ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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今回の話はプリキュアの活躍はありません。


怨念の集合体

マナ達は四葉スタジアムの控室で真琴にシンの事を話した。

 

DB「シンが!?」

マナ「うん。多分怪獣が現れたんだと思う。」

真理奈「私が行くよ。皆はライブを楽しんでて。」

 

真理奈は自分がゼロの後を追うと言い出す。

 

マナ「真理奈、気持ちは嬉しいけど、そういうわけにはいかないよ。」

真理奈「え?」

マナ「他の所にいつ怪獣が現れるか分からないし、君はここにいるべきだと思う。それに、まのんちゃんから聞いたよ。真理奈はお父さんとお母さんの手伝いばかりしていたから、どこかに遊びに行ったりしていなかったって。」

 

マナは四葉スタジアムに入る前、まのんから真理奈のを聞いた。

真理奈は両親の仕事の手伝いをしていたため、部活も入らず、友達も真理奈と同じ科学者の子供しかいなかった。

なので娯楽を楽しんだりすることはなかった。

 

真理奈「まのんの奴、余計なことを・・・」

 

真理奈は溜息を吐きながら呟く。

 

マナ「ご両親のお手伝いをするのは構わないよ。でも、これを機に他の楽しみを経験してほしいんだ。」

真理奈「・・・わかった、約束する。」

 

マナは真理奈との話を終えた後、時計を見る。

 

マナ「ライブが始まるまであと1時間。行くよ、シャルル!」

シャルル「分かったシャル!」

真琴「待って!私も行くわ!」

真理奈「はぁっ!?」

 

真理奈は真琴の言葉に驚く。

 

真理奈「何、バカなこと言ってんのよ!?あんた、ライブの準備が・・・」

マナ「大丈夫!まこぴーには指一本触れさせないし、30分でシンさんを連れてくるから!伊達に大貝第一中学生徒会長を務めてないよ!」

真理奈「なんなの、その根拠のない自身は?」

 

真理奈はマナの発言に呆れる。

 

真琴「それに、シンが言ってた。私達が手助けしたように、これからは一緒に助け合うって。だから、シンがピンチになったら私達が助けてやりたいの。」

真理奈「・・・わかった。」

 

真理奈は真琴の熱意に承諾する。

 

マナ「いこう!」

真琴「えぇ!」

 

マナと真琴は控室から出る。

 

真理奈(プリキュア・・・ウルトラマンとは違う意味で強いわね。)

 

真理奈は少し笑みを浮かべながら、控室から出る。

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

ゼロ「うあっ!」

 

ゼロはグランドキングに薙ぎ払われる。

 

ゼロ「チッ!手強い野郎だぜ!」

セブン「大丈夫か、ゼロ!」

ゼロ「あぁ!」

 

グランドキングはゼロとウルトラ6兄弟にグランレーザーを放つ。

ゼロとウルトラ6兄弟はグランレーザーを躱す。

 

セブン「ゼロ!」

ゼロ「あぁ!」

 

ゼロはゼロスラッガーを、セブンはアイスラッガーを繰り出す。

しかし、グランドキングには傷1つつかなかった。

ウルトラマンとジャックはスぺシウム光線を放つ。

それでも、グランドキングにはダメージを与えられなかった。

 

タロウ「ストリウム光線!」

 

タロウはストリウム光線を放つ。

だが、グランドキングには効いていなかった。

 

ゼロ「野郎!」

 

ゼロは飛び上がり、ウルトラゼロキックを繰り出す。

しかし、グランドキングはゼロのウルトラゼロキックを受け止める。

 

ゼロ「なに!?」

 

グランドキングはそのままゼロを放り投げる。

Aはメタリウム光線を、ゾフィーはM87光線を放つ。

グランドキングはダメージがなかった。

 

ゼロ「まだまだ!」

 

ゼロはゼロスラッガーを構え、グランドキングに斬りかかろうとする。

その時、グランドキングの尻尾から光線が放たれる。

 

ゼロ「ぐぁっ!」

 

ゼロはグランドキングの光線を受け、吹き飛ばされる。

 

ゼロ「チッ!伊達に親父達を苦戦させたわけじゃねぇな!」

 

ゼロは口を拭う素振りをする。

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

真理奈「ホント、すごい人数ね・・・」

 

真理奈は四葉スタジアムの観客席を見て観客の多さに圧倒する。

 

真理奈「まのん、どこかな?」

 

真理奈はまのんを探す。

 

まのん「お姉ちゃん!こっちこっち!」

 

真理奈は手を振っているまのんを見つける。

 

真理奈「ふぅ、流石に人数多いから探すの大変だったわ。」

まのん「お疲れさま!」

 

まのんはエースティーを真理奈に渡す。

 

真理奈(相田たちは兎も角、美墨たちはいないな。モロボシのお兄さんの事で席を外してたのか。)

 

真理奈はなぎさ達がいないことに気付く。

恐らくシンを追っていったのだと予想していた。

 

真理奈「まのん、くるるは?一緒じゃないの?」

まのん「あぁ、くるるならひかりちゃん達と一緒に出て行ったよ。」

真理奈(くるるもか・・・)

 

真理奈はエースティーを飲みながら呟く。

 

真理奈(くるるはテレポートできるし、なんとか間に合えるかな・・・)

 

真理奈はそう考える。

 

まのん「うー!剣崎真琴さん、早く来てくれないかなー!」

真理奈「まだ50分時間あるのよ?すぐに始まるわけないわよ。」

 

興奮するまのんにそういう真理奈。

 

真理奈(とはいうけど、剣崎は相田と一緒にモロボシのお兄さんを探しに行ってたなんて言えないよね・・・)

 

真理奈はまのんを見て苦笑いする。

 

真理奈(一昨日の夜、ヤマザキの事聞いてみたけど・・・)

 

真理奈は一昨日、亜久里達からヤマザキの事を聞き、家に帰って母にヤマザキについて聞いてみた。

 

真理奈「母さん、生物工学の研究員ヤマザキって人、何か知らない?」

真奈美「ヤマザキ?うん、知ってるわよ。」

 

真奈美はヤマザキについて話す。

 

真奈美「ヤマザキ・ヒロユキ。2年前までここで働いてたんだけど、彼は人間の命令に従う妖精のクローンを作ろうって考えを持ってたの。」

真理奈「妖精のクローン?」

 

真奈美は続ける。

 

真奈美「えぇ。彼のやっていることは神をも恐れぬ行為だったの。彼の研究は打ち切りにして辞めさせたわ・・・もしかして、そのヤマザキに会ったの?」

 

真奈美は真理奈にヤマザキに会ったのか聞いてみた。

 

真理奈「会ってはいないけど、大貝町で誘拐犯と手引きしてたって四葉財閥のお嬢さんから聞いたから。」

真奈美「ありすちゃんから?」

真理奈「えぇ、剣崎真琴を誘拐した奴らと手引きしてたのよ。なんでも過去にプリキュアに戦わせた怪物を従う道具を持ってたみたいで。」

 

真理奈は大貝町の四葉ターミナルで起きた出来事を話す。

 

真奈美「なんてことを・・・」

 

真理奈は一昨日の真奈美の話を思い出す。

 

真理奈「ヤマザキの狙いは一体何なの?」

 

真理奈はヤマザキの事を気に掛ける。

 

 

 

 

 

 

その頃、ゼロとウルトラ6兄弟はグランドキングに苦戦していた。

 

ゼロ「チィッ!エメリウムスラッシュ!」

 

ゼロはエメリウムスラッシュを放つ。

しかし、グランドキングはダメージがなかった。

 

ゼロ「どんだけタフな奴なんだ!?」

 

ゼロは地面に一発殴りながら言い出す。

ゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャック、A、タロウはグランドキングを押さえつける。

しかし、グランドキングは全身から電撃を放出する。

よってウルトラ6兄弟は吹き飛ばされる。

 

ゼロ「これならどうだ!」

 

ゼロはゼロスラッガーを胸のプロテクターに装着する。

 

ゼロ「ゼロツインシュート!」

 

ゼロはゼロツインシュートを放つ。

グランドキングに命中し、動きが止まる。

しかし、しばらく経った後、すぐに動き出し、グランレーザーを放つ。

 

ゼロ「ぐわぁっ!」

 

ゼロはそれを喰らい、仰向けに倒れる。

ゾフィーはM87光線、ウルトラマンはスぺシウム光線、セブンはワイドショット、ジャックはスぺシウム光線、Aはメタリウム光線、タロウはストリウム光線を放つ。

グランドキングはそれを受け、動きが止まる。

しかし、すぐに動き出し、ウルトラ6兄弟にグランレーザーを放つ。

ウルトラ6兄弟はグランドキングに吹き飛ばされる。

ゼロとウルトラ6兄弟は立ち上がるが、カラータイマーが点滅を始める。




次回はプリキュアも参戦です。

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