「す、すみませーんそこの門番?さーん」
やぁ、ちょっとキョドりながらもあの門番さんに話しかけた俺だ。しかし、あの門番さん美人だなー。それに赤い髪とは、なかなかすごい髪の色だな…まぁ、俺も人の事は言え無いんだけども。
あれ?聞こえなかったのかな…
「あのっ!すみません!」
「ハッ!はい!………
あー、えっとどちら様でしょうか?」
…あれ、もしかして寝てた?いやいやそんなわけあるまい。こんな所で立って寝るなんて…な?
「あっ、俺は鬼城白羽と言います!…いやっその、俺はあっちの方向から森を抜けて来たんですけど…そしたらここにこの建物があったので、人が住んでいるんじゃねーかなと思ってですね…あはは」
あははって何だよ、しかしいざ前に立つとこの人背が高いんだな…いや俺が低いだけか?そういえば俺は最初に目覚めたのが森ん中だから自分の背の高さとか全然わかんなかったしな。
そんな関係ない事を考えていると、
「あー、私は紅美鈴と言います。えっとお疲れ様ですけど、ここには『人』は住んでいませんよ?」
……
えっ?この人今なんと?人は住んでない?
「あの…、ちょっと聞き間違えたかも…
今なんと?」
「ですから、『人』はこの『紅魔館』には居りませんよ?」
どうやらこの館、名前を『紅魔館』というらしい。というか本当に聞き間違えてなかったのか?いや2回も言われたし本当なのかな。
「そ、そうなんですかー。え、でも門…お姉さんは…人間じゃないの?」
「私はこの紅魔館で門番をしている『妖怪』なんです」
「」
おぅ…。どういうことだぜこりゃ…
よ、ようかい、妖怪ね…とてもじゃないが信じられる様な事じゃない。だって、目の前にいるこの美鈴さんはどう見ても人間だし。
「へぇ…妖怪か」
でも嘘はついてる様には全然思えないし、つくメリットもないしね。それに、俺自身ここに来て信じられないような体験ばっかしてるし…
「まぁ、確かにこんな所で門番やってるみたいだしな」ボソッ
「?」
「あぁ、いえ…えっと、という事はここには人は住んでいなくてその…妖怪が住んでいる館なんですか?」
「えぇ、そういう訳です。
ですので、人に用があるのであれば『人里』へ行くとよろしいですよ?」
「人里…ですか?でもどう行けばいいの?」
「?…ええと紅魔館からちょうどこの湖を挟んだ向こう側です。
まぁまぁ距離はありますが」
おぅ、そうだったのか…でもありがたいな、妖怪なのに俺みたいな人間に親切にしてくれるなんて。
「へぇー、親切にありがとうお姉さん!じゃあその人里に行ってみるよ。」
さっそく俺は、人里へ向かうことにした。
タッタッタッタッ…
しかしあのお姉さん、涎の跡があったな…言った方が良かっただろうか…
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side美鈴
…今日はなかなかの良い天気だ。
「昼寝に持ってこいの良い天気ですねー」
紅美鈴、この紅魔館にて門番の役目を仰せつかっている妖怪だ。
…しかし、この『幻想郷』に移動して来て、今は随分と平和に感じますね。あちらではよくこの紅魔館へ攻め込んでくる者達等がいましたし。
では少し昼寝しますか
「………すぅー、すぅー」
それから約10分ほどがたった
「ーーーません…」
「あのっ!すみません!」
ビクッ
「ハッ!はいっ!」
さ、咲夜さんでしょう、か…ん?
「……あー、えっとどちら様でしょうか?」
小さい女の子?背的には妹様と同じくらいでしょうか?それに、こんな所にいるということは妖怪?…なんだか髪の毛もすごい配色だ。それにほんの少しではあるが
「あっ、俺は鬼城白羽と言います!…いやっその、俺はあっちの方向から森を抜けて来たんですけど…そしたらここにこの建物があったので、人が住んでいるんじゃねーかなと思ってですね…あはは」
この子は人間に用があるらしい。しかし、この紅魔館のことを知らないのか?新参の妖怪なのだろうか…
「あー、私は紅美鈴と言います。えっとお疲れ様ですけど、ここには『人』は住んでいませんよ?」
とりあえず私はそう返す。咲夜さんは…まぁ、この紅魔館の一員ですし恐らくこの子の求めているような人とは少し違う気もしますしね。
すると…
その子は固まった
…………
「あの…、ちょっと聞き間違えたかも…
今なんと?」
あっ、再起動したみたい。
やはりこの子は紅魔館のことを知らないみたいだ。
「ですから、『人』はこの『紅魔館』には居りませんよ?」
「そ、そうなんですかー。え、でも門…お姉さんは…人間じゃないの?」
「私はこの紅魔館で門番をしている『妖怪』なんです」
「」
今度こそ本当に停止したかのように固まってしまった。
あ、あれ?なんだろうこの反応。私は予想打にしないこの子の反応に少し困惑する。
「へぇ…妖怪か」
その言葉に少し違和感を感じた。まるでそんな存在を初めて耳にした ようだった。
「まぁ、確かにこんな所で門番やってるみたいだしな」ボソッ
「?」
「あぁ、いえ…えっと、という事はここには人は住んでいなくてその…妖怪が住んでいる館なんですか?」
「えぇ、そういう訳です。
ですので、人に用があるのであれば『人里』へ行くとよろしいですよ?」
「人里…ですか?でもどう行けばいいの?」
やはり新参の妖怪、もしくは少し違和感がありますが最近幻想入りした力を持った人間の子なのでしょう。
「?…ええと紅魔館からちょうどこの湖を挟んだ向こう側です。
まぁまぁ距離はありますが」
そしてその子は可愛らしく笑って
「へぇー、親切にありがとうお姉さん!じゃあその人里に行ってみるよ。」
その方向へと走っていった。
「しかし親切に、ですか…」
私はそうした覚えは無いのですがね…
そう少し苦笑しながら考えた。
その後
「…美鈴、貴女その涎の跡は何ですか?」
「えっ、あっ…」
紅魔館で小さな悲鳴が上がったという。
はい5話終了しました、
どうもノイミルです。どうでしたでしょうか、今回は美鈴視点の話も入れました。ベストは尽くしてみましたが、変な所とかあったら申しわけない!
次の話位でおそらく1章は終了になるかな?ともかく次の話も出来るだけ早く更新できるように頑張るのでよろしくです。