Re:ゼロから始める異世界生活 希望と絶望物語 作:キリイオ
新たなジャンルにこうご期待!
いや、言葉としてあってるか?
彼は暗闇で呟いた。
「つまらない」
あのコロシアイゲームから脱出した彼らはまだ目を覚ましていなかった、それは分かっていた。あの七海もいないことも分かっていた、ただ彼はもう1人の自分と話しかけていた。
日向創とカムクライズル、彼は2人で1人だった。
元々はカムクラプロジェクトにより植え付けられたが、コロシアイゲームの出来事もあり、日向創としての記憶とカムクライズルとしての才能と個性が残っていた。
『そんな事言うなよ』
日向創は呟いた、しかしそれは心の中だ。
多重人格、1人の体に2つ以上の人格があるということ、彼は先程の通り記憶が元に戻った、カムクライズルの日向としての記憶もあるのでこうして会話する程度になった、時にカムクラは日向に任せる場合もある。
「皆さん、調子はいかがですか?」
カムクラは後ろを向いた、いつものみんながいると思って。
その後ろを向いた、景色は自然豊かではなくどこか別な所になっていた。
『まさか、転生か!?』
心の中の日向は叫んだ、カムクラは周りを見て日向の言ってる事を確信した。
「ハジメ、変わりましょう」
カムクラは日向に提案して、入れ替わった。目の色こそ変わらないが
「一体どうなってんだ?これは!」
カムクラが何故入れ替わったかの疑問よりここがどこかの方が先だった。
※※※※
未来機関、第十四支部苗木誠だ。
何故急に自己紹介をしたのか、そうしなければいけない気がした。
「んー」
僕は今悩んでいた、それは招集がかけられているということだ。もちろんそれは行かないといけない。
ただ悩んでいた所が違っていた。
「日向くんが行方不明かぁ」
そう、十神くんの部下からの報告で島にいたはずの日向くんが突如として行方不明なった。
初めはソニアさんと終里さんの2人で捜索していたけど、まだ見つからず九頭竜くん、左右田くんまでもが捜索をした。
依然として見つかっていない、まだ絶望の残党として恐れられている日向くんをほっとけないとして宗方くんを管轄とする、とある支部は独自で調査していた。
「だからと言って進展があるわけでもないし」
僕は立ち上がった、ふと弾が入ってないオモチャの銃を持った。
僕としてはこのご時世にオモチャの銃がある事に不自然を覚えていた、しかし持ってみると意外としっくりくるので。
「このまま持ってみよ」
護身用としては情けないが、持ってる分には変わりないだろうと思っていた。
ドアを開けて、踏み入れた。
すると、目の前がぐにゃぐにゃと周り意識が飛んだ。
僕は後悔をしたかもしれない、この現象を見てまたコロシアイが始まるかと勘違いした事に。
※※※※
「ヒナタハジメとナエギマコト、2人の希望が無くなった。」
「でもそれでいい、あの世界に希望が必要。」
「後はあの子を・・・・・・。」
「うぷぷぷ、苗木君、僕は期待しているからね。希望と絶望が混じり合う素敵な異世界を、どんな風にしていくか」
白と黒を半分にしたその物は、不気味な笑いをしながらウキウキとしながらアナログテレビを見ていたのだった。
物扱いの熊さん、いやそもそも熊だけど物に近いし
とまあ、2人の所持品とスキル(みたいなもの)を
日向創(カムクライズル)
所持品:なし
スキル:超高校級の希望(その他の才能もある)
苗木誠
所持品:オモチャの銃(弾無し)
スキル:超高校級の幸運(不運?)と希望
あれ?苗木、不憫じゃないか?