も、どちらも何とかこの剛剣の一撃に耐えてくれたわ。
特に右手側の折れた刀の方は、折れたコトでさらに脆くなっているにも関わらず、ほんとに良く耐えてくれたモノだと思うわ。
安物の刀でも案外やるじゃない。
少しだけ安物の刀を見直しながら…
「機体のパワーだけならこっちの方が上よ!押し返しなさい!“紅姫”!!!」
私は二振りの刀で受け止めた漆黒の刀を、“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”ごと力いっぱいに押し返してやったわ。
素組の“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”と、多少とは言え改造された私の“紅姫”とじゃ、そもそも基本的なパワーが違うわ。
もちろん私の“紅姫”の方が基本的なパワーは上よ。
最初からこうして攻撃を受け止めて、そのまま力任せに押し返しちゃえば良かったのよ。
少し考えればすぐにわかるコトだったのに迂闊だったわ。
冷静なつもりだったけど、失礼なヤバいヤツに煽られていつの間にか熱くなっちゃっていたみたいね。
そんなこんなで“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”ごと押し返して距離を取るコトに成功した私は、すぐに折れた右手側の刀を放り捨てて新しい刀を引き抜いたわ。
そしてすぐさま再び攻勢に転じようとしたの。
でも…
〚ふんっ!!!〛
弾き飛ばしたハズの“ガンダムアストレイ・レッドフレーム”がすぐ目の間に迫って来ていたの。
漆黒の刀を振り上げながら。
いつの間に…!?
そう思った瞬間…
〚破っ!!!!!!〛
漆黒の刀が一気に振り下ろされたわ。
私は再び“紅姫”の眼前で両手の刀をクロスさせて、振り下ろされた漆黒の刀身を受け止めようとしたんだけど………それは叶わなかったわ。
クロスさせた二振りの刀ごと、“紅姫”は真っ二つに斬り裂かれてしまったわ。
「うそ…!?」
そう呟くのがやっとだったわ。
アイツ…本気じゃなかったんだ…。
真っ二つに斬り裂かれた“紅姫”が爆散する中で、私は今さらながらに相手が…失礼なヤバいヤツが本気を出していなかったんだって気付いてしまったの。
アイツはいつでも私と“紅姫”のコトを斬れたんだわ。
それを…!
〚折れる前提で刀を振るうなど未熟も未熟。だが伸び代は十二分だ。そのまま絶えず精進し続ける事だな。〛
撃墜されたコトで“紅姫”がバトルフィールドから除外される瞬間、失礼なヤバいヤツの声が聴こえて来たわ。
まるで教えを説く師のように。
〚俺の名は村田。村田 邦治。この名を覚えておけ。そして、次に再び合間見える時は…〛
そこまでアイツの声は途絶えたわ。
正確には“紅姫”が爆散してバトルフィールドから除外されちゃったってワケね。
村田…ね。
覚えたわよ、その名前。
次に戦う時は……
絶対にぶった斬ってやるんだから!!!
《BATTLE END》
おわり?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回からは本編17話となります。
ついに予選大会が始まります
前書きでも書きましたが、体調不良によりしばらくは短いお話になると思います。
ご了承下さいませ。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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