【悲報】知らない間に幼馴染がジムリーダーになっていた件について【まさかの裏切り】   作:海と鐘と

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第七話

 約束事は守らなきゃならないという。

 

 約束を破れば、まず第一に、約束した相手の信用を失うし、相手に迷惑がかかる。

 第二に、約束を破った、自分の方も損害を被る。

 

 人と人との関係なんて、目に見えない不確かなもので、不確実なものだ。

 昨日まで友達だと思っていた者が手のひら返しをすることもある。そもそも向こうは友達だと思っているかどうかも分からない。

 自分が不利益を被るとなれば簡単に離れていくやつもいるし、逆にこちらが望んでもいないのに近づいてくる奴なんかもいる。

 

 不確かな人間関係を、少しでも強固に、目に見えるものにする楔。

 それが約束である。

 

 楔が抜かれればふらふらとどこかに行ってしまうような人間関係なんてそもそも構築しなければいいとも思うが、実際にやってみると驚くほどに周りに人がいなくなる。

 

 そこで初めて理解するのである。

 

 

 約束事が繋ぎ止めていたのは、人と人の間柄なんてものではなく、自分自身だったのだと。

 ふらふらとどこかへ漕ぎ出そうとしていたのは、人間関係ではなく、自分自身だったのだと。

 

 

 約束事は、自分自身を社会に繋ぎ止めるための楔である。

 

 約束事を守らない者は、いつしか社会と遠いところをふらふらふらふら彷徨い続けることになるのである。

 

 そしてそれは、間違いなく自分の不利益だ。

 

 

 そんなことを、考えていた。

 

 

「クヌギ君。君ジムトレーナー云々の書類提出してないだろ。今朝方連絡が来て、今日の昼頃、ポケモンリーグ協会の人が君と一対一で面談やるらしいから、スクールに来てください。来なかったら君ん家訪問するつもりらしいで」

 

 

 

 

 

 ……不利益!

 

 

 

 

 

 

   ◇

 

 

 

 

 

 

 すっかり忘れていた。

 ヒワダジムに入り浸っているうちに、ツクシへの対応も大分改善してきて、こりゃあもういいかなぁ、と思っていた。

 俺が自分の能力でポケモンたちから信頼を勝ち取るように、ツクシもまた、有能さでジムの人間から信頼を勝ち取ったのである。

 

 恥やら嫉妬やら面倒臭い感情盛りだくさんの大人から、10歳児が信頼を勝ち取ったんだから、ツクシの天才さが浮き彫りになるであろう出来事である。

 だれに違和感を抱かせるでもなく、不快感を与えるでもなく、するりと人の中心に入っていく能力は俺にはないもので、ツクシが持っている得難い才能だった。

 

 っていうか、可愛くて有能な子供が頑張っていたらどんな人間でも応援したくなるよねっていう。

 

 俺には可愛さがないので、歳が上の人間からは敬遠されるか嫌がられるか、どっちかしかないのだった。

 そんな中で普通の子供を扱うように接するガンテツさんは人間経験の塊である。爺は出来る爺だった。

 

 

 そんなわけで、立派にジムリーダーとして役割を果たしているツクシであるので、着任当初の俺の思いは風に吹かれてどこかへ消えた。『ツクシを楽にしてやるには、どっちがいいのかな』だって。恥ずかしっ!

 

 

 俺はスクールも卒業しているので、かなり早いが社会人である。金を稼がなきゃということで、遊んでいる時間以外は各地の小規模なポケモンバトル大会に出場して、賞金ゲットして暮らしていたわけである。まぁ、だから、ほぼ毎日遊んで暮らしていたのと大差はない。

 

 小規模な大会でも優勝すればトレーナー同士のバトルレートで4、5万は余裕で稼げる。そこにさらに優勝賞金が入るので、一回につき10万以上は稼げるのである。ボロイ商売だった。

 リーグトレーナーはスポンサーもつくと年間10億を稼ぐ人間もざらにいるので、それに比べるとまぁ控えめな方である。

 

 ホウエンでリーグ挑戦も出来ただろうが、それだと向こうでずっと過ごすことになりかねない。ヒワダタウンに帰ってこれない。やめた。

 

 

 つまり。

 ポケモンリーグ協会から打診されていた、ジムトレーナーになるというお話が、すっかりさっぱり頭から抜けていたのである。

 

 今電話口で先生に聞かされて、ようやく思い出したぐらいだった。

 

 

「えー、と。先生、そのお話は、残念ですけどお断りしときます、って出来ますか?」

 

「残念ながら出来んようだねぇ。協会の人、もうヒワダに来ちゃってるしね。君はもうスクールに通ってないから知らなくて当然なんだが、昨日はスクールの視察だったわけで、特別講師としても講義してもらったんだよね。そんで当然報酬を渡さなきゃならんわけだが、その報酬として君との面談を要求してきてね。スクールとしてもお金を渡さなくていいなら経営楽になるんで、受けたわけだ」

 

「受けたわけだ、じゃないっすよ。俺の自由意思はどうなるんですか」

 

「自由意思を示せる段階で示さなかった君の責任だね。君のその、どうでもいいことは放っておく癖、早く直さないとえらいことになりそうで先生心配だよ」

 

「ってことは、俺は面談行かなきゃいけない感じですか?今日、バトルの大会でもうエントリーしちゃってるんですけど」

 

「君の人生が早くも遊び人の様相を呈してきて、先生重ねて心配だよ。バトルの賞金で暮らすくらいならまだいいけど、くれぐれも、違法ギャンブルに手は出さないように」

 

「ご心配ありがとうございます。そんな無駄にリスクがでかいことはしませんて。そんで、面談は?」

 

「君どんだけ面談したくないのさ。いい経験だと思うけどな」

 

「面談がしたくないわけじゃなくて、大会を逃したくないだけなんです。優勝賞金が俺を待ってるんです」

 

「当然のように優勝することが前提な辺り、クヌギ君らしいけど。でも優勝カップくらいたくさん持っているだろう。今回の面談はいい経験になるよ。絶対。相手がいいからね」

 

「……10万円以上の価値のある面談?え、ちょっと、協会の人って誰です?」

 

「君も知ってると思うよ。っていうか実は、今先生の隣でこの会話聞いていたりして」

 

「……おぉい!出たよ、安定のくそ教師!絶対面白がってやったでしょうが、あんた!」

 

「クヌギ君、口調口調。聞いてるって言ってるでしょうが。あ、え?直接話したい?了解しました」

 

「ちょ、先生?もしもし、もしもし!?」

 

 

 突然、会話が途切れた。席を替わったのだろう、椅子を転がすような音が聞こえた。

 一時停止のボタンを押さない辺り、あの教師らしいと思う。

 なにやら、席を譲りあうような会話が聞こえる。一方は先生の重低音。もう一方は、ハスキーだが明確に女性の声だった。

 

 女性。ポケモンリーグ協会の人。俺が知っている。

 

 ははは、いやいや、まさかそんな。

 

 

「もしもし、お電話代わりました。カリンと申します。あなたがクヌギ・ソウタロウ君?聞いてた以上に問題児みたいね」

 

 

 まさかだった。

 

 

 

 

 

 

   ◇

 

 

 

 

 

 

 四天王に講義させるスクールってなんなん……?

 しょぼくてぼろいスクールだと思っていたが、もしかしてヒワダタウンのトレーナーズスクールは凄いんじゃなかろうか。

 とにかく先制攻撃。

 

 

「初めまして、クヌギ・ソウタロウと申します。僕の間違いでなければ、四天王のカリンさんでしょうか?お話できて大変光栄です」

 

『あっはははは!クヌギ君が僕って言った!猫かぶり過ぎぃ!』

 

 楽しんでんなぁ、あの教師!

 

「そんなに硬くならなくていいのよ。先生に接するようにしてくれると、とても嬉しいのだけれど」

 

「いえ、まさかそんな失礼なことはできませんよ。先生とカリンさんとじゃ、比べ物にならないじゃないですか」

 

「……それは、どういう意味で比べ物にならないのかしら?」

 

「お好きにご想像なさってください」

 

『クヌギ君!初っ端から攻撃力高いよ!抑えて抑えて!』

 

 …………。

 

「それで、面談の件だけれど。来てくれるのかしら」

 

「もちろんです。最初からカリンさんとの面談だと分かっていれば、渋ることなく返事をしていたのですが。先生には困ります。昔から生徒で遊ぶ悪い癖があるんですよ」

 

『ちょ、人聞き悪いな、クヌギ君!ぼかぁ、君以外の生徒で遊んだ覚えはあんまりないよ!』

 

「先生、うるさいっす。スピーカーホンで聞いてるんでしょうけど、今カリンさんと話してるんで黙っててください」

 

『直球ゥ!声が怖い怖い。おこなの?クヌギ君おこなの?』

 

「カリンさん。面談よろしくお願いします。時間と場所を教えて頂けますか?」

 

「ええ、いいわよ。時間は……」

 

 

 約束を取り付けた後、定型文で別れた。

 受話器を置くと、喜びを噛み締めた。

 

 

 四天王と、器比べが出来る。

 

 

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 

 

 

「そろそろ時間になりますので、面談の場所にご案内しますよ」

 

 

 そう言ってカリンに話しかけたのは、中年の教師だった。

 先ほど一緒に件の少年に電話をした教師である。カリンが講義でこのスクールに来た時からの案内係で、昨日からの会話数はこのスクールの中で最も多かった。

 

 生徒とのやり取りを見ていると、この男が生徒思いなのがよく分かる。生徒の方も、この男をよく慕っているようで、とてもいい関係のように思った。

 

 しかし、先ほどの電話。

 電話をしていた時の彼は、普段とはまた違う表情を見せた。

 大きないたずらっ子のような表情をしながら会話をする彼を見ていると、そんな変化をもたらした少年に興味が湧いたので、一言二言話してみようという気になったのであった。

 

 話した結果。

 率直に言って、クソガキだった。

 

 10歳児らしさが全くない。

 先に教師との会話を聞いて居なければ、電話の先には腹黒い大人がいるとしか思えなかった。

 カリンとの会話を聞きながら、教師が本当におかしそうに笑っているものだから、普段とは全然違う喋り方で、そのギャップに笑っているのだと容易に気付いた。

 

 

「……クヌギ君は、本当に聡い子でして」

 

 

 歩きながら、教師がぽつりと言った。

 

 

「相手が本当に本心からの行動を取っているか、いないか、分かるようなんです。天然の嘘発見器みたいな子です。そのくせ、自分の行動で相手がどんな風に考えるのかはよく分からないみたいでして。そこら辺のすれ違いが多々ありました」

 

「……天才は得てして他人の心が分からないものだとも言いますものね」

 

「まさにそうです。なので、彼の前では本心で話すように心がけていたら、いつの間にかあんな風に喋るようになっていました」

 

 

 驚いたでしょう、と恥ずかしそうに言うので、ええ、少し、と返した。

 まるで別人のような会話だった。

 

 

「個人的には、彼はジムトレーナーには向いていないと思っています。彼がジムトレーナーになったら、そこのジムだけ難易度が急上昇です。ジムリーダーにたどり着くまでの、途方もなく大きな壁になるでしょう。彼は手加減が出来ないから、手加減したポケモンを使っても十全にバトルをして、そして勝つでしょうね」

 

「トレーナーの力が、ポケモンの力になるタイプ。トレーナーがポケモンに依存するのではなく、ポケモンがトレーナーに依存する、珍しい型のトレーナー、だということでしょうか」

 

「ええ、彼がバトルをするところを見れば分かるでしょうが、ポケモンが、まるで彼の手足のように動きます。いや、彼がポケモンたちの脳髄だと言った方がいいでしょうか。リーグトレーナーの方々には珍しいことではないのかもしれませんが、最初見たときは驚きましたね。一人だけ突出して強すぎた」

 

 

 カリンは、少年の経歴を思い出す。

 10歳。ホウエン地方ジムバッジ制覇。所要期間、二ヶ月。

 向こうでは歴史的な早さだと、新聞やニュースで報道されたらしい。

 

 カント―・ジョウトリーグには、レッドがいた。

 あまりにも有名で伝説に過ぎるレッド。

 物理的な距離もあって、あまりこちらでは話題にならなかったが、それでも考えてみれば、これから会う少年はすさまじい経歴を残している。レッドに迫るほどに。

 

 

「……彼は、ジムトレーナーは難しいと思うなぁ。本当に。リーグトレーナーや、チャンピオンの方が、クヌギ君らしい」

 

 

 するりと口から滑ったような形で、教師が言った。

 

 

 話しているうちに、指定した会議室にたどり着いた。

 彼が鍵を取り出して、ガチャガチャとやり始める。

 が、なかなか開かない。

 

 

「……んん?」

 

「どうかしました?」

 

「……いえ、どうやら、鍵が開いたままになっていたようです。鍵を回したら、閉まってしまいまして」

 

 

 首を傾げながら、彼がもう一度鍵を回した。

 今度は開いたようで、ドアノブが回った。

 

 

「では、中でお座りくだ、さい……?」

 

 

 ドアを開いた教師が、中を見て固まった。

 なんだろう、と思ってひょいと中を覗いた。

 

 

 彼がいた。

 

 

 

 

「初めまして、カリンさん。俺がクヌギ・ソウタロウだ」

 

 

 威嚇するように笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

   ◇

 

 

 

 

 

 

 

「……クヌギ君?鍵どっから取ってきたん?」

 

「気付かれないように職員室に入って、気付かれないように鍵開けて、気付かれないように戻しました」

 

「鍵の管理がばがばやないか!」

 

 

 なぜ、先生が喋るとこうもシリアスが崩れるのだろうかと思いながら、笑顔を引っ込めた。

 

 先生のせいで、あるいはおかげで、部屋の中の緊張はなくなったが、カリンさんは驚いたような顔のままだった。

 驚いたような顔のまま、あらあら、イケメン、と呟きながら、入口近くの席に座った。

 俺が奥の席に座っていたからだろうか。作戦通り、まずは上座をゲットすることで心理的に優位に立った。

 

 『びっくり放心作戦』、成功である。

 

 この時既に、俺の頭の中から、俺の返事が遅れたせいでこんな事態になっているのだという自覚は吹き飛んでいた。目の前に四天王がいるのであるから、器比べをしたくなるのは当然だった。

 

 作戦2!『先制で謝っといて自分の過失を有耶無耶にする作戦』、発動!

 

 

「カリンさん、今回は俺の返事が遅れたせいで御手を煩わせてしまって、申し訳ありませんでした」

 

 

 頭を下げる。

 

 

「……ああ、そんなこと、いいのよ。直接顔を見て分かることの方が多いもの。面接試験を早めたようなものだと思っておいてちょうだい」

 

「ありがとうございます。だけど、これが面接試験だというなら、俺は不合格になるように努力しなければなりませんね」

 

「……不合格になるように?」

 

「ジムトレーナーになる気はないということです」

 

 

 作戦3!『初っ端自分の立ち位置を明確にして喧嘩を売る作戦』!

 器を比べるなら、対立する立ち位置にいた方がいい。もともと協会から俺に打診してきた話である。ジムトレーナーにならない立ち位置は、俺の希望も含めていいところのような気がする。

 

 

「……私の立場上、はい、そうですかと聞くわけにはいかないのよね。理由は?」

 

 

 成功!うまく対立できた。『そう、それじゃ』と言われたら、また別の作戦を考えなきゃならなかった。

 このままうまいことやって、なんとかバトルまで誘導していきたいところだった。

 

 

「俺は今の生活がそこそこ気に入っていまして。ジムトレーナーになったら時間も無くなるでしょうし自由も無くなるでしょう。生活が一変してしまうのは大きなデメリットですよ」

 

「隠居した御爺ちゃんみたいなことを言うのね。今の生活。ふぅん。小っちゃいポケモンバトルの大会に出て、賞金を掻っ攫っていくような生活?それで満足かしら?」

 

「好きな時に遊びに行って、好きな時にポケモンバトルして、金を稼ぐ。割と悪くないですよ」

 

「それで生きていけるのはごく一部、と言いたいところだけれどね。あなたはそのごく一部の、上の方にいるみたいね」

 

 

 カリンさんが、持っていた資料に目を通しながら言った。

 

 

「第34回キキョウ杯、第54回フスベ竜祭、第12回ラジオ塔選抜カップ……。他にも、アマチュアが参加可能な大会には軒並み出場して、全部優勝してる。ラジオ塔の選抜なんて、プロも出場してる大会なのに」

 

 

 なぜか出場していた大会を把握されていた。

 ぐるんと先生の方を向くと、俺じゃないと言わんばかりに手を顔の前で振っていた。

 

 

「なんで私が知っているか、気になる?」

 

「……気になります。もしかして、カリンさん俺のファンだったりします?なぁんて、はは……」

 

「私は違うわ。でも、あなたのファンは、いるみたいよ?」

 

 

 冗談めかして笑って見せたが、まさかの返答を頂いた。

 聞くと、ウェブ上のまとめサイトで、俺の出場成績をまとめているアホがいるらしかった。

 

 

「そうとう熱烈なファンみたいよ?たぶん、あなたが大会に出始めたころからずっと追いかけている」

 

「あ、あははは……。暇な奴もいるもんですね」

 

「投稿者は、ヒワダの虫取り名人さん」

 

「あいつかぁ!?」

 

 

 確かに、大会に勝つたびに報告していた。

 まさかとは思うが、逐一全部まとめサイトに上げてたのだろうか、あのロリショタは。

 

 

「大会でバトルした人や、バトルを見ていた人が、反応してるわよ?二つ名もついてるわ」

 

「二つ名って。香ばしい奴らですね。そんなの考えてる暇があるなら訓練しろって」

 

「『鬼畜ショタ』ですって」

 

「不名誉過ぎぃ!」

 

 

 失礼千万な奴らだ。自分が負けたからって相手に不名誉な呼び名をつけやがって。

 ……あれ?でも。バトルを見てただけの人もそう呼んでるんだよな……?

 

 自分のバトル方法の根本を揺るがすような事態だった。

 面談開始時の余裕はもうなかった。

 これを狙ってこの話題を出してきたというのなら、さすがは四天王。戦術的行動がよく分かっている。

 

 

「……でも、そんなことで本当に、あなたは満足しているのかしら?」

 

 

 見透かしたように笑いながら、カリンさんはこっちを見ていた。

 怜悧な美貌に、楽しそうな色がついていた。 

 

 

「……楽しい日々を送らせてもらっていますよ。なにか問題でも?」

 

「言い方が悪かったかしらね。多分、あなたは私からこう言ってほしいのでしょうから、言ってあげましょうか」

 

 

 カリンさんは立ち上がって、腰についているホルダーから、一つのモンスターボールを取り出した。

 

 

 

 

「ポケモンバトルを、しましょう」

 

 

 俺は笑った。唸るみたいに。

 

 

 

 

 

 




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