「Zzz…」
晋矢は桜の木で寝ていた。ようやく異変が終わり春となった。幽々子にうちに来ないかと誘われたが断った。あそこは白哉がいるから大丈夫だろう。そういう考えである。紫にも誘われたがここも断った。やはり他人の家にいるよりは外で過ごした方が良い。
「おーい!晋矢ー!」
下から声が聞こえる。帽子を少しずらし、下を見ると魔理沙がいた。むくりと起き上がり、足をぶらぶらさせる。
「なんだ?マリサ」
「一緒にお花見しようぜ!」
やれやれ…懲りない奴だな。そう思いながら桜の木から飛び降り、着地する。空は飛べなくなっている。紫の家から出たのだ。あの条件はもう必要ない。
「よっと…そんで?どこでやるんだ?」
「あっちだぜ!」
と言って魔理沙は走って行く。歩いて後を追い掛ける。するとそこには白哉と妖夢、幽々子に紫に霊夢がいた。
「おやおや、異変メンバー集結かい?咲夜がいないけど」
「仕方ないぜ。あいつはあいつで忙しいんだから」
「まぁ、そうだな」
ドカッと晋矢は座る。
「兄貴も来たのか」
「あぁ、ユユコとヨウムに言われてきた」
腕を組み、足を組んで目を瞑っていた。
「おい、白哉!」
魔理沙が大きな声で白哉を呼ぶ。白哉は片目を開き魔理沙を見る。
「私は修行して絶対強くなって、お前に挑む!その時は絶対に勝ってやるからな!」
魔理沙は白哉にそう言うと酒を飲み始めた。白哉は再び両目を瞑り
「……いいだろう。いつでもかかって来るがいい」
と言ってニヤリと笑った。
「あらあら~?白哉ちゃん笑っちゃってるわよ~?」
と笑いながら幽々子が言った。
「強くなってかかって来るなら、笑いだって込み上げてくるさ」
白哉はそう言うと寝息を立てて寝始めた。
「あれ?白哉さん?……寝ちゃいましたね」
妖夢がそれに気付く。
「妖夢、そっとしといてあげましょ」
幽々子がそう言って口に人差し指を当てた。
「やっぱり変わらないな。昔っから」
やれやれという表情をして晋矢はそう言った後、晋矢は桜の木の上にスタープラチナで駆け上がり、寝転ぶ。
「霊夢、言いたい事があるんでしょ?早くしないと彼、寝ちゃうわよ」
と紫が言った。
「……」
霊夢は黙っている。晋矢は両目を瞑っている。暫く無言になる。
「……次」
晋矢は両目を瞑っている。
「次にあんたと戦う時は、もっともっと強くなって絶対にアンタを打ち負かす。だからそれまで首を洗って待ってなさい!」
霊夢は晋矢に向かってそう叫ぶ。晋矢はグーだった左手の親指を立てる。そして手に頭を乗せ、眠りに入った。晋矢のその顔は笑っていた。
to be continued…
春雪異変これにて終了です!次は日常編か次の異変にしようか迷ってます。決まればまた書きますね!それでは皆さん Thank you !!