ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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二体の伝説怪獣

次の日、シン達は横浜コスモワールドに来ていた。

 

やよい「横浜コスモワールド、キターーーーーーー!」

みらい「お~っ!広くて楽しそう!ワクワクもんだ~!」

のぞみ「わぁ~っ!」

 

興奮するみらい達。

 

真理奈「そんなに興奮するほどの事じゃないでしょ?」

 

真理奈はそんなみらい達に呆れる。

 

まのん「ノンノン!そう言わないの!」

ラブ「そうそう!せっかくこうして集まったんだから!」

真理奈「はいはい。」

 

真理奈は溜息を吐きながら返事する。

 

のぞみ「それじゃ、横浜コスモワールドで楽しく遊ぶこと!けって~い!」

 

のぞみを先頭に皆が園内に入る。

 

みゆき「シンさんは遊園地初めてだよね?」

シン「あぁ。」

みゆき「じゃぁ、一緒に行こう!」

つぼみ「し、シンさん!わ、私と一緒に!」

 

みゆきは一緒に遊ぼうと言い出すが、つぼみが乱入し、一緒に遊ぼうと言い出す。

 

シン「分かった。頼むぜ、みゆき、つぼみ。」

あかね(いや、わかってへんな・・・)

えりか(鈍いっしゅ・・・)

真理奈(ていうか、花咲と星空もなの?)

 

あかねとえりかはシンのつぼみやみゆきに対する返答に呆れる。

真理奈はつぼみとみゆきのシンに対する勧誘に呆れる。

 

まのん「お姉ちゃん!早く早く!置いてくよ!」

真理奈「はいはい、今行くから。」

 

真理奈は走ってまのんに追いつく。

シン達は横浜コスモワールドの園内でほとんどのアトラクションを楽しんだ。

 

つぼみ「う~!怖かったです~!」

真理奈「緑川、気持ちは分かるけどあんなにでかい声で悲鳴あげるのやめてくれる?耳に障るんだけど・・・」

なお「だって~!」

あかね「なおはお化け苦手やからな・・・」

 

あかねはなおの怯えてる姿を見て苦笑いする。

なおがこのようになったのは『新・幽霊堂』で幽霊たちに追い掛け回されたからである。

 

真理奈「まぁ・・・確かにいきなり最高レベルの怖さで行ったら気分優れないわよね・・・」

 

真理奈は申し訳なさそうに言い出す。

『新・幽霊堂』は3つの恐怖度を選ぶことができ、真理奈は恐怖度3で挑んだ為、なおが怯えているのだ。

 

真理奈「今度はちゃんといい場所に連れてってあげるから。」

 

真理奈はなおの肩を叩き慰める。

 

みゆき「うぅ~・・・」

シン「みゆき、大丈夫か?」

みゆき「大丈夫じゃないよ~・・・」

 

みゆきはシンの右腕を抱きつきながら歩く。

あゆみとやよいはシンとみゆきの後をついていく。

ちなみにやよいの目はキラキラしていた。

 

真理奈(物凄い好奇心ね・・・)

 

真理奈はそんなやよいに呆れた顔をする。

 

みゆき「シンさん・・・もう少しこのままでいい?まだ怖くて・・・歩けないよ・・・」

つぼみ「!?」

シン「あぁ、いいぜ。俺が傍にいるから安心しろ。」

あかね「シンはん、えらい発言やな。」

真理奈「よくそんな恥ずかしいセリフ言えるわね。」

 

シンはみゆきに笑顔を見せる。

今のシンの発言にあかねは苦笑いし、真理奈は呆れた顔をする。

 

つぼみ(な、なんなんですか、これ・・・?胸が刺さったような感じがします・・・)

 

つぼみはシンがみゆきにかけた言葉に不機嫌になる。

その後、まのん、えりか、いつき、ゆり、れいかが来て、13人でコスモコートに入った。

 

真理奈「他のみんなは来てないみたいね。待っててもしょうがないし、先に昼食べようか。」

えりか「賛成っしゅ!」

なお「お腹空いた~・・・」

 

シン達はコスモコートで昼食をとることにした。

ちなみにシンはなおが食べる量の倍ほど食べていた。

 

真理奈「食べ過ぎだっつーの・・・」

えりか「なおもすごい食べっぷりだけど、シンさんの方がすごいよ・・・」

 

えりかはシンの食べっぷりに唖然とする。

 

真理奈「まぁ、いいや。緑川の機嫌治ったし・・・」

 

真理奈はさっきまでのなおの怖がりが治まってきたため良しとした。

 

つぼみ「それじゃ、皆さんを探しに行きましょう。」

 

つぼみは椅子から立ち上がる。

 

いつき「つぼみ、ケチャップついてるよ?」

つぼみ「ふぇ!?」

 

つぼみはいつきに言われ、驚く。

真理奈はポーチから手鏡を出し、つぼみの頬を見せる。

つぼみは映った自分自身の頬にケチャップがついているのを気付く。

 

つぼみ「うぅ~っ!恥ずかしいです~!(////)」

 

つぼみは今の自分の顔を手鏡で見て、顔が赤くなる。

 

シン「これで拭いとけよ?」

 

シンはポケットからハンカチを出し、つぼみに渡す。

 

つぼみ「あ、ありがとうございます!あとで洗濯してお返しします!(////)」

 

つぼみは顔を赤らめながらシンにお礼を言って、そのハンカチで頬のケチャップを拭き取る。

その時、コスモコートの外から咆哮が聞こえた。

 

あゆみ「なに!?」

れいか「外からですね!」

 

シン達はコスモコートの外に出る。

コスモコートの外に空に指を指して見ている者が多数いた。

シン達は空に見上げると、ネクサスと甲虫のような表皮に覆われたドラゴンが戦っていた。

そのドラゴンの名は伝説宇宙怪獣シラリー。

「天空に追放された者」と呼ばれた怪獣である。

コダラーと共にウルトラマングレートを追い詰めた。

 

シン「クリシス!戦っているのはグレートを追い詰めたシラリーか!」

 

ネクサスはシラリーの攻撃を避けた後、オーバーレイ・シュトロームの構えをする。

その時、ネクサスが突然頭を押さえて苦しみ出す。

 

シン「!?」

真理奈「どうしたの!?」

 

シラリーは嘴でネクサスにお見舞いする。

ネクサスはシラリーの攻撃で海に叩き落される。

ネクサスは海から姿を現すが、まだ苦しんでいる。

その時、ネクサスの背後から水しぶきを上げ、そこからずんぐりむっくりした甲羅を持つ怪獣が現れた。

その怪獣の名は伝説深海怪獣コダラー。

「深海に閉ざされし者」と呼ばれた怪獣である。

グレートの光線を跳ね返して、グレートを倒したことがある。

 

シン「あれはコダラー!」

真理奈「もう1体いたの!?」

 

コダラーはネクサスを殴り飛ばす。

シラリーはクイーンズスクエア横浜付近に着地する。

コダラーはネクサスを持ち上げ、投げ飛ばす。

よってネクサスはシラリーの前に叩き落される。

コダラーはネクサスを追って上陸する。

コスモワールドにいた人達は係員の指示に従って安全な場所に移動している。

シン達はどさくさに紛れて人気のいない所に隠れる。

 

つぼみ、えりか、いつき、ゆり「プリキュア・オープンマイハート!」

みゆき、あかね、やよい、なお、れいか「プリキュア、スマイルチャージ!」

 

つぼみ達はハートキャッチプリキュアに、みゆき達はスマイルプリキュアに変身する。

 

ブロッサム「大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム!」

マリン「海風に揺れる一輪の花、キュアマリン!」

サンシャイン「陽の光浴びる一輪の花、キュアサンシャイン!」

ムーンライト「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」

ブロッサム、マリン、サンシャイン、ムーンライト「ハートキャッチプリキュア!」

ハッピー「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」

サニー「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」

ピース「ピカピカぴかりんじゃんけんポン!キュアピース!」

マーチ「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」

ビューティ「しんしんと降り積もる清き心!キュアビューティ!」

ハッピー、サニー、ピース、マーチ、ビューティ「5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」

 

シンはウルトラゼロアイを目に装着し、ウルトラマンゼロに変身する。

真理奈もスパークレンスを翳して、ウルトラマンティガに変身する。

 

ハッピー「あゆみちゃん、なぎささん達を探しに行ってあげて!」

あゆみ「うん!」

 

あゆみはハッピーの言う通り、なぎさ達を探しに行った。

ゼロとティガは一足先にネクサスの元に向かう。

ハッピー達もゼロとティガの後を追う。


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