ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
今回でガンプライブ!は600話なQooオレンジでございます。
塵も積もれば大和撫子。
エタらない様に頑張りますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
今回も本編(グダグダ)となります。
それでは 第17話「開幕!第78回ガンプライブ 前期秋葉原地区予選大会!」そのはち 始まります。
呼び出しのアナウンスが会場に響くと、私たちはみんなで顔を見合わせてうなずき合って、待機室のトビラをくぐったわ。
会場へ向けて廊下を歩いている最中は、誰もひと言も喋らなかったわ。
みんな緊張しているのね。
いつもなら私にムダにケンカをふっかけてくることりでさえ、今は黙って黙々と廊下を歩いているわ。
そして私たちはそのまま第1バトルスペースへと到着しちゃったの。
私たちが第一バトルスペースに入場すると、ものすごい歓声が会場全体に響き渡ったわ。
ぶっちゃけると結成しばかりの私たちチーム“μ's”の知名度はほぼ皆無よ。
そんな知名度ほぼ皆無な私たちチーム“μ's”にこれだけ歓声があがるんだから、ガンプライブってやっぱりヤバい大会よね。
まぁ観客はほとんどノリと勢いで騒いでるだけでしょうけど。
それでもこの歓声はヤバいわ。
どんどん緊張が高まって行っちゃってるわ。
かわいそうに。
気弱な花陽なんて真っ青な顔で産まれたての子鹿のようにプルプルと震えちゃってるわよ。
震える花陽の隣にいる普段はアホ丸出しで元気爆裂してる凛でさえも、盛大に顔を引きつらせながら会場をキョロキョロと見回してるわ。
他の面々も似たり寄ったりね。
そらは…青い顔で死にそうになってるわ。
相変わらずの公式戦トラウマ絶賛発動中って感じ。
私たち全員、会場の雰囲気に完全に飲まれちゃってるわね。
私たちが会場の盛り上がり具合に戸惑っていると、第1バトルスペースの反対側に対戦相手の零天高校のチーム“ピンキーキャッツ”の面々が入場して来たわ。
その瞬間、会場は再び爆発したかのように鳴動したわ。
良くも悪くも有名チームの入場で一気に観客のボルテージが爆上がりしちゃったのよ。
こんな雰囲気の中でバトルなんて出来るの?
そう思っていると、私の困惑なんていざ知らずに早速バトルの組み合わせが抽選され始めてしまったわ。
ガンプライブでのバトルは基本的には1対1の“シングルバトル”。
2対2の“タッグバトル”。
予め登録してある3人編成のスリーマンセル同士で戦う“ユニットバトル”。
任意の4人編成同士で指定されたミッションをこなす“ミッションバトル”。
任意の5人編成同士で戦う“チームバトル”。
10人全員で戦う“フルバトル”。
この6つのバトル形式がランダムで選出されて、全5試合のバトルが行われるわ。
5試合中、先に3勝したチームの勝ち。
そして2試合目までは出撃するメンバーは完全にランダム選出。
3試合目、4試合目、5試合目は各々のチームで出撃メンバーを指定する事が出来るわ。
そんな完全ランダム選出のチーム“μ's”VSチーム“ピンキーキャッツ”の1試合目。
ランダム選出されたバトル形式と出撃メンバーは…
『第1試合!バトル形式はシングルバトル!チーム“μ's”出撃選手は鳴神 青空選手!チーム“ピンキーキャッツ”出撃選手は桃瀬 玲子選手です!!!両出撃選手はガンプラバトルシミュレーターに搭乗して下さい!!!』
1対1のシングルバトル。
そして私たちチーム“μ's”からランダム選出された出撃メンバーはそらだったわ。
バトルスペースの待機位置。
その1番奥に居るそらへと振り向くと、花陽以上に真っ青な顔で今にも死にそうな様相をしていたわ。
もう1回おんなじこと言うけど、公式戦トラウマ絶賛発動中って感じね。
そらの公式戦トラウマってなーに?って人は、かなり昔の第4話「ススメ→トゥモロウ」を見てね♪
閑話休題。
公式戦トラウマ絶賛発動中で青い顔で今にも死にそうなそら。
でも、私はその様子が普段のチンピラ全開なそらからかけ離れ過ぎていて、なんだか少しおかしくなってしまったの。
私は青い顔でなかなか動けないでいるそらの目の前まで歩いて行ったわ。
そして…
「せーのぉ…ふんっ!!!!!」
思いっきりビンタしてやったわ。
バチーン!と景気の良い音を響かせて、そらは私の突然の行動にギョッとしていたわ。
その様子がまたおかしくて、私は思わず笑っちゃったわ。
「ほら!ナニをボサーっとしてんの!アンタの出番よ!男なら覚悟キメてさっさと行って来なさい!あっ♪んふふー♪そ♪れ♪と♪もぉ♪いつかみたいにぃ♪にこにーサマに優しくキスしてもらわないとぉ、おこちゃまなそらちゃんは怖くて怖くてバトルもまともにできまちぇんかぁ?」
私はそらのトラウマを吹き飛ばしてやる勢いで思いっきりビンタして、“私らしく”盛大に煽ってあげたわ。
そらは私の言葉を聞いてしばらくキョトンとしていたけど、すぐに苦笑いを浮かべて「ったく…ほんと、にこちゃんはにこちゃんだよなぁ…」と言いながら、意を決してゆっくりとガンプラバトルシミュレーターの筐体へと歩き始めたの。
うん。
あの様子なら大丈夫そうね。
がんばれ、男の子。
そらはバトルコスチュームのポケットからGPベースを取り出すと、ガンプラバトルシミュレーターの筐体のドアを開けて中へと入ったわ。
そらが筐体の中へと入ると、会場の大型モニターに筐体内部の様子が映し出されたわ。
ガンプライブ!では全部のバトルで筐体内部…つまりはコクピット内部の様子があぁして大型モニターに映し出されちゃうのよ。
不正対策の一環であるとともに、エンタメ性を高めるためでもあるらしいわ。
ほら?アニメのガンダムでもよくコクピット内部の様子って描写されるでしょ?
あんな感じよ。
一応は予選トーナメントの抽選会の時に説明されたんだけど…そらのヤツ、覚えてるわよね?
私のそんな不安は見事(?)に的中したようで…
《システム起動。以下略。》
〚略すなアホ精霊。〛
《やること事はやってますので問題ありません。それともアレですか?様式美とか言う無駄に無駄な事をこの全知全能たる電子の神の雛型な私に要求するのですか?》
〚いや、もうなんかやることやってんならどうでもいいっす…。〛
そらのバカはアイリといつもの漫才染みたやり取りを始めちゃっていたわ。
アイリのヤツならこの会話が会場全体にライブ中継されてるって気づいてそうなモノだけど…まぁアイリなら確信犯的に“面白そうだから”って理由だけでそらのバカに黙ってそうよね。
アイリのヤツは性悪ってワケじゃないんだけど、マスターのそらのバカに似ちゃって露悪的な行動をとる時が多いのよね。
でも、アイリとのいつものやり取りのお陰か、そらのバカもだいぶ顔色が良くなって来てるわね。
あの様子ならバイタルエラーを起こして強制終了…ってことにはなんないでしょ。
バトルにさえ出撃してしまえば、そらのバカなら余裕でしょ。
問題があるとすれば…そらのバカとアイリのやり取りを見て現在進行系で会場が笑いに包まれてるってことよねー。
あのバカそら。
思いっきり身内の恥を晒しやがって。
帰ってきたらお説教よ。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も本編17話となります。
しばらくはにこちゃんがグダります。
引き続き体調不良により短いお話になると思います。
ご了承下さいませ。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい