ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ 作:JINISH
その紹介はもうしばらくお待ちください。
管理国家ラビリンス。
それは、総統メビウスが苦しみも悲しみもない世界を作るために生まれた組織である。
しかし、この世界はフレッシュプリキュアの活躍によって、メビウスが消滅される。
そして現在、メビウス亡き後、キュアパッションこと東せつなとウエスターとサウラーとともに、ラビリンスの世界を幸せな国にするために再建を行っている。
ただ、今も他世界の管理をしている時、問題が起きた。
時空の歪みによる他世界への遮断である。
幸い妖精たちの世界やキュアピーチこと桃園ラブ、キュアベリーこと蒼乃美希、キュアパインこと山吹祈里が住んでいる世界は問題なく行き来できるが、何が原因で他の世界へ行けなくなったのか解明されていない。
もう一つ問題があった。
ラブ達の世界に突如現れた怪獣たちである。
その怪獣たちが現れたのも、時空の歪みに寄るものなのか分からないが、この2つの問題を現在調査中である。
せつな(タルト達とラブ達の世界はちゃんと行けるのに、プリズムフラワーには何の影響もないのに、時空が歪んで別世界に行けなくなり、50m以上の怪獣が現れるなんて・・・いったい何が・・・)
せつなは今までの経緯に深刻に考えていた。
せつなはラビリンスを幸せな国にするために戻って来たので、ラブ達の世界には滅多に来なかったのだ。
しかし、先程話していた通り、その世界に突如怪獣が現れたため、やはり気になっていたのだ。
?「あ、せつなちゃん!」
せつなは誰かに声をかけられたので振り向く。
そこには白衣を纏い、黒のロングヘアーの女性が立っていた。
せつな「あなたは確か、新真奈美博士?」
せつなはその女性を新真奈美と呼ぶ。
彼女は妖精の世界の研究や、時空転移ゲート『ディメンジョンゲート』の発明をしている。
尚、ディメンジョンゲートはプリズムフラワーの力に頼ることなく独自に開発していた代物だったが、公表はせず、発明したゲートは一つだけである。
その理由はディメンジョンゲートの悪用を避けるためである。
それを知っているのは自分の家族とゲートの存在を極秘することを約束した科学者だけ。
真奈美がラビリンスの世界に来れたのはそのディメンジョンゲートがあるからなのだ。
真奈美「お友達の所に行くの?」
せつな「はい。今までの怪獣の出現、みらいが言ってたウルトラマンによって倒されたけど、どうしても気になって・・・」
真奈美「でしょうね。サウラー君が見せてくれた映像を見たけど、その怪獣より強い敵が現れるかもしれないからね。」
せつなは真奈美の言葉に頷く。
真奈美「でも、だからって黙って見ているわけにはいかないでしょう?あなたにはお友達がいるから。あなた達プリキュアの辞書に『諦める』って言葉はないでしょう?」
せつな「・・・はい。」
せつなは真奈美の言葉に笑顔で頷いた。
真奈美がプリキュアの正体を知っているのはディメンジョンゲートでこの世界に来た時である。
しかし、真奈美はせつな達がプリキュアとして戦っていることを秘密にしている。
せつな「あの、よかったら私のアカルンで戻りますか?」
真奈美「いいえ、そんなに急ぐ用事はないから気にしないで。それにちゃんと自分の足で帰っておかなきゃ。」
せつなは真奈美にアカルンの力で帰そうとするが、真奈美はせつなの誘いを断った。
真奈美「それじゃ、何かわかったら連絡するわ。失礼。」
真奈美はせつなに手を振って去って行った。
その頃・・・
?「美希たん、お待たせ~!」
ここはフレッシュプリキュアが活躍していた町、四つ葉町。
この町で明日に控えたファッションショーが開かれることになり、今はその準備をしている。
その四つ葉町にマゼンタ色のツインテールの少女と小柄な体格をした少女と茶髪のショートヘアの少女がラブ達の前に駆け寄る。
彼女達はハートキャッチプリキュアのキュアブロッサムこと花咲つぼみ、キュアマリンこと来海えりか、キュアサンシャインこと明堂院いつき、キュアムーンライトこと月影ゆりである。
彼女達は希望ヶ花市で砂漠の使徒と交戦した伝説の戦士である。
パリでもモン・サン=ミシェルに封印された元砂漠の使徒サラマンダー男爵を相手にしたことがある。
美希「明日のファッションショー、ももかさんも来てくれるのよね。」
えりか「そりゃあもう!楽しみにしてるよ!明日のファッションショー、このファッションデザイナー兼スタイリストを目指すファッション部部長兼フェアリードロップオーナーの娘の来海えりかに任せんしゃい!」
?「えりか、相変わらず調子がいいですっ。」
えりかの後ろから出てきたのはパートナーの妖精・コフレ。
シプレとポプリも一緒である。
コフレ「明日のファッションショーのために美希達に会いに行こうって言って遅刻したのはどこの誰ですかっ。」
えりか「うるさーい!」
コフレの一言に喧嘩腰になるえりか。
一方、ラブ達はつぼみが持っている紙袋を気に掛ける。
タルト「ブロッサムはん、その袋はなんや?」
シフォン「プリ?」
つぼみ「はい、3日前にシンさんがふたばを助けてくれたので、そのお礼にシンさんにプレゼントしようと思って持って来たんです。」
祈里「シンさんって?」
ゆり「あなた達も知っているでしょう?津成木町に現れた巨人の事を。」
いつき「みらいが話していた男の人だよ。」
ラブ「えーっ!?もしかして会ったの!?」
つぼみから、つぼみがシンに会っていたことに驚くラブと祈里。
つぼみ「はい、ふたばと一緒に散歩に出かけていた時・・・」
~~~~~回想~~~~~
3日前、つぼみがふたばを乗せた乳母車を押して歩いた時、途中で躓いてしまい、手を放してしまった。
しかも、その先には下り坂になっており、ふたばが乗っている乳母車は猛スピードで坂に降りてしまう。
つぼみ「あぁ~っ!!ふたばぁ~っ!!」
つぼみは即座に追いかけるが、追いつけず距離が離されてしまう。
その時、乳母車の前にシンの姿があり、シンはその乳母車を受け止めた。
シン「ふ~・・・危なかったぜ・・・」
つぼみ「すみませ~ん!」
シンは振り向くと、走って来たつぼみがやって来た。
つぼみ「ありがとうございます!妹のふたばを助けてくれて!」
シン「この赤ちゃん、お前の妹か。」
つぼみ「はい!ふたば、大丈夫でしたか!?」
つぼみは心配そうにふたばに話しかけるが、ふたばは元気そうな様子であり、つぼみはホッとした。
シン「どうやら大丈夫そうだな。」
つぼみ「はい。」
つぼみは落ち着いたところで改めて礼を言う。
つぼみ「あの、ふたばを助けてくれてありがとうございます。」
シン「いいってことよ。」
つぼみ「あの、お名前は?」
シン「俺はシン。モロボシ・シンだ。」
つぼみ「えっ!?もしかして、りんさんが話してた!?」
つぼみはシンの名前を聞くと、りんから連絡があったウルトラマンゼロのことを思い出す。
その後、お互いにプリキュアの事やウルトラマンのことを話し合いながら散歩を続ける。
ちなみにつぼみはこころの大樹の事も教え、シンをそこに連れて行った。
その時につぼみとシンとふたばに写真を撮らせている。
そして、数十分後・・・
つぼみ「シンさん、一緒に付き合ってくださってありがとうございました。」
シン「あぁ、楽しかったぜ。」
つぼみ「シンさん。また会えますよね?」
シン「あぁ!」
シンはつぼみと別れ、去って行った。
~~~~~回想終了~~~~~
これがつぼみとシンの出会いである。
ラブ「みらいちゃんが言っていたウルトラマンに会うなんてやるね~!」
美希「ねぇ、その人の顔を見た時惚れたんでしょ?そうじゃなきゃ一緒に写真撮ったりしないからね。」
つぼみ「はうぅ~!美希さんの言う通りですぅ。あの人の顔を見た時とてもかっこよかったんですよ~。(////)」
えりか「出たよ、つぼみの面食い。」
えりかは惚気たつぼみを見て呆れる。
祈里「それじゃ、またシンさんっていう人に会ったら渡すつもりなの?」
つぼみ「はい!」
つぼみは赤面して返事する。
えりか「でも、つぼみはいつきやコッペ様に失恋しちゃったんだよね。」
いつき「うん、僕の事を男と間違われた時やコッペ様が正体現した時、結構ショック受けてたぐらいだから。」
シプレ「その流れを考えるとまた失恋するかもですぅ。」
コフレ「二度あることは三度あるっていうですっ。」
ポプリ「でしゅ!」
ゆりを除くえりか達はつぼみがまた失恋するだろうとひそひそする。
つぼみ「皆さん、聞こえてますよ!揃いも揃って酷いです!今度は必ず恋を実らせてみせます!」
つぼみはえりか達の発言に怒り、今度は恋を実らせると主張する。
その時、遠くから震動音が鳴り響いた。
ラブ「な、なに!?」
えりか「遠くから音がするっしゅ!」
美希「この音、占い館があった森の方だわ!」
ゆり「行きましょう!」
つぼみ達「はい!」
つぼみ達は四ツ葉町郊外に向かった。
一方、せつなはアカルンで四ツ葉町に来ていた頃、突然地面が揺れ始めた。
せつな「なに!?この揺れ!?」
その時、四ツ葉町郊外の地面から月の輪怪獣クレッセントが現れた。
クレッセントはウルトラマン80が初めて戦ったマイナスエネルギーによって誕生した怪獣である。
最初は完全に実体化していなかったが、少しずつ力を蓄えたことでようやく実体化に成功した。
せつな「もう怪獣が・・・!」
ラブ「せつな!」
せつなはラブの声が聞こえたので振り向くと、ラブ達とつぼみ達がやって来た。
せつな「ラブ!つぼみ達まで!」
つぼみ「お久しぶりです!」
ゆり「挨拶は後にしなさい!あの怪獣を町に近づいたらいけないわ!」
ラブ達「はい!」
ラブ達はリンクルンを、つぼみ達はココロパフュームを、ゆりはココロポットを構える。
サブタイトルに『月の輪怪獣、現る!』と書きましたが、出番は非常に少なかったです。
今回のサブタイトル、思いつかなかったんですよね。(次回は戦闘になるからいいけど・・・)
今回は変身シーンはありませんでしたが、次回はちゃんと変身させます。