ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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この話の終わりにネクサスが出ますが、オリジナルフォームにタイプチェンジします。


VSインキュラス&ラグストーン

ティガはパワータイプにタイプチェンジして、ラグストーンにデラシウム光流を放つが、期待してるほどのダメージはなく、ラグストーンのランニングタックルでティガを吹き飛ばす。

 

ティガ「キャアッ!!」

 

ティガはラグストーンのランニングタックルによって倒れる。

ティガはよろめきながら立ち上がるが、カラータイマーが点滅を始めた。

ラグストーンはティガに近づく。

 

マーメイド「高鳴れ、海よ!プリキュア・マーメイド・リップル!」

 

マーメイドは渦巻状の水流を噴出させ、ラグストーンに命中させる。

しかし、ラグストーンは水流を浴びても傷1つつかなかった。

 

トゥインクル「あの羊も手強かったけど、こいつも強すぎなんだけど!」

フローラ「どうしよう・・・」

 

フローラとトゥインクルはラグストーンの手強さに困惑する。

 

スカーレット「待ってください!何か様子が変ですわ!」

 

スカーレットは今のラグストーンを見て気づく。

マーメイドの技を受けたラグストーンの動きが遅く見えたことに。

ティガもその様子を見ていた。

 

ティガ(こいつ、私の技を受けても平気だったのに、プリキュアの技を受けると動きが鈍くなってる・・・?)

 

ティガは目の前のラグストーンと周囲に倒れている町の人達を見て仮説を立てていた。

 

ティガ(この怪獣が夢ヶ浜の人達の何かを吸収して強くなった?さっきプリキュアの技を受けた途端、怪獣の動きが鈍くなった。確かに過去にプリキュアの技で人の心を浄化したことがある。まさか、この怪獣は人の心を吸収していた!?プリキュアの技を受けてこいつの動きが鈍くなったのは、吸収した心が静めていたから!?もしそうなら、やってみる価値はある!)

 

ティガはそう推測し、ラグストーンを捕らえ、プリンセスプリキュアの方に向けた。

ラグストーンは抗うが、振り払えない。

 

トゥインクル「何!?」

マーメイド「もしかして、技を使えって言いたいのかしら?」

 

ティガはマーメイドの言葉に頷く。

 

フローラ「やってみよう!」

 

マーメイド達はフローラの意見に賛同する。

プリンセスパレスの扉が開き、その中から青白い光が現す。

マーメイドのサンゴのドレスアップキーとトゥインクルのギンガのドレスアップキーとスカーレットのサンのドレスアップキーを差し、その後フローラは「モードエレガント!」と声を上げた後、サクラのドレスアップキーを差し込み、ハンドルを回した。

 

フローラ「サクラ!」

マーメイド「サンゴ!」

トゥインクル「ギンガ!」

スカーレット「サン!」

 

フローラ達は白いドレスを纏う。

 

フローラ、マーメイド、トゥインクル、スカーレット「ドレスアッププレミアム!」

 

ティガとラグストーンの背後から巨大の城が現れる。

 

フローラ、マーメイド、トゥインクル、スカーレット「響け!全ての力!プリキュア・エクラ・エスポワール!」

 

フローラ達の両掌からビームを発射し、ラグストーンを取り囲む。

プリキュア・エクラ・エスポワールを受けたラグストーンは弱体化を始めた。

 

ティガ(やっぱり!)

 

ティガは周りを見てみると、街の人達が目覚め、起き上がる。

ティガはラグストーンを天高く投げ飛ばした後、パワータイプからマルチタイプにタイプチェンジし、ラグストーンにウルトラフィックスで静止させ、ゼぺリオン光線を放った。

ゼぺリオン光線を受けたラグストーンは爆散された。

 

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

ゼロ「オラァッ!!」

 

ゼロはインキュラスに回し蹴りを炸裂する。

ブルームとイーグレットはインキュラスの真上に飛翔し、ブルームは黄緑色の衣装を纏ったキュアブライトに変わり、イーグレットは水色の衣装を纏ったキュアウィンディに変わる。

この2人は2つの変身形態を持ち、咲は花の力を持つキュアブルームと月の力を持つキュアブライトに変身でき、舞は鳥の力を持つキュアイーグレットと風の力を持つキュアウィンディに変身できる。

 

ウィンディ「風よ!」

ブライト「光よ!」

 

ウィンディは風を起こし、ブライトは光弾を生み出す。

ブライトが生み出した光弾はウィンディの風の風圧で威力が倍増し、インキュラスに命中させる。

インキュラスは背中からオーロラを出し、ゼロを包み込む。

ブライトとウィンディは現実世界でそのオーロラを見たので知っている。

 

ブライト、ウィンディ「ゼロ!」

 

ブライトとウィンディはゼロの元に駆け寄る。

しかし、ゼロはブライトとウィンディを制止する。

 

ゼロ「心配いらねぇよ。」

 

ブライトとウィンディはゼロの言葉を理解していなかった。

その時、インキュラスの背後の地面から2つの刃が現れた。

ゼロのゼロスラッガーである。

ゼロスラッガーはインキュラスの背中の角を斬り落とした。

よってゼロの周りに包まれたオーロラが消えた。

そう、ゼロはインキュラスがオーロラを出す前に、ゼロの足元にゼロスラッガーを放ったのだ。

そしてオーロラがゼロを囲んだ瞬間、背後からゼロスラッガーでインキュラスの背中の角を斬り落としたのだ。

 

ブライト「すっごい・・・」

フラッピ「ブライトの援護も必要ないくらいだラピ。」

ブライト「なに~っ!?」

 

ブライトはフラッピの言い方に怒る。

 

ゼロ「さてと・・・逃げられねぇようにしてやるか!」

 

ゼロはストロングコロナゼロにタイプチェンジする。

インキュラスはゼロに殴りかかるが、ゼロに止められる。

 

ゼロ「ウルトラハリケーン!」

 

ゼロはインキュラスを天高く放り投げる。

インキュラスは空中で磔にされる。

 

ゼロ「決めるぞ!」

ブライト、ウィンディ「はい!」

 

ブライトはベルトの2つのリングを、ウィンディはブレスレットの2つのリングを星形の部分に嵌め、その星型の部分を回し、手を繋ぐ。

すると、緑色とピンク色の光が収束する。

 

ウィンディ「精霊の光よ!命の輝きよ!」

ブライト「希望へ導け!二つの心!」

ブライト、ウィンディ「プリキュア・スパイラル・スター・スプラッシュ!」

 

ブライトとウィンディの目の前に大きな光が収束し、2人が両手を前に突き出すと2つの光が螺旋状に発射する。

 

ゼロ「ガルネイトバスター!」

 

ゼロもガルネイトバスターを放つ。

インキュラスはゼロとブライトとウィンディの技を受け、爆散する。

すると、爆散した所から光の粒が生じ、世界全体に広がる。

 

ゼロ「これでお前たちは目が覚めることだろう。」

 

ゼロは元の姿に戻ってブライトとウィンディに言う。

 

ブライト「じゃあ、また後で、だね。」

ウィンディ「うん。」

 

ゼロはルナミラクルゼロにタイプチェンジし、全身に光を包み込んで天高く飛ぶ。

 

 

 

 

 

 

その頃、現実の世界ではラグストーンを倒した後、プリンセスプリキュアは変身を解除して、ブルームとイーグレットの元に向かう。

ティガも光に包まれた後、真理奈の姿に戻り、ブルームとイーグレットの元に向かう。

その時、ブルームとイーグレットに光が包まれる。

光が消えると、ブルームとイーグレットの変身が解除し、咲と舞の姿に戻る。

それだけじゃなく、咲と舞の近くにシンがいた。

真理奈は咲を肩を貸し、シンは舞をおんぶして近くのベンチに座らせる。

 

シン「2人は大丈夫だ。もうすぐ目が覚める。」

ムープ「ホントムプ!?」

フープ「よかったププ!」

 

ムープとフープは咲と舞がもうすぐ起きると聞いて喜ぶ。

しばらく経った後、咲と舞が目を覚ます。

 

はるか「咲さん、舞さん!」

パフ「起きたパフ!」

 

はるかとパフは咲と舞の目が覚めて、安心する。

 

咲「う~ん・・・」

舞「戻ってこれたのね・・・」

 

咲と舞は目を擦りながら言い出す。

この時、舞は咲とは反対側に重みがあるのを気付き、振り向くと、シンが舞に寄りかかって寝ていた。

 

舞「えっ!?(////)」

咲「誰かが寝てるナリ!?」

 

咲と舞はそんなシンに対し驚いている。

 

みなみ「シンさん、疲れてたのよ。寝ている内に舞さんに寄りかかってたの。」

きらら「シンから聞いたけど、夢の世界は初めてだからエネルギーの消耗が激しかったみたいよ。」

真理奈「それにモロボシのお兄さんがこの街に来るまで連戦だったしね。」

 

みなみ達からシンが舞の隣で寝ていた理由を話す。

 

咲「あなたは?」

 

咲は真理奈とは初めて会うので名前を聞く。

 

真理奈「真理奈よ、新真理奈。迷惑なら起こしてあげようか?」

 

真理奈は咲に名前を言った後、舞にシンを起こそうかと言い出す。

 

舞「あ、ううん。迷惑なんて思ってないよ。(////)」

きらら「まりりん、空気読みなよ。」

真理奈「空気読めって・・・ていうか勝手にニックネーム付けられた!?」

 

真理奈はきららに勝手にニックネーム付けられて驚く。

 

トワ「しかし、お2人とも無事でよかったですわ。」

アロマ「ロマ。」

フラッピ「フラッピを忘れちゃダメラピ!」

チョッピ「チョッピもいるチョピ!」

 

フラッピとチョッピは自分達の存在を忘れられてると思い、大声を上げる。

 

トワ「もちろん忘れていませんわ。フラッピとチョッピもご無事で。」

 

トワはフラッピとチョッピの無事に笑顔を見せる。

その時、真理奈のポケットからスマホの着信音が鳴り始める。

真理奈はスマホを取り出し、電話を掛ける。

 

真理奈「もしもし?あ、キャス!?うん・・・明日、大貝町ね?分かった。」

 

真理奈は電話を切る。

 

真理奈「ごめん、私帰るね!」

 

真理奈はスマホをポケットにしまった後、走り出す。

 

咲「え!?ちょっと!?」

真理奈「モロボシのお兄さんの事はあんた達が起こしといて!」

 

真理奈は咲達に手を振りながら去って行く。

しばらく経った後、シンは起きて、咲達とはるか達に別れを告げ、他のプリキュアと会うために夢ヶ浜を後にした。

 

 

 

 

 

 

同時刻、アメリカのアマゾンで2体の怪獣が現れた。

1体は両腕に鎌を持つ怪獣、もう1体は背中に1本の棘を持つ怪獣である。

前者の怪獣は彗星怪獣ドラコ。

日本アルプスの山中に降り立ち、冷凍怪獣ギガスと格闘したことがある。

その戦いの最中にどくろ怪獣レッドキングに翼をむしり取られた過去がある。

後者の怪獣は地底怪獣テレスドン。

地底人が地上侵出のために送り込んだ。

初代ウルトラマンの投げ技の連続で絶命された。

その2体の怪獣が相手をしているのはネクサスである。

そのネクサスはアームドネクサスをエナジーコアの前に掲げる。

すると、ネクサスの姿が銀と紫を基調とした姿になる。

ネクサスは変身した時、アンファンスという銀色の体をした姿になる。

そして、アームドネクサスの力でジュネッスへとタイプチェンジできる。

過去では赤を基調としたジュネッス、青を基調としたジュネッスブルーにタイプチェンジしたことがある。

しかし、今のネクサスは紫の姿である。

ドラコは翼を広げて空を飛び、ネクサスを襲い掛かる。

ネクサスはアームドネクサスから光の刃を出し、すり抜け様にドラコの翼を斬り落とす。

ドラコはそのまま地面に叩き落される。

テレスドンはネクサスに向かって走り出す。

ネクサスはアームドネクサスをエナジーコアの前に掲げる。

すると、アームドネクサスに光の弓が形成して、テレスドンに放つ。

この技はジュネッスブルーが使用する、アローレイ・シュトロームである。

この技を受けたテレスドンは一刀両断され、爆散される。

ドラコの鳴き声が聞こえ、振り向くネクサス。

翼を斬り落とされたドラコは走ってネクサスを襲う。

ネクサスは両腕を前に交差し、エナジーコアの前にエネルギーを流した後、両腕をV字型に伸ばし、L字を組んで光線を発射する。

この技はジュネッスが使用する、オーバーレイ・シュトロームである。

この技を受けたドラコは青い光の粒となって消滅した。

ネクサスは2体の怪獣を倒した後、どこかへ飛び去って行った。




次回はスイートプリキュアとドキドキ!プリキュアが登場します。

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