ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
お盆過ぎても暑くて嫌になるQooオレンジでございます。
夏はいろいろと辛いです。
今回も本編(グダグダ)となります。
それでは 第17話「開幕!第78回ガンプライブ 前期秋葉原地区予選大会!」そのろく 始まります。
抽選会も無事に終わり、ぞろぞろと抽選会場から出て行く各高校のスクールファイターたち。
私たちもそれに習い抽選会場を出て帰ろうとしたんだけど、ロビーで色んな人たちに会っちゃってすっかりと話し込んじゃったわ。
花陽の知り合いらしい妙に高飛車な女や、凛の知り合いらしい胸のデカい女。
その胸のデカい女の妹(こっちも胸がデカい…)は私の知り合いだったけど…。
真姫は友達っぽい子と話していたと思ったら、急に目つきが鋭い長身の男の人に妙に喧嘩腰で向かって行っちゃったし。
別に話し込んでる連中を待ってないでさっさと帰っちゃっても良かったんだけど、多少は空気を読んで待っていてあげることにしたわ。
そりゃちょっと前までは限りなくぼっちだった私でも、集団行動の1つや2つくらいできるわよ。
まだかしら?とかなんとなく手持ち無沙汰で待っていると、妙にねっとりとした耳障りの悪い男の声が聴こえて来たわ
「やぁ海未!会いたかったよ!」
その妙にねっとりとした男の声に振り向いてみると、ゲスい下心をこれでもか!と顔に張り付けた不健康そうな男が海未に近づいて来ているのが見えたわ。
日に浴びたことがないような青白い肌に、ぶくぶくと肥え太った身体。
一目見て“うわぁ…”とドン引きするようなソイツは、例のねっとりとした声色で海未の方へと馴れ馴れしく近寄って来ていたわ。
海未の名前を呼んでいたってコトは、あのキモいのは海未の知り合い?
なら趣味悪いわね。
私ならあんなキモ男とは秒で縁を切るわ。
そう思いながら海未のヤツを見てみれば、もうこれでもか!ってくらいにイヤそうな顔で近寄ってくるキモい男を見て後退っていたわ。
その海未の様子に“これは知り合いは知り合いでも厄介なタイプの知り合いねー”と判断して、私は海未を庇うために歩き出そうとしたら、それよりも早くそらのバカのヤツがキモ男のキモい視線から海未を隠すように身体を動かしたの。
そしてそらのバカは無言でキモ男を睨んでいるわ。
「青空…」
海未はキモ男に向けていたイヤそうな顔から一転、嬉しそうな顔で青空の制服のブレザーの裾を弱々しく掴んでいたわ。
うん。
弱々しくなんて言ったけど、ぶっちゃけ海未ならあんなキモ男の1人や10000人くらい平気で切り殺せちゃうでしょーが。
別に切り殺さなかったとしても、人として産まれて来たコトを後悔させてやる程度にはメッタメタにしちゃえるはずよね。
もちろん武器無しでも。
まぁ流石にこんな公共の場でそんなコトしたらお巡りさん案件で捕まっちゃうでしょうけど。
そんなコトを思っていると、キモ男が苛立った声で海未の前に立ち塞がった青空へと文句を言い始めていたわ。
「な、なんだ!君は!僕と海未の逢瀬の邪魔をするな!!!どけ!邪魔だ!」
「は?どけ?普通にイヤなんだけど。ってか逢瀬?ナニ言ってんだよアンタ。ほれ、海未さんの顔見ろよ?めちゃくちゃイヤそうな顔してるだろうが?あの顔見てわかんねぇーかな?アンタが相当に嫌われてるってことがよ。それともアレだけイヤそうな顔してるとこ見ても自分が嫌われてねぇとかアホなこと思ってんの?アンタ、普通に最悪だな。」
「な、な、な、な、な!?」
「“な”って何だよ?アンタ、一応はニンゲンだろ?ならもう少しニンゲンらしく言葉ってもん使ったらどーよ?あぁ、そんな知能もねぇーのか。ほら、見逃してやるから動物園に早く帰れよ。ブタ小屋から脱走して来たんだろ?飼育員さんが心配してるぞ?」
「き、キサマぁぁぁぁぁ!!!!!」
キモ男は真っ赤な顔で煽り散らかしていたそらのバカに掴みかかろうとして来たわ。
そらとしてはソレを狙っていたんでしょうね。
相手から暴力を振るわれたら、正当防衛でふるぼっこに…とかアホなこと考えてるんでしょ。
けど、こんなトコで暴力沙汰を起こしてガンプライブに出場停止とかになったら冗談じゃないわよ。
私は慌ててそらのバカを止めようと動いたわ。
私が動き始めるのに合わさるかのように、海未も獲物を狙う野生動物のように身体をやや沈めて、私みたいなド素人でもはっきりとわかるような濃厚で濃密な殺気をこれでもかと溢れ出させていたの。
あ、これは本格的にヤバいかも…と思ったその時、そらのバカに掴みかかろうとしていたキモ男の腕を横から掴む手があらわれたわ。
「おにいさまぁ。おやめ下さいませ。ここでは人目が余りにも多いですわ。どうかわたくしに免じて、お怒りをお鎮め下さいませ。」
ガヤガヤと騒がしいロビーに響く凛とした声。
声の大きさ自体は決して大きな声じゃないのに、その子の声ははっきりと耳に届いたの。
キモ男はキモい怒りの形相のまま自分の腕を掴む相手を睨んむと、キモい舌打ちをしてその手を振り解いて入り口へ向かって歩いて行ってしまったわ。
その子…黒髪のどことなく海未に似た雰囲気の少女は、苛立たしげに立ち去ったキモ男の方をチラリと一瞥すると、こちらへ向かって頭を下げて来たわ。
「皆様、おにいさまが大変お騒がせしてしまい、申し訳ございませんでした。」
“おにいさま”ってコトは、この綺麗な娘はあのキモ男の妹…ってコトでいいのかしら?
ぶっちゃけあのキモ男とこの子、これっぽっちも似てないわね。
同じ遺伝子が組み込まれているのか怪しいレベルで似てないわ。
「園田さんも度々おにいさまがご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございません。おにいさまは園田さんの事が大好き過ぎまして…」
キモ男妹は海未に微笑みながらそう語ると、一方下がり再び頭を下げたわ。
そして…
「わたくしったら、初めての殿方もいらっしゃるのにご挨拶もしないなんて。」
下げた頭を上げながら、自己紹介?を始めたの。
「わたくし、皆様からは“アオ”と呼ばれておりますの。貴方様もどうかお気軽にアオ…とお呼び下さいませ。」
どこか妖艶な雰囲気を漂わせながら、キモ男妹…“アオ”と名乗った少女は、そらへとそう自己紹介をしていたわ。
そらは眼の前に海未似の美少女が居るにも関わらず、どこか憮然とした顔で自分も自己紹介を返していたわ。
「…鳴神 青空だ。」
「えぇ、えぇ。存じ上げておりますわ。鳴神 青空様。かの最年少世界大会チャンピオンとこの様な場でお会い出来るなんて、なんた幸運なのでしょう。」
そらに自己紹介を返されたアオと呼ばれた少女は嬉しそうにしていたわ。
ただ、その様子が…なんて言うのかしら?
妙に芝居っぽい…って言うか…胡散臭いって言うか…。
そらもそう思ったのか、怪訝な顔でアオって子を見ているわ。
そんな2人に海未が話し掛けようと動き始めたその時…
「アオ!何をやっている!早く来い!!!」
例のキモ男が会場の出口付近でアオって子を苛立たしげな大声で呼んで来たわ。
アオって子はそちらをチラリと見ると、再度そらと海未へと頭を下げて、しずしずと会場出口へ向かって歩いて行ったわ。
そらはそちらを見ながらポツリと「アオ、ねぇ…」とつぶやいていたわ。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も本編17話となります。
しばらくはにこちゃんがグダります。
引き続き体調不良により短いお話になると思います。
ご了承下さいませ。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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