ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ 作:JINISH
ハピネスチャージプリキュアとキュアテンダーがキュアイージスと交戦した頃・・・
あゆみ「クリシスさん、あれから頭痛は大丈夫なんですか?」
あゆみはクリシスに頭痛の事を聞く。
クリシス「うん。時々頭痛が起きたりすることがあるけど、平気だよ。」
クリシスはあゆみの問いに答える。
クリシス「心配してくれたんだ。お姉さん、うれしいよ!」
クリシスはあゆみを抱きしめる。
あゆみ「く、クリシスさん!そんなに抱きしめないで・・・!」
あゆみはクリシスに強く抱きしめられて苦しむ。
エンエン「あゆみ!?」
グレル「あの姉ちゃん、遠慮なさすぎだろ・・・」
グレルはクリシスの行為に呆れる。
?「フフフ、皆さんお揃いで楽しそうだね。」
シン達は振り向くと、ゆうこの姿があった。
みゆき「ゆうこちゃん!」
クリシス「あっ、ゆうこ!」
クリシスはゆうこの存在に気付き、あゆみを離す。
あゆみはやっと解放されたと思い、ぐったりとする。
グレル「あゆみ~、しっかりしろ~。」
エンエン「あゆみ、大丈夫?」
あゆみ「大丈夫だけど、少しは遠慮してほしいよ・・・」
あゆみはクリシスに対して愚痴をこぼす。
クリシス「めぐみ達は一緒じゃないの?」
ゆうこ「これから行くところなんです。」
クリシス「そうなんだ。私達もめぐみ達と会いたいって思ってたの。」
ゆうこ「それじゃ、一緒に行きましょう。一緒にご飯食べて楽しみましょう。」
クリシス「ワ~オ!ゆうこお手製のご飯食べてみた~い!ちょうどお腹ペコペコだったの!」
クリシスとゆうこは楽しそうに話す。
真琴「すごく仲いいわね・・・」
シン「クリシスとゆうこ、気が合うかもな。」
?「大変ですわ~!!」
シン達は誰かの大きな声が聞こえ、振り向くと、リボンが大慌てで向かってきた。
リボンはクリシスに向かって飛んでいくが、クリシスは「おぉっと!」と言いながらすぐにしゃがんでリボンを避ける。
そして、そのまま真琴の顔面にぶつかる。
真琴「キャアァッ!?」
シン「真琴!」
リボンにぶつけられた真琴は後ろに倒れるが、シンが咄嗟に受け止め、その拍子に尻もちをつく。
リボンは真琴にぶつかった衝撃で後ろに吹き飛ばされるが、ゆうこが受け止める。
シン「真琴、大丈・・・」
シンは真琴に大丈夫かと言おうとしたが、言葉が詰まる。
何故なら、シンの左手が真琴の胸に触っていたからである。
真琴「ひっ!?キャアァァァァァァァッ!!!!(////)」
真琴は思い切り力を入れてシンの頬を殴る。
シンは真琴に殴られ、後ろに倒れる。
マナ「えっ!?なに!?どうしたの!?」
シン「イテテテ・・・」
真琴「シン!どこ触ってるのよ!?(////)」
シン「す、すまん!悪気はないけどよ!(////)」
シンは真琴に怒られ、必死に謝る。
十数分後、ようやくほとぼりが冷める。
真琴「全く、もう・・・!(////)」
マナ「いきなり悲鳴あげた時はびっくりしたよ・・・」
ダビィ「一歩間違ってたら通報されてたビィ・・・」
シン「マジですまん・・・(////)」
シンは顔を赤らめながら真琴に謝る。
クリシス「ところで、そんなに慌ててどうしたの?」
リボン「はっ!そうですわ!大変ですわ!アメリカに現れたプリキュアがプリンセスたちを襲ってきたのですわ!」
みゆき「えぇっ!?」
みゆき達はボンバーガールズプリキュアを倒したプリキュア・キュアイージスが来たことに驚く。
シンと真琴もそれを聞いて赤くなった顔が元に戻る。
リボン「今、日本に帰ってきたキュアテンダーがそのプリキュアと戦ってますわ!」
ありす「キュアテンダーは確かいおなさんの?」
リボン「はい、いおなのお姉さんですわ!とにかく急ぐのですわ!」
リボンは急いでブルースカイ王国大使館に来るよう言い出す。
マナ「よーし、みんな!行くよ!」
みんなはマナの言葉に賛同し、リボンと一緒にブルースカイ王国大使館に向かおうとする。
クリシス「うぐっ!?」
その時、クリシスは走り出した時、頭を抱えて苦しみ出す。
あゆみ「クリシスさん!?」
クリシス「うぅ・・・ぐぐ・・・」
クリシスは頭痛に苦しむ。
その時、怪獣の咆哮が響き渡る。
ラケル「怪獣の鳴き声ケル!」
ランス「またでランス~!?」
シャルル「あそこシャル!」
シャルルが指した方向に振り向くシン達。
そこには空間の捻じれが生じていた。
その捻じれから3つの口を持つ1本角の怪獣と、2本角の鬼のような怪獣が現れた。
2体の怪獣の名は合体怪獣プラズマとマイナズマ。
角から発する怪電波でUGMの隊員を撹乱させるほどの知性を持つ地底怪獣である。
この2体が合体することで80を追い詰めた。
シン「プラズマとマイナズマ!ウルトラマン80を苦しめた怪獣か!」
六花「こんな時に!」
クリシス「みんなは先に行って・・・ここは私が食い止めるから・・・!」
クリシスはよろけながら立ち上がる。
みゆき「無理しないで!」
クリシス「大丈夫・・・頭痛はもう治まったから・・・」
クリシスは心配かけるみゆきに笑顔を見せる。
シン「お前らは行け!奴らは俺に任せろ!」
シンはウルティメイトブレスレットからウルトラゼロアイを出し、目に装着する。
よってシンはウルトラマンゼロに変身する。
クリシス「大丈夫、すぐ追いつくから・・・!」
クリシスはみゆきの手を放し、エボルトラスターを出し、引き抜く。
よってクリシスはウルトラマンネクサスに変身する。
ゼロ「お前・・・!」
ネクサス「大丈夫だよ、負けるつもりないもん。」
ゼロ「無理するなよ。」
ネクサス「お互い様。」
ゼロとネクサスはプラズマとマイナズマに向かって走り出す。
マナ「みんな、ゼロとネクサスが心配なのはわかるけど、今はラブリー達を助けに行こう!」
みんな「うん!」
マナ達はプラズマとマイナズマの事をゼロとネクサスに任せて、ブルースカイ王国大使館に向かった。
その頃・・・
テンダー「フッ!」
イージス「っ!」
テンダーはイージスに対し、空手で対抗する。
イージスはテンダーの猛攻を避けたり、防いだりして牽制している。
イージス「イージス・サウザンドソード!」
イージスはイージス・サウザンドソードを放つ。
テンダーはイージスの技を躱す。
そして、テンダーはイージスに掌底打ちをする。
イージスは寸前に両腕を交差して防ぐ。
さらにイージスはテンダーの顔面を目掛けて蹴りを入れる。
しかし、テンダーはイージスの蹴りを受け止め、投げ飛ばす。
テンダー「テンダー・ライジングスターバースト!」
テンダーは空と地上に五芒星の魔法陣を描き、イージスを閉じ込める。
そして魔法陣から紫の光波を放出する。
ラブリー「決まった!」
紫の光波が消えると、そこにはボロボロになったイージスが立っていた。
イージス「まだ、倒れるわけにはいかないの・・・!」
イージスは平然とした顔でテンダーを睨みつける。
その様子をブルースカイ王国大使館の陰から窺う人物がいた。
その人物はヤマザキである。
ヤマザキ「流石は世界中のプリキュアの支援をしただけの事はある。キュアイージスと互角に渡り合うとは・・・せっかく来たのだから彼女の望みの物を手に入れないとね。」
ヤマザキはイージス達を後回しにし、ブルースカイ王国大使館の裏に回り、アタッシュケースから小型のパラボラを取り出し、そのパラボラについてあるコードをノートパソコンに繋ぎ、入力を始める。
すると、パラボラからエネルギーを発し、壁に穴が開く。
ヤマザキはその穴に入り、ブルースカイ王国大使館の中を調べる。
一方、外での戦いではテンダーがイージスを追い詰める。
イージスはテンダーの攻撃を躱し、イージス・ジャスティスソードでテンダーを斬りつける。
テンダー「くっ!」
テンダーは紙一重でイージスの攻撃を躱したが、脇腹に掠り、そこから出血した。
フォーチュン「お姉ちゃん!このぉっ!」
フォーチュンはイージスがテンダーを傷つけたことに怒り、イージスを襲い掛かる。
イージスはフォーチュンの行為に気づく。
イージス「イージス・ソードトルネード!」
イージスは回転を始めると、無数の光剣の竜巻が出現する。
その竜巻はそのままフォーチュンに襲い掛かる。
フォーチュン「キャアァァァァァァァッ!!!!」
フォーチュンは光剣の竜巻にのまれる。
プリンセス「フォーチュン!」
ラブリー「任せて!」
ラブリーはチェリーフラメンコのプリカードをプリチェンミラーにセットする。
ラブリー「プリキュア・パッションダイナマイト!」
ラブリーはプリキュア・パッションダイナマイトを繰り出す。
ラブリーの力で爆発させたことで光剣の竜巻が消滅する。
フォーチュンは光剣の竜巻のダメージの為か変身が解除され、いおなの姿に戻った。
テンダーはいおなを受け止める。
イージス「くっ・・・!」
イージスはラブリーのプリキュア・パッションダイナマイトによって後ろに下がった後、地面に膝をつく。
そして、イージスは強制的に変身が解除され、茶髪のロングヘアの少女に戻る。
?(目の前にあるのに!)
マナ「ラブリー!大丈夫なのーっ!?」
少女は後ろに振り向くと、マナ達がやって来た。
ラブリー「マナちゃん!大丈夫だよ!」
プリンセス「そこにいる子がニュースで話したプリキュアよ!」
プリンセスは少女に指を指して言う。
六花「この子がボンバーガールズプリキュアを倒したっていう・・・」
真琴「えっ!?あなた、マヤなの!?」
マヤ「!」
真琴は目の前にいる少女の事をマヤと呼ぶ。
あかね「知り合いなん!?」
真琴「えぇ、この子もトランプ王国に住んでいたの!マヤ、どうしてアメリカのプリキュアを!?」
マヤ「・・・」
マヤは何も言わず、ポケットから黒い球を取り出し、地面に叩きつける。
するとその球から激しい光が放たれる。
マナ「うわっ!眩しい!」
六花「閃光弾!?」
六花はマヤが地面に叩き落した黒い球を閃光弾だと知る。
光が消えるとそこにはマヤがいなかった。
プリンセス「あーっ!逃げられた!」
真琴「マヤ・・・」
真琴はいなくなったマヤの事で俯く。
その時、遠くから怪獣の咆哮が聞こえる。
亜久里「例のプリキュアについて聞きたいところですが、その前にやることがありますわね。」
マナ「うん!ラブリー、いきなりで悪いけど少し付き合ってくれる!?」
ラブリー「もちろん!」
ラブリーはマナの意見に賛同する。
プリンセス「テンダー!いおなの事、お願いします!」
テンダー「えぇ、任せて!」
プリンセスはテンダーにいおなの事を頼む。
みゆき「あゆみちゃん、いおなちゃんの事、お願い!」
あゆみ「うん!」
みゆきもあゆみにいおなの事を頼む。
マナ達はプリキュアに変身し、ゼロ達の元に駆け付ける。