ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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今回は会話シーンが多い話のため、文章はイマイチですが、やれるだけの事をやったつもりです。


真理奈とくるる

河童山でべムラーとヤナカーギーと遭遇したふたりはプリキュアMAX HEARTとハピネスチャージプリキュア。

その最中、その山で会った少女、新真理奈がウルトラマンティガへと変身する。

ティガはヤナカーギーと戦い、モロボシ・シンはキュアホワイトこと雪城ほのかを救い出した後、べムラーを倒すべく、ウルトラマンゼロへと変身する。

プリキュア達との協力でべムラーとヤナカーギーを見事に倒した。

戦いが終わった後、ほのかの家に向かうため、バスで移動している。

 

なぎさ「ほのか、ぐっすり寝ちゃったね。」

 

なぎさは後ろの座席からシンの隣にいるほのかがシンの方に寄りかかって寝ている様を見る。

 

メップル「なぎさがバスの中で寝ても違和感ないけど、ほのかがバスの中で寝るなんて珍しいメポ。」

なぎさ「どういう意味!?」

ひかり「まあまあ・・・」

 

なぎさとメップルが喧嘩しそうになるが、ひかりが止める。

 

真理奈「ねぇ、あんた。起こさなくていいの?お互い正体を明かした以上話さなきゃいけないけど。」

シン「あぁ。寝かしといてやれ。」

 

真理奈はシンにほのかを起こさないのかと聞くが、寝かせておくことにした。

真理奈はヤナカーギーとべムラーとの戦いを終えた後、なぎさ達から自分がプリキュアであることを聞いた。

シンもゼロであることを話した。

もちろんこのことについては誰にも言わないことにしておいた。

 

シン「けど真理奈。そのアイテムどうやって手に入れることができたんだ?」

真理奈「単なる偶然よ。昨日家に帰ってる最中、変わった形をした石が道端に置いてたから拾っただけ。まさか・・・白雪から聞いたけどウルトラマンっていうのに変身されるとは思わなかったけど・・・」

 

真理奈はスパークレンスを手に入れた経緯を話す。

スパークレンスを見つけたのは偶然だと言い出す。

 

シン(偶然・・・本当にそうなのか?)

 

シンは真理奈の言葉に引っ掛かりを感じた。

今まで時空の歪みから怪獣が現れたから、スパークレンスがこの世界に存在していたのも同じ理由なのではないかと推測するシン。

 

ひめ「ねぇ。私からも質問いい?」

真理奈「なに?」

 

真理奈はひめの質問を聞く。

 

ひめ「あなたと一緒にいるカーバンクルの事なんだけど、どんな経緯で出会ったの。」

真理奈「くるるの事か。くるるとの出会いを話す前に、どうやって妖精の世界に行けたのかを話す必要があるわね。」

いおな「私もそれが気になってたわ。」

 

真理奈はくるるとの出会いを含めて妖精の世界に行けた理由を話す。

 

真理奈「私の両親はね、妖精の世界を研究していた科学者なの。きっかけで言うなら祖父ちゃんなのよね。祖父ちゃんが飛行機でパリに向かう途中、水晶のような巨大な花を見たんだ。」

 

真理奈の話からすると、真理奈の祖父は飛行機に行く途中、雲の上に巨大な花が漂っていた。

真理奈の祖父はカメラでその花を撮った。

 

真理奈「俄かには信じられないでしょ?雲の上に花があったなんて。まぁ、でも興味がないわけじゃないけどね。とにかくその花は次元を超えた力があることを知ったのよね。祖父ちゃんも研究員だったから。」

 

真理奈の話を聞いてなぎさとひかりは互いの顔を見合わせる。

 

ひかり「それって!」

なぎさ「うん!」

ミップル「真理奈。その花はプリズムフラワーと呼ばれる花ミポ。」

 

ミップルは真理奈の祖父が見た花を教える。

 

真理奈「プリズムフラワー?」

ミップル「そうミポ。プリズムフラワーはミップル達が住む妖精の世界とほのか達が住む人間の世界を繋いでいる光のエネルギー空間の力の源ミポ。」

真理奈「じゃあ、次元を超えた力っていうのはそのエネルギーの源だったということね。なんで雲の上に漂っているのかわからないけど・・・」

 

真理奈はプリズムフラワーの事を深刻に考える。

 

リボン「真理奈。話の続きを。」

真理奈「へっ?あぁ、そうだったわね。祖父ちゃんはパリから帰国した後、そのプリズムフラワーを研究し続け、何年か経った後、ようやく妖精の世界に行けるようにできる装置を作ったの。祖父ちゃんはその装置を『フェアリーゲート』って名前を付けたんだ。そのゲートで妖精の世界に行ったの。」

ひめ「なんかすごい大規模ね。」

なぎさ「あんたのお祖父さん何なの?」

真理奈「放っといてよ!」

 

真理奈は妖精の世界に行くことができる装置、『フェアリーゲート』の事を話す。

 

真理奈「祖父ちゃんが妖精の世界に行けたのはよかったものの、その時に気になることを気付いたのよ。」

ゆうこ「気になる?」

真理奈「祖父ちゃんは帰国する前、図書館で400年前に誕生したプリキュアの事やその年にパリを襲ってきた侵略者の事を知ったの。祖父ちゃんは妖精の世界の風景を見渡している時にそれを思い出したの。」

 

真理奈は祖父の気がかりを話した。

 

いおな「ゆりさんから聞いたことあるわね。400年前にキュアアンジェが誕生して、パリを破壊しようとしたサラマンダー男爵をモン・サン=ミシェルに封印したとか。」

真理奈「うん。過去に起きた戦いの事でプリズムフラワーを狙う何かが現れるんじゃないかと考えてたのよ。そこで祖父ちゃんは『フェアリーゲート』を閉じてプリズムフラワーに頼らずに妖精の世界に繋げる装置の開発を始めたの。『フェアリーゲート』はプリズムフラワーを基にして作った装置だからね。」

 

真理奈は祖父が『フェアリーゲート』を閉じた後、妖精の世界に繋げる別の装置を作ろうとしていることを話す。

 

真理奈「それからしばらく経ち、やっとの思いでプリズムフラワーに頼らず妖精の世界に行ける装置の設計図を完成した。名付けて『ディメンジョンゲート』。」

めぐみ「それでお祖父さんはその『ディメンジョンゲート』を作ったんだね。」

真理奈「いや、『ディメンジョンゲート』を作ったのは父さんと母さんなんだ。」

めぐみ「え?お祖父さんじゃなく?」

 

めぐみは真理奈の祖父が『ディメンジョンゲート』を作ったと思っていたが、作ったのは父と母だと真理奈は言い出す。

 

真理奈「祖父ちゃんは『ディメンジョンゲート』の設計図を両親に託した後、なんでかは分からないけど家から出て行ったの。両親が『ディメンジョンゲート』を完成させたちょうどその時にパリの研究所で爆発事故が起きて・・・死んでしまったの・・・」

 

真理奈は自分の祖父が死んだことを言い出すと、なぎさ達は「あ・・・」と後悔をする。

 

めぐみ「ご、ごめんね、辛いことを思い出したりして・・・」

真理奈「気にしないでよ。祖父ちゃんの事で毎日毎日落ち込んでても仕方ないから。」

 

真理奈はくるるを撫でながら言う。

くるるは真理奈の肩に乗り、舌で真理奈の頬をなめる。

それを見たなぎさ達は先程まで沈んだ表情が嘘みたいに微笑む。

 

真理奈「で、くるるに会ったのはその後よ。『ディメンジョンゲート』のテストを終えた後、一人で石の上に座り込んで落ち込んでたんだ。そのゲートから潜った時に見たのは自然に囲まれた無人島だったんだよね。その無人島でくるるに会ったのよ。無人島って言ってもちゃんと動物が住んでるけどね。」

 

真理奈はくるると出会った経緯を話す。

 

真理奈「私がくるるに会ったときは怪我をしてて弱ってたんだよ。盗賊に襲われたのか、天敵の動物に襲われたのか分からないけどね。とにかく弱っているくるるを放っておけなくて家に連れ帰って怪我を治しておいたの。祖父ちゃんが死んだって聞いた後、また何かが失っちゃったら元の子もないからね。」

 

真理奈は続けて話す。

 

真理奈「で、くるるの怪我を治した後、妖精の世界に帰したけど、次の日に母さんの仕事を手伝いにまた妖精の世界に行ったら、くるるがいきなり私の方に飛び込んだのよね。」

誠司「懐かれたってわけか。」

真理奈「まぁ、そういうことになるかな・・・帰るように悟ったんだけど、その気が無くてね。それでくるるの事を母さんに話したら『可愛がってあげなさい。』って言ったのよね。それ以来、くるるは私の家に暮らすことになったの。」

 

真理奈はくるるの出会いの話を終えた後、「フゥ・・・」と溜息を吐く。

 

ぐらさん「けど、ジュエル鉱国に住んでいるカーバンクルをよく出会えたもんだぜ。」

真理奈「父さんからその話をしたのを覚えてるけど、実際に会えるとは思わなかったのはこっちも同じなんだよね。」

 

真理奈はぐらさんの言葉に苦笑いする。

 

真理奈「ねぇ、せっかくこうして話しておいて悪いけど、『ディメンジョンゲート』の事は内緒にしてくれないかな?父さんと母さんに言われたの。悪い人達に悪用されたくないからって。」

 

真理奈はみんなに『ディメンジョンゲート』については秘密にするように言い出す。

 

ひめ「そんなの当り前じゃん!まぁ、めぐみは隠し事苦手だから心配だけど・・・」

めぐみ「だ、大丈夫だよ!誠司やひめ達だっているし!私の事をいつもフォローしてるし!」

誠司「だからお前がしっかりしろよ・・・」

真理奈「あんた、期待されてないわね・・・」

 

ひめ達はめぐみの発言に呆れた顔をしたり、苦笑いする。

そして数分後、小泉学園に到着し、シンはほのかをおんぶして降りる。

その後、なぎさ、ひかり、真理奈が降りて、めぐみ達と別れる。

シンはなぎさとひかりの案内でほのかの家に向かう。

真理奈はそのまま家に帰る。

 

 

 

 

 

同刻、エジプトのサハラ砂漠で20体ほどの甲虫のような怪獣が胸にY字型の赤いクリスタルを持つ銀色の巨人を囲んでいる。

前者の怪獣の集団は怪獣兵器スコーピス。

異形生命体サンドロスによって生み出され、北九州を襲ったことがある。

遊星ジュランに住む守護獣パラスタンを倒し、多くの緑を砂漠化したこともある。

そして後者の巨人の名はウルトラマンネクサス。

あらゆるスペースビーストを倒したウルトラ戦士である。

メタフィールドでスペースビーストを囲ませて倒すことが特徴的。

スコーピスは額から破壊光弾フラレジッドボムを放つ。

ネクサスはスコーピスの攻撃を避け、セービングビュートで1体のスコーピスを捕らえ、振り回す。

よって周りのスコーピスが地上に落ちる。

捕らえたスコーピスも地面に叩き落す。

ネクサスはクロスレイ・シュトロームで地上に落としたスコーピスを1体残らず殲滅した。

ネクサスはスコーピスを全滅したのを見届けた後、どこかへ飛び去って行った。




次回はふたりはプリキュアSPLASH STARとGo!プリンセスプリキュアを登場させます。
それと、冒頭部分に少しだけなぎさ達が引き続き登場します

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