ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
る◯ぶラブライブの表紙の梢先輩のドヤ顔が物凄くツボったQooオレンジでございます。
蓮ノ空…ワンチャン、劇場版前に103期からアニメ化してくれませんかね?
今回も周年企画の蓮ノ空102期編となります。
蓮ノ空?知らないなぁ…と言う方は、You◯ubeの蓮ノ空公式で彼女達の活動記録が配信されております。
是非この機会に一度視聴してみてくださいませ。
それでは 9周年特別編「蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブ 102期 活動記録③」 始まります。
「やぁやぁ!おかえり!おかえり!綴理も青空も!2人ともスゴいじゃないか!」
沙知先輩は部室の地下に設置されているガンプラバトルシミュレーターから戻って来た夕霧さんと鳴神君を両手を上げて出迎えていたわ。
沙知先輩に出迎えられた鳴神君は何処か苦虫を噛み潰したような顔だったわ。
もう一方の夕霧さんの方は……えーっと…無表情過ぎてナニを考えているのかちょっとよくわからないわね…。
あ、でも夕霧さん、ちょっとだけ嬉しそうな…気の所為…かしら?
「あ"ぁ"?スゴい?ドコがだよ。ただの素組の“ガンダム”相手にクソ手こずった俺への当てつけか?」
「イヤイヤイヤ!そんなんじゃないぞ!私は純粋に2人ともスゴいと思っただけさ!」
「そりゃどーも…。」
「ん。僕はスゴい。そらもスゴい。ガンダムもそう言っている。」
バトルでの勝敗は鳴神君に軍配が上がったけど、2人の表情はまるで正反対だったわ。
さっきも言ったけど、勝った方の鳴神君は苦虫を噛み潰したような顔で、逆に負けた方の夕霧さんの方は何となく嬉しそうな顔をしていたわ。
それにしても…鳴神君の話だと、夕霧さんの使っているあの“ガンダム”は、ただの素組の“ガンダム”だったみたいね。
てっきり普通の素組の“ガンダム”に見せ掛けたフルカスタマイズされた“ガンダム”だと思っていたのだけど…。
夕霧さんはそんなただの素組の“ガンダム”で、鳴神君のカスタムされたガンプラ“ザク・ハイマニューバー”とアレだけ互角に戦えていたのね。
何となく…だけど、鳴神君が苦虫を噛み潰したような顔をしている理由がわかる気がするわ。
もし夕霧さんが改造された高性能のガンプラを使っていたら、勝負の行方はどうなっていたかわからなかったわね。
鳴神君もソレがわかっているから、あんな不服そうな顔をしているのでしょうね。
「よぉーし!それじゃ次!行ってみようか!梢と慈!2人ともガンプラの用意は良いか!」
勝ったにもかかわらず不服そうな鳴神君の心情を察していると、沙知先輩がわたくしと藤島さんに“用意は良いか?”と声を掛けて来たわ。
「もっちのロンよ♪何時でも何処でも出撃準備は万全よ!」
沙知先輩の声に藤島さんは腰に手を当てて胸を張ってそう返事を返していたわ。
何処となく偉そうなのは何故かしら…?
そうそう、もちろんわたくしも出撃準備は万全だわ。
「はい。わたくしも何時でも出撃可能ですわ。」
わたくしは愛用のGPベースを手に取りながら、沙知先輩へと返事を返したわ。
藤島さんもわたくし同様に自分のGPベースを手に取って、沙知先輩の次の言葉を待っているようだわ。
「よぉーし!なら梢!慈!早速バトルだ!ほーら!行った!行った!」
わたくしと藤島さんは沙知先輩に追いたてられながら、階段を降りて部室の地下へと向かったわ。
階段を降りて部室の地下室へと降り立つと、そこには想像以上に広いスペースが確保されていたの。
部室の地下室には全部で10基のガンプラバトルシミュレーターが設置されていたわ。
「へぇ…スゴいじゃん。シミュレーターが全部で10基もあるって、流石はガンプラバトルの強豪校って感じ?」
「そうね。普通の学校だとこれだけの規模の設備を用意はしてくれないでしょうからね。」
そもそも、ガンプラバトルシミュレーターの筐体が設置されている学校の方が珍しいわ。
普通(?)の学校は、最寄りのアミューズメントセンターに設置されているガンプラバトルシミュレーターを使って活動するものなのよね。
「もしかしてガンプラも部費とかで買ってくれたりするのかな?だったレアなキットも買い放題じゃん♪」
「さぁ?どうかしら?塗料とかは部費で買っても大丈夫だとは思うけど…?」
そんな事を喋りながら、わたくしと藤島さんはそれぞれ出撃設定を行っていたわ。
藤島さんはサクサクと出撃設定を終わらせて、わたくしの用意を待ってくれていたわ。
「ごめんなさい。もう少しだけ待ってちょうだい。」
「別にいいけど…設定くらい普通はもっとサクッと行けない?」
「そ、そうね!そうよね!でもね?今日はちょっと機械さんの調子が悪いみたいで…。わたくしの言う事を聞いてくれないのよ…。」
「イヤ、アンタ…機械さんって…。」
藤島さんの訝しげな視線にあえて気付かないフリをしながら、わたくしは出撃設定を行おうと四苦八苦していたわ。
実家のガンプラバトルシミュレーターの筐体なら使い慣れているから簡単に設定も出来るのだけど…ここの筐体はどうやら最新のモノらしくて、わたくしのお願いをちゃんと聞いてくれないのよ…。
困ったわ…お願いしてくれたらわたくしの言うことを聞いてくれたりしないかしら?
「(えっと…き、機械さん?お願いだからわたくしの言う事を聞いてちょうだい…ね?お願いだから…)」
わたくしはこっそりと機械さんにお願いをしてみたけど、機械さんは黙ったままで、ちっともわたくしの言う事を聞いてくれなかったわ…。
どうしましょう…このままだとわたくし、いつまで経っても出撃できないわ…。
「ん?どしたの?なんか変なバクでもあった?」
わたくしがうんともすんとも言わない機械さんに困っていると、不意に藤島さんがわたくしの方へと近付いて来て、わたくしが必死にお願いしてもちっとも言う事を聞いてくれなかった機械さんをサクサクと操作して設定を済ませてしまったの。
「これでよっしっと♪」
「あ、ありがとう…。」
「どーいたしまして。」
藤島さん…案外いい人なのかしら?
「さて、それじゃ楽しいガンプラバトルの始まり始まりよ♪」
「えぇ。正々堂々、尋常に勝負よ。」
藤島さんの手助けで何とが出撃設定を終えたわたくしは、指定されたガンプラバトルシミュレーターの筐体に乗り込んだわ。
筐体中央の窪みにGPベースをセットすると内部のデータが反映されて、筐体がわたくしの愛機“ガンダムバルバトス・レギナ”のコクピットへと設定されたわ。
わたくしはコントロールグリップにそっと手を這わせてその感触を確かめてみたわ。
「これがの蓮ノ空学院の…」
ずっと入学を待ち望んでいた蓮ノ空学院。
そのガンプラバトルクラブ謹製のガンプラバトルシミュレーター…。
感極まってちょっと泣きそうになってしまったわ。
そんな事をしていると、メインモニターに出撃の指示が表情されたの。
わたくしは深呼吸を一つつくと、コントロールグリップをギュッと握り込んで、意識をバトルへと切り替えたわ。
さぁ…蓮ノ空学院ガンプラバトルクラブの一員としての初陣よ!
気合を入れて行くわよ!
「乙宗 梢!“ガンダムバルバトス・レギナ”!参ります!」
わたくしはスロットルを全開にして“ガンダムバルバトス・レギナ”を加速させ、発進口を駆け抜けます。
薄暗い発進口を駆け抜け、ゲートをくぐり抜けた先には広大なガンプラバトルのバトルフィールドが広がっていたわ。
今回選出されたバトルフィールドは“荒野フィールド”。
夕霧さんと鳴神君のバトルの時に選出された“宇宙フィールド”と同じくらいベーシックなバトルフィールドね。
わたくしは“ガンダムバルバトス・レギナ”のスラスターを逆噴射させてゆっくりと荒野へと着地させたわ。
“ガンダムバルバトス・レギナ”の着地を確認すると同時に、サブコンソールを操作してレーダーの設定を広域モードへと変更させると、周辺の索敵を開始したわ。
ガンプラバトルシミュレーターの内部コンソールの操作…ようやくスムーズに出来るようになったわね。
最初の頃はこのボタンはなんのボタンなの!?とか大慌てだったわ。
お父様に無理を言って自宅に設置して貰ったガンプラバトルシミュレーターの筐体に入り浸って、毎日のように操作練習をして何とか覚えたのは良い思い出だわ。
ふと昔の事を思い出しながら索敵を続けたんだけど、どうやらこの周辺には敵影は無しみたいね。
まぁ出撃したばかりだから、周辺に敵機が居ないのは当たり前って言ったら当たり前よね。
そもそも今回のバトル設定は1対1なのだし。
設定的に有象無象のお邪魔な“ハイ・モック”は湧いては来ない筈だわ。
取り敢えずは対戦相手の藤島さんの“ガンダムスローネ・ツヴァイ”の改造機を探さないと…。
バトルフィールドの中央付近へと移動すれば、自然と接敵するとは思うんだけど?
藤島さん…何だか捻くれてそうだから、バトルフィールドの外周をぐるっと回って背後から奇襲とかしそうではあるのよね。
まぁここであれこれと“もしも”を考えていても始まらないわ。
そう結論付けたわたくしは、“ガンダムバルバトス・レギナ”の背部のスラスターを噴射させて移動を開始したわ。
ベース機である“ガンダムバルバトス”の登場する原作の“鉄血のオルフェンズ”では、“ガンダムバルバトス”は初出撃の時に推進剤の補充ミスでガス欠になっていたけど、わたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”は整備は完璧だわ。
わたくしが全力で機体を振り回しても、早々簡単にガス欠にはなったりしない筈よ。
そんな事を思いながら砂煙を巻き上げて荒野を突き進み続けていると、広域モードに設定していたレーダーに反応があったわ。
予想通り(予想に反して?)藤島さんは、バトルフィールドの中央付近を目指して移動をしているみたいね。
少数でのバトルの際に、取り敢えずはバトルフィールドの中央を目指すのは、ガンプラバトルでの暗黙の了解だわ。
藤島さんの機体は“ガンダムスローネ・ツヴァイ”がベース機になっているみたいだったから、きっと彼女は空を飛んでこちらへと接近して来ているのでしょうね…。
わたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”はスラスターを噴射させながら思いっきりジャンプすれば、短時間なら空中戦をする事も出来るけど、本格的に飛行する事は出来ないわ。
だから、空中から一方的に射撃兵器で攻撃されたらちょっと困った事になっちゃうわね。
幸い、“ガンダムスローネ”系統の機体に搭載されている射撃兵器は、基本的にはビーム系の武装だから、わたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”の防御アビリティ“ナノラミネートアーマー”で防ぐ事は容易なのが救いね。
そうこうしていると、メインモニターに空を飛びながらこちらへと向かって来ている白をベースカラーとした藤島さんの“ガンダムスローネ・ツヴァイ”の改造機の姿が映し出されたわ。
「来たわね…!」
藤島さんもわたくしを視認したようで、移動スピードを一気に上げてこちらへと向かって来たわ。
〚めぐちゃんあーんど“ガンダムスローネ・ゼクス”ちゃん♪とーじょー♪飛べないヤツは地べたを這いつくばったままくたばっちゃえ♪そーれぇい♪〛
わたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”のコクピットに藤島さんの可愛らしい声が響いて来たわ。
藤島さん…声だけは可愛らしいのだけれど、言っている事は物騒極まりないわね。
藤島さんの“ガンダムスローネ・ツヴァイ”の改造機…“ガンダムスローネ・ゼクス”って藤島さんは言っていたわね…。
その“ガンダムスローネ・ゼクス”は、左腕腕に装着されているGNビームガンをこちらへと向けて乱射して来たわ。
その狙いはわたくしが思っていたよりも正確で、発射されたGNビームガンのビームが何発もわたくしの“ガンダムバルバトス・レギナ”へと着弾したわ。
けど…。
「残念だけどわたくしの“レギナ”にはその程度のビームは効かないわ!」
“鉄血のオルフェンズ”系の機体に標準装備されている防御アビリティ“ナノラミネートアーマー”のお陰で、ビーム系の攻撃は簡単に無効化出来てしまうわ。
最も…“ナノラミネートアーマー”のお陰でビーム系の攻撃を無効化出来はするけど、ビームの熱自体は無効化は出来ないわ。
だから何発もビーム攻撃を連続で受け続けてしまうと熱が機体内部に籠もって、機体内部の熱に弱いパーツが破損したりしちゃうわ。
過信は禁物って事ね。
さて…このまま空中から延々と攻撃され続けるのは御免被りたいたわ。
わたくしは空中から乱射されるビームを避ける為に、“ガンダムバルバトス・レギナ”をジグザグに移動させながら、背中のウェポンラックにマウントさせてある滑空砲を取り出したわ。
「射撃は苦手なんだけど…四の五の言ってられないわね!」
さぁ!反撃開始よ!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
次回も周年企画の蓮ノ空102期生編となります。
続 梢さんVS慈さん戦です。
何も無ければ次回はいつも通り月曜日の12時12分に更新予定です。
感想とかいただければ確定で更新しますので、ぜひぜひ。
それでは次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィでございます。
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それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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