ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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第2話「クラスメイトと初めてのバトル」そのに

「さて、それじゃ早いとこ園田さんの登録済ませちゃおうか。」

 

穂乃果とことりがお手洗いに向かい、私は鳴神君の言葉と共にアミューズメントセンターの総合受付の隣にあるカウンターへと移動します。

 

「いらっしゃいませ!GPカウンターへようこそ!って鳴神君かー。今日はにこちゃんと一緒じゃないんだねー。別の娘?浮気はダメだよー。」

 

「そんなんじゃねーっすよ!」

 

「それで?今日はバトロイ?ランダム対戦?今の時間ならやっぱりバトロイかな?」

 

カウンターに居た女性は最初は真面目な受付嬢として対応していましたが、相手が鳴神君と確認すると砕けた態度で応対しています。

鳴神君は常連さんなんでしょうか?

 

「あー。参加はバトロイでお願いします。あと彼女の分のGPベースの登録とレンタルガンプラ2体お願いしたいんですが。」

 

「はいはいー。それではこちらの用紙に必要事項をご記入くださいねー。鳴神君はバトロイの登録しちゃうからGPベース出してねー。レンタルガンプラは何時ものFⅡザクでいいんでしょー。」

 

「はい。何時ものでお願いします。」

 

私は登録用紙を書きながら隣の鳴神君を見ると、鳴神君は自分のバックの中からスマホ位の大きさの端末を取り出してます。

 

「ああ、園田さん。これGPベースって言って登録したら貰えるから。これにガンプラバトル用の専用OSとかパーソナルデータとか、ガンプラバトルに関する色んな事が記録される事になるからなくさないでね?まぁ園田さんなら大丈夫だとは思うけどね。」

 

「GPベースですか?わかりました。あ!これ記入終わりました。これで大丈夫ですか?」

 

鳴神君の説明を聞きながら記入を終わらせた私は受付のお姉さんに用紙を渡します。

 

「はいはーい。ご記入ありがとうございまーす。鳴神君も説明ありがとねー。ではでは、お名前は園田海未さんですねー。記入漏れはありませんねー。それでは次は園田さんの医療用ナノマシンの固有信号を登録しますねー。園田さんは医療用ナノマシン持ってますよねー?たまに宗教上の都合で医療用ナノマシン持ってない人もいるんですよねー。まーかなり稀なケースですけどねー。」

 

医療用ナノマシン……10年前に発表されてからその有用性から爆発的に拡がった医療技術ですね。身体を健康に保ち怪我や病気を治す助けをしてくれる他に、今では医療用ナノマシンから発せられる固有電気信号を介して車等の機械の操作や個人の証明書代わりにもなっています。この固有電気信号は現在の技術では偽造が不可能なので個人証明として最高の信頼性を持っています。

 

もちろん私も子供の頃に穂乃果達と一緒に接種しました。あの頃の私は泣き虫で注射を見た途端に泣いてしまいましたね。

 

「ガンプラバトルは操作に車とかと同じIFS、イメージ・フィードバック・システムを使ってるから、医療用ナノマシンの固有電気信号の登録は必須なんだよ。最も裏技的にIFS無しでもアームレイカーとフッドペダルとサブコンソールで操作も出来るんだけどね。かなりムズいけど。」

 

「そうなんですね。大丈夫です。私も子供の頃に医療用ナノマシンの接種はしてあります。」

 

「はいはーい。問題ないですねー。ではではこちらの登録機器に手を置いてくださいねー。はい。登録完了ですよー。」

 

私が登録機器に手を置くと5秒程で固有電気信号の登録は完了したようです。

 

「それではこちらが園田さんのGPベースになりますねー。確認お願いしますねー。それと中には10回分のGPの1,0000GP入ってますのでガンプラバトルとかお買い物とかでGP無くなったらここかコンビニとかのGPチャージャーでチャージしてくださいねー。1円が10GPですよー。まーガンプラバトルするば最低でも1000GPはもらえるんでー、バトル始まってすぐに撃墜とか無駄遣いしなきゃGPはすぐに貯まりますよー。」

 

「はい、わかりました。ありがとうございます。」

 

受け取ったGPベースにはローマ字で私の名前とプレイ時の名前がそれぞれ記入されていました。

 

「それじゃ次はレンタルガンプラの選択とバトロイの登録ですねー。レンタルガンプラはガンプラバトル開始記念におねーさんがサービスしときますねー。」

 

「いいのですか?ありがとうございます。」

 

まぁ当然ですがガンプラをレンタルするにはレンタル料が必要なようです。しかし今回は受付のお姉さんがサービスしてくれるとの事です。

 

「それではー機体は何にしますかー?最初は癖の少ないこのジム系の機体がオススメですよー。」

 

受付のお姉さんが取り出したガンプラは穂乃果やことりのガンプラとは違い、随分と…その…よ、弱そうなガンプラでした。ジム系?癖の少ない機体?難しいです…。困り果てていた私に救いの手を差しのべてくれたのは、やはり鳴神君でした。

 

「園田さんジムとかわかんないよね?良かったら俺が適当に見繕うけど?」

 

「お願いします!正直全くわかりません…。」

 

「だよね。初めは操縦も武装も癖の少ないジム系の機体ってのは賛成だな。園田さん弓道部だったよね?だったらやっぱり射撃系がメイン武装の方がいいかな。って弓と銃は違うか…。」

 

「あー園田さんは弓道部かー。だったらスナイパーライフルとか?いくらIFSでもいきなり初心者がガンプラバトルで弓とか使えないから同じ狙い撃ちーなスナイパーライフルがいいよー。」

 

「だね。ならジム・スナイパーⅡ辺りかな?サブウェポンもマシンガンで使いやすいだろうしね。」

 

「はいはーい。ジムスナⅡねー。はーい、園田さん。この子でいいかなー?」

 

 

そう言ってお姉さんが出してくれたのは、薄いブルーと紺色を基調とし、右手に長い銃を、左手に盾を持ったスッキリとしたガンプラでした。このガンプラを見た瞬間、私は決めていました。

 

「こいつの名前はジム・スナイパーⅡ。狙撃も出来ればマシンガンでのミドルレンジ…中距離での戦闘やビームサーベルでの近接戦闘も出来る機体だよ。どう?こいつでいいかな?」

 

私は渡された水色と紺色のガンプラ、ジム・スナイパーⅡを受け取りながら答えます。

 

答えはもちろん……

 

「はい!この子を使わせて貰います!」

 

私が初めて手にしたガンプラ……ジム・スナイパーⅡ。

 

この時の私は先程まで感じていた不安をすっかりと忘れ、これから始まろうとしているガンプラバトルへの期待でいっぱいでした!

 

さあ!始めましょう!ガンプラバトルを!

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