ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
幼馴染みの穗乃果ちゃんと海未ちゃん、そしてクラスメイトの男の子、ソラ君と一緒に始めたガンプラバトル!
穗乃果ちゃんは暴走しちゃってもう大変!
でももっと大変な事態に!
最強のスクールファイター綺羅ツバサさんが現れて…。
諦めちゃったことりを助けてくれたのは、一緒に出撃していたソラ君でした!
性能を凌駕する圧倒的な操縦技術。
ことりはそんなソラ君に恋しちゃいます♪
こうしてガンプラバトルとことり達の新しい毎日が始まりました!
そして……
「ことりちゃーん!おはよー!」
「おはよう♪穗乃果ちゃん♪」
みんな!おはよー!穗乃果だよ!
今朝も穗乃果はことりちゃんと海未ちゃんと一緒に学校に行くんだ!
「ねー!ことりちゃん!今日はガンプラ持ってきた?放課後また一緒にガンプラバトルしに行こうね!今日は穗乃果も自分で作ったガンプラ持ってきんだよ!」
妹の雪穂に誘われて始めたガンプラバトル!スゴい面白いんだよ!
だから穗乃果は昨日、仲良しのことりちゃんと海未ちゃんを誘って一緒に夕方からのバトルロイヤルに出撃したんだよ!
海未ちゃんは初めてのガンプラバトルだったんだけど、偶然アミューズメントセンターで出会ったクラスメイトの男の子、鳴神君に助けて貰いながらみんなで楽しくバトルできたんだよね!
でも綺羅さんって言うスッゴく強いスクールファイターさんと戦った時はホントもーだめだーって思っちゃったよ!
穗乃果なんてミサイル撃つ前にビームでドカンってされちゃったよ!
そんなスゴく強いスクールファイターの綺羅さん相手に、穗乃果達はなんにも出来なかったんだけど、一緒に出撃していた鳴神君がだっー!って行って、ばん!ってやって、がつん!ってやって倒しちゃったの!
あんなに強い綺羅さんをやっつけちゃった鳴神君ってスゴい強いんだね!穗乃果驚いちゃったよ!
「うん!ちゃんと今日はウィング持ってきたよ♪そう言えば穗乃果ちゃんは今日も雪穂ちゃんからガンプラ借りてきたの?それとも自分のガンプラ作って持ってきのかな?ね~穗乃果ちゃんはなんのガンプラ作ったの?教えて♪」
「あのね!昨日、雪穂に黙ってフルアーマーガンダム持っていったのバレちゃって怒られちゃったから、今日は穗乃果も自分で作ったガンプラ持ってきてるんだ!なんのガンプラかはねー……うん!まだナイショだよ!放課後のお楽しみ!」
「え~、気になるよぉ~!教えてよ~!穗乃果ちゃん♪」
「穗乃果!ことり!おはようございます!」
「よっす!高坂さん、ことりさん。おはよ。」
「あ!海未ちゃん!鳴神君も!おはよー!」
そうそう!今日は鳴神君も一緒に学校行くんだよ!昨日、海未ちゃんからメールがきてね!鳴神君のお家って実は海未ちゃんのお家のご近所だったんだって!ビックリだよね!よく海未ちゃんのお家に遊びに行ってたのに、一回も会わなかったなぁー。
鳴神君は放課後もまた穗乃果達と一緒にガンプラバトルしてくれるのかな?
「海未ちゃん!ソラ君♪おはよう♪きゃ~♪ことりね?ソラ君にとーっても会いたかったよぉ♪♪ねぇねぇ!ソラ君は昨日はことりのユメ、見てくれた?ことりは~ユメの中でもソラ君と一緒だったよ♪ソラ君ったらぁ~ことりにあ~んなことやこ~んな事をしちゃうからぁ♪ことり困っちゃいました♪でも~ソラ君がするなら…ことり♪イヤじゃないよ?や~ん♪恥ずかし~♪」
「あー。今日も朝っぱらから全開で飛ばしてるね。ことりさんは…。ってか当たってるんすっけど…。」
昨日からことりちゃんは鳴神君ととっても仲好し!今もほら!挨拶しながら腕に抱きついてぎゅーってやってる!
「ことり!止めなさい!鳴神君が迷惑がってますよ!」
「えぇ~♪そんなことないよね?ソラ君♪こ~ゆ~の大好きだもんね♪ことりのココ♪とぉ~っても柔らかいでしょ?えい♪えい♪」
「うぉ!っ!あのね、ことりさん…ホント朝は危険なんでヤメテ…。朝っぱらから下半身にテントなんて作って登校したら、周りはみんな女子ばっかなんだから下手すっと通報されるんだよ!」
「大丈夫♪大丈夫♪あ!ことりイイコト思い付いちゃった♪だったらぁ♪ことりがテントの解体をお手伝いしてあげるね♪ソラ君はお手てとお口とどっちが好きかな?ことり、ハジメテだけどがんばるね♪うまくデキるかな?きゃ♪言っちゃったぁ♪さ♪ちょっとソコの物陰で…」
「嬉しいけど嬉しくねー!ってか手でされんのも口でされんのもどっちも好きだー!じゃねーし俺!園田さんお願いヘルプ!助けてぎぶみー!」
「まったく…ほら、ことり!鳴神君が困っています!いい加減にしなさい!」
「えー!もうちょっと~♪うん?あれ?海未ちゃん?」
「はい?なんですか?ことり?」
「むぅ……。海未ちゃん昨日とちょっと違う…あ!…もしかして海未ちゃんも………。海未ちゃん!ことり、負けないよ!」
「は?いきなりなんの事ですか?」
「そっか…まだ自覚はしてないんだね…。」
「自覚?だから、何の事ですか?ことり?」
「ん~。あ!そうだ♪みんなで家族って言うのも楽しいかも♪ね!ソラ君♪」
「へ?園田さんじゃねーけど、一体何の事?」
「ちょっとだけ未来のお話だよ♪いつか、み~んな♪幸せになれる。そんな素敵なお話♪」
「だからことり!どう言う意味なんですか!」
あれ?ことりちゃん達、なんか難しい話してる?
あ!それより!
「ねー!それより!海未ちゃんもガンプラ作って持ってきた?穗乃果もことりちゃんもガンプラ持ってきたよ!」
そう!今はガンプラバトル!
「あ、はい。ええ、もちろんです。ほら、ちゃんと作って持ってきましたよ。これが私が作ったジム・スナイパーⅡです!自分では初めてにしては良く出来てるとは思うのですが……。どうでしょうか?」
「お!園田さん、ちょっと見せてよ。」
「海未ちゃん!穗乃果にも見せて見せてー!」
「穗乃果ちゃんとソラ君だけズルい!ことりにもみ~せて♪」
海未ちゃんはカバンからケースに入った水色のガンプラを取り出して穗乃果達に見せてくれたの!
海未ちゃんも言ってたけど、確かこのガンプラって昨日のバトルで海未ちゃんがレンタルして使ってたジム・スナイパーⅡってガンプラと同じガンプラだよね!
「へぇ。丁寧に作ってある。初めてでこれだけ丁寧に作れるんだ、園田さんってビルダーとしての才能もあるっぽいな。手先が器用なんだな。あー、でもココのシール、貼り直した?うん。まぁこのくらいなら大丈夫。上手に貼り直してあるしね。」
「ソラ君♪ことりにも見せてね♪わぁ!ホント海未ちゃん初めてなのに上手に出来てるよ!ランナーのゲート跡もそんなに目立ってないし!」
「よかった……。とりあえずは今日の放課後のバトルに間に合うように急いで作ったのですが、二人に見てもらって合格点を貰えたのなら問題無さそうですね。」
「あれ?もしかして穗乃果より上手?」
うわー!海未ちゃん上手に作ったんだ!穗乃果のガンプラはちょーっと失敗したところもあるから、見せるのが恥ずかしくなってきたなー。やっぱり爪切りじゃダメだったのかな?
「そう言えば、鳴神君は自分のガンプラは持って来てはいないのですか?昨日は私と同じでレンタルガンプラを使っていましたよね?」
「うん♪ことりもソラ君のガンプラ見た~い♪」
そっか!鳴神君も昨日は海未ちゃんと一緒でレンタルガンプラ使ったんだよね!
「鳴神君!穗乃果にも見せて見せてー!」
「ん?ムリ。俺は自分のガンプラ持って来てないから。」
あれ?なんで?
「ええー?なんで?どうして!鳴神君!今日は穗乃果達と一緒にガンプラバトルしてくれないの!また一緒に出撃してよー!」
「そんな…ことりとは遊びだっの!ことりとはもう一緒にシテくれないの?おねがい♪ソラ君♪今日もことり達と一緒にガンプラバトルやろうよぉ~!」
「二人共!確かに鳴神君と一緒にガンプラバトルを出来ないのは、その…なんと言いますか…とても…ええ……とても…残念ですが、今日は何か用事があるのかもしれません!無理を言ってはいけませんよ!それとことり!貴女はいちいち表現が卑猥です!」
そんなー!せっかく仲良くなったと思ってたのに!なんで?どうして?穗乃果達と一緒にまたガンプラバトルやろうよ!
「は?三人ともなんか勘違いしてない?公式戦に出るってんなら絶対に断固として断るけど、昨日の様な野良バトルなら別にガンプラバトルをヤらないって言ってるんじゃねーよ?ただ俺は今日もレンタルガンプラで十分って事。」
ほぇ?
「なぁ~んだぁ♪ことり、びっくりしちゃったぁ。でも、ソラ君は今日もレンタルガンプラ使うの?ソラ君くらいの腕だと巣組のレンタルガンプラじゃ物足りないんじゃないかな?ほら、それに昨日の綺羅さんみたいなスゴい人が出てきたら困っちゃうし!」
「大丈夫だって。昨日のようなガチ勢の相手がそうそう出てくるワケねーし。出て来たとしても戦い様なんてどうとでもなるって。それにことりさんは兎も角、初心者の園田さんや高坂さんの為にも俺がガチ組みの相棒を使ってしゃしゃり出て、獲物を根こそぎ狩りまくっちまうより、二人のサポートに入ってガンプラバトルに慣れて貰う方が後々の為になるっしょ?あとは、まぁ…単純に俺自身がガンプラバトルを少しでも楽しむ為の縛りプレイってヤツだよ。」
「鳴神君……ありがとうございます。私達の事、そこまで考えてくれていたのですね!そうですね。確かに全てを鳴神君に頼ってしまっては、折角のバトルも面白くなくなってしまいますよね!みんなで協力して頑張りましょう!」
「そっか……ソラ君はそ~ゆ~プレイも好きなんだね♪うん!ことりがんばるね!イタイのとかも我慢するね♪あ!でも、あんまり痕の残る事はしないでね?みんなにバレちゃったら恥ずかしいよぉ~♪でも?縄とかろうそくとかって何処で買えばいいのかな?やっぱり赤いろうそくの方が雰囲気出るよね?GPでも買えるお店ってあるのかな?」
「ねー!ことりちゃん!ガンプラバトルでなんでロウソク使うの?それになんで赤いロウソク?あ!穗乃果わかったよ!停電になったときにコクピットで使うんだね!当たりでしょ!」
「あぁ…またことりさんがそっちに逝っちまったよ…。そして高坂さんはことりさんに毒されないで今のままのアホの子で居てくれ…。そりゃもう切実な願いだよ…。」
「もう!鳴神君ヒドイよー!穗乃果アホの子じゃないよー!」
「ねぇソ~ラ君♪そ~ゆ~設備のあるホテル知ってるかな?あ!ホテル代は割り勘でも良いよ♪放課後にろうそくとか色々買ったら行こうね!ことり……ハジメテだから…優しくシテね♪きゃ♪」
「逝かねーよ!イヤ!行きてーけどココで行ったら色んなモノが終わるよ!」
「ことり……鳴神君……もしかしてナニかとてつもなく破廉恥な事を話していませんか?」
「え~♪海未ちゃんは今の会話がえっちなお話しに聴こえたんだぁ♪も~海未ちゃんったらぁ♪海未ちゃんのえっち♪だったら海未ちゃんも一緒に行こう♪ハジメテが三人でなんて海未ちゃん過激すぎるよぉ♪」
「こ、ことり?なななななななななななななななななななななにを!」
「おぅ!園田さんに飛び火した!………イヤマテ俺よ……純国産大和撫子系美少女を縄で縛ってほんわか肉食系美少女と二人で責め立てる…だと……おぉ……おぉ…これは……これは…な、なかなか……」
「ちょっ!待ってください!私は一体ナニをされるんですか!そしてそこ!鳴神君はナニを想像しているのですか!ってか私にナニをしてるんですかー!」
「ことりもハジメテだから!大丈夫♪大丈夫♪」
「昨日からのことりの大丈夫は全く大丈夫に聴こえません!ちょっと!鳴神君もぶつぶつ言ってないでことりを止めてください!」
「くっ……ココでことりさんを止めると色々と勿体ない気が……けど欲望のままに行動して1年前ににこちゃんに酷い事しちまったし……」
「ソラクン?ニコチャンッテダレカナ?カナ?カナ?カナ?カナ?カナ?カナ?カナ?」
「ぬぉ!しまった!ことりさんがヤンデルモードに!」
「ねー!みんなお話終わったー?」
ホントみんな仲良しだよね!穗乃果はなんのお話かぜんぜんわかんないけど?
あれ?学校の掲示板の前に人がいっぱい?なんだろ?
「ねーねー!みんな!あそこ!なんか掲示板に人がいっぱいだよ?なんだろ?」
「カナ?えっ?あ!ホントだね!何かお知らせかな?なんだろうね?」
「ふぅ……。ことりの暴走には今後は要注意ですね。あら?そう言えば、この時期に何かお知らせですか?うーん、心当たりがありませんね?なんでしょうか?」
「助かった……ことりさん欲求不満か?イヤイヤ…手を出したらなんか詰みそう…。あれ?別に詰んでも良くね?イヤ…でもあーもガンガン来られるとシャイなハートにゃ厳しいんだよなぁ…。しかし園田さんの緊縛姿か……ヤヴェ…ヨダレ出そう…園田さんって着物とか似合うよな絶対…着物で緊縛って…マ、マニアック過ぎるしょ…じゅる」
「ソラクン?」
「はい。ごめんなさい。ことりさん。ホントごめんなさい。許してください。」
「ねー!みんな!どうしたの?何かお知らせ?」
「あ!穗乃果!とことりちゃんと園田さん!と?鳴神君?なんか珍しい組み合わせだね?って!それどころじゃないよ!大変なの!大変!」
なんかスゴい慌ててるけど、なにが大変なんだろー?
「廃校!廃校だよ!私達の学校がなくなっちゃうんだよ!」
「「「「はい?はいこおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」
つづく?
ご覧いただきありがとうございました。
第4話「ススメ→トゥモロウ」そのに は、早ければ明日、遅くとも明後日には投稿出来るかと思います。
皆様引き続きガンプライブ!をよろしくお願いいたします。