ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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VSイビロン

ルルイエのそれぞれの場所でタロウとマックスとメビウスはUキラーザウルス・ネオを、ゾフィーはグラールを、初代ウルトラマンはゼットンを、セブンはパンドンを、ジャックはテレスドンを、Aはドラコを倒した。

残ったイビロンを対峙するティガだが、イビロンは元々カーバンクル、その能力によってティガは苦戦する。

しかし、エコーの浄化技によってイビロンは苦しむ。

その時にティガ達がくるるの能力で見たのは1万年前のノルンでアムイが変身したティガとユザレが変身したエレメントと衝突したイビロンとの戦いの光景であった。

その光景である真実を知る。

それはユザレがとった行動はイビロンを封印する事ではなく、闇の支配者の呪縛によってイビロンに変えられたカーバンクルを浄化し、元の姿に戻すことだった。

しかし、ユザレはそれに失敗し、道連れとなって消えてしまった。

アムイはイビロンから溢れ出した瘴気から現れた闇の支配者によって消滅してしまった。

エレメントはユザレができなかったイビロンの浄化を決心する。

エレメントはイビロンに浄化技を繰り出す。

闇の瘴気に苦心惨憺しながらも見事にカーバンクルを救い出すことに成功する。

その時、カーバンクルの力を失ったイビロンは龍騎態となり、その後に闇の支配者クトゥルフの生まれ変わり、邪神ガタノゾーアが現れる。

ガタノゾーアから溢れ出した闇の瘴気によってルルイエ全体に闇を覆い尽くす。

 

ティガ「信じらんない・・・」

まのん「あんなのをどうやって・・・」

 

ティガ達はガタノゾーアの巨体に圧倒する。

その時、イビロンの周りの浮遊している腕がティガに向けて光弾を放つ。

ティガはそれに気づいたのか、まのん達を庇うように背を向け、しゃがみ込む。

ティガは光弾を受けるも、まのん達を守るために耐え抜く。

 

まのん「お姉ちゃん!」

 

イビロンの攻撃が止み、耐え抜いたティガ。

 

ティガ「まのん、もう一度変身できそう?」

まのん「ダメなの。くるるが物凄く疲れてる。エネルギーが使い切ったみたい。」

ティガ「でしょうね・・・エコー。まのん達をお願い。」

エコー「うん。」

 

ティガはまのん達をエコーの元に下ろした後、イビロンの方に振り向く。

 

?「兄さん!」

 

初代ウルトラマン達が声がした方に振り向くと、タロウ、マックス、メビウス、ギンガ、ふたりはプリキュアMAX HEART、ふたりはプリキュアSPLASH STAR、YES!プリキュア5GOGO、ドキドキ!プリキュア、ハピネスチャージプリキュア、キラキラ☆プリキュアアラモードとイージスが駆けつけてきた。

 

ゾフィー「みんな!」

メビウス「大丈夫ですか?」

セブン「あぁ!」

イージス「まのん、あの巨大な化け物は!?」

まのん「この子をイビロンに変えさせた闇の支配者の生まれ変わりです!」

 

まのんはイージス達にガタノゾーアの事を説明する。

 

ブラック「でかすぎでしょ!?ありえな~い!」

ダイヤモンド「あんなのどうやって戦うっていうの!?」

 

ブラック達はガタノゾーアの巨体に圧倒される。

イビロンは剣を横薙ぎに振ると、三日月状のカッターを放つ。

ティガはウルトラシールドを展開して、イビロンの攻撃を防ぐ。

 

ティガ「あんな大きいのじゃ、プリキュアの力じゃ太刀打ちできないわね・・・!あの化け物はダンおじさん達に任せて、あんた達は私の援護に回って!あの腕みたいなのが邪魔でやりづらいわ!」

 

ティガはプリキュア達にガタノゾーアをウルトラ6兄弟とマックスとメビウスとギンガに任せ、イビロンとの戦いに参加するよう言い出す。

 

ドリーム「い、YES!」

プリンセス「でも、そいつを倒したらギンガ達と一緒に戦うよ!?」

ティガ「当たり前よ!」

 

ドリーム達はティガの言う事に従う。

 

初代ウルトラマン「真理奈、イビロンは任せたぞ。」

セブン「ダイナ達が君の元に合流してきても、助太刀はしない。自分の力で奴を倒すんだ。」

ティガ「うへぇ・・・きっついな、それは・・・わかったよ。おじさん達も気を付けてね。」

 

初代ウルトラマン達は一足先にガタノゾーアの元に向かう。

イビロンはウルトラ6兄弟達に振り向いた後、4つの腕の物体から光弾を放とうとする。

 

アクア「プリキュア・サファイア・アロー!」

 

アクアは放とうとしている光弾にプリキュア・サファイア・アローを放ち、その光弾を被爆させる。

 

フォーチュン「させないわ!」

フローラ「真理奈さん、本体をお願い!」

ティガ「言われなくても!」

 

ティガは浮遊している腕をブラック達に任せて、目の前にいるイビロンを対峙する。

イビロンはウルトラ6兄弟達は後にして、ティガに襲い掛かる。

 

 

 

 

 

そして、ウルトラ6兄弟とマックスとメビウスとギンガはガタノゾーアと対峙する。

初代ウルトラマンとジャックはスぺシウム光線を放つが、ガタノゾーアはビクともしなかった。

セブンはアイスラッガーで、マックスはマクシウムソードで斬りつけるが、傷一つも付かなかった。

タロウとメビウスは何度も殴り続けるが、全くダメージはなかった。

ガタノゾーアはシャドウミストを放ち、周囲のウルトラマン達にダメージを与える。

そして、ガタノゾーアは触手でシャドウミストに怯んだウルトラマン達を叩き落す。

ウルトラマン達は海に落ちるが、すぐに立ち上がり、体勢を立て直した。

 

初代ウルトラマン「なんて化け物だ!」

メビウス「傷一つつかないなんて・・・!」

 

ガタノゾーアは触手を伸ばし、ウルトラマン達を捕らえようとしていた。

その時、初代ウルトラマン達の頭上より、時空の穴が現れ、そこから緑色の光線が放ち、触手を焼き切る。

そして、時空の穴からウルティメイトイージスを装備したゼロが現れる。

 

セブン「ゼロ!」

ゼロ「待たせちまったな?」

メビウス「もう大丈夫なのかい?」

ゼロ「あぁ、もうフルスロットルだ!問題ねぇよ!」

 

ゼロはウルティメイトイージスをウルティメイトブレスレットに戻し、ガタノゾーアに目を向ける。

 

ゼロ「いくぜ、皆。ブラックホールが吹き荒れるぜ!」

 

ゼロ達はガタノゾーアに向かって飛翔する。

 

 

 

 

 

イビロンはティガに剣を振り下ろす。

ティガは柄の部分を受け止めるが、即座にイビロンに脇腹を横から蹴られる。

イビロンは今ので怯んだティガを斬りつける。

更にイビロンはティガの腹に蹴りを入れる。

イビロンは剣から赤黒い光線を放つ。

ティガはウルトラシールドを展開するが、いとも簡単に破られる。

ティガはイビロンの攻撃によって倒れる。

 

ティガ「つ、強い・・・!まのんがこいつからカーバンクルを取り戻したことで、能力が落ちてるとはいえ、それでも差が埋まらないっていうの・・・!?」

 

ティガはイビロンとの能力差に苦しむ。

ブラックとホワイトはイビロンの浮遊する腕による攻撃を避け、強い打撃を与える。

 

ラブリー「ラブリービーム!」

 

ラブリーはラブリービームを放ち、浮遊する腕に命中する。

よって腕はボロボロになるが、すぐに再生する。

 

ショコラ「再生した!?」

プリンセス「そんなのあり!?」

 

浮遊する腕は手の平から光弾を放つ。

 

ミント「プリキュア・エメラルド・ソーサー!」

 

ミントはプリキュア・エメラルド・ソーサーで光弾を防ぐ。

ティガはイビロンに蹴りを入れるが、イビロンはその蹴りを剣で防ぎ、もう片方の足に蹴り払う。

ティガは仰向けに倒れる。

イビロンはそのままティガに斬りかかるが、ティガは横回転してイビロンの攻撃を避ける。

ティガはイビロンにハンドスラッシュを放つ。

イビロンは剣を横に振ってカッターを放ち、ティガのハンドスラッシュを破り、そのままティガに命中させる。

ティガは諸に喰らって仰向けに倒れる。

 

ドリーム「真理奈!」

 

ドリームはイビロンに苦戦したティガを心配する。

この瞬間、浮遊する腕から光弾を放ち、ドリームに命中する。

 

ルージュ「ドリーム!」

 

浮遊する腕はドリームに再び光弾を放つが、ルージュに助けられ、間一髪助かった。

ティガはイビロンにゼぺリオン光線を放つ。

イビロンは赤黒い光線を放ち、ティガの光線を破り、そのままティガに命中する。

ティガはイビロンの光線に後ろに倒れる。

その直後にティガのカラータイマーが点滅を始める。

ティガは起き上がろうとするが、ティガの目と鼻の先にイビロンの剣が向かれる。

 

ティガ(今のこいつはカーバンクルの力が使えないから倒せると思ってたのに・・・!)

 

イビロンは剣を振りかぶる。

この時、ティガのカラータイマーから白い光が現れる。

イビロンはそれに気づかず、ティガに剣を振り下ろす。

この瞬間、イビロンの剣がティガの目の前に現れた『闇薙の剣』によって止められる。

 

ティガ「これは!?」

 

『闇薙の剣』はひとりでにイビロンの剣を弾く。

ティガは『闇薙の剣』を手に取る。

 

ティガ「あんた、力を貸してくれるの?」

 

ティガは『闇薙の剣』にそう言うと、「そうだ。」と伝えているかのように光り輝く。

ティガはイビロンの方に振り向き、立ち上がる。

イビロンは咆哮を上げ、ティガに向かって剣で斬りかかる。

ティガも『闇薙の剣』を構えて、イビロンと一騎打ちする。

イビロンは剣で横薙ぎに斬りかかるが、ティガはジャンプして躱し、イビロンの背後を取る。

ティガは着地した後、振り向け様に横薙ぎに斬りかかるが、イビロンの剣に受け止められる。

しかし、ティガも負けずにイビロンの剣を躱し、『闇薙の剣』でイビロンを攻撃し続ける。

イビロンはティガの攻撃を剣で躱し続け、後ろに後退し、4つの腕を呼び寄せ、光弾を放つ。

しかし・・・

 

ルミナス「させません!」

ローズ「真理奈に任されてんのよ!」

 

イビロンの4つの腕から放つ光弾をルミナスとローズのバリア、ブルームとイーグレットのバリア、ミントのプリキュア・エメラルド・ソーサーとロゼッタのプリキュア・ロゼッタリフレクション、ラブリーとプリンセスの合体バリアとイージスのイージス・ソードシールドによって防がれる。

キラキラ☆プリキュアアラモードはクリームエネルギーで4つの内3つの腕を封じ、レモネードとハニーはプリキュア・プリズム・チェーンとハニーリボンでもう1つの腕を封じる。

この隙にブラックとホワイト、ドリームとルージュとアクア、ハートとダイヤモンドとソードとエース、フォーチュンはイビロン本体に技を撃ち込む。

イビロンは剣でプリキュアの技を防ぐ。

ティガは『闇薙の剣』を地面に刺した後、パワータイプからマルチタイプにタイプチェンジする。

ティガは地面に刺した『闇薙の剣』を引き抜き、イビロンを斬りかかる。

イビロンも剣でティガを牽制する。

その時、ティガはイビロンの手首を掴み、上に揚げた直後、『闇薙の剣』でイビロンの胴体を突き刺す。

イビロンはティガの一撃により、苦しみもがく。

ティガは『闇薙の剣』を引き抜いて、イビロンとの距離を取る。

 

ティガ「ありがとう、後は私に任せて。」

 

ティガは『闇薙の剣』にそう語り掛ける。

その後、『闇薙の剣』が小さな光となって、ティガのカラータイマーの中に入る。

イビロンは虫の息になりながらも、剣に赤黒い稲妻を纏わせる。

ティガも左右に広げてエネルギーを集約する。

イビロンは剣を突き出して、赤黒い光線を放つ。

ティガも負けじとゼぺリオン光線を放つ。

2つの光線がぶつかり合うが、イビロンの光線がティガの光線を圧している。

 

まのん「お姉ちゃん!」

エコー「あと少しなのに!」

 

まのん達はその様子を見て不安な表情を表れる。

 

ブラック「真理奈を信じよう。」

ホワイト「うん。真理奈はもう、負けない。」

 

ブラックとホワイトはまのん達にそう言う。

まのん達はブラックとホワイトの言う通り、ティガの勝利を信じる。

 

ティガ(以前、私が初めてティガになった時、すごく動揺してた・・・目の前にいるイビロンのように強い怪獣と戦って、若干弱音を吐きそうになった。今まで苦戦ばっかりしてたから・・・でも、そんな私をみんなは支えてくれた。一緒に戦ってくれた・・・私は一緒に戦ってくれたみんなの為にも、ここで負けるわけにはいかない!)

 

ティガは河童山瓢箪池付近で初めてティガになった事、それ以降プリキュアや他のウルトラマンと一緒に戦ってきた事、強力な怪獣と戦って苦戦・敗北した事、そして、苦戦したり、倒れたりしながらも、諦めずに戦ってきた別の世界のティガに変身する2人を思い出し、更に気を強く持つ。

その時、ティガの体が黄金色のオーラを纏う。

 

ルミナス「ティガの体が!」

ミント「金色の光に包まれた!?」

メップル「凄い光のパワーだメポ!」

ミップル「それにあったかいミポ!」

ドリーム「その意気だよ、真理奈!なんとかなるなる!」

 

ドリーム達はティガにエールを贈る。

ティガはそのエールの応えたのか、ゼぺリオン光線のパワーが今まで以上に強くなって、イビロンの光線を圧し返していく。

イビロンも剣から発した光線の威力を上げるも、ティガの光線を破れず、そのまま打ち破られ、ティガの光線に呑み込まれ、消滅される。

これによってイビロンの一部でもある浮遊する4つの腕も消滅する。

 

ハート「真理奈、イビロンを倒したんだね!」

プリンセス「すごごごーい!」

ジェラート「やるじゃん!」

 

ハート達はティガの勝利に喜ぶ。

その時、ティガはイビロンとの戦いの時に、力を使い果たしたのか、前に倒れ、光となって消える。

 

まのん「お姉ちゃん!?」

 

まのんはティガが消えた場所へと向かう。

エコー達もまのんに続く。

まのん達がティガが消えた場所に駆け付けて見たのは、真理奈が気を失っている所であった。

 

まのん「お姉ちゃん!」

 

まのんは真理奈の元に駆け付け、抱きかかえる。

 

真理奈「う・・・うぅ・・・」

 

真理奈はまのんに抱きかかえられると同時に目を覚ます。

 

真理奈「まのん・・・」

まのん「よかった・・・」

 

まのんは真理奈の無事にホッとする。

 

ブラック「真理奈、やったじゃん!」

ホワイト「お疲れ様。」

真理奈「ありがとうって言いたいとこだけど、それどころじゃないわね・・・」

 

真理奈はブラックとホワイトに褒められるも、素直に礼を言ってる場合ではなかった。

何しろ、今のルルイエはゼロ達が戦っているガタノゾーアの闇によって覆い尽くされているのだから。

その時、上空にダイナとガイアとコスモスとエックスがガタノゾーアと戦っているゼロ達の元へ飛翔しているのを目撃する真理奈達。

 

?「みんなー!」

 

今度は声がした方に振り向く。

その先にフレッシュプリキュア、ハートキャッチプリキュア、スイートプリキュア、スマイルプリキュア、Go!プリンセスプリキュア、魔法つかいプリキュアが駆けつけてきた。

 

ブロッサム「遅くなりました!」

トゥインクル「その様子だとイビロンは倒したみたいだね?」

真理奈「えぇ。まだ戦いは終わってないけど・・・」

 

真理奈はガタノゾーアの方に視線を向く。

 

サニー「なんやねん、アレ!?」

マリン「うえぇ、気持ちわる!」

 

サニーたちはガタノゾーアを見て怯む。

まのんはガタノゾーアについて説明する。

 

ピーチ「じゃあ、あいつを倒せばこの闇は晴れるんだね?」

マリン「ちゃっちゃと済ませるっしゅ!」

ハッピー「エコーとイージスは真理奈ちゃんとまのんちゃんをお願い!」

エコー「うん!」

イージス「気を付けて!」

 

ブラック達はガタノゾーアと戦っているウルトラマン達の所に合流しに行く。


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