歩けばスキルが手に入るチート魔導書を手にしてしまった俺は勝ち組   作:青猫ハマト

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Real Fantasy Online

 此処はVRロールプレイングゲームの中.......それも現在、神の生まれ変わりと言われている天才 綾場三月の作り出した現実と言われても可笑しくない程のゲームの中だ。

 

 皆は発売日を楽しみに待っていた.......そして!今日がその発売日だったのだ。

 

 だが、このゲームは限られた人しかプレイできない。何故ならコストが高すぎるのだ。

値段も高く昔で例えるならば貴族の様な人しか買えないような代物だ。

 

 普通の二次元・三次元ゲームを作るのより遥かに高い。同じ三次元ならば何故、高いのか.......その理由は先程説明したように

 

現実に限りなく近いのだ。

 

 草木・空気感・風・太陽の光.......そして、舞台となる大きな城とその横にそびえたつ塔を中心とする場所 ヒスタール 等々、限りなく精巧に作られたステージ。

 

 手の感触・足に当たる草の感触・自由な動き まるで自分が今そこに、実際いるかのような感覚を覚える。

 

 そして、疲れ・痛み・心臓 脈の動き 現実と何一つ変わらない物がある。

まあ、痛みと言っても統一されていて強い攻撃でもサッカーボールが軽く当たったような痛みだ。

 

 とにかく、ほぼ完璧に現実を再現したものそのゲーム.......それこそが

 

Real Fantasy Online。

 

 最大限まで現実的なファンタジーゲームとしての名に恥じないプログラムになっている。

 

 だが、何故、一般庶民が住んでいるような俺がそのゲームを買えたのか?

理由は、幼少期に遡る。

 

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 俺、神谷忍は5歳になったばかりの時にVRゲームの事を知り、家が少しばかり裕福なので買ってもらうように頼んだ。

 

 少し裕福だったし、買えないことも無かったのだが両親は13歳になったら買ってあげる 13歳にならないとゲームはできないの一点張りだった。

だが、13歳の事をもう大人だと感じていた俺は自分のプライドを優先した。

絶対に自分で買ってやる!と。

 

 そこで、俺はお金を集めるなら仕事がいい事をしり、バイトをしたいと両親に言ったが偉いけど忍はそんな年頃じゃないと言われて諦めた。

 

 自分で買いたいというプライドと絶対に欲しいという欲求が混ざりあった時に俺は、一つの方法を見つけた。

 

 それが、貯金である。

親のお金で買いたく無いのならば、親からもらった自分のものになったお金で買えばいい。

そう、俺は考えた。

 

 それからというもの俺は、貯金に明け暮れた。

毎月貰うお小遣いは2000円、1年で24000円、そして8年経てば19万2000円となる。

VRゲームは300万円.......さらに追加コンテンツインストールで20万円かかる。

最近の日本は財政難に陥っており、値段が高いのだ。

 

 普通に集めればまず、無理だろう。

だが、皆。忘れて居ないだろうか.......年始最大のイベントお年玉を。

俺は親戚が多く、毎年約80000円もらっていた。

これは、8年で640000円になる。

会わせれば830000円。

これは8歳の時に計算した。

 

 だが、まだまだ足りない。

ついに俺は諦めようとした。もう、親に買って貰おうかと思った。

その時、お金の神様が俺に微笑んでくれたのだ。

それは、12歳の時...............................................

 

 俺は当たりもしない宝くじにすがっていた。

もう、これしかないと思ったのだ。

俺は念を込めながら宝くじを買った。

 

 そして、念願の発表日。

俺は家でテレビをつけた。

数分間の前置きも終わりついに発表が始まる。

5位入賞から4、3、2と発表される。

だが、そこに俺の番号は無い。

やはり当たる訳がないと思い、テレビを消そうとした。

でも、1位を見てみようと思う心、そしてもしかしたらの心が勝りテレビを消そうとする手を止めた。

そして、テレビに映った番号は

『20352』

俺の番号は

『20352』

やはり駄目かぁ。そう、思った俺はくじを破ろうとして..............やめた。

20352?

頭が混乱する中、どうにか現実に戻った俺は何度何度も確認した。

そして、現実を把握した俺は家中に届くような声で歓喜の声をあげた。

驚いてやって来た親に説明すると自分より高く大きな声を出して喜んだ。

 

 これこそ、俺が8億円を手に入れた瞬間である。

 

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そして、そのお金でこれを買い今から楽しもうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ。ここがRFOの世界か..............楽しみだな」

 

RFOとはReal Fantasy Onlineの略だ。

この世界では全てのNPCが人工知能を持っている。

最もイベント発生等はちゃんと設計されているので安心できる。

また、死んだ場合は最後に寝た場所、もしくは寝た宿の前にリスポーンされるらしい。

ここで少々、ゲームの説明をしよう。

 

 このゲームはタイトルで分かるように、オンライン.......全国のプレイヤーが同時刻にログインしている。

服やアクセサリーの種類、そして魔法や剣の種類が世界一を誇るゲームだ。

さらに、すごいのがアバターが自分自身の顔、体つきをしている事だ。

始まる前に機械でシステムスキャンしたのでその時に作られたのだろう。

さらにさらに、このゲームには魔導書なる物が存在する。

魔導書は極めるとユニークスキルが手に入る。

極めとは何か。それは段階である。

魔導書には1、2、3、4、5、6、7、8、9、10の段階がある。

1から3までは下級、4から7までを中級8、9を上級

そして、10を極めという。

レベル1あげるのに、普通の魔導書では10000経験値を魔導書に与えなければならない。

さらに、上がるにつれて経験値の量も上がる。

まあ、その中でも特別な魔導書があり、それは経験値意外でレベルが上がる激レアアイテムだ。

一応、普通の魔導書も相当レアだが。

うんうん。すごいねぇ。

 

「ねえ、あなた.......」

 

 俺が感動していると、横から女性の声がした。

そして、ふと横を見ると言葉を失った。

.......一言で表すなら『美しい』。

俺のストライクゾーンだったのもあるが、誰が見てもそう思うだろう。

俺が見とれていると、

 

「ねえ、あなた.......聞いてる?」

 

おっと、聞いて無かった。

 

「何だ?」

「だから私とパーティー組まないかっていってるの!」

 

 パーティー?ああ、あれか。

このゲームではパーティーが存在する。

パーティー人数は2~6人まで。

基本的には皆パーティーを作るのだが、稀に一人攻略者がいる。

その人達はソロと呼ばれている。

尊敬の意味や馬鹿にする意味があるが、大抵馬鹿にする方だ。

俺は尊敬だけどな。

 

「なんで俺?」

「あなたが近くにいたからよ。他の人は何人か居たけど断られて.......」

 

そりゃあこんな美人さんと組むのは.......」

 

「ん?どうした?」

 

すると、いつの間にか隣で彼女は顔を赤らめていた。

 

「そんな美人だなんて.......//」

 

あるぇ?美人?何のk..............ハッ!

 

「も、もしかして口に出てた?」

 

確認をとるとコクリと頷く。

 

 .......や、やっちまったぁぁぁぁぁぁ!!!

うわぁぁぁぁぁぁ。初対面であんなミス.......恥ずかしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

 

 俺が頭を抱えてなんて言おうか迷っていると彼女から話を切り出した。

 

「ま、まあ。言われて悪い気はしなかったし.......そ、それより!どう?パーティー.......」

「お、おう。別に組んでもいいぞ?」

「そ、そう.......」

 

 ふぅ、助かったぁ。

けどすげぇ気まずい.......。

 

「とりあえず名前は?俺はシン」

「私はリンよ。宜しくね」

 

 やっと落ち着いて自己紹介を終わらせた俺達は、歩いた。

 

「じゃあとりあえず、最初の町へ行きましょ?」

「いや、草原にいこう。」

「え?どうして?」

「最初の町にはギルドがある。このゲームではギルドは一つしかないんだ。だからギルドに行く前にモンスターを倒して少しずつ名をあげて行くんだ」

「へ、へぇ~」

 

 俺はこの日の為に様々なオンラインゲームをしてきたからな.......。

大体の冒険RPGではギルドがある。

ギルドとは、冒険をするにあたって支援をしてくれる、ものだ。

本職業はギルドで判明する。

なので、最初は皆、拳でしかたたかえない。

 

「でも死んじゃうかもしれないよ?」

「大丈夫。雑魚キャラのスライムだから。小石10発位当てればたおれるよ」

「じゃあ、行きましょ?」

「おう」

 

__________________________________________________

 

「よし!倒した!」

「おめでとう!で?何がドロップしたの?」

 

 このゲームにもRPGの王道であるモンスターからのアイテムドロップがある。

大体ドロップアイテムはその種族で統一されている。

魔導書は別だが。

また、レベルによって魔導書のドロップ率はかわる。

この世界の最大レベルはプレイヤーが9999、敵は18000となっている。

この世界の確率は最大1000%、大抵800%越えればドロップしやすくなる。

 

レベル1から5までの敵では0,5%

レベル6から120までが20%

レベル121から280までが40%

レベル281から480までが120%

レベル481から890までが250%

レベル891から2600までが380%

レベル2601から4900までが640%

レベル4901から8200までが890%

レベル8201から15000までが920%

そして、

レベル15001から18000までが1000%

 

これに加え、自身のレベルでも特典がある。

 

レベル20突破で下級スキル1個

レベル80突破で中級スキル1個

レベル140突破で上級スキル1個

レベル200突破で下級スキル30個

レベル280突破で中級スキル15個

レベル350突破で上級スキル10個

レベル800突破で極大スキル1個

レベル1800突破で極大スキル10個

レベル3200突破で特殊スキル空間移動 下級

レベル6000突破で特殊スキル空間移動 中級

レベル8000突破で特殊スキル空間移動 上級

レベル9000突破で特殊スキル空間移動 極大

レベル9999で?????

 

 皆、レベル9999を目指し日々頑張るだろう。

ついでに、他も説明しておこう。

ジョブの種類だ。

 

剣士

僧侶

賢者

商売人

遊び人

盗賊

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 現在出ているジョブだ。

アップデートでふえていく。

そして、初回スキルも説明しておく。

 

剣士  片手剣レベル1

僧侶  回復魔法レベル1

賢者  保護魔法レベル1

商売人 鑑定レベル1

遊び人 お金ドロップレベル1

盗賊  捕縛レベル1

 

さて、説明はこれくらいにしとこうか。

 

「お、この宝箱でかいな.......」

「もしかしたら凄いアイテムかもね?」

「んなわけねえだろ。レベル1だぞ?スライムだぞ?」

 

そういって宝箱を開けると、中には本が入っていた。

 

「なんだ?スキル本か?」

 

 スキル本とは、対象のスキルを1レベルあげる本だ。

なかなかのレアアイテムとなっている。

 

「でも何か変だな.......」

「変って?」

「スライムはスキル本なんて落とさない筈なんだ.......」

「バグとか?」

「うーんまあ、開いて見るか」

 

 そして、俺は本を開き中身をみた。

瞬間、2人は驚愕した。

何故なら、

 

魔導書だから。

 

「ま、魔導書?!」

「す、凄いじゃん!0,5%だよ?!」

「でも.......流石に運良すぎないか?運営の用意した偽物かもよ?」

『失礼な!私は本物ですよ』

「そっか、本物か..............え?」

 

 あれ?いま、どこから声が?

俺がキョロキョロしていると本が光った。

 

「うわっ!」

「な、何?」

 

本からバ○スをくらいやっと目が回復すると手から魔導書が消えていた。

 

「あ、あれ!?魔導書は?」

『ここです』

 

 ん?後ろ?

俺が後ろを振り向くとそこにはかつて無いほどの美女が.....................

 

「いや、お前は?もしかして魔導書盗んだのお前か?!」

『い、いや。話を.......』

「あ、ああ。そんで、あんたは?」

『だからさっきからいってるじゃ無いですか!』

『わ・た・し・は!』

 

『魔導書です!』

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