ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ 作:JINISH
ティガはゲスラの背中を触れずに攻撃する。
ゲスラは海に潜り、猛スピードでティガに突進する。
ティガはゲスラのスピード攻撃に怯む。
まのん「お姉ちゃん!」
くるる「キュゥ!」
まのんとくるるはゲスラの鳴き声に気付き、『ディメンジョンゲート』から妖精の世界に駆け付けた。
ティガは後ろに振り向き、まのんとくるるの存在に気付くと、猛スピードで襲い掛かってくるゲスラを受け止める。
しかし、ティガはゲスラの背中を触ってしまい、手が痺れ出す。
ティガはそれでもゲスラを食い止める。
まのん「お姉ちゃん!?」
まのんはティガがゲスラを触れた瞬間、苦しんでいるように見え、心配する。
くるるは額の宝石を赤から黒に変わり、目を閉じる。
すると、くるるの額の宝石からゲスラが映り、さらにゲスラの体の構造が映し出す。
そしてゲスラの背中を映すと、背ビレから体中のトゲに毒が流れ込んでいるのを発覚した。
まのん「もしかして、お姉ちゃんはそれで!?」
まのんはティガが苦しんでいる理由を知る。
まのん「お姉ちゃん!あの怪獣の背ビレを狙って!あの背ビレから毒が流し込んでるの!」
ティガはまのんの助言を聞き、背ビレを引きちぎろうとしたが、ゲスラのトゲを長いこと触ったせいで手が思うように動かなかった。
ゲスラはティガを乗っかる。
まのん「お姉ちゃん!」
まのんはティガがゲスラに乗っかって海に沈めていくのを見る。
その時、くるるが何かを感じ取り、後ろに振り向き、威嚇の声を上げる。
まのんはくるるの威嚇を聞き、後ろに振り向く。
そこに小さい空間の歪みが生じていた。
まのん「まさか・・・!」
その歪みから人間と同じサイズの虫のような怪獣が現れる。
その怪獣はインセクトタイプビースト・バグバズンブルード。
人間を食べてバグバズングローラーに捕食される役割を持ったスペースビーストである。
ウルトラマンエックスとも戦ったことがある。
まのん「ひっ・・・!」
バグバズンブルードはゆっくりとまのんに近寄る。
クルルはバグバズンブルードに向かって走り出す。
バグバズンブルードは向かってくるくるるを薙ぎ払おうとするが、くるるは身をかわし、バグバズンブルードの足に噛みつく。
バグバズンブルードは痛がり、足を振り回す。
くるるはバグバズンブルードに振り払われる。
まのん「くるる!」
まのんはくるるを受け止める。
だが、その拍子に崖から落ちてしまう。
まのんは運よく木の根を掴む。
まのん「くぅっ・・・!」
まのんはくるるを抱えたまま、木の根を掴んでいる為、動けなかった。
バグバズンブルードは『ディメンジョンゲート』を見て、そこに近寄る。
まのん「!だ、だめ!近づかないで!」
まのんはゲートの先にある人間の世界に行こうとするバグバズンブルードを止めようと叫ぶ。
しかし、バグバズンブルードはそのまま『ディメンジョンゲート』に向かう。
まのん「入らないで!お願い!」
くるる「キュ、キュゥ・・・」
くるるはまのんの叫び声で目を覚ます。
バグバズンブルードはすでに『ディメンジョンゲート』の目の前にいる。
まのん(あの怪物が私達の家に入ったら父さんも母さんもいなくなっちゃう!そんなのイヤ!絶対に行かせない!!)
まのんは目を瞑って訴えかける。
その時、くるるの額の宝石が黒から赤に変わり、強く光り輝く。
くるる「キュッ!?」
まのん「えっ!?」
まのんとクルルはその光に驚く。
バグバズンブルードもその光に気付く。
光がまのんとクルルを包み込み、浮遊し、バグバズンブルードの元に降り立つ。
その光の中から緑とピンクのオッドアイに金髪のポニーテールを整え、ピンクを基調として白の装飾を組み合わせたコスチュームを纏い、胸に赤い宝石のブローチを、耳に星型のイヤリングを嵌めた少女が現れる。
?「えっ!?これって・・・プリキュア!?」
少女は今の姿に戸惑う。
?「くるるの額の宝石が光ったと思ったら、その光が包まれて・・・えっ!?じゃぁ、この姿がディアーナが言ってたキュアエレメントなの!?」
彼女はキュアエレメントに変身したことを気付く。
バグバズンブルードはエレメントを襲い掛かる。
エレメント「キャアッ!?」
エレメントはジャンプし、バグバズンブルードの攻撃を避ける。
しかし、ジャンプした時は非常に高かった。
エレメント「うわっ!?」
エレメントはジャンプした自分自身に驚く。
着地した後、エレメントは自分の手を見る。
エレメント「プリキュアって変身した時、超人的な能力を持つってママから聞いたけど、やっぱりびっくりだよ。」
エレメントは今も自分の能力に驚いている。
バグバズンブルードはエレメントに向かって走り出す。
?『キュゥ!』
エレメント「!頭の中から声が・・・くるる?」
エレメントは頭の中からクルルの声が聞こえる。
エレメント「テレパシーって奴なの?」
くるる『キュゥ!』
エレメント「・・・わかった!」
エレメントの胸のブローチの宝石が赤く輝かせる。
エレメント「燃え上がる炎よ、焼き払って!プリキュア・ファイヤーボール!」
エレメントの前に大きな火の玉が現れ、襲ってくるバグバズンブルードに撃ち込む。
火の玉はバグバズンブルードに命中し、火達磨になって爆散される。
エレメント「すっごい・・・」
エレメントは今の戦いぶりに驚く。
エレメント「!そうだ!お姉ちゃんは!?」
エレメントは先程の崖に向かう。
そしてティガを探すが、ゲスラに海に沈まされてから姿を見せなかった。
エレメント「お姉ちゃん!」
エレメントはティガに気に掛ける。
その時、胸のブローチの宝石が赤から青に変わった。
エレメント「宝石の色が変わった・・・えっ?海の中でも大丈夫なの?」
エレメントは頭の中からくるるの声を聞く。
エレメント「よし!」
エレメントは海に飛び込む。
海の中にいたエレメントはあることに気付く。
エレメント「!息ができる!」
今のエレメントは海の中でも呼吸できるようになっている。
エレメント「すごい・・・」
エレメントは今の自分に驚く。
だが、エレメントはティガの安否が気になるため、驚いている場合じゃないと気づく。
エレメントはティガを探し出す。
しばらく経った後、ようやくティガとゲスラを発見した。
エレメント「お姉ちゃん!」
ティガはゲスラに蹴りを入れるが、避けられ、反撃を喰らわれる。
エレメント「お姉ちゃん、待ってて!今助けるから!」
エレメントは胸のブローチの宝石を青く光らせる。
エレメント「迸る水よ、逆巻いて!プリキュア・ウォーターピアーズ!」
エレメントは両手に水のエネルギーを集約し、ゲスラに向かって噴射する。
水のエネルギーはゲスラの背ビレに貫く。
ゲスラは背ビレに穴が空けられたことで慌てる。
ティガはようやく手のしびれが切れ、ゲスラにチョップを下す。
今度は毒の影響がなくなり、ティガはゲスラを殴り飛ばす。
ティガはゲスラにゼぺリオン光線を放つ。
ゲスラはゼぺリオン光線を受け、爆散される。
エレメント「やった!」
エレメントはティガが勝利したのを見て喜ぶ。
その後、ティガとエレメントは海から上がり、変身を解く。
真理奈「まさかあんたが前に話したキュアエレメントに変身するなんてね・・・」
まのん「うん。自分でもびっくりだよ・・・」
真理奈はまのんがキュアエレメントだったことを驚く。
まのん「でも、くるるがいなかったら私達の居場所がなくなっちゃうかもね・・・」
真理奈「くるるには感謝しないとね。」
くるる「キュゥ!」
くるるは両手を腰に当てて鼻息を吹く。
真理奈「しかし朝から怪獣に出くわすなんて最悪だわ。しかも妖精の世界に現れるなんて・・・」
真理奈は草原に寝転がり、両手を枕のようにして当てる。
真理奈「いったい何があったんだろう・・・」
真理奈は空を見上げながら俯く。
まのん「お姉ちゃん。」
真理奈「何?」
まのん「私、みんなと一緒に戦いたい。」
真理奈「はぁっ!?」
真理奈はまのんの言葉に驚き、起き上がる。
真理奈「ちょっと待ってよ!あんたもあの怪獣と戦うつもり!?命いくつあっても足んないのよ!?」
まのん「分かってるよ!正直言って怖いよ。でも、誰かがいなくなったりするのがもっと怖い。お祖父ちゃんのように知らない所で死んじゃったりしたら耐えられないよ。」
真理奈「だけど、モロボシのお兄さんが戦ってきた怪獣はプリキュアが敵う相手じゃ・・・」
まのん「私だって待ってばかりの私じゃないよ。パパが言ってたでしょ?人は前へ進む力を持ってるって。きっとひかりちゃん達もそうする。私もそうしたい。皆を守りたいの!」
まのんは強い眼差しで真理奈を見る。
真理奈はその眼差しを見て溜息を吐くが・・・
真理奈「分かったよ。諦めるな。父さんがそう言ったもんね。」
まのんは真理奈の言葉に頷く。
?「真理奈殿!」
真理奈達は振り向くと、『ディメンジョンゲート』からキャンディとポップがやってきた。
まのん「キャンディ!ポップさん!」
キャンディ「大変クル!メルヘンランドに怪獣が現れたクル!」
真理奈、まのん「えっ!?」
ポップ「さっきシン殿とあゆみ殿に伝えたでござるが、お主にも手伝ってほしいでござる!」
キャンディ達は真理奈達にメルヘンランドに怪獣が現れたことを伝える。
真理奈「やっぱり他の場所にも!」
まのん「急ごう!」
真理奈「うん!キャンディ、ポップ!くるるの力でそのメルヘンランドに行く!こっち来て!」
キャンディとポップは真理奈の傍に寄る。
まのん「くるる、お願い!」
くるる「キュゥ!」
くるるは額の宝石を赤から白に変え、真理奈達と一緒にメルヘンランドにテレポートする。
そして、くるるの力でメルヘンランドに瞬間移動した真理奈達が見たのはスマイルプリキュアとドキドキ!プリキュアがコッテンポッペと腹に純金製のプロテクターを装備した怪獣と交戦していた。
コッテンポッペと一緒にいる怪獣はSカプセル怪獣ダークラー。
レディベンゼン星人が使役したカプセル怪獣である。
ゼアスが使役したZカプセル怪獣ミラクロンに敗北された。
まのん「怪獣が2体!」
コッテンポッペはキッ光線を放つ。
ロゼッタはプリキュア・ロゼッタリフレクションで防御する。
サニーとマーチはコッテンポッペに技を放つが、バリアで防がれる。
ハッピー「プリキュア・ハッピーシャワー!」
ソード「閃け!ホーリーソード!」
ハッピーとソードはダークラーに技を放つが、ダークラーのプロテクターには破れなかった。
ダークラーは角からクラクラビームを放つ。
ハッピーとソードは避ける。
ダークラーはもう1度クラクラビームを放とうとする。
その時、空からゼロがウルトラゼロキックでダークラーを怯ませた。
ゼロ「待たせたな!」
ゼロはウルティメイトイージスをブレスレット状態にし、すでに変身していたエコーを下ろす。
エコー「ハッピー!みんな!」
ゼロ「真理奈達も来たみたいだな。」
真理奈「今着いたとこ!」
真理奈はスパークレンスを掲げて、ウルトラマンティガに変身する。
しかし、ティガとゼロは連戦したのでカラータイマーが点滅を始めた。
ゼロ「お前も怪獣と戦ったみたいだな?」
ティガ「えぇ。流石にきついから早いとこ終わらせよう!」
ゼロとティガはコッテンポッペとダークラーに振り向いて身を構える。
まのん「くるる、あの時みたいにできる?」
くるる「キュゥ!」
まのんはくるるを抱き上げ、目を瞑る。
くるるも目を閉じる。
まのん(お願い、力を貸して!)
まのんはそう念じる。
その時、くるるの額の宝石が光り輝き、その光がまのんを包み込む。
キャンディ「クル!?」
ポップ「何事!?」
光の中からキュアエレメントが現れる。
エレメント「繋ぎ合う7つの光、キュアエレメント!」
エコー「キュアエレメント!」
エース「あれがイビロンを封印したプリキュア・・・」
エレメントの登場に驚くプリキュア達。
ゼロ「まのんがプリキュアになるとはな。」
ティガ「詳しいことはまのんに聞いてよ。今はこいつらよ!」
ゼロとティガはコッテンポッペとダークラーに攻撃を開始する。
エレメントを含めたプリキュア達もゼロとティガの援護に向かう。
キュアエレメントの設定ですが、後でやろうと思います。