ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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VSバラバ

ホープキングダムに現れたグラールをティガが相手にするが、グラールの強さに劣勢になった挙句、エネルギーを吸収され、ティガダークとなってしまう。

最後にグラールに止めを刺され、ティガダークは敗北を喫してしまう。

その光景を見たフローラ達はグラールの攻撃に巻き込まれて、カナタに致命傷を負わせてしまった。

だが、ゾフィーの介入によりカナタを蘇らせ、一心同体となる。

よってカナタはゾフィーに変身することが可能になった。

ディゴンの集団を倒し、グラールはイビロンに吸収された今、ホープキングダムに残っている怪獣は殺し屋超獣バラバのみ。

バラバはゾフィーに右手の鉄球を繰り出すが、ゾフィーはそれを受け止め、バラバに蹴りを入れる。

 

ゼロ「俺を忘れちゃ困るぜ!」

 

ゼロはバラバの頭部に跳び蹴りを繰り出す。

 

ミラクル、マジカル「青き知性よ!わたし達の手に!プリキュア・サファイア・スマーティッシュ!」

マーメイド「高鳴れ、氷よ!プリキュア・フローズン・リップル!」

 

ミラクルとマジカルはプリキュア・サファイア・スマーティッシュを放ち、マーメイドはプリキュア・フローズン・リップルを放つ。

バラバの足がミラクルとマジカルの技とマーメイドの技によって氷漬けにされる。

ゼロはそんなバラバにウルトラゼロキックをお見舞いする。

バラバはゼロの攻撃により、氷が砕かれると同時に後ろに倒れる。

バラバは立ち上がるが、その瞬間・・・

 

フローラ「舞え、ユリよ!プリキュア・リィス・トルビヨン!」

スカーレット「羽ばたけ、炎の翼!プリキュア・フェニックス・ブレイズ!」

 

バラバの背後からフローラとスカーレットの技が炸裂する。

バラバはフローラとスカーレットの技に怯んだ。

ゼロはゼロスラッガーを放つ。

バラバはゼロスラッガーが迫ってくる直前に姿を消した。

 

ミラクル「また消えた!?」

 

ミラクル達は辺りを見渡す。

ゼロは構えを解き、その場で動きを止める。

姿を消したバラバはゼロに鉄球を繰り出す。

しかし、ゼロは左手で受け止める。

 

ゼロ「二度も同じ手が通じるかよ!」

 

ゼロは鉄球を掴んだままバラバを蹴り出す。

今のダメージでバラバは姿を現す。

 

フローラ「えぇ~!?」

ミラクル「見えてるの!?」

 

フローラとミラクルはゼロの反撃に驚く。

 

ゼロ「こいつが隠れるとは思わなかったから焦ったが、今度はそうはいかねぇぜ!」

 

ゼロは肩を回しながら言う。

バラバは鞭を振り回し、ゼロに攻撃する。

ゼロは鞭を掴み、エメリウムスラッシュで鞭を焼き切った。

バラバはゼロに鞭を焼き切られたことで後退る。

 

トゥインクル「キラキラ、流れ星よ!プリキュア・ミーティア・ハミング!」

フェリーチェ「プリキュア・エメラルド・リンカーネーション!」

 

トゥインクルとフェリーチェはバラバに技を放つ。

2人の技はバラバの頭部に命中する。

バラバは尻尾でトゥインクルとフェリーチェを捕らえようとする。

しかし、バラバの尻尾は瞬時に斬り落とされる。

バラバの尻尾を斬り落としたのはゼロだ。

ゼロのゼロスラッガーでトゥインクルとフェリーチェを捕らえようとしたバラバの尻尾を斬り落としたのだ。

ゼロスラッガーはそのままゼロの手元に戻る。

 

ゼロ「俺のこと忘れんなよ!」

 

ゼロはゼロスラッガーを構えてバラバに向かって走り出す。

バラバは頭部の剣からショック光線を放つ。

 

ゼロ「ぐおっ!ぐっ!」

 

ゼロはショック光線を受け、痺れてしまう。

バラバはそのゼロを鉄球で反撃する。

バラバはゼロが倒れている所で鎌を斬りかかるが、ゼロは全て躱す。

その時、バラバはゾフィーに蹴り飛ばされる。

 

ゾフィー「油断するな、ゼロ。」

ゼロ「うるせぇ。」

 

ゼロは口元を拭いながらゾフィーに言う。

バラバは火炎放射を放つ。

ゼロとゾフィーは躱す。

バラバは頭部の剣を飛ばす。

ゼロはバラバの剣を受け止める。

 

ゼロ「お返しだ!」

 

ゼロは剣を投げ飛ばし、バラバの胸に突き刺さる。

ゾフィーはバラバの左手を蹴る。

よってバラバの鎌が取れ、ゾフィーがその鎌を受け取り、構える。

ゼロはゼロスラッガーをゼロツインソードに合体させ、構える。

 

ゼロ「これで決まりだ!」

 

ゼロとゾフィーはバラバの胴体に切り裂く。

バラバはゼロとゾフィーに斬られ、ゆっくりと前に倒れ、爆散される。

 

フローラ、ミラクル「やったーっ!」

トゥインクル「なんだかあたし達の助けはいらない感じ?」

ミラクル「マジカル、ゼロが勝ったよ!」

マジカル「な、何で私に言うのよ?(////)」

 

マジカルはミラクルに言われて赤く頬を染める。

ゼロとゾフィーは光に包まれた後、シンとカナタの姿に戻る。

 

マーメイド「えっ!?カナタさん!?」

トゥインクル「マジ!?カナタがゾフィーになったの!?」

ミラクル「えっ!?今、カナタさんがゾフィーになったって言いました!?」

 

フローラとスカーレットを除くプリキュア達はゾフィーがカナタの姿になったことに驚く。

シンはカナタとゾフィーの事を詳しく話した。

 

カナタ「正直驚いたよ。まさかウルトラマンに変身できるようになったなんて。」

フローラ「私もトワちゃんもびっくりしたよ。」

トゥインクル「そりゃあ、はるはるの未来のお婿さんがウルトラマンになったって聞いたらね~。」

フローラ「えぇ~~~っ!?(////)き、きららちゃん、未来のお婿さんって!?(////)」

 

フローラはトゥインクルに言われて顔を赤くなりながら慌てる。

 

シン「それより急げ。真理奈を探さないとな。」

ミラクル「!そ、そうだね!」

マジカル「急ぎましょ!」

 

シン達は足早に真理奈を探しに行った。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、エレメントはグラールに倒されたティガダークがいたホープキングダムの郊外にある森に辿り着き、真理奈を探した。

 

エレメント「お姉ちゃん!お姉ちゃん、どこ?お姉ちゃん!」

 

エレメントはあちこち見渡しながら真理奈を呼ぶ。

その時、木の上から何かが降りて来た。

しかし、人ではなく、異形の怪物である。

その正体は前にエレメントが無人島で倒したバグバズンブルードである。

その数は10体である。

バグバズンブルードはエレメントを襲う。

 

エレメント「邪魔しないで!」

 

エレメントのブローチの宝石が紫から赤に変わる。

 

エレメント「燃え上がる炎よ、焼き払って!プリキュア・ファイヤーボール!」

 

エレメントはプリキュア・ファイヤーボールを放つ。

10体のバグバズンブルードはエレメントの技を受け、火達磨となり、消滅された。

 

エレメント「お姉ちゃん・・・どこなの・・・?」

 

エレメントは息を切れながら辺りを見渡す。

その時、木が激しく揺れる音を聞く。

エレメントはその音を聞き、身構える。

その時、エレメントのブローチの宝石が赤から黄色に変わる。

 

エレメント「くるる?」

 

エレメントはブローチの宝石を見てくるるに語り掛ける。

 

エレメント(?声が聞こえる?くるるじゃない・・・ずっと近くから・・・)

 

エレメントは構えを解いて、耳を澄ませるように目を瞑る。

 

エレメント「・・・えっ!?」

 

エレメントは目を見開く。

その後、木の揺れる音がなくなった。

エレメントはそれに気づく。

 

エレメント(もしかして、黄色だと植物の声が聴けるのかな。)

 

エレメントはブローチを見て呟く。

 

エレメント「とにかく行ってみよう。」

 

エレメントは先へと進んだ。

進んだ先に兎、リス、ハトなどと出会い、それらの声を頼りに真理奈を探した。

 

エレメント(すごい、動物たちの声も聴けるなんて。これがカーバンクルの力・・・)

 

エレメントは真理奈を探しながらカーバンクルの力を改めて実感する。

 

エレメント「あっ!」

 

エレメントは何かを発見した。

エレメントが見つけたのは真理奈である。

 

エレメント「お姉ちゃん!」

 

エレメントは真理奈を見つけて駆けつける。

 

エレメント「お姉ちゃん、しっかりして!お姉ちゃん!お姉ちゃん!!」

 

エレメントは何度も真理奈を呼びかけるが、目覚める様子はなかった。

エレメントが真理奈を呼びかける最中、真理奈の手元に『ユザレと光の巨人』の本と黒く染まったスパークレンスがあった。

しばらくして、シン達も真理奈を見つけ、エレメントと一緒にホープキングダム城に連れて行った。

真理奈の手元にあった本と黒いスパークレンスも回収した。


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