歩けばスキルが手に入るチート魔導書を手にしてしまった俺は勝ち組 作:青猫ハマト
こんな駄作でも読んでくれる方はきっといらっしゃったら嬉しいかもしれないなぁ、くらいの気持ちで書いてきましたので、これからも気分で投稿するような形にはなると思いますが、長い間お付き合いしていただければ幸いです。
是非とも批判の方お待ちしております。
とはいえ、だ。こちらが不利なのは変わりがない。
そもそも初期で現われるようなこんな最弱竜がここまでの強さを持っている方がおかしいのだ。
そこで思い出す。自分は鑑定を持っていたではないか。
「よし!鑑定!」
鑑定を使用する。アルカディアの右にステータスが見えてくる。
そして、驚愕した。
アルカディア 変異種
種族 神聖種
レベル120 H18782 M18782
称号 騎士殺し
A 1800
D 314159265542
S 100
L 10
スキル 暴風 魔力統合 死の風 完全回復
元騎士竜
ステータスが高すぎる。そして、種族 神聖種。こんな種族はどこを見ても書いていなかったし、見たこともない。
自分のステータスはオール1000。限界突破前の最大のステータスだ。もっとも、こんな風になる前に普通は限界突破が済まされていることがおおいのだが。
見たことのないスキルもある。魔力統合 完全回復 死の風だ。ステータスに次いでらスキルを鑑定する。
魔力統合 魔力をHPにするステータスの移動が可能になる。限界突破を無視できる。
完全回復 HPが5000をきると完全回復する。残り回数83回。魔力10000で一回追加。
死の風 半径50メートルに2%で発動する即死性の毒を含んだ霧を分散させる。一度使うと50時間のクールタイムを要する。
なかなかにぶっ飛んだスキルだった。
こいつを倒すには、このスキルに最大限注意しなければならないようだ。即死効果のある死の風はもちろんのこと、最も厄介なのは完全回復だろう。
自分の攻撃力は1000。竜殺しの加護や竜殺しの剣、それらを含めても敵の異常な防御力の前では、高ダメージは期待できない。
予想外の出来事。竜特化のステータスを持ってすれば余裕だと思っていたが、そうはいかないようだ。
一番いいのは、5000直前まで体力を削り、一撃必殺でトドメをさす攻略法だ。しかし、これは難しい筈だ。
早速敵の攻撃を掻い潜りつつ、斬撃をお見舞いする。
HP18324。約400の減少。ある程度力を込めた攻撃ですらこれだ。全力を出しても、5000削りきるのは流石に無理がある。
とりあえず、だ。何をするにも敵の体力を削っておかなくては何もできない。
5000を切らないように細心の注意を払いつつ、敵を切り刻む。
決意を込めてドラゴンに向かって走り出す。
挑戦者を迎え撃つ絶対的な強者としての風格を纏う敵の姿が近づいたところで、ドラゴンはその尻尾をこちらへ振りかざす。
右へ左へ。尻尾の動きに対応してこちらも避けて進んでいく。
スピードにおいては圧倒的にこちらが有利である。その程度の速さで飛んでくる尻尾を避けるなど、いまのシンならば朝飯前である。
シンは避けながらも、少しでもダメージを稼ぐために、その素早さを利用して尻尾を斬りつけながらも上を目指す。
どの敵でも、1番の弱点は基本的に頭だ。
ドラゴンの攻撃に対処しつつも、ドラゴン自体を掴み、振り落とされぬように上へ上へと登っていくシン。
……ドラゴンの特性も理解せずに。