ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます!

今回もお話はほとんど進みません。
そしていよいよ今までで最大の暴走が始まります……。

皆様は可愛い女の子の手作り料理はお好きですか?
例えば、ボルシチとか……。








第5話「START:DASH!!」そのに

「おーい!せんぱーい!おにーさーん!こっち!こっちにゃ!」

 

「お疲れ様です先輩!今日も皆さん来ると思っていたんで先に凛ちゃんと一緒に先輩達の席を取っておきましたよ!」

 

穗乃果の激しい抵抗により病院に連行するのを諦めた私達は、予定通りに学校近くのいつものアミューズメントセンターにやって来ました。

 

一先ずはレストコーナーでそれぞれの出撃準備をしようと、みんなで空いているテーブルを探していたら、先にアミューズメントセンターにやって来ていた花陽と凛の二人が、此方に向かい手を振り呼び掛けてくれていました。

どうやら私達の為にレストコーナーのテーブルを一つ確保していてくれた様ですね。

 

「あ!凛ちゃーん!はなよちゃーん!席取っててくれたんだ!ありがと!そうだ!ねぇ!ちょっと聞いてよ二人とも!そら君もことりちゃんも海未ちゃんも!みんなひどいんだよ!」

 

「にゃ?おにーさんがヒドイのはいつもの事だけど、今日はことり先輩と海未先輩もヒドイのかにゃ?」

 

「オイ待てアホ猫!誰がいつも酷いって!なんならテメェも酷い目に会わせっぞ!ゴラァ!それとなぁ!今回はそこのアホ乃果の日頃の行いのせいだ!」

 

「凛はアホ猫じゃないにゃ!」

「穗乃果!アホ乃果じゃないもん!」

 

「「アホって言う方がアホなんだよ(にゃ)!」」

 

あら?二人とも息がぴったりですね。

見事にシンクロしています。

やはり穗乃果と凛は何処か似ているのでしょうね。

 

「お!1人と1匹、アホの二重奏か!腕を上げたな!アホ共!」

 

「それで穗乃果先輩?どうしてことり先輩と海未先輩も酷いんですか?」

 

「あれ?なんだろー?さらっと流れされたよ?はなよちゃんもちょっとひどい気がする…?」

 

「やだなー、穗乃果先輩、それは気のせいですよ。気のせい。」

 

花陽もたった1日ですっかり穗乃果のあしらい方に慣れましたね。

まぁ花陽は元々、凛のあしらい方である程度は慣れていたのでしょうね。

 

「いぢわるなおにーさーんは放っておくにゃ!それで?穗乃果先輩。ことり先輩と海未先輩のナニがヒドイの?」

 

「そう!それがね!みんな穗乃果がかしこいこと言ったからって病院に連れて行こうとしたんだよ!」

 

「「え……」」

 

「ふぇ?凛ちゃん?はなよちゃん?どーしたの?急にかたまって?おーい?おーい?あれ?」

 

あぁ、穗乃果…それはきっと…

 

「ど、ど、ど、ど、ど、ど、どーしよー!凛ちゃん!」

 

「たいへんだよ!かよちん!穗乃果先輩が!」

 

「お、お、お、お、落ち着いて!凛ちゃん!ま、まずは落ち着こう!ひっひっふー、ひっひっふー。」

 

花陽……それはラマーズ法ですよ。

主に出産の時に用いられる呼吸法ですよ?

 

「ふぅ。よし、落ち着いたよ。じゃなくて!そうだよ!穗乃果先輩だって、た、たまには…」

 

「でもかよちん!穗乃果先輩だよ?穗乃果先輩な穗乃果先輩なんだよ!」

 

「…あ…………ごめん、凛ちゃん。花陽が間違ってたよ……。穗乃果先輩な穗乃果先輩なんだよね…。それじゃ!やっぱりすぐに病院に連れて行かなきゃ!」

 

「ヤバいにゃ!穗乃果先輩がたいへんだにゃー!」

 

「穗乃果先輩…何かヤバいお薬をキメたとか?ま、まさか…脳に何か障害が……。」

 

「きっとそうだにゃ……。穗乃果先輩が賢いなんて、かよちんがお米をキライになるくらいたいへんな事だにゃ!そんな事があったら世界が終わるにゃ!」

 

「花陽がお米を…?あ、あり得ないよ!それは絶対にない!あぁ穗乃果先輩……今まで本当にありがとうございました…。まだ知り合って2日ですが、花陽は穗乃果先輩の勇気を、優しさを、明るさを、ちょっと残念な所を、そのすべてを…絶対に…絶対に忘れません…。」

 

「かよちん!穗乃果先輩のお家は確か有名な和菓子屋さんだから、きっと葬式まんじゅうはスッゴい美味しいにゃ!」

 

「老舗の和菓子屋さんのおまんじゅう……じゅる……うん!楽しみだね!凛ちゃん!」

 

「うん!楽しみだにゃ~♪」

 

「あれ?病院通り越して今度はお葬式になってるよ?なんで?」

 

だから穗乃果…それは貴女の脳ミソが可哀想がだからですよ…。

 

「くっくっくっ…腹イテェ!アホにアホって言われてんのに気付けよ!アホ乃果!」

 

「穗乃果ちゃん……ことりはどんな穗乃果ちゃんでも、たとえ穗乃果ちゃんな穗乃果ちゃんでも…ずっと…友達だよ…。」

 

「穗乃果…諦めなさい。これがみんなの貴女への評価ですよ…。」

 

「もー!みんなひどい!どうして?穗乃果はアホじゃないもん!穗乃果は怒ったよ!怒ったって言ったら怒ったよ!うがー!」

 

穗乃果はいつも怒っても…なんと言いますか…その、迫力?がないんですよね…。

デフォルメされた仔犬や仔猫が威嚇してるしようにしか見えません。

ことりなんて今の穗乃果を見てやんやんと悶え始めてますよ。あの様子ではことりは暫くは戻って来ないですね。

本当にことりは可愛いモノが大好きですね。

 

「クックックッ!あーはいはい、分かった分かった。悪かったって。怒るな怒るな。可愛い顔が台無しだぞ?」

 

「うっ!か、可愛いとか言われても今日はゆるさないもん!今日の穗乃果はほんきだよ!みんなにコーラ買ってきてよーく振ってプシャーってやってやるもん!」

 

復讐の程度が低いですね。ですが私は炭酸が嫌いなので止めて欲しいですね。

それにそんな物を浴びせられたらベタベタになって不快ではないですか。

しかし、穗乃果は本当に微笑ましく怒りますね。

 

「だから悪かったって。そんな怒んなよ?まぁ確かにちょーっとからかいすぎたな。ほら?そんなに頬っぺた膨らませても可愛いだけだぞ?」

 

以前から思っていましたが、鳴神君は随分と女の子の扱いに慣れていますね。

今だって威嚇してる穗乃果の頬にそっと手を触れて妙に優しい声色でささやいていますよ…。

 

「むぅ。いまさらそんな優しくしたってダメだよ!今日はホントにゆるさないもん!」

 

「お?穗乃果の頬っぺた柔らけーな。ホレホレ。」

 

「ちょ!やめてよー!穗乃果の頬っぺたぷにぷにしないでー!」

 

「いいだろ、別にこれくらい?ホレ。」

 

「もー…ちょっと…ダメだよ…みんなが見てるよ…。ここじゃダメ…」

 

「(かよちん!たいへんだにゃ!おにーさーんがスケコマシだにゃ!穗乃果先輩が攻略されていくにゃ!)」

 

「(凛ちゃん難しい言葉知ってるね?えらいよ!)」

 

「(やったー!かよちんにほめられたにゃ!)」

 

「(あぁ…でも鳴神先輩…なんか凄くキラキラしてる…穗乃果先輩もなんか幸せそう……花陽も頬っぺたぷにぷにして欲しいかも…)」

 

「ここじゃダメなら二人っきりの時ならイイのか?」

 

「むぅ。それなら…ちょ、ちょっとだけだよ?ちょっとだけだからね?」

 

はぁ…。全く!なんですか!急にこの甘々な雰囲気は!鳴神君は無意識でアレをやっているのですか!それとも計算してやっているのですか?

どちらにしてもろくでなしではないですか!

これは確りとお説教をしなければ!念入りに!じっくりと!徹底的に!

…でも…少し穗乃果がうらやま…………ハッ!私はナニを考えてるのですか!

う、う、羨ましいとか思ってなど無いですよ!本当ですよ!

 

「穗乃果、機嫌治ったか?悪かったな?ちょっと俺も悪ノリし過ぎた…。んー、そうだな、お詫びに後でなんか買ってやるよ?な?だからもう怒んなよ?何が欲しい?アクセか?服か?穗乃果の私服は可愛い系の服が多そうだよな?なら何時もとは逆に少し大人っぽいのでも試してみるか?お前たまに雰囲気が急に大人っぽくなる時あんだよな?だからさ、俺は似合うと思うぞ?少し大人な格好も。」

 

「(へぇ、それってホノカの事かな?)もー!可愛いなんて♪大人っぽいなんてそんなー♪ホノカはずかしいよぉ♪んー♪それじゃーね!今度、ホノカと一緒に服選んでよ!ホノカとの約束だよ!」

 

ん?今、一瞬ですが穗乃果の様子が……?

なんでしょうか、この違和感は……?

確かに仕草や気配は穗乃果なのですが、上手く言えませんが何時もの穗乃果とは違う様な…。

気のせい…でしょうか?

 

「おーけー、了解。ついでだ、そんときゃ穗乃果の好きなもんなんでもご馳走するよ。」

 

「やた!穗乃果ね!回転寿司でおなかいっぱい食べてみたい!」

 

「回転寿司でいいのかよ?寿司なら別に銀座の久○衛とかでもいいぞ?りせさんのコネ使えば大抵の店は予約取れるからさ?」

 

「ふぇ?○兵衛ってダレ?」

 

「おま………やっぱり(ア)ホ乃果か…。でも、ま。正直、俺はそんなアホな穗乃果が可愛くて好きなんだけどな。」

 

本当…この女誑しは…やはりもぎ取りましょうか……

 

「……鳴神君。いい加減、話を先に進みめせんか?」

 

「え?なんか園田さん怒ってね?ってか話進まねぇのって悪いの俺?」

 

「さぁ?もし貴方が私が怒っていると思うなら、取り合えず私には久兵○でお願いしますね。もしくは六本木のさ○とうでも構いません。」

 

穗乃果だけに優しくするのは不公平ですよ。

なので、それくらいはいいでしょ?鳴神君。

 

「いや、まぁ金は腐るほどあるからいいけどさ…。」

 

あぁ。そう言えばサポートAIのマージンでお金は沢山あるのでしたね。

ならば遠慮はいりせんね。コネで予約も問題ないのならば、やはり久○衛かさい○うでご馳走になりましょう。

一番高いヤツを。

 

「アレ?穗乃果ちゃんいつのまに機嫌なおったの?」

 

ことり……貴女は二人のやり取りを見ていなくて正解ですよ……。

見ていたらきっと恐ろしい事が…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで先輩達は学校と生徒会の公認は貰えたのかにゃ?」

 

「それが……学校からの公認は貰えたのですが、生徒会からの公認が……。」

 

「生徒会長さんがダメだ!って」

 

「そうだよ!なぁーにが!認められないわ。だ!あのクソ女!ポンコツの癖にいつもいつもいつも人の邪魔しやがって!」

 

「へぇ~。生徒会長さんっていつもソラ君の邪魔するんだね…。あは♪ねぇみんな?ことり、ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど…。」

 

またこの展開ですか!って!ことり?黒いオーラは出ていませんが、どうして今まで1番禍々しい雰囲気なのですか?

ま、まさか……

 

「にゃ?お手伝いかにゃ?凛は別にいーよ!」

 

「もちろんことりちゃんのおねがいなら穗乃果も協力するよ!」

 

あぁ…犠牲者が、いえ、共犯者が二人に…。

恐らくことりの手伝って欲しい事とは…。

 

「り、凛ちゃん!ダメだよ!そんな安請け合いしちゃ!それに今のことり先輩の雰囲気は…」

 

「花陽ちゃんは手伝ってくれないんだね?ふ~ん。まぁ二人もいればだいじょうぶかな?眠くなるお薬もあるし…。」

 

「あ?眠くなる薬?ことりさん、あのクソ女に薬盛って睡眠姦でもすんの?」

 

鳴神君!なんで貴方は何時もエロを基準に考えるんですか!

って、突っ込みたい!突っ込みたいですが、今それをしてしまうと確実にことりが黒化してしまいます!事態がさらに悪化してしまいます!

耐えなさい!私!

 

「ん~?ソラ君がソッチがイイならことりはソレでもイイよ?死○処分するよりもはずかしい動画撮って脅した方が楽だし愉しいよね?アノきれいな生徒会長さんに泣き叫ばせながらごめんなさいさせるとかことり、と~ってもゾクゾクしちゃう♪やんやん♪上手にごめんなさいできなかったらおしおきが必要だよね♪おしおきはナニがイイかな?ムチとかじゃ普通でツマラナイね?身体の痛みはそのうちなれちゃうし…。生徒会長さんがイタイのが大好きなマゾさんだったらごほうびになっちゃうよね~?う~ん…やっぱりじわじわ精神的に責めたいかな?ことりね♪アノ生徒会長さんのココロをぽっきり折ってみたいなぁ♪うふふ♪どんな顔するのかな?どんな声でごめんなさいしてくれるのかな♪どうすれば反省してくれるかな♪ど~しよ~かな?ど~しよ~かな♪あ!ことり、イイコト思いついちゃった♪アノ生徒会長さんには確かと~っても大切にしてる可愛い妹さんがいたはずだから、その子を拐ってきて生徒会長さんの目の前でぐちゃぐちゃにし~ちゃお♪大事な妹さんにおね~ちゃんイタイよ~イタイよ~、おね~ちゃん助けて~って可愛い声でい~っぱい、い~っぱい、何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も鳴いてもらお♪そ~したら生徒会長さんも自分がしちゃイケナイことをしたって理解してくれるよね?あは♪まぁ理解してくれなかったら生徒会長さんが理解してくれるまで妹さんを可愛がってあげるだけだよね♪きっと妹さんは女の子に産まれちゃったこと後悔したくなるよ♪うふふ♪楽しみだね♪それでね?イケナイことしたってわかってくれたら2匹まとめてちゃ~んと躾て飽きるまでは飼ってあげようね♪しっぽ着けてあげよ~ね♪え?どこに?うふふふふふふ♪そ♪れ♪はぁ♪ね?前のアナじゃないほうかな♪や~ん♪ことり前のアナじゃないほうだなんてはずかしぃよぉ~♪あ!ねぇねぇ♪ことり達が学校に行ってる間はさ、姉妹水入らずで楽しんでもらお~ね♪♪そのときは生徒会長さんに妹さんを責めさせようか?逆に妹さんに生徒会長さんを責めさせようか?どっちがいいかな?ちゃんとビデオで監視してるから楽しんでなかったらまたおしおきだね!おしおきって聞いたら必死にお互いを責め合うよ~♪ね~ぇ?どっちがい~かな?迷っちゃうよね♪ごめんなさいごめんなさいって叫びながら必死に妹を責めるおね~ちゃんとか、泣きながら一生懸命におね~ちゃんを責める妹さんとか、なんかと~ってもきゅん♪ってなっちゃいそ~だよ!えへ♪そうなったらさ?生徒会長さんと妹さん、どっちが先に壊れるかな?うん!壊れるまでよ~いドンで競争だね!飽きたらど~しようかな?いちいち●して処分するのめんどうだからヤ○オクとかで売れないかな?公園とかにポイ捨てするより誰か欲しい人に二束三文で売っちゃえばえっちするときのホテル代の足しくらいにはなるね♪飽きるまでぼろぼろにしちゃった汚な~い中古品を買ってもらうんだから送料は無料にしなきゃ失礼だよね!そう言えばさ?ニンゲン2匹分の送料ってどのくらいなんだろ~?アレ?生徒会長さんも妹さんもナマモノかな?だったらクール便で送らなきゃ♪ところでさ?ナマモノってヤフ○クで売ってもイイのかな?う~ん、やっぱり飽きたらめんどうだから●しちゃお~か?でも●しても○体って重いから運ぶのたいへんだし、埋めたり沈めたりバラしたり溶かしたり砕いたり燃やしたりしても面倒だよね?あ!ことりイイこと思い付いちゃった♪お料理にしてみんなで食べちゃえば簡単だよ♪活き〆だから鮮度はばつぐんだし、ちゃんと血抜きもするからだいじょうぶだよね!まずは傷みやすい内臓から処理して~、あ!皮もちゃんと剥いでなめしておかなきゃ!あとでなめしたレザー使ってナニかお洋服とか作ってあげるね♪ことりね?手先は器用だからお洋服とかも自分で作っちゃうんだよぉ♪お肉はハーブとか香辛料で下処理してちゃんと臭いを消せばイケるよね!う~ん?でもやっぱりちょっとお肉は硬いかもしれないから、煮込み料理の方がイイかな?生徒会長さんってロシアの人と日本人のクォーターだからロシア料理の定番のボルシチとかがイイかな♪ボルシチって確かビーフシチューのことだよね?ドス黒いドロドロのビーフシチューって美味しいよね!アレ?アレ?アレ~?そう言えば生徒会長さんも妹さんも牛さんじゃないからビーフシチューじゃないよね?なんだろ~?ヒューマンシチュー?絢瀬シチュー?生徒会長さんのお名前って絢瀬 絵里さんだから、ボルシチじゃなくてエリシチとかってお名前付けたら面白いかな?うんうん♪じっくりことこと煮込んだことりお手製のエリシチ♪い~っぱい食べてもらわなきゃ♪うふ♪うふふ♪うふふふふふふふふふ……………」

 

 

「「ドン引き(だ)です…。」」

 

黒化していないのに、ことりが拉致監禁からの猟奇犯罪を犯そうとしていますよ!

そして、どうして私は今までこんな危ないヒトと友達だったのですか!ヤ、ヤバいです!これは確実にまずいです!このままでは明日の新聞の1面ですよ!いえ!新聞だけでなくテレビのトップニュースになってしまいすよ!

どうしましょう?止めなければいけないはずですが、止めれば私の命も危ない気がします!狂気に当てられて身体が動きません…。

っ!そうです!

 

「鳴神君!女の子の扱いは得意ですよね!先程の穗乃果の様になんとかして下さい!って言うかなんとかしなさい!」

 

「げ!俺?そこでなんで俺に振るのさ!俺がアレ止めんの?イヤイヤイヤイヤ!無理!絶対に無理!無理だって!今回は何時ものヤンデルモードと違って、なんか理性保ちなが逝ってんだぞ?って待てよ?黒化してないんだったらアレで素の状態かよ?あー…うん。やっぱ無理だわ。あんなのに下手に話し掛けたら“おねがい♪”喰らって共犯者にされるって!そもそも前みたいにキス位じゃ治んねぇだろーし!むしろ今キスとかしたら悪化する!園田さんこそ何とかしろよ!幼馴染みの親友だろ!教室の時みたいに園田流の奥義っぽいヤツで斜め45度で1発脳天にチョップ入れて…」

 

「キスって何ですか!キスって!貴方はいつの間にことりにそんなうらまや、じゃなくて!破廉恥な事をしたのですか!そこに正座しなさい!お説教です!」

 

「穗乃果先輩!凛ちゃん!花陽がジュース買ってあげるからあっちに行きましょ!なんでもいいよ!大盤振る舞いだよ!だから今すぐ!速攻で!全速力のブースト機動で!行きましょう!」

 

「「わーい!ジュース!ジュース!」」

 

「おい待て!逃げんな小泉!行くなアホ乃果!アホ猫!戻って来い!」

 

ハッ!鳴神君とことりの押し付け合いをしているうちに、花陽が穗乃果と凛を連れて退避してしまいました!

おのれ!花陽!裏切りましたね!

 

「おのれ花陽……この裏切りは忘れませんよ!絶対に生き残って報復してあげます!」

 

クッ!どうしましょう!このままでは…何か、何か方法は…………あ!……そうだ……もう逃げてしまいしょう!いっそこのまま何も知らなかった事にして、何処かことりのいない遠い場所でひっそりと暮らせれば……

 

「なぁ…園田さん……俺に提案があるんだが…」

 

「……奇遇ですね、鳴神君…私も貴方に提案があります……」

 

「たぶん考えてる事は園田さんと一緒だと思うよ…」

 

「えぇ、私もそう思います。では一緒に言ってみましょうか?答えが同じなら、私は貴方と一緒に……」

 

「あぁ……答えが同じなら俺は園田さんと一緒に……」

 

「はい…鳴神君と、貴方と一緒ならきっと………」

 

「イケるさ…何処までも!俺と園田さんなら!」

 

「はい!では………行きますよ?せーの!」

 

「「ことり(さん)は放置して一緒に何処か遠くに逃げて二人で何もかも忘れて幸せに暮ら(そう)しましょう!」」

 

「うっし!園田さん!一緒に!」

 

「えぇ!何処までも!」

 

「大丈夫だ!幸い逃走資金ならある!取り合えずはATMで限度額まで引き出して、それから八十稲葉と内浦で知り合いが旅館やってるからどちらかに逃げて……」

 

「いけません!下手に知り合いを頼るとことりの追撃が!逃走資金があるのならば、ここは何処かことりに見つからない場所に部屋を借りた方が良いでしょう!それに部屋を借りた方が資金の節約も出来ますしことりにも多少は見付かりにくい筈です!」

 

「あ!クソ!そうか…そうだよな!チッ!こんなミス、らしくねぇ…。ごめん…園田さん…俺が間違ってたよ…。」

 

「いえ、何も問題はありません…これからは私達二人きりで誰にも頼らずに生きていかなければならないのです。助け合いましょう…。」

 

「園田さん…。」

 

「私が貴方を支えます……何時までも何処までも…だから!」

 

「あぁ!俺が君を護るよ!あの狂気(ことりさん)から!何があっても、どんな時でも!」

 

「私達は一心同体、一蓮托生……。ふふ…これからはずっと…ずっと…一緒…ですね?」

 

「園田さん……いや、海未さん……。」

 

「鳴神君………いえ、青空………。」

 

 

さぁ!私達の戦い(逃避行)はこれからです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガンプライブ! ~School Gunpla Project~

 

第一部 完(嘘)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん!応援ありがとうございました!

次回からはガンプライブ!第二部が……私、園田 海未と鳴神君との逃避行が始まります!

皆さん!引き続き応援よろしくお願いしますね!

 

さぁ!逃げ切りましょう!二人でこの狂気(ことり)から!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あハ?アは♪ソぉ~ラァくぅん♪うゥ~ミィちゃぁァン♪ソんなコと、コトリがァ~さァセぇなァいィヨォォォォォォォォ♪アハハハハはハハハハはハハハ……」

 

 

「「ひ!ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「生徒会の公認を貰うために公式戦に参加ですか?」

 

ハッ!あ、あれ?私は一体ナニを………?

確か穗乃果が怒って鳴神君が穗乃果を誑し込んで……それから…それから…駄目です。思い出せない?何故ですか?これは、記憶が飛んでいる?

確か…そう…何かとても禍々しいモノに触れたような………痛っ!

あ、頭が割れる様に痛いです…何でしょう…思い出そうとすると酷く頭痛が…。

これではまるでナニかを思い出してはいけないと脳が拒否している様ではないですか…。

そう…ナニか…禍々しいモノが現れて……とても恐ろしい事が起きて…そして二人きりの明るい未来が始まりそうだった気が……?

 

「ぬぉぉぉぉぉぉぉ!死ぬぅぅぅ!ハッ!あれ?ここは?…アミュセン?なんでさ?…さっきまで中学生くらいの女の子の○体が転がってる地下室に居なかったっけ?あれ?人○シチューは?エリシチとか言って笑いながら無理矢理喰わせられそうになっていた気が……?」

 

鳴神君?貴方も記憶が混濁しているのですね…。

それにしてもエリシチ?○肉シチューって…。

 

「ど~したの?ソラ君?海未ちゃん?」

 

「「ひぃぃぃぃ!ことり(さん)!ごめんなさい!」」

 

「やだな~二人とも♪そんなに恐がらなくてもい~のに♪だいじょ~ぶだよ?大切なソラ君と海未ちゃん“には”ナニもしないから♪」

 

“には”って何ですか!“には”って!

 

「あ、あのー、ことりさん?“には”って何でしょーか?」

 

あ!このおバカは!なんて恐ろしい事を聞くのですか!

 

「うふふふふふふ♪そ、れ、はぁ♪」

 

「そ、それは?」

 

あぁ…未来が視える…。

 

「ソラ君と私達の邪魔する悪~い生徒会長さんには“ちゅんちゅん♪”しちゃうんだよ~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「お、おもいだしたぁぁぁぁぁ!!!」」

 

「生徒会長!逃げて!超逃げて!妹さん共々ことりに狙われてますよー!」

 

「絵里さん!逃げろ!マジ逃げろ!皮剥がされて美味しく調理されっぞ!」

 

「「エリシチは食べたくないから早く逃げてぇぇぇぇぇぇぇ!」」

 

 

 

「二人とも♪お手伝いしてね?うふ♪“おねがい♪”」

 

 

「「いやぁぁぁぁぁぁ!“おねがい♪”されたら抗えないぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」

 

「“ちゅんちゅん♪”」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その頃のエリーチカ(と、のんたん)~

 

 

「あ……。これはアカンやつやなぁ…。うわぁぁ…ドきついわぁ。ドン引きやわぁ…。」

 

「どうしたの?希?」

 

「う~ん……あのな?えりち…。」

 

「?」

 

「はよう逃げた方がえぇよ?地の果てまで。」

 

「はい?いきなりなによ?ねぇ、どうして私が逃げなきゃダメなの?」

 

「う~ん。あのな?えりちの未来にな?ちっちゃな鳥にめちゃめちゃにぐちゃぐちゃに調教されて最後はエリシチになる。ちゅうんが視えたんよ?」

 

「エ、エリシチ?ナニ?ソレ?」

 

「はよう逃げなきゃ亜里沙ちゃんと一緒に“ちゅんちゅん♪”されるで?」

 

「亜里沙も?“ちゅんちゅん♪”?だから希!それはなんなのよ!」

 

「まぁたぶんあの子達がなんとかしてくれるやろ~けど…。えりち、鳴神君と園田さんに感謝せなアカンよ?」

 

「なんでソコにあのクズ男が出てくるのよ!」

 

「んふふ♪まぁいつかわかるんやないかな?」

 

「いい?希!私は絶対にあのクズ男を認めてなんてあげないんだから!」

 

(えりち、ほんまは鳴神君だいすきやからなぁ。微笑ましいわぁ♪)

 

「あんなヤツ!私の“ヴァルキュリア”でボコボコよ!」

 

「はいはい。(ようやく“みんなで叶える物語”が動きだし始めたんやね…。ふふ♪ほんならそう遠くないうちに、うちの“ハーミット”も出番やね♪ちゃんと調整しておかな♪)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今度こそつづく?

 

 

 




皆様。ご覧いただきありがとうございました!

ちなみに私は玉ねぎが苦手なのてすが、ビーフシチューは好きですよ?
絵里さんのお手製ボルシチとか食べてみたいですよね!
ことりちゃんのお手製エリシチは……食べてみたい方は勿論いませんよね?
い、いないですよね?
今回の元ネタは昔観たサスペンスドラマです。
内容は詳しくは覚えたいないのですが、死○の処理の為に人○を調理して振る舞う。と、言う内容だけは覚えておりまし…。
そう言えば、今回の参考に姉に死○の処理方法ってナニかある?と聞いたら、この食べる。と言う回答が返ってきました…。
怖っ!


今回のラストに名前が出てきた“ヴァルキュリア”と“ハーミット”は、それぞれ絵里さんと希さんの搭乗機になる予定のオリ機です。ハーミットですが変態ガンダムではありませんよー。
ソラを含めたμ'sメンバーは最終的には全員オリ機に搭乗する予定になっております。
このガンプラ達のいくつかは実際に自分でも作製してみたモノもあったりします。
そのうち出てくるソラの搭乗機等は後継機共々、実際に作製したモノです。
その経験が上手くいかせれば良いのですが…。

次回は悪夢を乗り越えたその先のお話になります。
後半は主に穗乃果と海未ちゃんのハジメテの経験になる予定です。


それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
皆様のご意見・ご感想をお待ちしております!


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