ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ 作:JINISH
トランプ共和国でフレッシュプリキュアとスマイルプリキュアとハピネスチャージプリキュアはキュアエースとキュアイージスの参戦でホシイナーとナケワメーケの軍団を浄化する。
更にジャックとAとガイアとエックスもクローン怪獣軍団を殲滅する。
一方、バラージ王国ではハートとダイヤモンド、Go!プリンセスプリキュアと魔法つかいプリキュアとキラキラ☆プリキュアアラモードはドクトル・ゴースを打ち破る。
そして、セブンはメタモルガを一掃し、ティガはヤマザキが変貌したゾンボーグを倒す。
シン達が合流し、歓喜したが、バラージ王国の地下でイビロンと遭遇した事を知る。
更にシン達が戦ったイビロンは偽物だと知った。
シン達はバラージ王国の地下での出来事を話す。
バラージ王国の地下でゼロ達と合流したミライ達はメビウスとギンガ、そしてプリキュアに変身し、共にイビロンと対峙していた。
ゼロ『エメリウムスラッシュ!』
ゼロはエメリウムスラッシュでイビロンを狙撃する。
イビロンはゼロの技を避ける。
レモネード『プリキュア・プリズムチェーン!』
レモネードはプリキュア・プリズムチェーンでイビロンを捕らえる。
イビロンはレモネードに向けて、口から赤黒い破壊光線を放つ。
ルミナスはレモネードを庇うようにバリアでイビロンの破壊光線を防ぐ。
その時、ルミナスとレモネードの足元から水流が噴射される。
水流によって吹き飛ばされたルミナスとレモネードだが、ブルームとイーグレットに助けられた。
しかし、ブルームとイーグレットとルミナスとレモネードがイビロンの触手に叩き落される。
ルージュ『プリキュア・ファイヤーストライク!』
ミント『プリキュア・エメラルドソーサー!』
アクア『プリキュア・サファイアアロー!』
ルージュとミントとアクアはそれぞれの技を放つ。
しかし、イビロンは3人の技を悉く躱した。
ドリーム『プリキュア・シューティングスター!』
エレメント『響き渡る雷よ、纏わせて!プリキュア・サンダーストライク!』
ドリームはプリキュア・シューティングスター、エレメントはプリキュア・サンダーストライクでイビロンに突進する。
だが、イビロンは激突される前にドリームとエレメントを触手で捕らえ、ルージュ達がいる所に投げ飛ばす。
ドリームとエレメントはそのまま地面に墜落する。
ルージュ達はドリームとエレメントに駆け付けていくちょうどその時に地面から水流が噴射する。
ゼロはイビロンにウルトラゼロキックを繰り出すが、イビロンの触手で捕らえられる。
ゼロ『まだまだ!』
ゼロはゼロスラッガーを繰り出す。
イビロンは斬られる寸前にゼロを捕らえた触手を離し、距離を取る。
ゼロスラッガーはイビロンを追う。
イビロンはゼロスラッガーを避け続ける。
ギンガ『ギンガファイヤーボール!』
ギンガはギンガファイヤーボールを放つ。
イビロンはゼロスラッガーを避けた後、水流を放ち、ギンガの技を打ち消す。
メビウス(さっきから水流ばかり放ってる・・・どういうことだ・・・?)
メビウスはイビロンの戦いに違和感を感じた。
イビロンは今まで水流による攻撃しか行なっていないから。
イビロンはギンガの技を消した後、すぐにゼロスラッガーを避ける。
イビロンは流石に鬱陶しく思ったのか、破壊光線を周囲に放射する。
破壊光線による衝撃でプリキュアは吹き飛ばされ、ゼロとギンガとメビウスは破壊光線をもろに喰らわれる。
イビロンは爆炎に包まれているゼロ達に再び破壊光線を放とうとする。
ブラック、ホワイト『プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス!』
ブラックとホワイトは爆炎の中からプリキュア・マーブル・スクリュー・マックスを放つ。
ブラックとホワイトの技はイビロンが溜め込んだ破壊光線のエネルギーに命中し、爆破される。
イビロンはその衝撃により、体勢が崩れる。
ゼロ『止めだ!』
ゼロはゼロツインソードでイビロンを切り裂く。
するとイビロンの体が液体となって崩れていった。
ゼロ『なに!?』
ゼロは今の光景に拍子抜けする。
ブラック『水!?』
アクア『どういうこと!?』
ブラック達は驚きを隠せない状態だった。
ゼロ『チッ!そういう事かよ・・・!』
ゼロはイビロンが水となって消えていったのを見て、理解できた。
ゼロ『今のイビロンはニセモンだ。あのマッドサイエンティストに操られてなんかいねぇ・・・』
ゼロは今倒したイビロンは偽物だと気付いた。
そして、イビロンはヤマザキに操られていなかったことを知った。
シン達から話したのはこういう流れである。
ハート「つまり、イビロンはヤマザキさんに操られたんじゃなくて、操られたフリしてたんだね。」
ミライ「はい。戦闘中に水による攻撃ばかり使っていたので、もしかしたらと思ってました。」
真理奈「だったら、本物のイビロンはどこにいるの?」
真理奈は本物のイビロンはどこにいるのか分からなかった。
もちろん、みんなも考えているが、心当たりはなかった。
ダイヤモンド「ねぇ、一度トランプ共和国に行かない?向こうも今どうなってるか気になるし。」
真理奈「そうね。そうしましょう。」
シン達はイビロンの事はトランプ共和国に寄ってから考えることにした。
プリキュア達は変身を解き、バラージ王国に通じたゲートで人間界に戻り、その後にトランプ共和国に向かった。
今、トランプ共和国はユグドラシル軍全員拘束しており、首謀者であるデニーズも捕らえた。
バラージ王国に残っているユグドラシルの兵士もホープキングダムの兵士が拘束させ、ユグドラシルの計画は失敗に終わった。
みなみ「真理奈、あれからイビロンは?」
真理奈「今、ダニエルとキャスがプロノーンカラモスに戻って、調べに行ってるところ。」
トランプ共和国に到着した直後、真理奈はダニエルとキャサリンにイビロンの居場所を調べるよう頼んだが、連絡はなかった。
今、真理奈とみなみはバルコニーにいる。
真理奈「しかしイビロンの奴、偽物を作れるなんてね。しかもヤマザキに操られていない。ホープキングダムであの本を読んだ時に気付くべきだったわ。」
真理奈は右手で頭を掻きながら言う。
みなみ「それなら、イビロンは何のために怪獣達を?」
真理奈「そこなのよね・・・」
真理奈はイビロンがこれまで強い怪獣を集めてるかのように吸収した理由が思いつかなかった。
真理奈「とにかく、何が起こるか分からないから、しばらく大人しくした方がよさそうね。」
みなみ「えぇ。」
真理奈はそう言い出す。
マヤ「真理奈。」
真理奈「ん?なんだ、あんたか。」
真理奈は振り向くと、マヤとアリアとライラが来ていた。
マヤ「まだお礼を言ってなかったから。ありがとう、真理奈。」
真理奈「いつお礼を言われるようなことしたの?私、なんかしたっけ?」
真理奈はマヤが感謝の言葉を贈られるも、何のことか分からなかった。
マヤ「あなたは私に王女様を蘇らせる機会を作ってくれた。私に罪を償わせるきっかけを作ってくれた。だから、そのお礼を言いたかったのよ。」
真理奈「あぁ、そんなことか。それはアンジュ姉さんに言いなよ。私はただ連れてきただけだから。それに私はアンジュ姉さんの末路を聞いて納得できなかったのよ。真琴からアンジュ姉さんが消えたって話を聞いて、3年前にフランスでの爆発事故で亡くなった祖父ちゃんの事を頭に浮かぶのよ。アンジュ姉さんに会った時、もう同じ過ちは繰り返したくないって思い始めたんだよね。多分・・・いや、やっぱいいや。」
真理奈はアンジュの事を話した途中でやめた。
マヤ「えっ?何よ?これからって時に。」
真理奈「昔の事を話しても仕方ないし。それに気のせいだなって思ってたから。それより、これからどうするの?国に残るの?」
真理奈はマヤにこれからの事を聞く。
マヤ「世界中のプリキュア達に謝罪しない限り帰れないわ。それにまだ戦いが終わってないでしょ?」
真理奈「そうなんだけどさ、多分ユグドラシルの革命に比べればおどろおどろしいよ。」
マヤ「覚悟は出来てる。」
マヤは真理奈にこれからの事を言う。
真理奈「しかし、世界中のプリキュアに謝るか・・・長旅になるわね?」
?「大丈夫よ。」
真理奈達は声がした方に振り向くと、まりあがいた。
マヤ「キュアテンダー・・・いや、今は氷川まりあだったわね。」
まりあ「しばらくぶりね。」
真理奈「氷川ってことはいおなの?」
まりあ「えぇ。姉です。初めまして、真理奈。氷川まりあです。」
まりあは真理奈に自己紹介する。
真理奈「大丈夫ってどういう事?」
まりあ「いおなのお友達にはクロスミラールームで海外に出回れるし、みゆきちゃん達には不思議図書館で行きたい場所へ行けるから、長旅にはならないわ。」
真理奈「そんなのあんの!?」
真理奈はまりあからクロスミラールームの事や不思議図書館の事を聞いて驚き、内心では「飛行機代いらないじゃん!?」とか、「不法入国とかは大丈夫なの!?」とか思い始める。
真理奈(信じらんない・・・)
まりあ「その時は私も一緒に行くわ。」
マヤ「ありがとう、まりあ。」
真理奈はまりあとマヤの会話に苦笑いする。
その時、真理奈のポケットに入ってるiPadから着信音が鳴り出す。
真理奈はiPadを取り出し、連絡先に繋げる。
映像からダニエルとキャサリンが出て来る。
真理奈「ダニエル、キャス。」
ダニエル『真理奈、イビロンの居場所が分かった。』
真理奈「ホントに!?どこなの!?」
真理奈はイビロンの居場所を聞く。
キャサリン『イビロンは今、ニュージーランド付近の太平洋にいるわ。』
真理奈「はぁ?太平洋?そこに何があんのよ?」
ダニエル『真理奈、君が眠っている間、君の妹からティガの発祥のことを聞いた。ティガは3000万年前に存在していたルルイエという超古代都市で誕生したんだ。そのルルイエには闇の支配者と呼ばれたクトゥルフがいたんだ。イビロンはクトゥルフの闇によって誕生したカーバンクルの成れの果てなんだ。』
真理奈はダニエルからティガの誕生とイビロンの正体を知って驚く。
真理奈「何ですって・・・!?」
ダニエル『まのんはその話を聞いて動揺していたよ。イビロンが太平洋にいるのもそれが理由かもしれない。』
真理奈「それが本当だとすると、イビロンが怪獣を集めたのはその闇の支配者を蘇らせるための時間稼ぎみたいなものってこと?」
ダニエル『可能性はある。』
キャサリン『それにイビロンがいる太平洋に島が隆起してるの。その時の映像があるわ。』
キャサリンは真理奈に太平洋の現状を見せる。
真理奈「なっ!?嘘でしょ!?」
真理奈が目にしているのは、太平洋上に超古代の遺跡がある島が浮上している所である。
そして、その島の上にイビロンがいた。
イビロンは触手から紺色の光がルルイエの島に八ヵ所照射する。
それぞれの場所に8体の怪獣が現れる。
その怪獣はUキラーザウルス、グラール、ザイゴーグ、EXゴモラの他にもう4体の怪獣がいた。
その4体の怪獣は頭と尻尾に鳥の羽根が付いている怪獣と、全身に突起口が表れている赤い怪獣、それから背中に開いた鰭と両腕の鎌を持つ怪獣と、肩に蛇のような触手を持つ悪魔のような怪獣である。
まず最初の怪獣は怪獣酋長ジェロニモン。
自らの超能力でウルトラマンに倒された怪獣を蘇らせることができる怪獣のリーダー的存在である。
その能力で初代ウルトラマンと科学特捜隊を総攻撃しようと企んだ。
次の怪獣は毒ガス幻影怪獣バランガス。
ゴーデスが生み出した中で最強と言われた怪獣である。
翼から出すガスで幻影を作り、自身をガス化することでテレポーテーションすることができる。
そして次なる怪獣は根源破滅海神ガクゾム。
根源的破滅招来体の生き残りで深海に潜んでいた怪獣である。
眷属であるバイアクヘーを従えている。
ちなみに今のガクゾムの姿はバイアクヘーと合体した姿である。
最後の怪獣は石化魔獣ガーゴルゴン。
ルディアンに秘められた惑星ゴールドのエネルギーを狙って地球に飛来した怪獣である。
口の中にある目であらゆるものを石にする光線を放つことができる。
ザイゴーグは背中のトゲを発射し、周囲に突き刺す。
ザイゴーグの周囲には三十体程のツルギデマーガとゴルザによく似た怪獣とアントラーによく似た怪獣が現れる。
前者の怪獣は閻魔分身獣ゴーグファイヤーゴルザ。
ザイゴーグの背中のトゲによって誕生した怪獣である。
自身の体を丸めて突進することができる。
後者の怪獣は閻魔分身獣ゴーグアントラー。
これもザイゴーグの背中のトゲによって誕生した怪獣である。
背中の羽を広げて飛行することができる。
ジェロニモンは咆哮を上げると同時に地面からテレスドンとドラコ、ゼットンとパンドン、そして三十体程のゾイガーが現れる。
マヤ「怪獣がこんなに!?」
真理奈と一緒に映像を見たマヤ達は、ルルイエに現れた怪獣の群れに驚きを隠せなかった。
真理奈「無茶苦茶ね・・・」
ダニエル『ミスターシン達には、すでにこの事を伝えた。我々はヒビキ総監とコウダ参謀にサポートに徹しようと思っている。今の真理奈はウルトラマンだ。言うまでもないと思うが、あの怪獣の群れと戦うなら、十分気を付けてくれ。』
真理奈「分かった。そうするよ。」
キャサリン『厳しい戦いになるけど、頑張って。』
ダニエルとキャサリンは真理奈にそう言った後、連絡を切る。
真理奈「私は今でも人間だってのに・・・まぁ、いい。シン兄さんの所へ行こう。」
真理奈はそう言うと、マヤとまりあは頷く。
マヤ「アリア、ライラ。王女様をお願い。」
アリア「えぇ。」
ライラ「分かりました。」
アリアとライラはマヤにそう言われ、返事をする。
真理奈とマヤとまりあはシン達と合流しに行った。
強力な怪獣を選ぶのにすごく悩みましたよ・・・(汗)
自分の頭の中での候補ではゼルガノイドやギマイラにも入れてたのですが・・・
次回はルルイエに向かう前に一バトル加えようと思います。