ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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久々の投稿です。
ちなみにプリンセスプリキュアの設定ですが、テレビ版と漫画版を混ぜてあります。
プリンセスプリキュアのテレビ版の最終回では話がややこしくなるので・・・


二体の魔獣

べムラーとヤナカーギーとの戦いから次の日、なぎさとひかり、そして真理奈はほのかの家に訪れた。

ただ、シンはすでにどこかに行ってしまい、会うことはなかった。

 

なぎさ「シンさん出て行っちゃったんだね。もう少しお話ししたかったな。」

ほのか「仕方ないよ。またどこかで怪獣が暴れ出してるかもしれないから。」

 

なぎさ達がほのかの家に来る前、シンはほのかのそばで看取っていた。

べムラーとの戦いの後、くるるの力でほのかのダメージを回復させていたため、傷はないものの、真理奈からは「目が覚めるまで看てやったら?」と言い出したので、ほのかの家に泊まることになった。

 

シン「どうやら大丈夫そうだな。」

ほのか「はい、わざわざ看取ってくれてありがとうございます。」

シン「いいってことよ。それにお前の体の事は真理奈と一緒にいる奴に言っておけ。あいつのおかげでお前は元気になったんだからな。」

 

シンはほのかにほのかの体のダメージの事はクルルに感謝するように言い出す。

シンは「お前のばあさんがお粥を作ってくれてたから食っとけ。」と言って立ち上がる。

 

ほのか「もう行っちゃうんですか?」

シン「あぁ。いつまでものんびりしてるわけにはいかねぇからな。」

 

シンはほのかの家から出ようとした時、ほのかに呼び止められる。

 

ほのか「あの・・・また会えますよね?」

シン「あぁ。」

 

シンはほのかの言葉に頷き、ほのかの家を後にする。

なぎさ達がほのかの家に訪問したのはその30分後である。

 

真理奈「けどさ、住まいの事とかはどうするの?怪獣を倒すために一日中歩き回るなんて辛くない?」

 

真理奈はシンのこれからの事を考える。

真理奈の言う通り、今のシンは時空の歪みによる影響で他の別の宇宙に行けなくなってしまった以上、この世界で生活することになる。

 

ほのか「大丈夫よ、真理奈さん。」

真理奈「呼び捨てでいいよ。私より年上のくせに・・・でも大丈夫って?」

 

真理奈はほのかに尋ねる。

 

ほのか「住まいの事はみんなで一緒に考えて決めるし、お仕事の事もありすさんに相談しておくわ。」

なぎさ「それに人工呼吸でほのかを生き返らせた恩人が簡単にやられたりしないって。」

 

なぎさは意地悪そうな目でほのかを見ながら言い出す。

 

ほのか「えぇぇ~~~っ!!?(////)」

 

ほのかは口を押えてなぎさの言葉に赤面する。

 

真理奈「はあっ!?」

ひかり「ちょ、ちょっとなぎささん!?(////)」

 

真理奈は顔が赤くなっていないが、驚きを隠せない。

ほのかはもちろん、真理奈はその時にヤナカーギーと交戦していたため、シンがほのかに人工呼吸をしたことを知らない。

 

なぎさ「あぁ、真理奈は知らないんだっけ?あの時はびっくりしたよ。だって私達の前でやってたんだもん。」

ほのか「なぎさぁーーーーーっ!!!(////)」

 

ほのかはなぎさの表情から見て、からかわれているのを気付き、怒ってなぎさを捕まえようとする。

なぎさはほのかから逃げ出す。

 

ポルン「行っちゃったポポ。」

ルルン「ルル。」

くるる「キュククク・・・」

 

くるるは口を押えて笑う。

ひかり達はその光景を見届ける。

2人が出て行った後、真理奈は額に手を押えながらひかりに言い出す。

 

真理奈「九条・・・今の話、聞かなかったことにするわ・・・」

ひかり「あ、あははは・・・」

 

ひかりは苦笑いするしかなかった。

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

?「着いたナリ~!」

 

ここは、キュアフローラこと春野はるか、キュアマーメイドこと海藤みなみ、キュアトゥインクルこと天ノ川きらら、キュアスカーレットこと紅城トワの4人で活動するGo!プリンセスプリキュアが活躍した夢ヶ浜である。

彼女達はホープキングダム城を支配した闇の勢力ディスダークからこの街を守っていた。

そして、彼女たちが通うノーブル学園でディスダークの主ディスピアを倒し、ホープキングダムの住民たちを絶望の扉から解放した。

その夢ヶ浜で両手を上げて叫ぶ少女がいた。

その少女は日向咲。

又の名はキュアブルーム。

ふたりはプリキュアSPLASH STARの一人でキュアイーグレットこと美翔舞と一緒にダークフォールの支配者アクダイカーン、そしてダークフォールの黒幕であるゴーヤーンを倒した。

ちなみに舞やフラッピ、チョッピとムープ、フープも一緒である。

 

舞「咲、はしゃぎすぎ・・・」

咲「だってみなみときららとトワが夢ヶ浜に帰ってくるからはしゃぎたくなるよ!」

フラッピ「当たり前ラピ!最近怪獣が現れて、放っておくと思ってるラピ?」

咲「分かってるけど、みなみ達が夢のためにはるかちゃんと離れ離れになって、それこそ放っておけると思ってるの?」

 

咲とフラッピは喧嘩をし始める。

 

チョッピ「あっ!みなみときららチョピ!」

 

チョッピはみなみときららが歩いて来るのを気付く。

 

きらら「ごきげんよう。久しぶりだね、さっきー、まいまい。」

咲「ごっきげんよーっ!きららー!久しぶりナリー!」

みなみ「ごきげんよう。咲さん、舞さん。お久しぶり。元気そうね。」

舞「ごきげんよう、みなみさん。」

 

咲たちはお互いに挨拶をする。

 

?「トワ様、こちらですロマ!」

?「はるか、こっちパフ!」

 

咲たちは声をした方に振り向くと、パフとアロマを先頭にはるかとトワがやってくる。

 

はるか「みなみさん、きららちゃん!ごっきげんよーっ!」

トワ「ごきげんよう。」

 

はるか達はみなみ達に挨拶した。

その後、マーブルドーナツ本店に移動する。

そして、そこでドーナツをご馳走する。

 

きらら「ん~♡久しぶりのマーブルドーナツのドーナツ、たまんな~い♡」

咲「頬っぺた落ちそうナリ~♡」

 

きららと咲は美味しそうにドーナツを頬張る。

 

みなみ「こうしてみんなで集まるのは久しぶりね。」

舞「きららさんはパリでモデル活動、みなみさんは海洋学の勉強、トワさんはホープキングダムで暮らしてるものね。」

はるか「でも、みんなの元気そうな顔が見れて嬉しさ満開です!」

 

はるかはみなみ達と久しぶりに会えて、笑顔を見せる。

 

ムープ「アロマ、ホープキングダムはどうなったムプ?」

フープ「カナタは元気にしてるププ?」

 

ムープとフープはアロマに今のホープキングダムについて聞く。

 

アロマ「もちろん元気にしてるロマ。メイジャーランドやトランプ共和国の協力のおかげで今も平和ロマ。」

 

アロマはホープキングダムの現状を話した。

 

はるか「カナタも頑張ってるんだね。」

きらら「ま、こっちにはカナタの許嫁がいるもんだから頑張っちゃうよね~?」

はるか「えぇぇぇ~~~!?(////)い、い、許嫁って、き、きららちゃん!(////)」

 

はるかはきららの発言に顔が赤くなる。

 

トワ「もう、きららったら・・・」

ムープ「ムープ楽しみムプ!」

フープ「フープもププ!」

はるか「ムープとフープまで!(////)」

咲「ていうか、人がいるのに声出さないでよ!」

 

咲はムープとフープに注意する。

その時、どこからか咆哮が聞こえる。

 

咲「えっ!?」

はるか「何!?」

 

咲達は今の咆哮を聞き、辺りを見回す。

その時、海の上の空間が捻じれ始める。

そして、その空間の捻じれからオレンジ色の刺々しい体をした一つ目の怪獣が現れた。

その怪獣の名は催眠魔獣ラグストーン。

ラグストーンは怪獣狩人ノワール星人が地球に送り込み、人間に潜在能力を高める光線を浴びせ、感情を吸収し、催眠状態にして操ることができる強敵である。

ウルトラマンコスモスのネイバスター光線をも通用しなかった。

街の人たちはラグストーンの登場で逃げ惑う。

ラグストーンはその人達にオレンジの光線を放った。

街の人たちは倒れてしまう。

 

咲「怪獣!?」

きらら「もう!せっかくこうしてドーナツ食べれたのに邪魔しないでよ!」

パフ「あれを見るパフ!」

 

きららがラグストーンに文句を言うと、パフがラグストーンとは反対の方に指す。

パフが見たのは、ラグストーンが出てきた時とは小さいが先程の空間の捻じれである。

その空間の捻じれから現れたのは複数の眼を持つ羊のような怪獣である。

その怪獣の名は夢幻魔獣インキュラス。

インキュラスはラグストーン同様、ノワール星人が送り込んだ怪獣である。

ラグストーンは人間の欲望を調査するために送り込んだ怪獣だが、インキュラスは人々の記憶データを盗み出すために送り込んだ怪獣である。

キュラスターという光の筒でウルトラマンコスモスを閉じ込めさせ、苦しめたことがある。

 

みなみ「また怪獣!?」

はるか「ハードすぎるよ!」

 

はるか達はラグストーンとインキュラスが現れて、驚きを隠せない。

その時、ラグストーンは空を見上げる。

 

ゼロ「ウオォラァァァァァァァァッ!!!!」

 

ラグストーンが見たのはゼロが炎のキックを繰り出している所である。

ラグストーンはゼロのキックを受け吹き飛ばされる。

 

ゼロ「ふぅ・・・こうも次々と現れちゃ退屈しねぇな。」

 

ゼロは親指で口を拭いながら言い出す。

 

咲「あれがみらいちゃんが言ってた・・・」

はるか「ウルトラマンゼロ!」

 

咲達はゼロを見て言う。

その時、インキュラスの鳴き声が響く。

 

パフ「皆!変身するパフ!」

 

パフははるか達に変身するよう呼びかける。

はるか達は頷いてプリンセスパフュームとドレスアップキーを構える。

 

フラッピ「咲!舞!こっちも!」

チョッピ「変身するチョピ!」

 

フラッピとチョッピはクリスタルコミューンとなり、咲と舞に変身するよう呼びかける。

咲と舞は頷いてクリスタルコミューンを手に取る。

咲と舞はクリスタルコミューンの先端を回すと光が灯す。

そして2人が手を繋ぎ、「デュアル・スピリチュアル・パワー!」と声を上げ、光が2人を包み込む。

咲は花をモチーフにしたコスチュームに、舞は鳥をモチーフにしたコスチュームに変わる。

 

咲「花開け大地に!」

舞「羽ばたけ空に!」

 

咲はキュアブルームに、舞はキュアイーグレットに変身する。

 

ブルーム「輝く金の花!キュアブルーム!」

イーグレット「煌く銀の翼!キュアイーグレット!」

ブルーム、イーグレット「ふたりはプリキュア!」

イーグレット「聖なる泉を汚す者よ!」

ブルーム「アコギな真似はお止めなさい!」

 

はるか達はドレスアップキーの先端をタッチすると、底部から鍵を出し、「プリキュア、プリンセスエンゲージ!」と声を上げ、ドレスアップキーをプリンセスパフュームに差し込む。

すると、底から光の香水が現れ、その香水を体に吹き付けると、はるかは花のプリンセスに、みなみは海のプリンセスに、きららは星のプリンセスに、トワは炎のプリンセスに成り変わる。

これがはるかが変身するキュアフローラ、みなみが変身するキュアマーメイド、きららが変身するキュアトゥインクル、トワが変身するキュアスカーレットである。

 

フローラ「咲きほこる花のプリンセス!キュアフローラ!」

マーメイド「澄みわたる海のプリンセス!キュアマーメイド!」

トゥインクル「きらめく星のプリンセス!キュアトゥインクル!」

スカーレット「深紅の炎のプリンセス!キュアスカーレット!」

フローラ「強く!」

マーメイド「優しく!」

トゥインクル「美しく!」

スカーレット「Go!」

フローラ、マーメイド、トゥインクル、スカーレット「プリンセスプリキュア!」

フローラ「さぁ、お覚悟は、よろしくて?」

 

ブルーム達は変身を終えた後、インキュラスと対峙する。

 

ゼロ「こんなにも早く他のプリキュアに会うとはな。だが今は・・・」

 

ゼロはブルーム達を見て呟くが、すぐにラグストーンの方に振り向く。

 

ゼロ「こいつをぶっ倒してからだぜ!」

 

ゼロは指を鳴らした後、ラグストーンに攻撃を仕掛ける。

 

ブルーム「皆、行くよ!」

 

ブルームの掛け声で一斉にインキュラスに攻撃を仕掛ける。




1ヶ月も投稿せずすみません。
なかなか思いつかなかったもので・・・
でも、できる限りのことやりたいと思います。

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