ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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クリシスを追え!

クイーンズスクエア横浜に現れたシラリーとコダラーが現れ、ゼロとティガはプリキュア達の協力により、2体の怪獣を倒した。

その後、横浜コスモワールドで楽しく遊んだ。

次の日、真理奈とまのんは四ツ葉町に来ていた。

 

まのん「ここってラブさん達クローバーが活動していた町だよね?ラブさん達がダンスの練習をしてるとこ見たかった~!」

真理奈「遊びに来たんじゃないのよ?東に話があるって言われたからここに来ただけ。」

まのん「もう~!真面目すぎるよ、お姉ちゃん!」

 

まのんは真理奈の真面目さに不機嫌になる。

真理奈とまのんが言い合っている間、四ツ葉町公園にあるカオルズドーナツカフェに到着した。

カオルズドーナツカフェのテーブルにせつなが座っている。

 

せつな「真理奈、まのん。こっちよ。」

 

せつなは真理奈とまのんに手を振る。

 

真理奈「東。」

まのん「せつなさん、ボンジュール!」

せつな「ふふ、ボンジュール。」

 

せつなはまのんにフランス語でこんにちわと返した。

 

まのん「ひかりちゃんから聞きました!4人でダンスユニットを組んでたことを!私、真琴さんに憧れてアイドルになると決めました!オーディションに行くことが決まったらダンスを教えてください!」

 

まのんはテンション高めでせつなにお願いする。

 

真理奈「まのん、その話後にしてくれる?東だってその話を聞くために呼び出したんじゃないのよ?」

まのん「分かってるけど!」

せつな「まぁまぁ、そう言わずに。まのん、その時が来たらラブ達と一緒にダンスをやりましょう。」

まのん「はい!ありがとうございます!」

 

まのんは嬉しそうにお礼を言う。

真理奈はそのまのんを呆れた表情で見る。

まのんとせつなとの話を終えた後、本題に入った。

ジュエル鉱国で聞いたキュアエレメントとイビロンの事、今まで秘密にしてきた『ディメンジョンゲート』の事を。

 

せつな「イビロンが蘇ろうとしたのは、怪獣が次々と現れてからね。ラビリンスで調べたけど、その無人島から闇のエネルギーを少しずつ放出していたわ。」

まのん「ディアーナの言う通りだね。」

 

せつなは深刻な顔をして開拓を行われていた妖精の世界の無人島に起ころうとしたことを言い出す。

 

真理奈「まのんにこの話を聞いた時、信じられなかったね。」

せつな「それで、真理奈と真奈美博士達にこの事を話したの?」

まのん「はい。ディアーナはこの事は2人だけの秘密にしてって言ったけど、そうは言ってられないって。危ないと思ったから打ち明けたんです。」

 

まのんはディアーナに言われたことを言い出す。

 

真理奈「私は最初は断ったのよ?『ディメンジョンゲート』の存在を世間に知られたら悪用される恐れがあるからって。でも母さんがさ、打ち明ける相手がプリキュアなら大丈夫だって。もし悪用する人が来たとしても何度も止めてみせるからって言われてね。」

 

真理奈はシンからの誘いを受けた後、まのんからディアーナの話を聞き、『ディメンジョンゲート』の事を打ち明けるように言われた時断ったが、真奈美にプリキュア達に打ち明けろと言われた。

真理奈は多少抵抗があったが、真奈美の言う通り、プリキュア達に打ち明けることにした。

 

真理奈「全く、母さんは科学者なのに根拠のない言い方して・・・まぁ、でも私もなんだかんだ言いながら、その根拠のない事を信じたくなったのよね。・・・と話逸らしたわね。とにかく、万が一妖精の世界に怪獣が現れることを考えて、素直に教えた方が賢明かな。」

まのん「うんうん。おっしゃる通りで。分かっていらっしゃる。」

真理奈「調子に乗るな。」

 

真理奈はまのんにデコピンする。

 

せつな「決まりね。」

真理奈(あの生命体の事はモロボシのお兄さんの知り合いの・・・高山のお兄さんだっけ?『プロノーン・カラモス』に寄ったワケだからすでに調べてるはずだよね?だったら例の生命体の事を含めて教えた方がいいかな・・・)

 

真理奈はパリ上空に現れた謎の生命体の映像を思い出し、『ディメンジョンゲート』の事も一緒に教えるつもりである。

しばらくして、真理奈とまのんはせつなとの話を終えた後、小泉学園に戻った。

 

まのん「あ~ぁ、ダンスを教えてもらいたかったな・・・」

真理奈「教えてもらうのは別に構わないけど、その前に宿題あるでしょうが?あとは読書感想文と自由研究でしょ?今の内に仕上げた方が得策なのよ。」

まのん「ム~・・・お姉ちゃんのケチ。」

真理奈「ケチって何だい。こっちは全部仕上げたのに、やろうとしないのが悪いんでしょうが。」

 

真理奈とまのんは小さい喧嘩をし始めた。

その時、2人はシンを見つける。

 

真理奈「モロボシのお兄さん?」

シン「おぉ、真理奈、まのん。」

 

真理奈に声をかけられたシンは手を振って挨拶する。

 

真理奈「どうしたの、こんなところに?仕事はどうしたの?」

シン「今日はオフになった。マナのレストランも定休日で休みを入ってる。いつ怪獣が現れるか分からねぇからブラブラとな。」

まのん「お姉ちゃんが言ってた現象の事ですね?」

シン「あぁ。」

 

シンは真理奈とまのんに小泉学園にいた理由を言う。

 

真理奈「何も起こらなかったらいいんだけどな・・・なんて、そんな都合よく行くわけないよね・・・」

 

真理奈は溜息を吐きながら呟く。

 

?「あ、真理奈!」

 

真理奈は振り向くとなぎさとほのかとひかりがいた。

 

真理奈「美墨、雪城、九条。」

なぎさ「あんたを探してたのよ。」

真理奈「私?」

ほのか「うん。この前話した『ディメンジョンゲート』のこと、咲さん達にも教えようと思ってたの。今は私達の世界のあちこちで怪獣が現れてるでしょう?妖精の世界にも現れる可能性もあるし、せめて咲さん達にも知っておいた方がいいと思ってるの。」

 

ほのかは『ディメンジョンゲート』について他のプリキュアにも教えた方がいいと真理奈に言い出す。

 

真理奈「うん。私もそうしようって話したの。実は今日、東にその話を持ち出したのよ。」

なぎさ「東?」

まのん「もう、お姉ちゃん。名字じゃ誰だか分かんないからせつなさんって言ってよ。」

なぎさ「あぁ。せつなの事か。」

真理奈「だからそういう間柄じゃないって。とにかく近い内に話すつもりよ。」

 

真理奈はほのかの言う通り他のプリキュアに『ディメンジョンゲート』の事を話すことにした。

 

なぎさ「よっし!認めたも同然!」

 

なぎさはガッツポーズをとる。

 

ひかり「あら?あそこにいるのはクリシスさんじゃないですか?」

 

ひかりはクリシスを見つける。

 

真理奈「どこへ行く気なの?」

シン「後をつけてみようぜ。」

 

シン達はクリシスの後を追う。

クリシスに気付かれずに隠れてついていく。

 

なぎさ「まさか尾行することになるなんてね。」

真理奈「でも、これでクリシスのお姉さんの秘密が明らかになりそうだね。」

 

真理奈はクリシスに気付かれずに小さい声で言い出す。

 

咲「なにしてるの?」

 

真理奈達は後ろから声をかけられて驚く。

振り向くと咲と舞がいた。

 

なぎさ「咲と舞か・・・」

真理奈「静かにしてよ。クリシスのお姉さんに気付かれるでしょ?」

 

真理奈はぐったりした表情で言い出す。

 

舞「クリシスさん?」

シン「あぁ。この前は後ろとられたからな。今度はこっちの番だぜ。」

まのん「クリシスさんは何者なのか気になったから尾行することになってるんです。」

咲「そうなんだ。」

真理奈「あ、バス停に止まった。」

 

真理奈はクリシスがバス停に立っている所を目撃する。

 

クリシス「ん?」

 

クリシスは何かに気付き、振り向くが、誰もいなかった。

 

クリシス「フフッ。」

 

クリシスは笑みを浮かび、バスが来るのを待っている。

 

真理奈「危ねぇ、気付かれたかと思った・・・いきなり声をかけるからでしょうが・・・」

 

真理奈は溜息を吐きながら言い出す。

その時、バスが到着し、クリシスはバスに乗り込む。

 

シン「よし、俺達も行くぞ。」

 

シン達はクリシスが乗っていたバスに乗り込む。

その時にクリシスを発見したが、そのクリシスはアイマスクを装着して眠っていた。

そして30分後、バスが止まり、ドアを開く。

クリシスは運賃を払い、バスから降りる。

シン達も運賃を払い、クリシスの後を追う。

シン達が降りたのはホビーショップやアニメショップが建ち並ぶ街並みである。

 

真理奈「ここって・・・秋葉原だよね・・・?」

ほのか「どうやらそうみたい・・・」

なぎさ「クリシスさん、ここで何をやってるの・・・?」

 

なぎさ達は今いる場所が秋葉原だと分かり、苦笑いしたり、呆れた表情をしたりする。

 

真理奈「ま、まぁ、ついていけば分かるか・・・」

 

シン達はクリシスを見失わないように隠れてついていく。

しばらく経った後、シン達はクリシスが店の前に立ち止まるのを見る。

 

クリシス「はい!着きましたよー!」

 

クリシスは突然声を上げる。

シン達は突然の事を驚く。

 

クリシス「シン、皆さん。隠れなくても大丈夫だよ!」

真理奈「えぇっ!?」

なぎさ「き、気付いてたの!?」

クリシス「うん。バス停で到着時間を調べた時すでにね。」

 

クリシスは小泉学園のバス停で到着時間を調べた時、すでにシン達の存在に気付いたのだ。

真理奈達はとっくに気付いたことに驚く。

 

シン「ここで何をしてるんだ?」

クリシス「遊びだよ。秋葉原って楽しそうじゃない?だからここで楽しもうって思ってたんだ。」

咲「やよいがここにいたら絶対興奮するナリ・・・」

クリシス「そうだ!せっかくだから一緒にこの店に入ろう!」

 

クリシスはほのかと舞の手を引っ張り、店の中に入る。

 

ほのか「きゃぁっ!?ちょ、ちょっとクリシスさん!?」

舞「わわっ!そ、そんなに引っ張らないでください!」

 

ほのかと舞はクリシスに連れて行かれる。

 

真理奈「モロボシのお兄さん、あとの事、お願いしていい?私、なんだか疲れちゃった・・・」

シン「おう、任せろ。」

まのん「お姉ちゃん、付いてってあげるよ。」

ひかり「私もよろしいですか?」

真理奈「ありがとう、まのん、九条。」

 

真理奈はまのんとひかりと一緒に先程のバス停付近に向かう。

シンとなぎさと咲は店の中に入った。


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