ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
お盆休みが終わって悲しいQooオレンジでございます。
労働はクソです。
今回からしばらく周年企画として、蓮ノ空102期編を少しの間お送りしたいと思います。
本編主人公のソラがもしもほんの少しだけ真っ当な人生を歩み蓮ノ空102期生として入学していたら…のif展開となります。
初回は少し短めです。
それでは 9周年特別編「蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブ 102期 活動記録①」 始まります。
9周年特別編「蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブ 102期 活動記録①」
「乙宗 梢と申します。夢はガンプライブ優勝です!」
春…桜の花びらが舞い散る出逢いと別れの季節…。
わたくし“乙宗 梢(おとむね こずえ)”は、金沢の小高い丘…と言うよりも森深い山奥に建つ荘厳な学舎へと入学しました。
“蓮ノ空学院”
音楽や芸術に力を入れる石川でも有数の名門校。
そんな名門校にこの春、わたくしはついに入学を果たしました。
目的はただ1つ。
この蓮ノ空学院のガンプラバトルクラブへと入部するため。
そして幼い頃から夢見続けて来たガンプライブ優勝を現実の物とするため。
入学式を終えたわたくしは、夢を叶える第一歩として、意気揚々と蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブの門戸を叩きました。
叩きましたが…わたくしの仲間となる同期の面々が何と言うか………ものすごーーーーーーく!個性的な面々でした。
「僕は夕霧 綴理(ゆうぎり つづり)。ガンプラは好きだ。バトルも好きだ。ご飯も好き。あれ?ご飯はガンプラ?ガンプラは食べれるの?なんだかお腹空いてきた…ガンプラ…食べてもいいかな?」
「お腹壊すから食べない方がいいわよ?えーっと、それじゃ…はいはーい♪みんな大好き大人気現役女子高生ガンプラアイドル♪藤島 慈(ふじしま めぐみ)でーす♪みんなぁ〜♪愛を込めてぇ♪メグちゃんって呼んでねー♪」
「はん。ナニがガンプラアイドルだよボケが。あー、鳴神 青空。まぁ適当にヨロシク。」
驚くほど美人な…けど中身が驚くほど残念な娘。
愛らしい見た目に反して頭の中身が酷く残念そうな娘。
鋭い目付きで何処か反社会勢力的な雰囲気を漂わた怠惰な子。
正直、三人が三人とも、余りお近づきにはなりたくないタイプの人たちでした。
※1年後、この日の感想を三人に伝えると約2名は「機械オンチの脳筋筋トレゴリラの分際でナニ言ってんだか。」と言っていたとかいないとか。
「うわっはははー!いやぁー!今年の新入部員は4人とも何ともまぁ個性的なヤツらじゃないか!うんうん!元気があって実によろしい!」
わたくしたちがそれぞれ自己紹介を終えると、蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブ唯一の先輩であり部長でもある“大賀美 沙知(おおがみ さち)”先輩がわたくしたちをそう総評したのでした。
個性的…確かに“わたくし以外”の面々は実に個性的だと思います。
「なにはともあれコレでウチのガンプラバトルクラブも廃部を間逃れたってワケだ!いやぁ!めでたいねぇ!」
「めでたいワケあるかよ!なんだよ!ガンプラバトルの強豪校ってクセにフタを開けてみれば部員が部長のちびっ子先輩だけって!なんの冗談だよ!」
沙知先輩の言葉に早速唯一の男性部員となった鳴神君が噛みつきました。
その様子はどう見てもただのチンピ…ゴホンゴホン…反社勢力の方の様です。
「そんなのどーでもいいじゃん。そ♪れ♪よ♪りぃ♪ねーねー綴理ちゃん♪めっちゃカワイイじゃん♪放課後♪メグちゃんとお買い物に行こっ♪」
「お買い物?昆布とか買うの?」
「え?なんで昆布?」
「おでんの材料だから。でも僕じゃおでんは作れない。困ったな…どうすれば昆布をおでんに出来るんだろ?」
「あ、はい。」
それぞれに騒ぎ出す同期の面々。
これから“ガンプライブ優勝”という同じ目標のために切磋琢磨する仲間になる方々なので、最初は遠慮しようと思っていたのですが、余りにも余りなその騒ぎようにわたくしの我慢はあっさりと限界に達してしまいました。
「ちょっとあなた達!少しは静かにしなさい!」
テーブルを両手で叩き注意をこちらへと向けながら、わたくしはそう叫びます。
わたくしの行動の甲斐もあり、騒ぎしかった室内は一瞬にして静寂に包まれました。
静寂に包まれはしたのですが、何故かわたくし以外の四人は身を寄せ合ってナニかヒソヒソと話し始めたのです。
「(おい…なんか今よぉ…アイツがぶっ叩いたテーブルから物凄くやべぇ音がしなかったか?)」
「(うん!したした!バキッて音がめっちゃした!)」
「(あの子は入部届の趣味の欄に“筋トレ”って書いてたからねぇい…まぁあの力で殴られた私なんて一発で即死間違いなしだね!うわっははは!)」
「(うわっはははー)」
「(えぇ~…趣味が筋トレって…ナニ?アイツ、ゴリラかナニか?)」
「(ゴリラか…見た目は良いのにゴリラなのか…。とりあえず殴られて死にたくはねぇからバナナでも貢いどくか?)」
「(おいおい。流石にバナナはウチの購買でも売ってないぞ?)」
「(バナナ…僕も好きだよ?)」
「(購買にバナナ売ってねぇのか…どうすっかなぁ…ゴリラに殴られたくねぇーからバナナ買いに行きますなんてアホな理由じゃ、入学初日に外出許可は出ねぇーよな?しゃーねぇ…ここは奥の手だ…。俺のバナナをしゃぶらせて…)」
「(やだぁ♪ナルカミぃ〜♪俺のバナナだなんてぇ♪げ♪ひ♪ん♪もぉ下ネタ禁止ぃ〜♪)」
「(キミキミ、下ネタ禁止とか言ってる割には妙に嬉しそうだねぇい。まぁ私も男性の股間のバナナに興味が無いかって言われると、はっきりと興味が無いって言えないけどねぇい。)」
「(ん?あのね?ソラにはバナナが生えてるの?)」
「(お?なんだ?夕霧?俺のバナナに興味あんのか?なら部活終わったら俺の部屋に来いよ。へっへっへ…たっぷりと可愛がってやるぜ…)」
「(はいはーい♪綴理ちゃん、行かなくていいからねー。)」
「(いやぁー、青春だねぇい。)」
「(せーしゅんだねー)」
「(青春なのか?まぁいいさ。とりま…あの脳筋筋トレゴリラ女に逆らうと殴られそうだから黙って従っとくか…?)」
「(そうね…私も脳筋筋トレゴリラ女に殴らられたくないわ。)」
「(私も流石に脳筋筋トレゴリラには殴らられたくはないねぇい。)」
「(僕も殴られるのはちょっと…)」
な、何でしょうか…わたくし、みなさんに物凄く物騒な娘と思われているみたいなのは気の所為……でしょうか…?
「あー、ゴホン!まぁ改めてようこそ、蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブへ。部長の大賀美 沙知だ。それじゃ…キミたちには早速殺し合って貰おうかなねぇい♪」
「「イヤ!このちびっ子先輩!乗っけからめっちゃ物騒なコト言ってるし!?」」
「あなた達…なんだか凄く息ぴったりね。」
「ちょ!?止めてよ!乙宗!こんなチンピラと息ぴったりなんて冗談じゃない!」
「そりゃこっちのセリフだっての!こんな頭の中身が軽そうな女と息ぴったりなんてゴメンだな!」
「ねぇ沙知?みんなのこと殺しちゃっていいの?」
「「よくない!!!」」
「ほら…やっぱりあなた達、息ぴったりじゃない…。」
いきなり物騒な事を言い出した沙知先輩に反応する藤島さんと鳴神君。
そんな2人に正直な感想を言ったのだけれど、強く否定されてしまったわ。
「いやぁー!ゴメン!ゴメン!殺し合うっての冗談だよ!冗談だ!まぁガンプラバトルでヤり合っては貰うんだけどねぇい!」
沙知先輩が言った“殺し合う”というのは、どうやら比喩表現だったみたいね。
まぁ現実で殺し合ったりしたら大問題だから同然だわ。
代わり(?)に、どうやらわたくし達はガンプラバトルを行うようね。
四人でのバトルロイヤル形式でのバトルかしら?
それとも誰かと組んでの二対二でのタッグバトルかしら?
四人でチームを組んでミッションバトルへと出撃するのも面白いかもしれないわ。
「さてさて…バトルの形式はどうしようかねぇい…。」
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も周年企画の蓮ノ空102期生編となります。
ソラVS綴理さんです。
なおソラの機体は本編とは若干違っております。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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