ハイスクールD×D ゴースト×デビルマン HAMELN大戦番外地   作:赤土

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If. その伝説、ゴージャスなりて

クロスゲートに強力な反応があったという情報を受け

俺――宮本成二と超特捜課の人達はその調査に乗り出すことにした。

 

ここ最近、クロスゲートからは異界の怪物アインストのみならず

様々な世界の物と思しき漂着物が現れることが多発していた。

今回もそうした所謂デブリのようなものの処理……かと思ったのだが。

 

……俺達の目の前にいたのは、金色の色とりどりの宝石を身に纏ったようなドラゴンだった。

なんだあのけばけばしい成金趣味みたいなドラゴンは。

そりゃまあ確かに、ドラゴンは宝を蒐集し抱え込む習性があるというのは

ドラゴン、所謂西洋竜には多く見られる特徴ではあるのだが。

あのドライグだって、闘争心に振れ幅が大きすぎるだけで

闘争と言う行為そのものを宝として見做した場合

闘争に対し異様な執着を見せるというのは、別段不思議ではない。

 

相手の正体を探るべく、記録再生大図鑑(ワイズマンペディア)……いや。

禁手化(バランスブレイク)させた無限大百科事典(インフィニティアーカイヴス)で検索を試みる……が。

検索をかけようとしたその瞬間、奴がこちらを見た気がした。

 

……だが、その目線は「こっちを見て、こっちを見ていない」ように思えた。

まるで、いつぞやディエンドに見据えられた時のような感覚だった。

まさか……またフリッケンの関係者か?

 

(奴も、「ディエンド」とやらか?)

 

『……いや、それは無い。ディエンドとはあいつ個人を指す名前だ。

 あのゴージャスドラゴンは、ディエンドとはまた別の存在だろう。

 何者かは、ちょっと見当がつかんがな』

 

ディエンドの事をなぜかよく知っていたフリッケンに聞いてみるが

奴はディエンドではない、という事しかわからなかった。

 

「……そうか。そこにいるのは、まだこのオレ様を救う前の存在という事か。

 だが、それにしてもその力を宿しているそこの人間。

 その力を扱うには…………」

 

 

ゴージャスが足りない!!

 

 

えっ

 

呆気にとられる俺に、そのゴージャスなドラゴンは自分が何者であるかを語り始めた。

――曰く。

 

フリッケンは、やがてはこのゴージャスなドラゴンを救いに現れる存在であるという事。

そのため、ここで万が一が起きては自分のゴージャスに翳りが現れてしまうという事。

なので、俺にフリッケンの力の扱い方を伝授するためにゴージャスに現れた、という事。

 

「安心しろ。このオレ様はかの力について、キサマ以上に詳しい。

 故に、オレ様がキサマをその力に相応しい、ゴージャスにしてやろう」

 

フリッケンも人の話を聞かずに話を進める部分はあるが、目の前の奴はそれ以上だ。

だが、この妙な派手派手しさと強引に話を進める部分。

誰かに似てるような……

 

「セージ! その金色のドラゴンは、いったい何者なの?」

 

あ。

そうだ、俺が眷属として属していた頃のリアス・グレモリーだ。

恐らく彼女もクロスゲートの異変を聞いてやって来たクチだろう。

いつものように眷属を従えて調査に来た、そんなところか。

 

「いや、俺にもさっぱり」

 

「その出で立ち……そうか。キサマらはこの世界の本来の住人と言う訳か。

 普段なら、世界の方がオレ様に集うのが道理であるが

 今回に関してはオレ様の方が世界を訪ねたからな。

 この世界へのオレ様の置き土産だ。そこの住人達にも、ついでオレ様のゴージャスを伝授するとしよう」

 

「ついでってのが気になるけど、そのゴージャスとやらには興味があるわね。

 あなたのゴージャスがどれほどのものか、冥界にその名も高き公爵家である

 このリアス・グレモリーが確かめてあげるわ」

 

 

……なんか変なことが始まった。

そう感じざるを得なかった俺は、やって来ていたオカ研の部員達と

顔を見合わせるしか出来なかったのだった。




なんか座談会見てたら思いついちゃいまして。
この金ピカドラゴン、一体何グヤ様なんだ……

なんかふとしたことからディケイドのトラブルを察し
このままでは自分自身の出生にも関わりかねない(過去のカグヤ様の下にディケイドが通りすがらなくなる)事を危惧し
ディケイドを探してオーロラカーテンシステムを起動させたら
クロスゲートと干渉しちゃってこうなった、的なお話。
この世界ではフリッケン(≒ディケイド)がドラゴンの姿をしているために
レジェンドも引っ張られて見た目ドラゴンになった感じ。

ゴージャスに対抗心燃やしてリアスが首突っ込んだけれど
見てくれはともかく、中身のゴージャスさでは……
因みにセージは宝太郎も受けたゴージャスの洗礼は……似合わない。

「どうした? ゴージャスは内面だけでは無く外面にも備えてこそだぞ」

「普段の衣食住と何もかもが違い過ぎて落ち着かないんだよ!」

「この程度で音を上げるなんてらしくないわねセージ」

「……部長、今回ばかりはセージに同意っす……」
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