ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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この話にある単語が出てきますが、原作とは無関係です。


異次元の怪獣

ここは大貝町で新しく建設した施設、『プロノーン・カラモス』。

ここでは科学者の子供や世界中に誕生した天才児達が集まり、プロトジコチューが消滅し、人間界とトランプ共和国と交流が行なって以来、設立した。

科学者の子供はその天才児達の事を『アルケミー・スターズ』と呼んだ。

真理奈もたまにだが、ここに来ている。

 

真理奈「キャス、ダニエル、お待たせ。」

キャサリン「真理奈、待ってたわよ。」

 

パソコンの前で真理奈を待っていたのはキャサリン・ライアンとダニエル・マクフィーである。

この2人がプロノーン・カラモスの代表格である。

 

真理奈「昨日、電話でパリ上空で謎の生物を見たって聞いたけど、本当なの?」

ダニエル「あぁ。パリは君のお祖父さんの研究所があったから、君にも知らせるべきだと思って電話したんだ。」

キャサリン「すぐに映像を出すわ。」

 

キャサリンはパソコンでパリで見た謎の生物の映像を出す。

 

キャサリン「撮影されたのは2週間前よ。」

 

真理奈が見たのはほぼ壊された真理奈の祖父の研究所上空で現れた謎の生命体である。

特徴で言うなら紫の体色で腕が4本あり、翼も生えていて下半身がない代わり、巨大な水晶玉のような物体を持ち、人のような体格を持つ異形の存在であった。

 

真理奈「なんなの、これは・・・」

 

真理奈はキャサリンが見せた生命体を絶句する。

 

真理奈(なんで祖父ちゃんの研究所の上空にこんなのが・・・)

ダニエル「真理奈、大丈夫か?」

真理奈「大丈夫って言ったら大丈夫だけど、なんだか気になるわね。」

 

真理奈は今見た生命体について深刻に考える。

 

キャサリン「この生物がパリ上空に姿を現してしばらく経った後、消えたの。何か心当たりがある?」

真理奈「分かんないわよ。初めて見るぐらいだから。まぁ、でもいつかパリに行って調べようとは思ってるんだけどね。」

 

真理奈はキャサリンに対しそう言う。

 

真理奈「とりあえずこの映像コピーしてもらうよ。USB持ってきたし、今後分かる時が来るかも。」

 

真理奈は今見せた映像をコピーし、USBに移動した。

終わった後、そのUSBをしまう。

 

真理奈「ダニエルとキャスも何かわかったら教えてよ。」

キャサリン「分かったわ。」

 

真理奈はプロノーン・カラモスを後にした。

 

 

 

 

 

 

その頃、マナは真琴を助けた礼としてシンを実家の洋食屋ぶたのしっぽ亭に招待した。

ダビィもすでに合流した。

 

シン「なぁ、真琴。さっきの事はすまん。」

真琴「もういいわよ。逆に恥ずかしくなるわ。」

 

シンは真琴の下着姿を見てしまったことを深く謝罪していた。

 

亜久里「今度はちゃんとノックして入ってくださいな?」

シン「あぁ、気を付けておく。」

 

亜久里はシンに念を押す。

 

マナ「みなさーん!お待ち遠様でした!」

 

マナは料理を運んできた。

運んできた料理はオムライス、ハンバーグ、スパゲッティである。

 

マナ「パパと一緒に作りました!」

 

マナは料理をテーブルに置いた。

 

シン「お、上手そうだな。」

 

シンはスプーンを手に取り、オムライスにのばす。

 

マナ「ちょちょちょちょ!ご飯食べる前はいただきますですよ?」

シン「え、そうだっけ?」

アコ「常識ないわね・・・」

 

アコはシンの行為に呆れる。

料理を並び終えた後、マナも席に着いた。

 

マナ「それじゃ、改めて!いただきます!」

 

マナはご飯を食べる前の挨拶をした時、みんなもマナと復唱する。

 

シン「うめぇ!」

マナ「でしょう!伊達にここに生まれてませんから!」

 

マナは拳を握り、片手を掲げる。

 

マナ「さて。ご飯食べた後、シンさんのこれからについて対策を練るとしますか!」

シン「へ?俺の?」

 

シンはマナの言葉に首を傾ける。

 

ありす「はい、昨日ひかりちゃんから聞きました。モロボシさんが元の世界に帰れなくなってしまった以上、当分の間この世界に過ごすことになりますから、お住まいやお仕事に関して話し合うことになったのですわ。」

 

ありすはひかりから電話で聞いたことをシンに話す。

 

シン「なるほどな。」

マナ「ということでこれからよろしくね!」

シン「あぁ!」

 

マナによろしくを言うシン。

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

真理奈「祖父ちゃんが家に出て行った理由・・・あの生物と関わりがあるのかな・・・」

 

真理奈は東京クローバータワーの前にいた。

真理奈はUSBを見て、『ディメンジョンゲート』の設計図を渡した後、出て行った祖父の事を思い浮かべる。

その時、真理奈は周りの人のざわめく声を聞く。

周りの人達は指を指したり、手を目の上に置いて見たりしていた。

真理奈もその方向に見ると、空間が捻じれていた。

その時、その捻じれから赤いラインが入った銀色の怪獣が現れた。

その怪獣は剛力怪獣シルバゴン。

獅子鼻樹海に現れた異次元から来た怪獣である。

シルバゴンの桁外れのパワーでティガを苦しめたことがある。

東京クローバータワー付近にいた人達はシルバゴンの登場により逃げ惑う。

その時、シルバゴンと同じ所に空間が捻じれ始め、金色の体をした怪獣が現れた。

その怪獣は超力怪獣ゴルドラス。

桜ヶ丘に現れた時空を歪める能力を持つ怪獣である。

ゴルドラスのバリアーでティガのデラシウム光流を弾き返す程の強敵である。

 

真理奈「また怪獣が!?」

 

真理奈は2体の怪獣の登場に驚く。

しかし、真理奈は真剣な面持ちになり、人目の付かない所を見つけ、そこに隠れる。

そこでスパークレンスを取り出し、天に掲げる。

その時、スパークレンスから光が発生し、真理奈を包み込む。

よって真理奈はウルトラマンティガに変身する。

シルバゴンとゴルドラスはティガの登場に唸り声を上げる。

ティガはシルバゴンとゴルドラスを相手に構える。

 

 

 

 

 

 

 

一方、ぶたのしっぽ亭の料理を食べ終えた後・・・

 

シン「!?」

 

シンは何かを感じ取った。

 

マナ「どうしたの?」

シン「どうやら怪獣が出てきたようだな。」

みんな「えぇっ!?」

 

シン以外の全員はシンから怪獣が出てきたことを驚く。

 

?「キュゥ!」

シン「へ?」

 

シンは鳴き声を聞き振り向くと、ドアの前にくるるがいた。

しかもそのドアは開けられている。

 

シン「お前は真理奈の?」

ハミィ「あー!よく見たらカーバンクルニャ!」

エレン「ホントだ!ジュエル鉱国のカーバンクルよ!」

 

シンは見たのは一昨日河童山で出会った真理奈のパートナー、カーバンクルのくるるである。

くるるはシン達に手招きして外に出る。

 

シン「え?来いって?」

 

シンはくるるについていく。

 

アコ「あたし達も行こう!」

 

マナ達はアコの言う通りに外に出る。

 

六花「ねぇ、エレン。カーバンクルって頭に赤い宝石が付いているリスに近い生き物よね?」

エレン「えぇ。妖精の世界ではカーバンクルの額の宝石は7つの力を秘めているって言い伝えがあるの。」

 

エレンはカーバンクルについて教える。

 

ランス「あ、着いたでランス!」

 

シンとマナ達が着いたのは公園である。

 

シン「俺達を怪獣の所に連れてってくれるのか?」

 

シンはくるるの考えを言い当てる。

くるるはシンの問いに対し頷く。

シン達が集まったことをくるるが確認した後、額の宝石を赤から白に変わり、目を瞑る。

すると、白い光がシン達を包み込んだ後消えた。

 

 

 

 

 

 

一方、ティガはシルバゴンとゴルドラスが攻撃される前に飛び上がる。

ティガは太陽に向かって飛び、そこから急降下し、町の上で低空停止し、拳を握ってシルバゴンに向かって突撃する。

シルバゴンはティガの突撃に吹き飛ばされる。

ティガは着地した後、ゴルドラスに振り向いて構える。

ゴルドラスはティガに攻撃するが躱され、ティガのチョップに喰らわされる。

ティガはゴルドラスの攻撃を躱し、蹴りを入れる。

その戦いの中、東京クローバータワーの前に白い光が現れる。

白い光が消えるとシン達の姿が現す。

 

マナ「うわっ!?あっという間にクローバータワーに着いたよ!」

ありす「まぁ。便利ですわね。」

六花「何言い出すのよ?」

 

六花はありすの言葉にツッコむ。

くるるも呆れた顔でありすを見る。

 

シン「ティガ!?あいつもここに来たのか!?」

アコ「話は後!皆で怪獣を倒すわよ!」

マナ達「うん!」

 

マナ達と響達はそれぞれの変身アイテムを構える。

 

ドリー「ドド!」

レリー「レレ!」

ラリー「ララ!」

ドドリー「ドド!」

 

ドリー、レリー、ラリー、ドドリーは4人のキュアモジューレに装着する。

 

響、奏、エレン、アコ「レッツプレイ!プリキュア・モジュレーション!」

 

響達はキュアモジューレをト音記号を描いた後、スイッチを押す。

するとキュアモジューレの真ん中のダイヤから金色のト音記号が現れる。

響はピンクのリボン状の光を、奏は白いリボン状の光を、エレンは青いリボン状の光を、アコは黄色いリボン状の光を纏う。

そのリボン状の光が衣装に変わり、響はマゼンタ色のコスチュームを、奏は白色のコスチュームを、エレンは青色のコスチュームを、アコは黄色のコスチュームを纏う。

よって響はキュアメロディに、奏はキュアリズムに、エレンはキュアビートに、アコはキュアミューズに変身した。

 

メロディ「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」

リズム「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」

ビート「爪弾くは魂の調べ!キュアビート!」

ミューズ「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!」

メロディ、リズム、ビート、ミューズ「届け、4人の組曲!スイートプリキュア!」

 

マナ達はラブリーコミューンにキュアラビーズを嵌め込む。

 

マナ、六花、ありす、真琴「プリキュア、ラブリンク!」

亜久里「プリキュア・ドレスアップ!」

アイちゃん「きゅぴらっぱ~!」

 

アイちゃんの胸のハートマークから光を放ち、その光からラブアイズパレットが現れ、亜久里はキュアラビーズをラブアイズパレットに嵌め込む。

マナはピンクのコスチュームを、六花は青と水色のコスチュームを、ありすは黄色と黄緑のコスチュームを、真琴は薄い赤紫色のコスチュームを、亜久里は深紅と白のコスチュームを纏う。

よってマナはキュアハートに、六花はキュアダイヤモンドに、ありすはキュアロゼッタに、真琴はキュアソードに、亜久里はキュアエースに変身した。

 

ハート「みなぎる愛!キュアハート!」

ダイヤモンド「英知の光!キュアダイヤモンド!」

ロゼッタ「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!」

ソード「勇気の刃!キュアソード!」

エース「愛の切り札!キュアエース!」

ハート、ダイヤモンド、ロゼッタ、ソード、エース「響け!愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア!」

 

ティガは東京クローバータワーの方から光が見えたので振り向くと、プリキュアとシンがいた。

 

ティガ(プリキュア!?それにそこにいるのはモロボシのお兄さん!?この町に来てたの!?)

 

ティガはシルバゴンの咆哮が聞こえ、すぐに振り向き、構える。

 

シン「さて、俺も行くか!」

 

シンはウルティメイトブレスレットからウルトラゼロアイを出し、目に装着する。

よってシンはウルトラマンゼロに変身する。

 

ゼロ「真理奈!そこの怪獣は任せるぜ!俺はこいつをやる!」

 

ゼロはゴルドラスを相手にする。

 

ティガ「分かった!」

 

ティガはこのままシルバゴンを相手にする。

 

ハート「あたし達はゼロを援護する!メロディ達はティガっていう巨人を援護して!」

メロディ達「うん!」

 

ハート達はゼロの元へ、メロディ達はティガの元へ向かう。




次回はネクサスも参戦します。

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