ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様!本日もご覧いただきありがとうございます!

前回の妄想暴走で心配しておりましたが、お陰様で運営様よりお叱りも無く、無事に今日を迎えることが出来ました!

今回からの語り部は再び海未ちゃんになります。
そしてようやく、かしこかわいいエリーチカ&スピリチュアルやね♪な希さんが登場してくれます!
これで残るμ'sメンバーは西木野総合病院の跡取り娘な真姫ちゃんを残すのみとなりました!
真姫ちゃんも5話中には登場して貰いたいと思っております!
それでは相も変わらずな内容ではございますが、よろしければお付き合い下さい!








第5話「START:DASH!!」そのいち

「認められないわ。」

 

「えぇぇぇぇ!どうしてですか!生徒会長!」

 

皆さん、こんにちは。

昨日、私の不用意な発言からの穗乃果の大爆走でガンプライブ優勝を目指す事になってしまった音ノ木坂学院2年の園田 海未です。

その場のノリとはとても怖いモノですね。

皆さんもその場のノリと勢いで失敗しないで下さいね?

まぁ、私は後悔はしていませんが。

 

さて、そんな私達はまず、ガンプライブ出場の為に必要な生徒会からの公認を貰うために放課後、ことりを除く私・穗乃果・鳴神君の3人で生徒会室にやって来ました。

 

えっ?学校の方の公認ですか?

そちらはことりが現在、別行動で理事長室に“おねがい♪”で、おば様……理事長を撃墜しに行っています。

ことりの“おねがい♪”はバスターライフルを軽く超える破壊力なので、そちらは心配しなくてもあっさりと許可はいただけるでしょうね。

それに理事長は愛娘のことりにとても甘いですし。

はい?コネを使うのは卑怯だ?

この際です。許可を貰えればどうでもいいですよ、そんな事は。

 

「同じ学校で2つも公認は出せないの。鳴神 青空君。何時もあの部室でいかがわしい行為に耽っている貴方なら、私の言っている2つの公認の意味が分かるわよね?」

 

生徒会室を訪れ、生徒会公認を貰おうとお願いをした私達でしたが、そんな私達を待ったいたのは冷たく言い放たれた生徒会長の拒絶の言葉でした。

鳴神君……何時もいかがわしい行為って貴方は一体何をしているのですか?

 

「ッチ…。相変わらず見た目もスタイルも理想的な癖に嫌味でキツい女だな…。」

 

「嫌味でキツい女で結構よ。見た目やスタイルだけで人の価値を判断する何処かのクズよりは余程マシだとは思わないかしら?どのみち貴方が関わっているなら、生徒会としては許可は出せても、私は絶対に許可は出さないわ。」

 

「そんな!確かに鳴神君はちょっとアレですが、流石にクズ呼ばわりはあまりにも!それに個人の感情で生徒会長の貴女が生徒の提言を却下するなんて!」

 

「オイ待て園田さん。俺がちょっとアレってのナニよ?」

 

とりあえず校内でいかがわしい行為をしていたと言う、このバカは放っておきましょう。

それにしても、生徒会長はどうして鳴神君に対してこんなにも厳しい対応なのでしょうか?

生徒会長は普段はこんなにも厳しい人ではないはずですが……?

 

「貴女は…確か弓道部2年の園田 海未さんだったわよね?貴女はいいの?こんな男と仲良くしていて?」

 

「それはどう言う意味ですか?」

 

「その男と一緒に居ると、貴女も貴女のお友達もみんな不幸になるわよ。鳴神君。貴方の目当てはどうせこの子達の身体だけなんでしょ?そして、またあの子を傷付けた様に、今度はこの子達を傷付けてボロボロに壊すつもりよね?」

 

あの子?傷付けた?ボロボロに壊す?一体何の話ですか?

 

「会長さんよ。アンタに言われるスジ合いはないっての。それに……昨日、スジは通して来た。」

 

「ホントかしらね?貴方なんかの言葉じゃとても信じられないわね。」

 

「っ!アンタなぁ!いい加減に…」

 

「は~い!スト~ップ!二人ともそこまでやで?えりち?あんまりかわいい下級生いぢめたらアカンで?鳴神君も、そないに熱くならんでな?お姉さんのお願いやで?」

 

「チッ!おい!クソ女!希さんに感謝しろよ!」

 

「あら?希に感謝するのは貴方の方じゃないの?クズ男。」

 

気のせいでしょうか?案外とこの二人は仲が良いのではないでしょうか?

ですが、それを今言ってしまうと確実にこちらに飛び火してしまいますね。

黙っておきましょう。

 

「ねぇ、海未ちゃん?なんかそら君と生徒会長って仲良いのかな?息がピッタリだよね!」

 

穗乃果?そんな事を今言っては!

 

「「仲良くなんてない(わ)!!」」

 

ほら……やはり怒られました。

だからアホ乃果と言われてしまうのですよ、貴女は…。

 

「うぇ!ごめんなさい!」

 

「あはは♪えりちも鳴神君もほんまになかえぇやん。うち、羨ましぃ~わぁ♪らぶらぶやね♪」

 

「オイ!希さん!ふざけんな!誰がこんな女なんかと!願い下げだ!」

 

「あら?私は見た目もスタイルも理想的なんじゃなかったの?下半身で物事を考えてる下劣な貴方なら私の事も犯したいって考えてると思っていたわ。それとも、貴方の貧弱な妄想の中では私はもう犯されてるのかしら?」

 

「ハッ!ならご希望通りにぐちゃぐちゃに犯し抜いてやろーか!クソ女が!」

 

「やれるものならやってみなさい。クズ男。」

 

この二人は仲が良いのか悪いのか…。

ですが……なんでしょう?鳴神君と生徒会長の息の合ったやり取りを見ていると、胸の辺りが何故かもやもやします。

……いけません…今は考えるのは止しましょう…。

そう、今は……

 

「はぁ……あの?どうでも良いのですが、いい加減に話を先に進めませんか?」

 

「そうだよ!生徒会長!副会長!お願いします!私達、学校存続のために本気でガンプライブ優勝をめざしてるんです!可能性はゼロじゃないんです!だから…」

 

「ガンプライブ優勝…ね。確かにその可能性はゼロではないでしょうが、限りなくゼロに近いモノよ。高坂さん、貴女はそこのクズ男の力があればガンプライブなんて楽勝だとか考えてるのでしょ?」

 

「誰がクズ男だクソ女!」

 

「貴方と話してるのでないわ。黙りなさい、クズ男。物理的に黙らせるわよ?」

 

「上等だ!コ"ラ"ァ"!」

 

鳴神君はたまにチンピラになりますね。

まぁこの程度はことりの黒化より遥かにマシなので問題はありませんね。

 

「もー!そら君はちょっと黙ってて!」

 

「チッ!覚えてろよ!クソ女が!」

 

本当にチンピラみたいですね…しかも三下の…。

これは後でじっくりとお説教ですね♪

 

「生徒会長!私達は確かにそら君の力をあてにしています。でもそら君に頼りきりになるつもりはありません!私達自身も強くなって、みんなで一緒にもっと先に進むんです!」

 

穗乃果…。

貴女は何時もそうですね。前を向き続け、躊躇わずに進み続ける。

そんな貴女だからこそ、私もことりも一緒に進んで来られたんでしょうね。

 

「強く……ね。」

 

「はい!もっと強く!足りないならもっともっと強く!それでもまだ届かないならもっともっともーっと強くなってみせます!」

 

「……………高坂さん。貴女のその姿勢はとても好ましいわ。でも、ごめんなさい。やっぱり私達生徒会は認められないわ。」

 

「そんな…。」

 

「ごめんなさいね。さ、話はこれでおしまいよ。これから会議があるの。もう出てってちょうだい。」

 

「ごめんなぁ。そや!とりあえずガンプライブ云々は抜きにして、1回手近な公式戦にでも出て腕試ししてみぃへん?みんなが強いって分かったら、えりちも生徒会公認許してくれるかもしれへんよ?」

 

「希……私は…」

 

「えりち?頭ごなしにダメやって、ゆ~のもかわいそうやろ?な?チャンスはみんなに平等に、やで?」

 

「………はぁ…わかったわよ。希、貴女の好きにしなさい。」

 

「おおきに♪流石はうちのえりちやね♪」

 

公式戦に参加ですか?

……確かに。一度は公式戦に参加して私達の実力がどの程度か把握しておくのも必要ですね。

それに公式戦トラウマの鳴神君をいきなりガンプライブの予選に出場させるのも危険です。

ここはやはり鳴神君のリハビリも兼ねての公式戦参加は十分にありですね。

そして私達を生徒会に……生徒会長に認めさせてみせましょう。

 

「では公式戦で私達の実力を示せば、生徒会の対応も変わると思ってよろしいのですね?」

 

「そうゆ~ことやね♪がんばってな?うちは応援しとるで♪」

 

「はい!ありがとうございます!副会長さん!よーし!みんなで公式戦に出場だよ!絶対に勝って生徒会の公認貰うんだから!」

 

「うふふ。ホントに大丈夫かしらね?見てみなさい?そこのクズ男は公式戦って聞いて、もう顔面蒼白になってるわよ?」

 

えっ?

 

「な、鳴神君!大丈夫ですか!顔色が真っ青に…それに凄い汗ですよ!」

 

「……まだ…だいじょうぶ…」

 

まだって!それってそのうち決壊するって事ですよね!?

 

「不様ね。(私は……そんな貴方の姿なんて見たくなかったわ……) 目障りよ。お願いだからもう消えて。」

 

?今、生徒会長が何か小声で言った様な……?

 

「うるせぇ…くそおんな…げろまきちらすぞ…」

 

「なっ!止めなさい!バカ!貴女達も見てないで早くこのバカを連れ出しなさい!」

 

「鳴神君!それはしゃれにならへんからやめて~や!吐くならお手洗いにLet's GOやで!」

 

「ふっふっふっ……うぇっぷ…あわてろ、あわてろ…。もうのどもとまでげろがのぼってきてるぞー。くっくっくっ…かいちょーさんよぉ…てめぇのそのきれいなかおにぶちまけて…おぇ……きょうからくそおんなじゃなくてげろおんなにしてやる…」

 

「イヤァァァァァ!来ないでぇぇぇぇぇぇ!エリチカに近付かないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

「へっへっへっ…いいひめいだ…うぇっぷ……ついでにのぞみさんのむちむちぼいんもげろまみれのぐちゃぐちゃにしてやる…」

 

「ひぃぃぃぃぃぃ!なんでうちまで!お願いやからこっち来ぃへんでぇぇぇ!」

 

はぁ……また無理をして道化を演じて……

 

「ほら鳴神君!バカな事をやってないで、さっさとお手洗いに行きますよ!戻すならお手洗いでお願いします!」

 

「が、がまんだよ!そら君!もうちょっとの辛抱だよ!」

 

「くそ……おぼえてろよ…げろおんな…。おれがきえても、だいにだいさんのおれがおまえをねらってるぞ…。」

 

「鳴神君?貴方は何処の魔王ですか!」

 

「いいから!早く!出て行きなさぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ。スッキリした…。クソが…あのゲロ女め…次は必ずぐちゃぐちゃにしてやる!」

 

決壊寸前の鳴神君をお手洗いに連行した私達は、今は教室へと向かっています。

 

「そら君!女の子にひどいことしちゃダメなんだよ!生徒会長さんや副会長さんにそんな事したら穗乃果、怒っちゃうよ!」

 

「あ"ぁ"?なら変わりにアホ乃果ァ、てめぇにゲロぶちまけるぞ!コ"ラ"ァ"!コッチ来いやぁボケがぁ!」

 

「わわ!やめてよー!こっちにこないでー!穗乃果だってゲロまみれはイヤだよー!」

 

「止めなさい!貴方は何処のチンピラですか!」

 

こんなバカを心配して損をしました…。

ですが、もう顔色は大丈夫そうですね。

お手洗いに入る直前には真っ青を取り越して土気色になっていましたからね。

鳴神君のトラウマ……私達はその根深さを少し舐めていたのかもしれません。

ただ公式戦に出場すると宣言しただけであの有り様とは……。

昨日、ガンプライブに出場すると言った時はどれ程の無理をしていたのでしょうか…。

一生懸命に無理をして、精一杯の見栄を張って、ふふ……ほんと、男の子は大変ですね。

ですが鳴神君。そんな貴方の虚勢は、とても好ましく思いますよ。

 

「へいへーい。」

 

「はい、は1回で結構です。」

 

「ふん………ったく…園田さんまでにこちゃんみたいなこと言いやがって…。ドウモスイマセンデシター。」

 

「鳴神君?お説教が必要ですか♪」

 

「個室のベットの上で一糸纏わぬ園田さんと二人きりなら喜んで。」

 

「構いませんがその時はもぎますよ?」

 

2度と使い物にならないように根本からポッキリと♪

 

「ねぇ海未ちゃん?そら君のナニをもぐの?」

 

「ナニを。ですよ、穗乃果。」

 

「だからナニってなに?」

 

「もがれる時に触られるなら全然おっけー!むしろご褒美ッス!」

 

「いい加減に黙りなさい。この変態!」

 

「へいへーい。」

 

「はい、は1回です!全く…元気になった途端にこれとは…。ではひとまずはことりと合流して、それからアミューズメントセンターへ向かい今日の練習を始めましょう。」

 

「あいよっと。所でことりさんの方は大丈夫だよな?これで学校側の公認も貰えないとか冗談じゃねぇぞ?」

 

「そちらは問題無いでしょう。理事長はことりを溺愛していますし、ことりのアノ“おねがい♪”ならイチコロですよ。」

 

「あぁ…アノ“おねがい♪”ね……。ありゃ確かにヤバいからなぁ。アレ喰らったら理性を保つので精一杯だよ。」

 

アノ“おねがい♪”で何度気付かぬうちにことりの要求に応えてしまった事か…。

ことりの趣味の洋服作りの作品を着せられた時などは悲惨でした…。

私があんなにフリフリな洋服を着ても似合うわけないのですが、ことりも穗乃果も面白がって私を着せ替え人形にして…。

………でも…もし…あの時に鳴神君が一緒に居たら…綺麗だとか可愛いとか言ってくれたのでしょうか…………あれ?……もしかしてことりのアノ“おねがい♪”で生徒会長を堕とした方が早かったのではないのでしょうか?

2・3発もことりの“おねがい♪”を撃ち込めば大抵は屈してしまうはずですが…………………き、気付かなかった事にしましょう……。

 

「ことりちゃん、もう教室に戻ってきてるかな?」

 

「そ、そうですね。時間的にはもう戻っていても良いはずですが。」

 

私が“おねがい”の可能性に気付いた事に二人ともまだ気付いてない様ですね。

このまま黙っておきましょう。

 

「あのクソ女のせいで無駄に時間使っちまったからな。流石にもう戻って来てるだろ?おーい。ことりさ「ソラく~ん♪会いたかったよぉ~♪」ぐぇ!」

 

鳴神君が教室の扉を開けると、そこから野生のことりが飛び出して来て鳴神君へと突撃して来ました。

………抱きつくのは別に構わないのですが、ことりの頭が鳴神君の鳩尾辺りに直撃した様に見えましたが、大丈夫でしょうか?

 

「や~ん♪ことり♪ひとりぼっちでと~っても寂しかったよぉ♪あぁ…ソラ君のにおい……はぁはぁはぁはぁ…イケナイ…ことり…興奮してきちゃうよぉ~~♪」

 

「ことりちゃん?そら君さっきおトイレでゲロしたばっかりだから酸っぱいんじゃないかな?」

 

「はぁはぁはぁはぁソラ君ソラ君ソラ君ソラクンソラクンソラクンソラクンソラクンソラクン……フフフフフフフフフフフフフフフフフフ……」

 

「ことりちゃん、きいてないし。」

 

「げ!ことりさん!なんでヤンデル化してんだよ!ちょ、アホ乃果!み、みてないで助けろ!段々と抱き付いてくる力が強くなって…ぐぇ…こ、このままじゃ、またなんか出る……。」

 

「あ!そら君またアホ乃果っていった!穗乃果、アホじゃないもん。そんないぢわるなそら君は助けないよーだ!それにそのことりちゃん、なんか怖いんだもん!穗乃果はまだ死にたくないよ!」

 

あぁ…今日も出て来ましたね。黒い方が…。今回はまだ嫉妬する様な事は話してはいないはずですが、何故出て来たのでしょうか?

まぁ生徒会室での鳴神君と生徒会長の息の合った熟年夫婦の様な罵り合いを教えれば出て来るとは思っていましたが……。

黒い方が出て来る直前までは匂いに興奮していた様ですが、まさか興奮するだけで出て来る様になったのではないでしょうね?

それにしても、あんなにお腹を頭でぐりぐりしてはまたナニか出てしまいますよ?

鳴神君は今度はことりを吐瀉まみれにするつもりでしょうか?

まぁ冗談はさておき、先程お手洗いで盛大にリバースして来たばかりなので、鳴神君もこれ以上は出すモノも無いでしょうが。

この状態で下手に関わると盛大に飛び火して私まで被害を被るので、本当ならばあまり関わりたくはないのですが……。

どちらにしろこのままでは鳴神君の上半身と下半身がお別れしてしまい、ことりが猟奇殺人犯になってしまいますね。

仕方ありません。とりあえず脳天に一発手刀でも入れてみましょうか?

以前、お祖父様が壊れた電化製品には斜め45度に手刀を入れてみなさい。と、おっしゃっておりましたし。

…………ことりは電化製品ではありませんが、私達の体内にある医療用ナノマシンは電化製品みたいなモノでしょうから問題は無いですよね?

 

「海未ちゃん?なにするの?」

 

「実力行使です。壊れた電化製品には斜め45度で手刀ですよ!では…園田 海未!いざ尋常に!参ります!はぁぁぁぁぁ!てい!」

 

「きゃ!ふぇ?海未ちゃん?アレ~?ことりナニしてたの?なんだか頭がイタいよ~な?」

 

「戻りましたね…。それは気のせいですよ。ほら、ことり。いい加減にしないと、貴女も汚物まみれにされますよ?これからアミューズメントセンターに練習に行くんです。人前に出れない程に汚物まみれにされてもシャワーを浴びて着替える暇なんてありませんよ!」

 

「助かった……ってか汚物ゆーな!俺だって好きでゲロった訳じゃねぇよ!しかも今出そうなのは主に命に関わる臓物系だ!人の口から出ちゃ駄目なモノだ!ゲロじゃねぇよ!」

 

「え?ことり、人前に出れないくらいソラ君にグチャグチャに汚されちゃうの♪や~ん♪そんなぁ~♪ことり初体験もまだなのに、いきなり上級者向けの“あぶの~まる”なプレイ要求されちゃったら困っちゃうよ~♪でもちょっと楽しみかな~♪うん!い~よ♪ことりのこと、い~っぱい汚してねっ♪きゃ♪」

 

お祖父様。ありがとうございます。お祖父様のお教えのお陰でなんとか今回も危機を脱する事が出来ました。

しかし…今回は手刀一発とは随分と簡単に戻りましたね。

興奮しただけでは黒化の深度が足りないのでしょうか?

やはり嫉妬状態での黒化が一番危険なのでしょうね。

はぁ…そのうち、ことりの黒化で論文でも書けそうな気がして来ました…。

 

「ことり、貴女も穗乃果と同じで人の話をちゃんと話を聞いて下さいね?時間も押していますので、色ボケはそれくらいにして下さい!」

 

「は~い。ごめんなさ~い♪」

 

「え?穗乃果はちゃんとお話聞いてるよー!」

 

「穗乃果…嘘はいけますよ?嘘は。そして!鳴神君は汚物と言われたくなければ早くトラウマを克服してその戻し癖をどうにかして下さい!今日はどうにかお手洗いに間に合いましたが、もしガンプラバトルの最中に戻しそうになったらどうするのですか?」

 

「エ、エチケット袋持参でコクピットに…。」

 

エチケット袋持参でって……遠足の時に車酔いする子供ですか!

 

「コクピットで戻す事が前提ですか!大体、いちいち戻していては戦力になりません!私達は貴方だけに頼るつもりはありまさんが、鳴神君のファイターとしての実力を宛にしているのも事実なのですよ?トラウマが治らないようなら荒療治もあるとおもって下さいね♪」

 

「うわぁーい。園田さん厳しいー。」

 

「当たり前です!やるからには何事も中途半端は許しません!」

 

「ダメだよ!海未ちゃん!絶対にダメ!トラウマってそんなに簡単に治んないんだから!あんまりムチャするともっともっと悪くなっちゃうから優しくしてあげないと!」

 

「「「え?」」」

 

聞き間違いでしょうか?

今、穗乃果が何やら賢い事を話した様な気がしたのですが……?

 

「トラウマの克服ってね?その人の心象風景を根本から描き変える様な事なんだよ?それを本人の意思を無視して無理矢理押し付けると心が壊れちゃうんだよ!そら君が壊れちゃうよ!もし海未ちゃんがそら君に無理矢理トラウマを克服させようとか考えてるなら、ホノカが止めてみせるよ!そんな事は海未ちゃんだってホノカが絶対に許さないんだからね!」

 

………気のせいではなかったのですね……。

ど、どうしましょう……。

 

「…………穗乃果ちゃん?」

 

「…………穗乃果。」

 

「…………アホ乃果?」

 

「ふぇ?ナニ?どーしたの?みんなそんなに心配そうな顔で穗乃果のこと見て?」

 

「え~っと…穗乃果ちゃん?だ、だいじょ~ぶ?お熱あるの?具合悪いの?たいへんだよ!はやく保健室に…」

 

「いえ、ことり。ここは病院の方が良いのではないですか?」

 

「だな。この近くなら西木野総合病院か?あそこなら設備も医者の質も問題ないはずだぞ?」

 

「ならことりが病院にお電話して今すぐ診てもらえるよ~に“おねがい”してくるね!」

 

「んじゃ俺はタクシーの手配しとくよ。いや?救急車呼んだ方が早いか?」

 

「私は穗むらに連絡しておば様とおじ様にこの事を報せます。ことり!鳴神君!急ぎましょう!急がなくては…穗乃果の命に関わるかもしれません!」

 

「……ねぇ……なんでことりちゃんも海未ちゃんもそら君も穗乃果のこと病院に連れて行こうとしてるの?って!海未ちゃんはおかーさん達にお電話するのはダメー!お仕事の邪魔になっちゃう!」

 

「ですが穗乃果……」

 

「ダメだからね!お店の邪魔したら!絶対にダメ!」

 

「園田さん!とりあえずは病院に連れてくぞ!今の穗乃果はあきらかにおかしい!」

 

「だから!なんで穗乃果がおかしーの!穗乃果はどこもおかしくないよ!」

 

「…だって…穗乃果ちゃん…かしこい穗乃果ちゃんなんて……ことり…。」

 

「あぁ……賢い穗乃果なんて…………。」

 

「そんな穗乃果など…賢い穗乃果など……ありえません!だって穗乃果ですよ?基本的に穗乃果な穗乃果ですよ?」

 

「穗乃果ちゃんだもんね…。」

 

「アホ乃果だぞ…。」

 

「うぅぅ…みんなひどいよ……穗乃果は…穗乃果は…穗乃果は!」

 

 

 

あれ?穗乃果?

 

 

 

 

「穗乃果!アホじゃないもん!みんな穗乃果にしつれいだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いいえ、穗乃果…。貴女は基本的にアホでしょ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 




皆様!本日もご覧いただきましてありがとうございました!


本二次創作小説、ガンプライブでは穗乃果と書いてアホと読む場合が 多々ございます。
ご了承下さいませ…。

次回、第5話「START:DASH!!」そのに は、りんぱなも交えた出撃前の小話になる予定です。
2・3日中には更新出来るように頑張りたいと思いますので、よろしければまたご覧下さい!




それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
皆様のご意見・ご感想をお待ちしております!


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