ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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第2話のサブタイトル変更しました。


醜悪な異星獣

知っているだろうか、前にエンエンが言っていたナッツハウスの事を。

ナッツハウスはナイトメア、エターナルの脅威に立ち向かったプリキュア5とミルキィローズ、そしてパルミエ王国の国王ココとナッツと運び屋のシロップが拠点にしているアクセサリーショップである。

そのナッツハウスの付近に新たな脅威が現れた。

 

?「プリキュア・シューティング・スター!」

 

ピンクの衣装を纏った女の子は光と一体化して半魚人の集団に突進する。

半魚人の集団の正体は半魚人兵士ディゴン。

水棲生命体スヒュームが操る戦闘員集団で母艦クラーコフに乗り込み、スーパーGUTSの隊員やウルトラマンダイナと戦ったことがある。

そして、そのディゴンと戦っているのは夢原のぞみが変身するキュアドリームである。

彼女はプリキュア5のリーダーとなり、様々な脅威に立ち向かったプリキュアの一人である。

彼女の他にも夏木りんが変身するキュアルージュ、春日野うららが変身するキュアレモネード、秋元こまちが変身するキュアミント、水無月かれんが変身するキュアアクア、美々野くるみが変身するミルキィローズも共に多くの脅威に立ち向かった。

ドリームを除く5人のプリキュアも戦っている。

だが、彼女達が戦っているのはディゴン達だけではなかった。

 

ミント「プリキュア・エメラルド・ソーサー!」

 

ミントは緑色の円盤を出し、大きな手を防いだ。

その手の正体は古代怪獣ゴメス。

ゴメスは原始怪鳥リトラの宿敵と呼ばれ、怪力が自慢の凶暴な怪獣である。

ちなみにこのゴメスは最初に現れた個体と同じサイズである。

 

ルージュ「プリキュア・ファイヤー・ストライク!」

アクア「プリキュア・サファイア・アロー!」

 

ルージュは空中から4つの炎の球を蹴りだし、アクアは数本の水の矢を放つ。

ディゴンはそれを受け、爆発する。

 

ドリーム「もう一度!プリキュア・シューティング・スター!」

 

ドリームは再び光を纏ってディゴンの集団に突進する。

これによってディゴンは全滅する。

 

レモネード「プリキュア・プリズム・チェーン!」

 

レモネードは光のチェーンでゴメスの動きを封じる。

 

レモネード「ローズ、今です!」

ローズ「任せなさい!」

 

ローズはミルキィミラーを構える。

 

ローズ「邪悪な力を包み込む、煌くバラを咲かせましょう!」

 

ローズは巨大なバラを出す。

 

ローズ「ミルキィローズ・メタル・ブリザード!」

 

ローズは鉄紺色のバラの吹雪でゴメスを包み込む。

ゴメスはバラの吹雪の塊の中で消滅していく。

 

ドリーム「レモネード、ミント、ローズ!」

 

ドリーム、ルージュ、アクアはレモネード達の元に駆け付けた後、全員の変身を解く。

 

シロップ「うらら!大丈夫ロプ!?」

 

シロップはうららに心配そうに言う。

 

うらら「大丈夫、この子のおかげだよ!」

 

うららは後ろを振り向いて大丈夫だと告げる。

 

りん「うらら、この子ってあんたねぇ・・・」

ナッツ「その鳥は何だナツ・・・」

 

りん達はうららの背後を見ると、そこには5mほどの大きさの鳥がいた。

その鳥の名は原始怪鳥リトラ。

ゴメスの宿敵と呼ばれ、惑星ボリスで活躍を見せた鳥である。

うららとシロップの話によるとグレルとエンエンに呼ばれ、横浜まで飛び、人間界と妖精界との繋がりはどうなっているのかと話をし、その繋がりに関しては問題はないと教え、シロップがうららを家に帰す途中、そのリトラに会ったのだ。

襲ってくる気配はなく、家まで送った後、どこかへ飛んで行った。

そして次の日になって現在、レモネード達がゴメスと交戦中、リトラが颯爽と登場し、一緒にゴメスと戦ったのである。

 

かれん「もう、うららったら・・・」

のぞみ「でも、うらら達を助けたんなら、私達の味方ですよ!」

うらら「はい!」

 

のぞみは疑わず、リトラを味方だと言い放つ。

りん達はのぞみとうららのやり取りに苦笑いする。

 

 

 

 

 

 

 

場所が変わって・・・

 

?「はぁ~・・・皆どこ行ったんだろう・・・」

 

マゼンタ色の髪をした少女は町の中で寂しそうに歩いている。

彼女の名は星空みゆき。

又の名をキュアハッピー。

彼女はスマイルプリキュアのメンバーで、バッドエンド王国の魔の手から世界を救った戦士である。

彼女の他にキュアサニーこと日野あかね、キュアピースこと黄瀬やよい、キュアマーチこと緑川なお、キュアビューティこと青木れいかも共に戦っている。

今彼女はあかね達とはぐれ、ベンチの上に座っている。

 

みゆき「はあ・・・キャンディもやよいちゃんと一緒だし・・・どうしよう・・・」

?「どうした?」

みゆき「あ、はい、お友達とはぐれてて・・・え?」

 

みゆきは声をした方向に振り向くと、シンの姿があった。

 

みゆき「うわあぁっ!?び、びっくりした!」

シン「いや、そんなに驚くことか?」

 

シンはみゆきの反応に呆れる。

 

シン「それより、ダチとはぐれたんだって?よかったら一緒に探すか?」

みゆき「えっ、いいんですか?」

シン「あぁ。1人で探すより一緒に探した方がいいからな。」

みゆき「ありがとうございます!私、星空みゆきって言います!え~っと・・・」

シン「俺はシン。モロボシ・シンだ。」

 

シンとみゆきは一緒にあかね達を探し始めた。

しかし20分後、結局見つからずベンチの上で一休みした。

 

みゆき「うぅ~、見つからな~い・・・ハップップー・・・」

シン「これだけ広いと骨が折れるぜ。」

?「あれ?みゆき?」

 

シンとみゆきが振り向くと、茶髪の爽やかな男性がいた。

彼は小々田コージ、パルミエ王国の国王ココが人間界で生活している時に人間の姿となった妖精である。

同じ国王のナッツはもちろん、運び屋のシロップは人間の姿だけでなく大きな鳥の姿になることができる。

 

みゆき「あっ、ココさん。あ、いや!小々田先生!」

シン「知り合いか?」

みゆき「はい!この町に住んでる私の友達の先生です!」

シン(ここに住んでるダチって一体何人いんだよ?)

小々田(この男のブレスレット・・・そうか、彼が・・・)

 

小々田はシンのブレスレットを見て確信がついたような表情を浮かべる。

みゆきはシンと小々田を互いに紹介し、みゆきはあかね達とはぐれたことを小々田に話す。

 

小々田「あははは・・・それは災難だったね・・・」

みゆき「ムゥ~、笑わないでください!」

小々田「あぁ、ごめんごめん。」

 

小々田が苦笑いしているのを見て怒るみゆき。

その時、腹の音が鳴り出す。

 

シン「?」

みゆき「お腹空いた・・・」

小々田「ちょうどクレープ屋があるし、ご馳走にしよう。」

 

小々田はクレープ屋に寄り、3人分のクレープを買った。

そして、3人はベンチに向かう。

 

小々田「みゆき、途中でドジして落とさないようにね。」

みゆき「へっ!?お、落としませんよ・・・って、うわっ!?」

 

みゆきは小々田に注意され、落とさないと言いかけた途端転ぶ。

 

小々田「あ。」

シン(どうやったら平面にこけるんだよ・・・)

 

小々田はみゆきが転ぶのを目が点となって見て、シンは呆れた顔でみゆきを見る。

 

小々田「大丈夫かい?」

みゆき「はい・・・でも、クレープが・・・」

 

小々田はみゆきを起こす。

みゆきはクレープを落としたことに落ち込む。

 

シン「俺のをやるぜ。まだ口付けてねぇしな。」

 

シンは自分のクレープをみゆきに差し出す。

 

みゆき「えっ!?い、いいですよ!これは私が悪いんですから!」

シン「気にすんな。一食抜いたぐらいで大したことねぇよ。それにダチを探してからずっと落ち込んでんだから、ああいう顔してるとこっちまでへこむんだよ。だから笑ってほしいんだ。お前は笑顔の方が似合ってるからな。」

みゆき「シンさん・・・ありがとうございます。じゃあ、遠慮なく。」

 

みゆきはシンから差し出したクレープを手にベンチに座ってクレープを食べる。

数分後、みゆき達はクレープを食べ終えた。

 

みゆき「シンさん、ありがとう。おかげで私、ウルトラハッピーになりました。」

シン「ウルトラ・・・ハッピー?」

みゆき「すごく幸せってことです。」

シン「へぇ。」

 

みゆきはシンに感謝している。

 

?「みゆきーっ!」

シン、みゆき「!」

小々田「来たみたいだね。」

 

シンたちが振り向くと、あかね、やよい、なお、れいか、キャンディ、ポップがやって来た。

 

みゆき「あかねちゃん!やよいちゃん!なおちゃん!れいかちゃん!キャンディ!ポップ!」

あかね「どこ行っとったん!探したんやで!」

なお「心配したんだよ?」

みゆき「ごめ~ん。」

やよい「でもよかった、やっと会えて・・・」

れいか「えぇ。」

 

あかね達はみゆきと再会し、安心する。

 

シン(あいつらが抱えているぬいぐるみ・・・そうか。)

 

キャンディ「みゆき~!」

みゆき「うわっ!キャンディ、ダメだよ!」

あかね「人がおんねんで!」

シン「大丈夫だ。お前らとそのぬいぐるみ達のことはみらいとリコから聞いた。」

キャンディ「キャンディはぬいぐるみじゃないクル!」

 

キャンディはシンにぬいぐるみと言われて怒り出す。

 

みゆき「えっ、ちょっと待って!じゃあ、あなたは・・・」

ポップ(みらい殿とリコ殿から聞いたということは、この者が・・・)

?「ロプ~!」

 

みゆき達はシンの発言に驚くが、上から声が聞こえてくる。

みゆき達は上を見上げると、大きな鳥となったシロップとそれを追うナメクジのような3体の飛行物体がいる。

そのナメクジの飛行物体の正体はペドレオン。

ペドレオンは触手を使って人を食べるスペースビーストである。

過去に旅行中のバス乗客を一人残らず食べたことがある。

 

小々田「シロップ!」

なお「いやーっ!なにあれ!」

ポップ「なんと悍ましい!」

シン「ちっ!」

 

シンはウルティメイトブレスレットからウルトラゼロアイを出し、銃のようなものに変形させ、ペドレオンに射撃する。

ウルトラゼロアイから発射した光線は3体のペドレオンに命中し、地面に墜落する。

シロップはペドレオンが落ちた所を見て、すぐにみゆき達の元に急ぐ。

そして、シロップはキャンディと同じ姿に戻る。

 

シロップ「た、助かったロプ・・・」

シン「いや、安心するのはまだ早い!」

 

シンが見たのは撃墜された3体のペドレオンが一ヵ所に集まる所である。

すると3体のペドレオンはスライムのようにくっつき、10m程のサイズとなった。

しかも外見はウルトラマンネクサスが光線技で倒した、巨大化したペドレオンとなっている。




ようやく投稿できました。
なんて書くか思いつかず、文章力がいまいちですが、よろしくお願いします。

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