ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます!

更新に時間が掛かってしまい申し訳ありませんでした。
いつの間にかお気に入り登録数が100を突破している事に気づき、とても嬉しく思います!
今後も皆様に少しでも楽しんでいただける様に頑張って参ります!
今後とも ガンプライブ! ~School Ganpura Project~ をよろしくお願いいたします!



今回もことりさんは絶好調に暴走中です。
そしていよいよ海未ちゃんもことりさんに引きずられて暴走が加速してます…。

それでは 第5話「START:DASH!!」そのなな。始まります!






第5話「START:DASH!!」そのなな

「いつまで寝てんだ!もう放課後だぞ!起きろ!アホ乃果!」

 

不思議な女性との出会いの翌日、私は彼女の残したまるで予言の様な忠告に不安を感じながらも、何時もの様に穂乃果とことりと、そして先日から一緒に登校する様になった鳴神君の四人で学校へと登校して来ました。

 

私の不安とは裏腹に、学校では穂乃果は居眠りをし、ことりが危険な発言(主に18禁な内容)を連発する何時もと同じ日常が繰り広げられ、やがて何事もなく授業もホームルームも終わり放課後になりました。

 

私達は午後の授業の初めからずっと居眠りしていた穂乃果を起こそうとしているのですが、このアホの子は大きな声で呼んでも揺さぶっても一行に起きる気配がありません。

 

「むぅー…やだぁ。あと5……………時間…。」

 

しまいにはこの有り様です…。

 

「5時間かよ!そんだけ寝たらもう夜だよ!そこはせめて5分にしろよ!ってか起きろよ!」

 

「うぅー。そらくんうるさいよぉ…。あれー?そーいえば、なんでそらくんがあさからほのかのおへやにいるの?」

 

完全に寝惚けてやがりますね!このアホの子は!

 

「穂乃果!ここは学校です!そして朝ではなくもう放課後です!いい加減に起きない!」

 

「や~ん♪穂乃果ちゃんったらぁ♪寝顔もかわいい~♪」

 

ことり?可愛いってこのアホの子はよだれを垂れ流してるのですよ?

 

「起きねぇなら定番だけど額に肉とか書いとくか?アホが際立つぞ?」

 

「鳴神君、やるならば油性ペンではなく、水性ペンにしてあげて下さいね。穂乃果!貴女もいい加減に起きないのならば私にも考えがありますよ!」

 

「へいへい、っと。水性ペン、水性ペンは…ありゃ?ねぇーか。残念、額に肉は諦めるか。で?園田さん、考えがありますよってナニすんのさ?」

 

「鳴神君?はい、は一回ですと以前も言いましたよね?治さないのでしたら貴方にも物理的にお説教ですよ!」

 

「ねぇ海未ちゃん?物理的にお説教ってナニするの?磔にしてムチ打ち?水責め?爪の間に針でも入れちゃうの♪」

 

「ことり?それでは拷問です!物理的にお説教と言えば決まっています!折檻です!穂乃果にはお尻ぺんぺんです!鳴神君にはレバーにダメージを蓄積させます!」

 

ことりは相変わらず過激ですね。お尻ぺんぺんでも十分に穂乃果の可愛らしい悲鳴が聴けると思うのですが…?

 

皆さんもご一緒に穂乃果が下半身丸出しにして涙目で“ごめんなさい”と言う光景を思い浮かべてみて下さい。

 

………いかがですか?胸がきゅんとなりませんか?

 

しっかりと躾をしたその後は真っ赤に腫れ上がった臀部に優しくお薬を塗ってあげましょう…うふ…うふふふふ…。

 

「レバーにダメージは勘弁だけど、園田さんにお尻ぺんぺんされんのは魅了的だな!たまには責められるのもイイねぇ!よし!園田さん!エロいボンテージ着て俺に折檻してくれ!」

 

「変態は黙りなさい!その性欲が2度と役に立たなくなる様にもぎ取りますよ!」

 

「うへぇ、人の三大欲求の1つがもぎ取られんのは勘弁して貰いたいな。」

 

「もー…海未ちゃんもそら君もさっきからうるさくてねれないよぉ…。ちょっとしずかに…あれ?なんで学校?」

 

「穂乃果ちゃん♪おはよ~♪は~い♪お顔のよだれ拭こ~ね♪ふきふき♪♪♪」

 

「ふぇ?あ、ことりちゃんありがとー。」

 

「なんで学校って、お前なぁ…。コイツにチーム名を任せたけど、こんなアホが考えた手ってホントに大丈夫なのかよ…。今さらだが不安しかねぇ…。」

 

「全くの同意見です。穂乃果に任せる等と言いましたが、これはやはり早まりましたでしょうか?」

 

「はい♪穂乃果ちゃん♪キレイにふきふきできたよぉ♪かわいい穂乃果ちゃんがもっとかわいい穂乃果ちゃんになったよぉ♪も~ことり、こんなにかわいい穂乃果ちゃんならぺろりって食べちゃたいなぁ♪えへへ♪……あぁ…穂乃果ちゃんのよだれ拭いたハンカチ…。はぁはぁはぁはぁ…どうせなら穂乃果ちゃんの下のおくちのよだれも拭き取りたい…穂乃果ちゃんの下のおくちをことりのおくちで直接…。あぁ…ダメ…ことり…そんなこと考えちゃダメだよぉ!そんなこと考えちゃったらぁもぉ我慢できないよぉ…。最近はソラ君の美味しそうなフランクフルトが目の前にあるのにず~っとおあずけだったしぃ、ひとりでヤりたくてもバトルコスチューム作ってるから時間なくって溜まっちゃうだけ溜まっちゃって発散させれなかったからぁ♪今日は帰ったら久し振りに穂乃果ちゃんのよだれ付きハンカチで楽しまなくっちゃ♪でもソラ君の熱いフランクフルトでナカをいっぱい掻き回してほし~なぁ………フランクフルト………確か冷凍庫にイイ感じの大きさの冷凍フランクフルトあったよね………。アレをソラ君のナニの代わりにして……や~ん♪ダメだよぉことり!あんなただの挽き肉の塊を棒にしただけのモノなんかでことりの始めての証を破っちゃったらぁ!膜はソラ君のホンモノで直接破って貰わなきゃ♪あ!そ~だぁ♪後ろのアナなら膜ないからイイかな?うふふ♪ついでにいつか後ろも楽しんで貰えるよぉ~に練習だね!膜破っちゃったあとにすぐにでも後ろのアナでソラ君のフランクフルトを受け入れれるよ~にしっかりとほぐさなきゃ!まずはおかーさんの秘蔵のおっきな“おちゅ~しゃ”でぇお腹のナカをキレイキレイにしてからだね♪あとはローションでアナもフランクフルトもた~っぷりぬるぬるのぐちょぐちょにしちゃえば“ぬぷ♪”って簡単に入っちゃうよね♪♪♪きゃ~♪ア○ニ~なんてことり♪どんどん変態さんになっていっちゃうよぉ~♪でもニセモノなんかじゃなくて早くソラ君のホンモノで前も後ろもちょっとらんぼ~に突き上げてほし~なぁ……。ダメ。これ以上も~そ~しちゃったらぁ、お家まで我慢できなくなっちゃう…このままじゃホントにお手洗いでイキたくなってきちゃうよぉ…。ど~しよう?替えの下着ないからお汁でべちょべちょになる前に1回お手洗いでヤっちゃお~かな…ヤっちゃいたいなぁ…。ダメ…ダメだよぉことり!せっかくお家に帰ったら久し振りに全開でヤるんだから、ここは我慢しなきゃ!下着はべちょべちょになる前にナプキン着けておけば…その時にちょっとだけ、ちょっとだけお豆さん触っちゃうくらいならイイかなぁ…。」

 

ことりはまた妄想が全力で溢れ出して来てますよ。

 

それにしても“あ○にー”ってなんですか?

 

そ、その…お、お、お、お、お○にー…くらいならば私だって、あの、一応は健全な女子高生なんですから、どの様な行為かは知っていますよ……。

 

え?私はやらないのか?ですか?

 

そんな事!恥ずかしくて言る訳ありません!

 

私はそんな破廉恥な事はしません!

 

知識として知っているだけです!

 

絶対にしませんよ!した事なんてないんですから!

 

覚えたての頃は毎日朝晩二回は必ずしていたなんて事は絶対にありません!

 

今でも週二回は定期的に発散させているなんて事もありません!

 

初めての時は入浴中に身体を洗っていてシャワーが偶然アソコに当たって気持ち良くて夢中になっていたら何時の間にかのぼせてしまっていた人は一体誰なのでしょうか?少なくても私ではありません!

 

部屋でヤるときは思わず大きな声が出てしまうので口にタオルを加えて必死に声を殺していたりなんてしないんですからね!絶対に!

 

後は弓道の試合後で少し火照った身体を鎮める為に毎回試合の後は誰もいないシャワールームでひとりで慰めてるなんて言える訳ないではないですか!

 

昨日だって鳴神君と手を繋いで帰ったのが嬉しくて、帰ってからその手を洗う前にちょっとだけのつもりで触っていたらどんどんエスカレートしてしまって最終的には今までにないくらいに盛大に吹いてしまってシーツが大変な事になったなんて恥ずかしくて言えません!

 

ぜっーたいに!言えません!言いませんからね!

 

「園田さん?なんかもぞもぞしてっけど大丈夫?顔も赤いし…?」

 

「ひゃぁい!だいじょぶれす!昨日のこと思い出して少しでもお股を擦り合わせて気持ちよくなりたいなぁって思ってもぞもぞなんてしてません!していませんからね!それに私もことりの様にお手洗いにイッて発散させたいなーなんてそんな事は思っていません!思っていませんよ!思っていませんからね!分かりましたか!分かったかと聞いてるんです!分かったならばお返事は!お・へ・ん・じ・は!早く返事をしなさい!聞いてますか?!こら!なるかみー!へんじしろー!」

 

「うぇ!あ、はい!え?ってか園田さん、トイレ行きたいなら行けばイイんじゃねぇっすか?デリカシー無いこと言って悪いけど、トイレ我慢するとかホント身体に良くねぇーよ?」

 

「そうだよね~♪やっぱり我慢は身体によくないよねぇ♪うん!ことり♪お手洗いでちょっとひとりえっちしてくるね!海未ちゃんもひとりでもぞもぞしてないで一緒にイこ~♪ことりが海未ちゃんの下のおくちペロペロしてあげるね♪シャワー浴びてないとかは気にしなくてい~よ♪そのままの海未ちゃんをことりにた~っぷり♪味合わせてね♪うふふ♪海未ちゃんのえっちなお汁のお味はどんな味かなぁ♪や~ん♪たのしみぃ~♪」

 

「こ、こ、こ、こ、こ、ことりぃー!な、な、な、ナニを言ってるのですか?!私はお手洗いになんて行きませんよ!それに私達は女の子同士ですよ?そんな女の子同士でその様な行為をするなんて!い、いけません!いいですか!絶対ににいけませんからね!………ですが以前ことりから送られて来た無修正動画の中には確かに女の子同士で慰め合っている物が…。ぺろぺろとお互いの陰部を舐め合って…。彼女達はまるで獣の様に大きな声を出して乱れていましたね……ごくり…。ゆ、指で擦るだけでもあれほどの快楽があるのですよ…もし…あの動画の女性達の様に舌で舐め合ったりなどしたら………。こ、ことりの舌が私のアソコを…あぁ…いけません、ことり…そんな、まだ洗っていないのに…。わ、私だけしてもらう訳には…こ、これは是非ともお礼にことりを舌で慰めてあげなければ…うふふ…あはははは…。」

 

「海未ちゃん…。」

 

「ことり…。」

 

「「うふふふふふふふふふ……。」」

 

「な、なんだ?この展開は?ことりさんがトリップしてエロい妄想垂れ流すのは慣れたけど、は?園田さんも?ってか園田さんの今の顔、めっちゃエロいわぁ…。コレって誘われてんのか?喰ってイイのか?コレは喰ってイイだろ?イヤイヤイヤイヤイヤちょっと待て俺!落ち着け!考えなしににこちゃんにひでぇ事して後悔しただろーが!自制しろ!愚息!明鏡止水だ…。そうだ…落ち着け…。ドモンの様に水の一滴を見付けるんだ……。そうだ…静まれ愚息……ふう。良し!もう大丈夫だ。しっかしあぶねぇトコだった…。とりあえず園田さんとことりさんの今のトリップ顔の写真撮って…うっし!保存保存っと。」

 

「うーん!よく寝た!よっし!みんな穂乃果に着いてきて!見せたいモノがあるんだ!」

 

「穂乃果…お前はなんつーかマイペースだな。お前のそんなトコ、スゲェ癒されるわぁー。」

 

「ふぇ?」

 

「「……ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ……」」

 

「さて、と。コレ…どうしよう…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鳴神君?貴方はナニも聞いてませんね?ナニも見ていませんね?ナニも覚えていませんね?」

 

「はい!自分はナニも聞いても見ても覚えてもおりません!」

 

「念の為にもう1度確認します。貴方はナニも見てはいませんね?ナニも聞いてはいませんね?ナニも覚えてはいませんね?」

 

「はい!自分はナニも見聞きしていません!ナニも覚えてはおりません!」

 

「よろしい。もし貴方がナニか…例えば私がことりとの慰め合いを妄想してだらしない表情でうふふと笑っていた…そんな所を見たり聞いたりしていて、それを覚えていたら………。うふふ…良かったです、本当に…。残念な結果にならなくて本当に本当に良かったです。」

 

「(トリップ中にスマホで撮った写真の画像データを保存した事には気付いてねぇな…。このまま黙っとこ。もし園田さんに知られたら確実に愚息もがれて殺されるよなぁ…。)」

 

危ない所でした…。あと少しでことりと一緒にお手洗いへ、あの動画の女性達の様に“おたのしみ”をヤりに行く所でしたよ…。

 

なんとか今すぐにお手洗いで行為に耽るのだけは思い止まれましたが、こんなおあずけ状態では今夜もシーツが大変な事になりそうですね…。

 

「海未ちゃん♪今日は我慢したけど、今度は一緒に♪ね?」

 

「こ、ことり!私はナニもしせんからね!いいですか!絶対に!しませんからね!」

 

「もー!ことりちゃんも海未ちゃんも早く!早く!ほーら!そら君も早くいこーよ!」

 

あぁ…穢れてしまった私の心には何時もと変わらない穂乃果の笑顔は眩しすぎます…。

 

そして穂乃果のこの笑顔は何時も私を癒してくれますね…。

 

癒し効果が抜群な穂乃果型の等身大抱き枕とか欲しいですね。オーダーメイドで作りましょうか?

 

鳴神君ならばそう言うモノを造ってくれる所を知ってそうです。後で聞いてみましょう。

 

どうせ造るのならば多少高額になっても構いませんので、出来るだけ精巧な穂乃果型抱き枕が欲しいですね。

 

「で、穂乃果?俺達を何処に連れてくんだ?」

 

「あのね!掲示板のとこだよ!みんなをビックリさせよーと思って黙ってたんだけど、昨日の朝に掲示板にメンバー募集のポスター貼ったんだ!」

 

「ポスター、ねぇ…。ってか、それとチーム名と何の関係があんだ?そのポスターってチームメンバー募集なんだろ?あとさ、掲示板って例の廃校のお知らせが貼り出されてたトコか?あそこの掲示板さ、生徒会の管轄だろ?お前、生徒会の許可取らねぇで勝手に貼ってねぇだろーな?んなコトしたらまた俺があのクソ女に嫌味言われんだよ…。」

 

鳴神君…穂乃果ですよ?許可なんて取ってると思いますか?

 

そもそも穂乃果がメンバー募集のポスターを造って貼った事が奇跡なのですよ?

 

「ほぇ?きょか?ナニソレ?」

 

ほら?やっぱり…。

 

ふふ。本当に“穂乃果”ですね。

 

予想通りの反応です。

 

やっぱり癒しのために穂乃果型抱き枕をオーダーしましょう。

 

「あぁ…やっぱ無許可だよ…。たっく…これでクソ女から嫌味確定だ…。」

 

「も~♪穂乃果ちゃんったらぁおちゃめさんなんだからぁ♪ソラ君を困らせたらダメだよ~♪あれ?でも掲示板ってポスター貼れるだけのスペースあったかなぁ?おととい廃校のお知らせ見た時はそんなスペース空いてなかったよ~な…?」

 

「うん!貼れる場所なんてなかったよ!なかったから、邪魔なお知らせはがして穂乃果が作ったポスター貼ったんだ!」

 

「は?!邪魔な、ってお前!はぁ…穂乃果だから仕方ねぇか…。しゃーねぇ、今回は大人しくクソ女に頭下げるか…。イヤ、待てよ?まだ間に合うか?昨日の朝に貼って今まで生徒会から呼び出しがねぇって事は、まだクソ女には気付かれてねぇな。あのクソ女の事だ、バレてたら即校内放送で呼び出されてるよな?バレる前に元に戻しちまえばなんとかなるな…。うっし!ソレで行こう!で?穂乃果、剥がしたお知らせは?まさかお前、捨てたんじゃねぇーよな?」

 

「裏に新しいメンバー募集のポスター書こうと思ってたから、まだ捨ててないよー!えーっと………あった!はい!コレ!」

 

「おぉ!これならなんとかなるな!どれ…あ?校内と学校周辺に不審者だぁ?なになに……」

 

穂乃果から渡されたお知らせの用紙を受け取った鳴神君はそんな声をあげると、その用紙の内容を確認し始めました。

 

不審者…見方によってはチンピラ発言やらセクハラ発言やらを連発する鳴神君や、伏せ字が必要な18禁発言をすることりも十分に不審者な気がします。

 

しかし校内と学校周辺に不審者とは少し不安になる情報ですね。

 

アミューズメントセンターから帰宅する時には鳴神君が家まで送ってくれますが、弓道部の時は一人で帰る事になるので、不審者の情報は私も少し気になりますね。

 

「鳴神君。私にもそのお知らせを見せてもられませんか?」

 

「ねー、ねー?そら君!不審者って?」

 

「はいよ、園田さん。穂乃果、お前は剥がした時に読んでねぇのかよ…。あのな、なんか校内や音ノ木坂の周辺に変な女の人が居たんだとさ。何人かが声を掛けられたらしいんだけど、その子達の話だと、アルパカの事を知ってたりとか音ノ木坂について詳しかったんで、たぶん卒業生じゃねぇか、って。一応は不審者かもしんねぇから気を付けてくれって内容だ。」

 

確かにその様な内容ですね。

 

このお知らせに書かれている様に、その仮称不審者の女性が卒業生だとすれば、廃校になる噂を聞いて、廃校になる前に母校を見にいらしたのでしょうか?

 

そう言えば、廃校になってしまったらあのアルパカはどうなるのでしょうか?

 

流石に殺処分はないでしょうが…。

 

「う~ん…音ノ木坂に詳しい変な女の人?もしかして不審者さんってあの人だったのかなぁ?」

 

「ことり?貴女は心当たりがあるのですか?」

 

「うん…あのね?今日のお昼休みにことりがお手洗いに行ったとき声を掛けられたんだけど…あ!その時はひとりえっちしにお手洗いに行ったんじゃないよ♪ふつ~におし…って!や~ん♪ことり、そんなはずかしぃことなんて言えないよぉ♪ソラ君のえっちぃ♪でも…ソラ君はことりの…その…お手洗いでシテるトコ…見たい?はずかしぃけど…ソラ君が見たかったらぁ、ソラ君にだけはこっそり見せちゃお~かなぁ♪うふふ♪お手洗いの個室でふたりっきりで♪ことりのはずかしぃトコ見せちゃうんだからぁ♪かわりにぃソラ君のシテるトコも見せてね?ことりね?男の子ってどんなふ~にシテるのか前から気になってたんだよねぇ♪」

 

「………ことりさんの放○シーン………ちょっと見たいとか思った俺はやっぱり変態なんだろーか…?」

 

「ことり!話が脱線しまくってますよ!不審者です!不審者のお話です!ここにも不審者、いえ!変質者はいますが、この変質者ではなく、貴女が出会ったと言う女性についてです!」

 

「あはは♪そうだったね♪不審者さんのお話だったよね?ことりがお手洗いに行ったときに会った女の人はね、なんかね?不審者って言うよりも…う~ん…うまく言えないけど、なんだか不思議な人だったよ?」

 

不思議な人……?

 

「ことりちゃんもその人に話しかけられたの?」

 

「うん。え~っと確かぁ“ホントは保険を掛けに来ただけだったんだけど、君は可愛いから特別に忠告だよ?君はそう遠くない未来に選択を強いられる事になるよ。今か、夢か。君はどちらを選ぶのかな?もし道に迷った時はお友達に相談すると良いよ。後悔しない道を選んでね?”だったかなぁ?なんのコトかわかんなかったから、聞き返そうとしたらもう居なかったんだ…。ね?不思議でしょ?お話した内容も忠告っていうよりも予言だよね~?」

 

忠告の様な予言…それは…

 

「おいおいおいおい…それって……なぁ園田さん…コレってやっぱり昨日の…。」

 

「えぇ…私もそう思います…。間違いなくあの人ですね。」

 

ことりが会った女性とは恐らくは私と鳴神君が昨日のアミューズメントセンターの帰りに出会った不思議な女性ですね…。

 

「ソラ君?海未ちゃん?どうしたの?そんなむずかしい顔して…?だいじょ~ぶ?」

 

「ん、大丈夫。と思いたいんだけど正直なトコ、大丈夫かどうかは微妙だな…。あのさ、ことりさん。昨日のアミュセンの帰りに俺と園田さんもその人に会ってるんだよ。たぶんことりさんが会った人と同じ女の人だと思う。」

 

「ふぇ?ソラ君と海未ちゃんもあの女の人に会ったの?」

 

「はい……そして私達もことりと同じ様に予言の様な忠告を貰いました。やはりことりと同じく忠告の内容を確認しようとしたら既にその姿は見当たりませんでした。私達が言われた内容ですが、鳴神君には“悪意から私を、みんなを守れ”と…。」

 

「そんで園田さんには“絶望に身を委ねるな”って…。」

 

「悪意から海未ちゃんを守れ?海未ちゃんは絶望に身を委ねるな?……それは…うん…なんだかこわい内容だね…。」

 

「だろ?ついでにもひとつ怖い話があるぞ。その女の人さ、俺と園田さんの名前を知ってたんだよ。そら君、海未ちゃんってさ…。」

 

「名前?別にこわくないよ?そら君も海未ちゃんも自己紹介したんじゃないの?」

 

「そうですね…それなら私達もここまで不安にならなかったのですが…。穂乃果…私達は彼女に名前を教えてはいないのですよ。それなのにあの人は私達の事を確かにそら君、海未ちゃん、と呼びました。」

 

「うわぁ…オカルトっぽくなって来たね…。あはは…どうしよう…。ことりもなんかこわくなってきちゃった…。ことりが選択しなきゃダメなことってなんだろ…今と夢と…。ことりの夢……ことりの夢は……。」

 

「ホント、マジでなんなんだろうな…あの人は…。」

 

悪意…絶望…選択……。

 

ことりへの忠告でさらに謎が深まってしまいましたね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とーちゃーく!みてみて!ほら!穂乃果じょーずにポスター作ったでしょ?」

 

ひょんな事から発展した謎の女性の話題で沈んでしまった気分を切り替えて、私達は穂乃果の案内で掲示板までやって来まし

 

そこには穂乃果の言う通り可愛らしくデフォルメされた穂乃果、ことり、私の3人と、同じくデフォルメされた目付きの悪い鳴神君の絵が描かれたポスターが貼られていました。

 

「“目指せ!ガンプライブ優勝!音ノ木坂学院ガンプラバトルチーム!メンバー大募集!チーム名も募集中”だぁ?お前はナニを考えてんだ?」

 

「鳴神君、そんなの決まっています。なんにも考えてはいないのですよ。だって穂乃果ですよ?」

 

「うへぇ…それで納得してしまう自分が怖いよ…。」

 

「あはは♪二人とも穂乃果ちゃんにきびし~ね♪あれ?そう言えばコレって穂乃果ちゃんに頼まれてことりが描いた絵だよね?も~♪穂乃果ちゃん!言ってくれればことりがポスター作ったのにぃ♪」

 

あぁ。この可愛らしい絵はことりが描いたのですか。

 

どおりで穂乃果にしては良い出来だと思いました。

 

ふふ。デフォルメされた目付きの悪い鳴神君の絵が随分と可愛らしいですね。

 

「良いですか、穂乃果?これからは無断で掲示板にポスターやお知らせを貼ってはいけませんよ?きちんと生徒会に許可を貰ってからにしましょうね?」

 

「はーい。でもね?海未ちゃん。あの生徒会長さんは絶対にダメ!って言うと思ったから……。」

 

確かに穂乃果の言う通りかもしれませんね。

 

あの生徒会長は私達を、特に鳴神君を親の敵か何かの様に見ていましたから…。

 

この先もあまり私達の邪魔ばかりするな様ならば、いっその事、ことりに“エリシチ”にして貰いましょうか?。

 

邪魔者は消してしまえば良いのですよ…。

 

傷みやすい内臓を処理して、血抜きをしっかりと行って、皮を剥いで…。雑食の動物は肉が独特の臭みがあるらしいので、香草や香辛料で臭みを抑えて…。

 

あの大きな胸のお肉は柔らかそうですね。

 

どうせ私にはあの様な大きな胸などありませんよ…。

 

ふふ…そうです…あんなに無駄な贅肉の塊など、わしづかみにしてもぎ取ってしまえばいいのですよ…。

 

私達の邪魔ばかりしている生徒会長のくせに、あんなに胸が大きいのがいけないのですよ?

 

生きたままもぎ取ったらどんな悲鳴を聴かせてくれるのでしょうか?

 

まずは右の胸から……もぎ取った後はすぐに失血死してしまわない様に、火で炙るか真っ赤になるまで熱した鉄板か何かを押し付けて止血してあげましょう。

 

きっとイイ声で鳴いてくれますよ…。

 

もぎ取ったばかりの新鮮な胸肉はお刺身でも食べれそうですね…。

 

「ま、そうだろーな。でもクソ女は無理だろーけど、希さん…副会長なら頼めばポスターくらいなら貼らせてくれるはずだぞ?一緒に頼みに行ってやるから、次は事前に相談しろよ?俺達は仲間なんだからな。」

 

「なかま………仲間かぁ……えへへ♪うん!うん!わかったよ!仲間だもんね!」

 

………はっ!私は今ナニを考えていたのですか?

 

頭の中でことりと一緒に楽しく生徒会長を解体してお料理してるビジョンが……。

 

いけません!どんどんことりに毒されて来ていますよ!

 

きっと次は鳴神君のフランクフルトが食べたいとか言い出すのですよ!

 

上のお口で美味しくいただいた後は下のお口でも……ふふふふふふ……今夜のオカズは決まりましたね……。

 

「ったく(うわー。園田さん、またトリップしてるよ…。クソ…あの顔エロいよなぁ。普段、真面目だからトリップした時のエロ顔とのギャップがヤヴェ…。あーヤりてぇ…。)で?その箱ん中身は?ま、入っちゃいねぇだろーけどな。それとも誰か酔狂なヤツでもいたか?」

 

「ちょっとまってね!えーっと………あ!」

 

「「「あ?」」」

 

「あった………」

 

「おいおい!マジかよ!」

 

「本当ですか?穂乃果!」

 

「うん!しかもね!……2枚も!」

 

「うわぁ!すごぉ~い♪穂乃果ちゃん!すごいよ!」

 

「どっちだ?メンバー募集の方か?(まさかにこちゃんか?イヤ、穂乃果達はまだ“見極め”されてねぇよな?なら違うか?)」

 

「あのね!チーム名の方だよ!1枚目は……ねー?コレってなんて読むの?うーず?ゆーず?穂乃果わかんなーい!海未ちゃん!助けてー!」

 

「どれですか?……これは…?」

 

穂乃果が見せてくれた1枚目の用紙。そこには“μ's”と書かれていました。

 

これは…確かになんと読むのでしょうか?

 

「どれ、ちょっと俺に見せてみろ……あん?なんだコレ?いや、待てよ?確かコレってどっかで見たことが……あぁ!思い出した!ギリシャ文字か!」

 

「ギリシャ文字?ねぇソラ君?ギリシャ文字ってνガンダムの“ν(ニュー)”とか、Ζガンダムの“Ζ(ゼータ)”とかの?」

 

νガンダム…確か劇場版の“機動戦士ガンダム 逆襲のシャア”で主人公アムロ・レイが使用していた機体ですね。

 

ΖガンダムはTVアニメ“機動戦士Ζガンダム”の後期主役機でしたね。

 

「そう、そのギリシャ文字。確かこれは“μ(ミュー)”って読むんだったかな。」

 

「この一文字で“μ(ミュー)”と読むのですか?ではこれは“μ's(ミューズ)”と読むのでしょうか?」

 

「ミューズ?それって石鹸?」

 

穂乃果…絶対にそれを言うと思いましたよ…。

 

「あぁ薬用の。って違うだろ穂乃果…。ミューズってのはギリシア神話で音楽を司る女神だったはずだな。」

 

“μ's(ミューズ)”…ギリシア神話の音楽を司る女神…。

 

不思議です。初めて聞いたはずなのに、妙にしっくり来ます。

 

「“μ's(ミューズ)”…音楽の女神様……うん!なんかイイかも!」

 

「うん♪そ~だね!“μ's(ミューズ)”♪ことりもい~と思うな♪なんかかっこいいよね♪」

 

「そうですね。他に良い案もありませんし。まぁ私達が女神だなんて、少し恥ずかしいですけど…。」

 

「“μ's(ミューズ)”ね…。3人は十分に女神様だからイイんじゃねぇーの?問題は俺だろ?野郎だからあきらかに女神じゃねぇーし。」

 

「う~ん、そっかぁ。ソラ君は男の子だもんね~。それじゃ~ソラ君は私達の“守護者”とかど~かな?危ないときにいつも守ってくれるし♪」

 

「“守護者”って俺が?女神様の守護者なんて、そいつは俺には荷が重いだろ。精々、俺程度じゃ“番犬”ってトコじゃねぇーか?」

 

「守護者でも番犬でもどっちでもイイよ!そら君はそら君だもん!」

 

「わんこなソラ君…や~ん♪可愛いかも♪」

 

「んじゃ、チーム名は“μ's(ミューズ)”で決まりでいいな?」

 

「ことりは異議な~し♪」

 

「穂乃果も“μ's(ミューズ)”がイイ!」

 

「もちろん私も賛成です。では、私達は今日から音ノ木坂学院非公認ガンプラバトルチーム“μ's(ミューズ)”です!」

 

「非公認…そうだったね~。ことり達、まだ生徒会の公認ないから非公認なんだよね~。」

 

「うん!だから今度の公式戦に勝って絶対に生徒会の公認をもらおー!」

 

「はい!頑張りましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ。そう言えばもう1枚目の紙にはなんてかいてたんだ?」

 

「ふぇ?えっと…え?」

 

「穂乃果ちゃん?」

 

「これ見て…2枚目にも“μ's(ミューズ)”って書いてるの…。」

 

「そんなもん、同じヤツが間違って2枚いれたんじゃねぇのか?」

 

私も穂乃果が手にしている2枚目の紙を覗いてみます。

 

そこには確かに“μ's(ミューズ)”と書かれていました。

 

あれ?この字の癖は…。

 

「穂乃果?これは貴女の字ではないですか?」

 

「ホントだ…コレって穂乃果ちゃんの字に似てるよね?」

 

この豪快で適当な字の書き方は間違いなく穂乃果の字です。

 

「穂乃果の字?穂乃果は書いてないよー!そら君!もう1回みせて!…あれ?ホントにコレって穂乃果の字だ…。なんで?」

 

「なんで?ってお前なぁ…。自作自演かよ?」

 

「穂乃果!そんな事してないよ!それに穂乃果は昨日も今日も学校ではずっーと寝てたもん!起きてたのはおトイレとご飯食べる時だけだよ!」

 

「寝てたもん!って…ん?まてよ?確かにコイツ、朝からずっと教室で寝てたよな?」

 

「穂乃果ちゃん、お手洗いはことりと一緒に行ったよね?」

 

穂乃果は朝からことり、鳴神君、私のうちの誰かと常に一緒だった…?

 

「では穂乃果には確かなアリバイがありすね。第一、穂乃果なら“μ's(ミューズ)”なんて名前を思い付いたらドヤ顔で自慢して来ますよね。」

 

「そもそもコイツ、アホ乃果だもんな。薬用石鹸とか言ってるヤツが“μ's(ミューズ)”なんて洒落た名前思い付くかよ…。」

 

「無理です。」

 

「無理だよね~。」

 

「穂乃果!アホじゃないもん!あれ…?」

 

「どうしました?とうとう自分の頭が残念と言う事に気付きましたか?」

 

「海未ちゃんがひどい!そうじゃなくて、うーん…ねぇ?さっきあそこに誰かいなかった?」

 

「ん?あそこって……イヤ、俺は気付かなかったけど…。園田さんとことりさんは?」

 

「さぁ…?」

 

「ことりも気付かなかったよ?うちの生徒か先生なんじゃないのかな?」

 

「違うと思う……。何だろう…今の人…懐かしい…?」

 

「まさかまた例の不審者だったりな。」

 

「あり得そうで笑えませんね…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やっぱり保険は必要なかったみたいだね?でも音ノ木坂に来て良かった…。ことりちゃんにも会えたし…。これでμ'sは本格的に動き出したね。すべての女神が集うまであと6人…。次は………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました!


今回からようやく穂乃果ちゃん達は“μ's(ミューズ)”になりました!
そして再び見え隠れする謎の人物の影…。

スクフェスのμ'sメインストーリーは終了かもしれない。との、事ですが、ガンプライブはまだまだこれからです!
皆様。今後ともお付き合いいただければ幸いでございます。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
皆様からのご意見やご感想もお待ちしております!
どうぞ、お気軽にお声掛け下さい!

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