ガール化und panzer   作:Pajk

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第2話

...

 

コツ....

 

「生きろ残れよ...」

 

「あんたもな。」

 

ティーガーは履帯が切れてボロボロ、こんな戦車で戦うのは無理か...

 

俺は『それでも』戦う。

 

それは俺の貫くべき道。戦争は俺を生き返らせてくれる。

 

【お前のそれでもはいつまで続く?】

 

【本当は幸せに、平穏に生きたいはずなんだよお前は。】

 

違う。

 

【卑屈になっても何も終わりもしない、始まることさえないのさ。】

 

【それなら何故今ここにお前はいる?】

 

...

 

ガバッ!

 

「うぁ!ど、どうかしたんですか?」

 

「...」

 

...誰だ。

 

「よかったですね、何も怪我はないみたいですし。」

 

「...Wer sind Sie?」

 

「...え?」

 

「Wer sind Sie?」

 

「...えぇ...」

 

...

 

訳がわからない。

 

とりあえず、カタコトだが話が通じる者に聞けば、

 

日本、2015、あなたはドイツ人?ボコ好き?あの戦車あなたの?

 

とにかく今は戦争しているような状況ではないということが理解できたくらいだ...

 

それよりも...

 

このベッド。

 

これはいい、おそらくここは日本。でなければここまで素晴らしいベッドを作ることはできない。彼らの技術力、努力の数は嫌という程聞いていた。

 

ふかふか...

 

「Sehr gut...」

 

なんと...あのミハイルヴィットマンも眠ったことのないような素晴らしいベッドに私は横になれる。

 

つまりドイツのあの荒れ果てた惨状から一転し上の奴らが上手くやったのか、それとも誰かが他で率いたのか...

 

とにかくドイツは戦争に勝ったのだろう。でなければ私が同盟国の日本にいける余裕などないのだから。

 

あぁ...なんという幸せなのだ

 

戦車長の席にこれを敷きたいくらいだ。

 

そういえば私の乗っていた戦車は...

 

あのアジア訛ってる少女が言っていた。

 

あれはあなたの戦車?

 

引き取りに行くか...あんな物騒なもの。

 

コツ...コツ...コツ...

 

 

「うーん、全然エンジンかかりませんねぇ。」

 

キュルン...キューン...

 

「よく見たらこれ改造車ですね...」

 

「10.5cm砲身をTigerIIに無理やり付けたって感じの。」

 

「砲塔延長されているから無理やりってほどじゃないんだけどね...」

 

「これって大会で使用可能なのかなぁ...」

 

...

 

ヤケに肩が重い。

 

疲れてるのか?それにさっきからどこへ行っても戦車なんて見当たらない。

 

暇なのであの少女からもらった日本語辞典、ドイツ語訳付き。これを読んで日本での生活に対応しなくては...戦車輸送なんてしばらくはできまい。

 

...キュン!キュン!キュン!ドルン!ドルン!ドドドド...

 

「この音...」

 

...To be continued





「みぽりんってドイツ語出来たんだね〜」

「今のドイツ語でならある程度話せたんですけど...」

「今の?」

「あ、確かに、あの人のドイツ語ちょっと訛ってましたよね。」

「ゆかりんもドイツ語話せるの!?」

「え、あ、いや!ちょっと戦車関係のことで調べて...」

...


言い訳なんて考えてなんになる。
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