ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
今回は本編に先駆けて“あの先輩”の登場になります!
最後のオマケはエロ注意になります。
結局は伏せ字を使ってしまった……。
「……ん………………」
春の朝のまだ少し冷たい空気の中で、目を覚ました私は気だるい身体を起こして少しボーッする。
「……寒い……アレ?なんで裸で寝てんの…。」
その寒さで次第に思考が定まって来ると、何故か何も身に付けつけずに眠っていた事に気付いた私は、股間に僅かに残る違和感にふと昨日の夜を思い出す。
「あぁ……そっか…。あのバカ、昨日は来てたんだっけ…。」
そう呟くと私は未だに昨夜の情事の疼きが残る下腹部をそっと右手で触れてみる。
あのバカが音ノ木坂に入ってからもう1年…。
入学式でアイツを見掛けた時は凄く驚いたし、同時に凄く嬉しかった。
アイツの力があれば、独りで戦い続けてきた私の夢がとうとう叶うんだって思った。
思っていた…。
でも、違った……。
1年前のあの日。
最高の出逢いになるはずだったソレは最低な出逢いに変わり、最高の毎日が始まると信じたソレは最悪な毎日になった。
「お姉様?まだお休み中ですか?」
遠慮がちなノックと共に、扉の向こうから聞こえた最愛の妹の声に、私はあの日の事を振り替えるのを止める。
だってこんな事を思い出しても今さらだしね…。
「起きてるわよ、こころ。ごめんね、お姉ちゃん寝過ごしちゃったわね?ちょっと待ってて、今すぐご飯作るから。」
ベットに残る温もりは私1人分のモノだけ。
いつもヤる時は無駄に綺麗に畳んで置いてあるアイツの服や下着はもう無い…。
あるのは今はもう無いアイツの服の隣に置かれていた私の服と下着だけ…。
あのバカ…。ヤるだけヤってさっさと帰りやがったな…。
「いいえ、大丈夫ですわ。朝食なら既にお義兄様がお作りになって下さいましたから。」
…………あぁ…そっか……まだ居たんだ…。
「お義兄様がお姉様を起こしてきなさいとおっしゃいましたので…」
そう言えば、さっきから少しお味噌の香りがしていたわね…。
あのバカはバカの癖にいつも無駄に凝るから…。
どうせ朝から出汁の効いた妙に美味しい味噌汁でも作ったんでしょうね。
冷蔵庫に油揚げとほうれん草が残っていたから、今朝の味噌汁の具はソレね。たぶん。
あのバカはいつの間にか人の家に勝手に本格的な調味料や出汁用の鰹節やら昆布置いて
行きやがって。
しかも私の家の懐事情を考えてか、アイツが使う物はほとんどが安い食材。それでいて私より美味しい料理作るとかふざけんじゃないわよ…ホントに。
「そっか、わかったわ。ありがと、こころ。お姉ちゃんも着替えたらすぐに行くから先にみんなで朝ご飯食べてなさい。」
こころはお利口だし、もう一人の双子の妹、ここあもやんちゃな割りにはしっかりしている。
虎太郎はまだ小さくて、いつもボーッとしているけど、あのバカも一緒に居るなら何も心配はいらない。
アイツはバカの癖に子供の扱いが上手いのよね。
それに悔しい事に私の可愛い3人の妹と弟はアイツにすっかりなついてしまっている。
決め手は去年の夏休みにアイツが作ってあげた大量のアイスよね。
ひとつひとつの量を少なくして、その分は色々なフレーバーを用意して…。
母子家庭のうちじゃあんまり色々な味のアイスとかは買ってあげられないから…。
あの時は3人とも、普段はボーッとしている虎太郎でさえも嬉しそうにはしゃいでいたわね。
……あんなの……私だって嬉しかったし……。
「わかりました。それではお待ちしていますね。」
あのバカは基本的にハイスペックなのよ。
顔は悪くないし身体も一応は鍛えてある。
無駄に頭は良いし運動もそれなりに出来る。
謎技術の塊の様なGPベース内のアセンブルシステムを単独で解析出来る程度には高度なプラグラム知識も持っている。
オマケに手先は器用で料理やお菓子作りも上手い。
何処のアーリージーニアスよ、まったく。
小さい時は家族に恵まれなかったみたいだけど、今は優しい養父母と私の妹達に負けないくらいに可愛い義理の妹も居るし。
お金だってサポートAIのマージンで、10人くらいお嫁さん貰ってついでにお嫁さん1人に付き5人くらい子供産ませても十分に養えて、しかもそれでもまだ一生遊んで暮らせる程度には持ってるし…。
なんだろう……。やっぱり腹立つわ。あのバカ。
「ったく、いつまで全裸でいんだよ、にこちゃん。なんだ?誘ってんのか?朝っぱらからまたヤんの?」
………殺してヤろうかしら……
「ヒトの部屋に入んならノックくらいしなさいよね。その腐った目玉抜き取って脳ミソ熱した火箸で掻き回してブチ殺すわよ?着替えるから出てって。」
「ノックって、今さらだろ?」
ホントに失礼なヤツ。
「今さらでもよ。親しき仲にも礼儀あり。って言うでしょ。」
「へいへい。どうも失礼しました。お姫様。」
ホント、バカ…。
でも、こうして言葉の端々に私を大切にしようって想いが込められてるのよね。
遠回し過ぎて凄く分かりづらいけど。
「ふん。ナニがお姫様よ。」
「ありゃ?気に入らなかったか?」
私はお姫様なんてステキなもんじゃないわ。
でも私のこと、お姫様扱いしてくれるのなんてコイツくらいのモノね。
ホント、物好きなヤツ。
「別に……お姫様もキライじゃないわ……。ねぇ?」
「なんだよ?」
だから、頑張ってるこの子にちょっとだけご褒美をあげなきゃね。
「ちょっと、こっち来なさい。」
「へいへい。」
「はい。は1回でいいわ。虎太郎が真似したらどうすんのよ、まったく…。…ほら、屈みなさい。そう、イイ子ね。…おはよ。ん…」
「ん……。おはよ、にこちゃん。」
この1年ですっかり慣れてしまった軽く互いの唇を交わすだけのキス。
初めの頃はこんな軽いキスでさえキライだった。
でも今はこれだけじゃ足りないくらいにキスがスキになった。
口付けを交わす度に、コイツとの絆を確かめ合える様なそんな気がして。
ホントなら、もっと深く、互いの舌を凌辱する様に絡め合って、互いの唾液を貪り合う様なそんな激しいキスがスキ。
混じり合った互いの唾液を飲み込むのがスキ。
キスを交わした直後に、少しだけ照れているコイツのアノの表情(カオ)がスキ。
イヤな事も、学校の事も、日々の家事の事も、ままならない現実も、叶えたいユメも、考えたくもない未来の事も、ナニもかも忘れて、ただただ互いを貪り合いたい。
求め合いたい。
交わりたい。
けど、今はダメ。
激しい方のキスをしちゃうと私が最後までヤりたくなるから。
だから、今はダメ。
「にこちゃん?なんか物欲しそうな顔してるな。それだけじゃ足りなかった?」
全然、足りないわよ。バーカ。
「バカ…、朝からはダメよ。学校もあるし、こころ達も居るわ。」
まだ屈んで私の顔を覗き込んでいるコイツの頬にそっと右手を添えて、私は諭す様に囁く。
「わかってるって。」
「ヤるならまた今夜に。ね?お利口さんに我慢できる?」
ホントに我慢しなきゃダメなのは私だ。
昨夜の交わりを思い出して、また下腹部がじんわりと熱を帯びて疼き出している。
このままじゃ、我慢出来なくなる。
でも、今はダメ。
「子供扱いすんなってーの。」
甘いのがスキな癖に、普段はブラックコーヒーなんて飲んで、大人ぶってるコイツのそんな子供っぽい仕草がスキ。
「だってアンタ、ガキじゃない。」
「へいへい。どうもすみませんだした。どうせ俺はガキですよ。」
ホント、子供っぽいんだから。
でも、この子は昨日……少しだけ大人に近付いた。
その事を優しい養父母や大切にしている義妹ではなく、この私に一番に伝えてくれた。
電話やメールでもLINEでもイイのに、会いに来てくれた。
この私の為だけに直接伝えに会いに来てくれた。
もう一度、歩き始めたいと思うって。
「はい。は1回って言ったでしょ…………ねぇ?」
「今度はなんだよ?」
「おめでとう。」
正直に言えば、凄く悔しい。
私じゃコイツをまた前に進ませる事は出来なかった。
私に出来たのはコイツをこれ以上堕とさない様にただ、引き留める事だけだった。
コイツと一緒に居てあげる事だけだった。
「…………ごめん。」
違う。
一緒に居てあげたんじゃない…。
私が一緒に居たかったんだ。
「なんで謝んのよ?そこはありがとうって言って欲しかったわ。」
「………それでも、やっぱりごめん。」
「はぁ……あのね?私は普通に嬉しいのよ。アンタがまた、前を向いて歩き始めようとしてるのが。」
「にこちゃん……」
「アンタなら何処までも行けるわ。アンタなら何だって出来る。」
何処にも行けない、何も出来ない、そんな私と違って…。
「俺は………ひとりじゃダメなんだよ…。」
ひとりがイイなんてそんな思い上がったヤツはクソ喰らえよ。
俺は、私は、ひとりで生きて行くとか言ってるドラマとか観てると虫酸が走るわ。
少なくとも、私はイヤ。
私はアナタと一緒がイイ。
「にこちゃん…。にこちゃんの誘いを、夢を、想いをずっと拒み続けてきた俺が言っちゃいけない事なのは重々承知してる。でも!俺は…俺達には、にこちゃんの力が必要なんだ!」
あぁ…コイツが私の前でこんなに感情を表に出すなんて久し振りかもね。
「俺に、にこちゃんの力を貸して欲しい。」
アンタに私の力を貸す。
そんな事は当たり前の事よ。
何なら今すぐ私の全てをあげたってイイわ。
でも…
「今はまだダメよ。」
そう。今はまだダメ。
「アンタの眼を疑う訳じゃ無いけど、私自身の眼でソイツ等を見て、それから決めるわ。」
私とコイツの時間を終わらせた憎い連中。
コイツの可能性に火を着けた凄い連中。
コイツの魅力に気が付いたステキな連中。
「にこちゃん…」
「大丈夫。アンタが選んだ仲間なんでしょ?なら、信じなさい。」
「もちろん、信じてるよ。アイツ等も、そしてにこちゃんも。」
………ホント……コイツのこんな所がダイキライなのよ。
「ふん……ありがと。」
でもね?
私は、コイツのこんな所が……私は……
「さ、この話はひとまずおしまい。朝ご飯食べに行きましょ。今朝のおかずは何にしたの?にこにーとーっても楽しみ♪」
「そのキャラ似合わねぇって、前から言ってるよな、にこちゃん?」
「うっさいわね!ガンプライブに出場するからにはアイドルになるようなもんよ?ならこのにこにーの魅力を全世界に広めなきゃダメなのよ!」
「なんでさ?」
「ほーら!アンタも一緒に♪」
「へいへい。」
「はい、は1回!」
「へーい。」
「行くわよ♪」
「「にこにこにー」」
「って!やっぱやってられるかー!」
「何よ~!ノリノリでヤってた癖に!」
「にこちゃん!うっさい!」
ホント、ダイスキよ。
だから、一緒に進みましょ。
今だけは、ダイスキでダイキライな、私だけのアナタ。
何処までも、何時までも、ずっと、ずっと…一緒に……。
いつか、死が私達を別つその時まで………。
ダイスキでダイキライよ。
おまけ
「それは淫らで甘美な秘蜜の夜」
「あ、や……だめぇ…お願い…もっと…もっとぉにこのお胸のボタンいぢめてぇ…もっとぉ、もっとぉ…」
「前はあんなに嫌がってたのに、今じゃすっかりココを責められるのが好きになったんだな。」
「あ!くぅ…あ、ん……うん…にこはぁ…摘ままれる…のもぉ、舌でぇ…あ…れろれろされるのもぉ、歯でぇ…コリコリされるのもぉ、ぜんぶ…ぜんぶ…気持ちイィからダイスキぃ…」
「それじゃコッチは?弄られるのは嫌い?」
「はぁはぁ……バカァ…知ってるでしょ?にこのスキな事なんてぇ、もぉぜんぶ…。にこのからだぁのことはぁ…ぜんぶ…」
「にこちゃん曰く、俺ってばほら、バカだからさ。ハッキリ言わなきゃ分からんねぇよ。」
「あっ………ダメ!やめないでぇ…もっとぉ…もっとぉ…」
「もっと?ナニ?」
「もっと…にこの……」
「こう?」
「ひゃ!だめぇ!ソコ…○○の皮剥いちゃだめぇなのぉ…」
「なんでさ?にこちゃん好きだろ?ココ弄り回されるの。」
「しゅきぃぃ、だいしゅきだけどぉ……○○剥かれちゃったらぁ、刺激が強すぎてぇぇぇぇ、ヤ!待って!ヤメテ!なんでいきなりそんなはげし…っ…やぁ!あ!あっ!くぅぅぅぅぅぅ」
「にこちゃんはこれくらい激しい方が好きでしょ?」
「はぁはぁはぁはぁ…うん………しゅきぃ……にこはぁはげしいのがぁ……だいしゅきぃぃ……あ…」
「ダメだ…にこちゃんのその顔、エロすぎで可愛すぎっしょ…。そんな顔魅せられたらもう我慢出来ねぇって。とりあえず1発ヤらせて貰うよ?」
「うん……いいわよぉ……来てぇ……にこに、にこのナカに…はやくぅ……」
「にこちゃん…」
「にこにぃ………ちょうだぃ…いっぱい…ちょうだぃ……」
アナタのアイを…。
アナタのオモイを…。
アナタのスベテを…。
イマだけはアナタのスベテはにこのモノだから……。
夜はまだ始まったばかり…。
皆様。ご覧いただきましてありがとうございました!
サンシャイン12話でのμ'sロスで大暴走して作成された今回の閑話「ダイスキでダイキライ」でしたが…後悔はしてはおりません!たぶん…。
ちなみに二人はお付き合いしているワケではなかったり…。
次回より本編 第5話「START:DASH!!」が始まります。
次回からはいよいよ生徒会コンビも登場してくれます!
月曜には更新出来るかと思いますので、よろしければまたご覧下さい!
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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