ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

78 / 90
VSガルベロス&メガフラシ

イビロンがルルイエに現れた事を知り、ルルイエに向かおうとした矢先にゼロの宿敵であり、光の国から追放された悪のウルトラマン、べリアルがトランプ共和国に現れる。

シンはゼロに変身して、べリアルと衝突する。

ゼロの光線によってべリアルを倒したかと思ったその時、倒されたはずのべリアルが生き返り、ゼロを襲う。

 

ゼロ「おぉらぁっ!」

 

ゼロはべリアルと殴り合いを続ける。

 

ゼロ「エメリウムスラッシュ!」

 

ゼロはエメリウムスラッシュを放つ。

べリアルはゼロの光線を避け、カイザーベリアルリッパーを繰り出す。

ゼロはゼロスラッガーを投げてべリアルの技を相殺する。

ゼロはウルトラ念力でゼロスラッガーを操作し、べリアルを襲う。

べリアルはゼロスラッガーを弾き返すが、ゼロのウルトラ念力によるゼロスラッガーの操作なので、弾き返しても何度も襲ってくる。

そしてついにべリアルの胴体にゼロスラッガーが切り裂く。

よってべリアルが爆散される。

だが、ゼロスラッガーがゼロの元に戻った瞬間、背後からべリアルが蹴り飛ばす。

 

ゼロ「ドァッ!ニセモンには違いねぇが、こいつぁ一体・・・」

 

ゼロは何度も復活するべリアルとの連戦で疲労し、カラータイマーに点滅を始める。

 

真琴「ゼロ!」

まのん「このままじゃ・・・!」

 

真琴達はゼロがカラータイマーが点滅しているのを見て、気まずくなる。

しかし、真理奈は冷静にノートパソコンでべリアルの事を調べた。

 

真琴「真理奈!こんな時に何してんのよ!?」

真理奈「こんな時だからこそよ!あのウルトラマンは何なのか分かるかもしれない!」

 

真理奈は着実にべリアルを調べている。

 

真理奈「このウルトラマンをこうやって調べれば・・・」

 

真理奈は画像に映っていたべリアルを分析した。

結果、ゼロを薙ぎ倒したべリアルの姿が映っていなかった。

 

真理奈「成程、あのウルトラマンは幻。つまり偽物ね。」

まのん「あのウルトラマンが偽物!?」

真理奈「えぇ。きっとこの近くに黒いウルトラマンの幻を操っている奴がいるんだわ!そいつを叩けば!」

マヤ「その幻が消えるってことね?」

真理奈「大雑把に言えばそう言うことになるわね。よし、場所も分かった!ゼロと黒いウルトラマンが戦ってる地点の2時の方向の2.5kmの地点よ!」

 

真理奈はべリアルの幻影を操っている何かがいる場所を突き止めた。

 

マナ「みんなーっ!」

 

真理奈達は振り向くとマナ達が駆けつけてきた。

 

真理奈「マナ、六花、ありす、亜久里!」

マナ「真理奈、あの黑いウルトラマンは?」

真理奈「私にもよく分からないけど、ゼロとは縁がある奴みたい。尤も偽物だけどね。」

マナ「偽物?」

真理奈「うん、さっき調べた。あの黑いウルトラマンは幻影なのよ。そいつを操ってる奴がゼロを追い詰めてるのよ。」

マナ「成程!状況は分かりました!みんな、行くよ!」

 

マナ達はラブリーコミューンを、亜久里はラブアイズパレットを、マヤはプリチェンミラーを構える。

 

マナ、六花、ありす、真琴「プリキュア・ラブリンク!」

亜久里「プリキュア・ドレスアップ!」

マヤ「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」

 

マナはキュアハートに、六花はキュアダイヤモンドに、ありすはキュアロゼッタに、真琴はキュアソードに、亜久里はキュアエースに、マヤはキュアイージスに変身する。

 

ハート「みなぎる愛!キュアハート!」

ダイヤモンド「英知の光!キュアダイヤモンド!」

ロゼッタ「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!」

ソード「勇気の刃!キュアソード!」

エース「愛の切り札!キュアエース!」

ハート、ダイヤモンド、ロゼッタ、ソード、エース「響け!愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア!」

イージス「正義の盾!キュアイージス!」

ハート「真理奈、そいつの場所は分かったんだね?」

 

ハートは変身ポーズを決めた後、真理奈に改めてべリアルの幻影を操る何かがいる場所を聞く。

 

真理奈「えぇ。ゼロがいる場所の2時の方向よ。」

ハート「オッケー!」

 

ハート達は真理奈が言っていた場所へ行く。

 

 

 

 

 

その頃、めぐみ達はぴかりが丘にあるブルースカイ王国の大使館に戻り、ルルイエに向かう準備をしていた。

余談だが、マヤの手によって奪われたひめと各国の海外プリキュアのプリカードはマヤ自身から返してもらった。

その時のマヤは深く反省していた様子だったが、マヤの事情を知ったため、許してあげた。

 

ひめ「う~ん!あたし達の努力の結晶が戻ってきてよかったよ~!やっと安心して眠れるよ~!」

リボン「よく言いますわ!ファイルの中のプリカードが奪われた後でも、ひめはぐっすりと寝ていましたのよ!」

いおな「それに今は寝る時じゃないでしょう?これからはイビロンを倒すためにルルイエに行かないといけないのよ?」

 

リボンといおなはひめに文句を言う。

 

ひめ「わ、分かってるよ!ちょっと安心しててもいいじゃん~!」

ゆうこ「じゃあ、この戦いが終わったらマヤちゃんと一緒に海外出張しようかな?マヤちゃんには世界中のプリキュア達にも謝ってほしいし。」

ひめ「それいいかも!マヤの全国謝罪巡礼ツアー&海外プリキュアとの共同作業!マナ達も誘おっかなー!」

 

ひめはゆうこの提案に舞い上がる。

 

めぐみ「イビロンとの戦いの後が楽しみになってきたね。誠司もどう?」

誠司「そうだな。」

 

めぐみと誠司もひめ曰く『マヤの全国謝罪巡礼ツアー&海外プリキュア共同作業』を楽しみにしている。

 

めぐみ「よし!そうと決まればウルトラマンと協力してこの戦いを終わらせるぞ!」

 

めぐみ達はイビロンとの戦いに気合を入れる。

 

 

 

 

 

その頃、ホープキングダムではGo!プリンセスプリキュア、魔法つかいプリキュア、キラキラ☆プリキュアアラモードが集まっている。

 

みらい「メランさんからイビロンがカーバンクルだって話を聞いた時、魔法学校の校長先生のお友達のクシィさんを思い出したんだ。」

リコ「クシィさんがデウスマストに対抗するために校長先生と一緒にエメラルドのリンクルストーンを探したんだけど見つけられなくなって、それをきっかけで闇の魔法に手を出したんだけど、その力で命を落としてドクロクシーとなって帰ってこない人になったのよ。」

 

みらいとリコはクシィの話を語った。

 

はるか「そうだったんだ・・・」

いちか「その校長先生、悔しかったんだろうね・・・」

 

はるかといちかはクシィの話を聞いて俯く。

 

リコ「まのんがイビロンと戦う時、申し訳ない気持ちが伝わったわ。メランさんから真実を聞いた時、動揺してたくらいだったし。」

みらい「でも、まのんちゃんだって同じことを繰り返させないって思ってるよ。キュアエレメントに変身する時、強い意志を感じたんだ。真理奈ちゃんとまのんちゃんならきっとできるよ!」

はるか「うん!」

いちか「そうだね!」

 

はるかといちかはみらいの言葉を聞いて頷く。

 

いちか「この戦いが終わったら、パティスリーでパーティをやっちゃおう!」

ひまり「いいですね!」

シエル「私もお手伝いしようかしら!」

 

いちか達は今後の事に盛り上がる。

 

ゆかり「楽しみね。」

あきら「うん。」

 

いちか達は今後の為にルルイエに行く準備を始める。

 

 

 

 

 

その頃、ハート達は真理奈が教えた場所に向かった。

ちなみにハートの耳にはインカムがかかっていた。

真理奈が事前に渡したものである。

 

真理奈『ハート!真正面に元凶がいる!透明になってるから分からないけど、あんたの技で攻撃してみて!』

ハート「了解!」

 

ハートは真理奈の言う通りにする。

 

ハート「あなたに届け!マイスイートハート!」

 

ハートはマイスイートハートを放つ。

すると、ハートの技が空気中で四散した。

よって、空間がブレはじめ、姿を現していった。

現れたのは、まるでケルベロスを思わせるような怪獣である。

その怪獣の名はフィンディッシュタイプビースト・ガルベロス。

死んだ人間を操ることができるスペースビーストである。

得意の幻影でレイが操るゴモラを翻弄させたことがある。

 

ソード「こいつが正体!?」

イージス「なんて不気味な!?」

 

ガルベロスが姿を現したことにより、ゼロが戦っていたべリアルの幻影が消える。

ゼロはべリアルの幻影が消えたことに驚くが、ガルベロスの方に振り向くと、納得したように指を鳴らす。

 

ゼロ「べリアルの幻を見せたのはこいつか・・・本当にめんどくせぇ野郎だぜ!」

 

ゼロはガルベロスの方に走り出す。

その時、ゼロの頭上から青白い雷が落ちてきた。

 

ゼロ「グアァッ!?なんだ!?」

 

ゼロは頭上を見上げると、貝のような怪獣が浮いていた。

その怪獣の名はノーチラスタイプビースト・メガフラシ。

アンノウンハンドによって青葉ニュータウンに現れたスペースビーストである。

ガルベロスと共にネクサスを倒そうとしたが、ナイトレイダーとの連携によって、ガルベロスと共に絶命した。

 

ゼロ「いつの間に出てきたんだよ!?」

 

ゼロはメガフラシを見て愚痴をこぼす。

しかし、そうは言ってられなかった。

ゼロにガルベロスの火炎弾が襲われる。

メガフラシは無重力光線でゼロの体を浮かせる。

ガルベロスはそれを狙い、火炎弾を放つ。

ガルベロスの火炎弾を諸に喰らったゼロをメガフラシは無重力光線を停止する。

ゼロは地面に落とされる。

ガルベロスは立ち上がろうとしたゼロを蹴り飛ばす。

ゼロは再び倒れ、メガフラシは急降下でゼロをのしかかる。

メガフラシは空中に飛行し、再びゼロを急降下でのしかかる。

 

真理奈「これはマズいかもね・・・」

 

真理奈はスパークレンスを取り出し、ティガに変身しようとする。

 

?「アギラ!ゼロを援護しろ!」

 

メガフラシが再びのしかかり攻撃をしようとした途端、別の怪獣がメガフラシを突進してきた。

メガフラシはそれにより、地面に不時着する。

ゼロを助けたのはトリケラトプスのような怪獣である。

その怪獣の名はカプセル怪獣アギラである。

ミクラス、ウインダムと同じく、セブンとともに戦ってきたカプセル怪獣である。

氷漬けにされた光の国でドラコを倒した。

 

ダイヤモンド「また怪獣!?」

ハート「でも、ゼロを助けたってことは味方だよ!とにかくあの2体の怪獣をやっつけるよ!」

 

ハート達はアギラと一緒にゼロの援護に回った。

真理奈はこの光景を呆然と見ているだけだった。

 

?「あいつなら大丈夫だ。」

 

真理奈の隣に歩いてきたのはダンだった。

 

真理奈「ダンおじさん!」

ダン「多くのウルトラマンは複数の怪獣達を相手にしてきた。それも手強い怪獣達をな。」

 

ダンはゼロ達の戦いぶりを見ながら、真理奈に言う。

 

ダン「だが、我々には数々の死線を潜り抜けてきた意地がある。」

 

ゼロはガルベロスに跳び蹴りを喰らわす。

ガルベロスは吹き飛ばされて地面に倒れる。

メガフラシは放電器官から電撃を放つが、アギラの素早い動きにより躱される。

アギラはメガフラシに突進する。

メガフラシはアギラの突進に怯む。

 

ダン「プリキュアも同じだ。どれほどの窮地に立たれても、大切なものを守るために立ち向かってきた。」

 

ハートとダイヤモンドとロゼッタとソードはガルベロスにプリキュア・ラブリーフォースアローを放つ。

ガルベロスはハート達の技を受けて怯む。

メガフラシは電撃を放つが、エースのエースミラーフラッシュによって跳ね返され、メガフラシにダメージを負う。

イージスはジャッジメントソードでメガフラシに集中砲火し、ダメージを負わせる。

 

真理奈「大切なものを・・・守るため・・・」

 

真理奈はダンの話を聞きながら、ゼロとアギラとドキドキ!プリキュアとイージスの戦いぶりを見届ける。

 

ソード「いくわよ、イージス!」

イージス「えぇ!」

 

ソードはラブハートアローを構え、イージスはラブプリブレスを回す。

 

ソード「プリキュア・スパークルソード!」

イージス「イージス・サウザンドソード!」

 

ソードはプリキュア・スパークルソードを、イージスはイージス・サウザンドソードを放つ。

 

エース「エースミラーフラッシュ!」

エレメント「命宿す大地よ、守り抜いて!プリキュア・クリスタルウォール!」

 

エースはエースミラーフラッシュで、エレメントはプリキュア・クリスタルウォールでソードとイージスの技をメガフラシに向けて、跳ね返す。

メガフラシはソードとイージスとエースの連携によりダメージを受ける。

アギラはメガフラシに向けてジャンプし、角でメガフラシに突き刺すように突進する。

メガフラシはアギラの一撃により激痛が走り、絶命する。

ゼロはガルベロスの尻尾を掴み、ドラゴン・スクリューを繰り出す。

ガルベロスは螺旋に回転されながら倒れる。

ガルベロスは起き上がり、ゼロに火炎弾を放つ。

 

ロゼッタ「プリキュア・ロゼッタリフレクション!」

 

ロゼッタはプリキュア・ロゼッタリフレクションでガルベロスの火炎弾を防ぐ。

 

ハート「プリキュア・ハートシュート!」

 

ハートはプリキュア・ハートシュートを放つ。

ガルベロスはハートの技に怯む。

 

ダイヤモンド「プリキュア・ダイヤモンドシャワー!」

 

ダイヤモンドはプリキュア・ダイヤモンドシャワーでガルベロスの動きを止める。

 

ハート「ゼロ!今だよ!」

ゼロ「おう!」

 

ゼロはゼロツインソードを構え、ガルベロスに向かって飛翔する。

ゼロはガルベロスにゼロツインソードで切り裂く。

ガルベロスはゼロに斬られ、力なく倒れ、絶命する。

アギラはカプセルとなり、ダンの元に戻る。

ゼロはべリアルの幻影との戦闘とガルベロスとメガフラシとの連戦による疲労なのか、膝をついた直後、消えていった。

 

ソード「シン!?」

 

ソードはハート達より早くシンの元に飛翔する。

ハート達もソードを追う。

ソードが見つけたのは、疲労で倒れていたシンだった。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。