ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ 作:JINISH
ここ大貝町はキュアハートこと相田マナ、キュアダイヤモンドこと菱川六花、キュアロゼッタこと四葉ありす、キュアソードこと剣崎真琴、キュアエースこと円亜久里が率いるドキドキ!プリキュアがキングジコチューの侵攻を阻止し、プロトジコチューを撃破し、守り抜いた町である。
現在はキングジコチューが侵攻した際に生じた裂け目の向こうにあるトランプ共和国と交友関係になっている。
その大貝町に事件が発生した。
?「六花!亜久里ちゃん!まこぴーいた!?」
六花「ううん、見つからない!」
亜久里「そっちもなのですか、マナ?」
マナ「うん、あっちこっち探したけど見つからないよ。」
シャルル「ダビィとの連絡も取れないシャル!」
ラケル「さっき大貝町に着いた響達も探してくれたけど、見つからなかったケル!」
マナ達は慌てた様子で真琴を探し回っていた。
マナ「明後日まこぴーのライブが控えてるのにこんなことになるなんて・・・」
マナの言葉からすると、明後日には真琴のライブが四葉スタジアムで行うことになっていた。
ところが今日、真琴の行方が分からなくなり、真琴の妖精であるダビィとの連絡も取れなくなった。
大貝町に来ていた北条響達もマナ達と一緒に真琴を探すことになったが見つからなかったのだ。
北条響は加音町で活躍していた音楽の戦士スイートプリキュアの一人キュアメロディの変身者である。
他にキュアリズムこと南野奏、キュアビートこと黒川エレン、キュアミューズこと調辺アコもいる。
スイートプリキュアは世界を不幸のメロディで悲しみに染めようとするマイナーランドを対峙した戦士である。
メイジャーランドで人々の悲しみから生まれた存在ノイズを浄化し、幸福のメロディで世界に平和を取り戻した。
シャルル「あっ!ありすから連絡が入ってきたシャル!」
シャルルはラブリーコミューンとなって繋げる。
ありす「マナちゃん、六花ちゃん、亜久里ちゃん。真琴さんの居場所がわかりました。」
六花「えっ!?」
マナ「ホントに!?」
マナと六花と亜久里はありすから真琴の居場所を聞き出す。
その頃・・・
?「真琴、しっかりするビィ!」
真琴「う、うぅ・・・」
真琴は誰かの声で目を覚ます。
真琴「ダビィ・・・」
ダビィ「気が付いたビィ?」
真琴「ここは?」
ダビィ「分からないビィ・・・」
真琴とダビィは周りを見渡すが、真っ暗であり、どこなのかも分からない。
ただ、真琴が起き上がる時に手に触っているのが冷たく感じた。
真琴「?何?」
真琴は叩いてみると固く、音が響き渡る。
真琴「鉄板?」
ダビィ「!真琴、声が聞こえるビィ!」
真琴は耳を澄ませる。
?「流石だぜ、ヤマザキ博士。このコンテナにプリキュアの変身を封じる装置を設置したおかげで身代金を手に入れる準備ができそうだぜ。」
ヤマザキ「なに、これは目的達成の余興に過ぎない。この2つをあげましょう。この町に住んでいるプリキュアは1人だけではありませんから。」
真琴は今の会話からして、自分は閉じ込められたのだと確信した。
ただ、ヤマザキという人物が言っていた目的達成の事は分からなかった。
コンテナの外では、ヤマザキがサングラスの男2人に何かを渡した後、その場から去って行った。
サングラスの男A「へへ、こいつがありゃ俺たちは無敵だぜ。」
サングラスの男B「あぁ、身代金もガッポリだ。」
サングラスの男2人は手に持っている物を見て笑い出す。
その時、真琴を閉じ込めたコンテナの裏からアロハシャツを着た3人が別のコンテナにぶつかる。
コンテナの中にいる真琴もその音に気付く。
真琴「何!?」
真琴を閉じ込めたコンテナの裏から一人の青年が現れた。
シンである。
サングラスの男A「なんだ、てめぇは!」
サングラスの男はシンに向かって質問をぶつける。
シン「この中に閉じ込めた奴を助ける者だぜ。」
サングラスの男B「んだとぉ・・・お前ら出て来い!」
シンの周りに20人ほどの手下が現れる。
その内の何人かがナイフを持っていた。
サングラスの男A「お前ら・・・やっちまえ!」
サングラスの男の命令で手下がシンを襲い掛かる。
しかし、シンは20人ほどの手下を次々となぎ倒し、たった2分で片づけてしまった。
サングラスの男A「う、うそだろ?」
サングラスの男B「強すぎるぜ・・・」
サングラスの男2人はシンの強さに怯む。
シン「さて、どうする?これを開けるか?」
シンはサングラスの2人組に聞く。
サングラスの男A「そ、そうはさせるかよ!」
サングラスの男B「身代金をもらうんだ!引き下がってたまるか!」
2人はポケットから目玉が付いた球体とダイヤ状のシンボルを取り出す。
そして、その球体を真琴を閉じ込めたコンテナとは別のコンテナに、ダイヤを倒れた男のナイフに貼り付ける。
すると、球体に貼り付いたコンテナとダイヤに貼り付いたナイフが生き物のような怪物に変わった。
前者の怪物はホシイナーと呼び、プリキュア5とミルキィローズが敵対した組織エターナルが使役する怪物で、キュアローズガーデンに向かうために必要なローズパクトを奪い取るために操っている。
後者の怪物はナケワメーケと呼び、フレッシュプリキュアが敵対する組織ラビリンスが使役する怪物で、全パラレルワールドを統治するために必要なインフィニティを手に入れるために不幸のゲージに不幸のエネルギーを貯めることを目的に操っている。
シン「なんだ?怪獣とは違うな?」
シンはホシイナーとナケワメーケを初めてみるため、少し驚いている。
シン「だが、人を誘拐したてめぇらを見過ごすわけにはいかねぇ!」
シンは腕輪を掲げる。
?「ちょーっと待ったーっ!!」
シン「へ?」
シンは後ろから大声が聞こえたので振り向く。
そこにはキュアハート、キュアダイヤモンド、キュアロゼッタ、キュアエースが立っていた。
ハート「悪事を働くそこのお2人さん!このキュアハートがまこぴーを取り戻して見せる!」
ハートは手をハートの形にしてサングラスの2人組に言う。
サングラスの男A「あれは、ドキドキ!プリキュア!?」
?「こっちもいるよ!」
サングラスの2人組は後ろに振り向く。
そこにはキュアメロディ、キュアリズム、キュアビート、キュアミューズの4人スイートプリキュアが立っていた。
メロディ「まこぴーは多くの人達を笑顔にするアイドル!あんたたちのような自己中な人達がそのアイドルをさらうなんて、絶対に許さない!」
メロディはサングラスの2人組に怒りをぶつける。
サングラスの男B「他にもプリキュアが!?」
サングラスの2人組は2組のプリキュアが現れたことで焦り出す。
ミューズ「それにしても、なんでホシイナーとナケワメーケがここにいるのよ?」
ミューズはホシイナーとナケワメーケがいるのに疑問を持つ。
エース(あの方のブレスレット・・・)
エースはシンの腕輪を見る。
ハート「とにかく、まこぴーを助け出すよ!」
ハート達はホシイナーを、スイートプリキュアはナケワメーケを対峙する。
エースはシンの元に駆け付ける。
エース「あなたがウルトラマンゼロですわね。私達があの怪物を相手にしている隙に真琴を。」
シン「あぁ!」
シンはエースの言う通りにする。
エースはすぐにハートの元へ向かう。
メロディ「ダアァァァァァァッ!!!」
メロディはパンチのラッシュでナケワメーケを追い詰める。
ナケワメーケは自身の刃でメロディを斬りかかろうとする。
ビート「ビートバリア!」
ビートはラブギターロッドを出して弾いた後、バリアを張ってナケワメーケの攻撃からメロディを守る。
リズム「気合のレシピ見せてあげるわ!ハアァッ!」
リズムはナケワメーケの横から蹴りを入れる。
ナケワメーケは吹き飛ばされる。
ミューズ「おいで、シリー!」
シリー「シシー!」
シリーはミューズのキュアモジューレにセットされる。
ミューズはキュアモジューレを吹き付ける。
ミューズ「シの音符のシャイニングメロディ!」
ミューズは4人の分身を作り、ナケワメーケを囲む。
ミューズ「プリキュア・シャイニングサークル!」
ミューズは五芒星のサークルを作り、ナケワメーケを拘束する。
ミューズ「今よ!メロディ、リズム!」
メロディ、リズム「うん!」
メロディとリズムは手を叩き、息の合った動作をした後、互いに手を繋ぐ。
メロディ、リズム「プリキュア・パッショナート・ハーモニー!」
メロディとリズムは繋いだ手を前に出すと金色のト音記号が現れる。
ト音記号が回転すると、金色の閃光波を発射し、ナケワメーケに直撃する。
ナケワメーケは浄化され、ダイヤが消滅し、元のナイフに戻る。
ハート「やあぁっ!」
ハートはホシイナーにパンチを繰り出す。
ホシイナーはコンテナのドアを開き、掃除機のように吸い込む。
ロゼッタ「ラブハートアロー!」
ロゼッタはラブハートアローを出し、アローキュアラビーズをセットし、4色のハートの模様をなぞる。
ロゼッタ「プリキュア・ロゼッタリフレクション!」
ロゼッタはラブハートアローで円を描くと巨大なクローバー型のバリアを形成する。
ロゼッタ「えい!」
ロゼッタはそのバリアを思いっきり叩くと、ホシイナーのコンテナドアに向かって飛ばす。
プリキュア・ロゼッタ・リフレクションでコンテナドアのフタになり吸い込めなくなった。
ダイヤモンド「煌めきなさい!トゥインクルダイヤモンド!」
ダイヤモンドは人差し指の先から氷を飛ばす。
よって、プリキュア・ロゼッタ・リフレクションが凍結した。
エース「ときめきなさい!エースショット!ばきゅ~ん!」
エースは前方に生成したハート型のエネルギー体をラブキッスルージュを振り下ろす。
すると、赤い花びらを纏った赤いビームが発射される。
そのビームを受けたホシイナーは浄化され、目玉の付いた球体が消滅し、元のコンテナに戻った。
サングラスの男A「ま、まじか・・・」
サングラスの男B「こうなったら、剣崎真琴だけでも・・・」
サングラスの2人組は逃げようとするが・・・
シン「悪ぃな、もう助けたぜ?」
シンや人間体になったダビィに気絶させられる。
そして、1時間後・・・
マナ「いや~、よかったよ。まこぴーが無事で。何の連絡も入ってこなかったから一時はどうなるかと思ったよ。」
マナ達と響達は四葉邸に移動した。
今は真琴の精密検査を行なっている。
ありす「そのことですが、真琴さんが閉じ込めたコンテナの屋根にプリキュアの変身やラブリーコミューンでの通信をできないように設計されていました。恐らく連絡を取れなかったのはそれが原因ではないかと。」
ありすは真琴との連絡ができなかった理由を話す。
響「そんな装置を作れるなんて、まこぴーが言ってたヤマザキって人、何者なの?」
六花「ていうかその装置を解明した四葉財閥ってどれだけすごいの?」
エレン「ねぇ、真琴をさらったあいつらはあの後どうなったの?」
奏「ダビィが警察に知らせたから大丈夫だと思うけど。」
真琴を解放した後、ダビィが警察に連絡して誘拐を目論んだ犯罪者たちの事を話した。
ダビィは今もその現場にいる。
真琴「ふぅ・・・」
マナ「あ、まこぴー!大丈夫?」
真琴「えぇ、異常はなかったみたい。」
ドアから出てきた真琴をマナが心配かける。
響「四葉財閥ってすごいね・・・」
響は精密検査ができる機械も作った四葉財閥に唖然とする。
亜久里「シンお兄様には感謝しないといけませんわ。」
アコ「そうね。」
ハミィ「真琴、あそこに着替えを置いてるニャ。」
真琴「ありがとう。」
真琴はハンガーにかけてある自分の服を着ようとする。
その時・・・
シン「おーい、もう終わった・・・か・・・」
真琴が着替えてる最中にシンが入って来た。
真琴「キャアァァァァァァァッ!!!!(////)」
シン「のわぁっ!?(////)」
真琴は悲鳴を上げてしゃがみ込む。
アコ「ちょっとシンお兄ちゃん!いきなり入ってこないでよ!」
亜久里「そもそもノックもせずに入るなんてどういうつもりですの!?」
アコと亜久里はシンに対して怒鳴る。
シン「わ、悪ぃ!まさか着替えてる所とは思わなくてよ!(////)」
真琴「いいから!早く出て行きなさい!(////)」
シン「わ、わかった!すぐ出るから!ホントにすまん!(////)」
シンは足早に部屋から出て行った。
アコ「もう・・・シンお兄ちゃんったら・・・」
亜久里「さっきの言葉、撤回したいですわ・・・」
アコと亜久里は先程の言葉を言ったことを後悔した。
アコと亜久里と真琴以外のみんなは苦笑いするしかなかった。
次回はウルトラマンも活躍したいと思います。