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魔物や魔法が存在する世界で、ある時一つの過ちが起きた。
死後人々が集うとされる死後の場で、ある青年が神と女神達による誤審により、不死の呪いをかけられ再び生きていた世界に戻されたのだ。
再び世に戻った青年は、生きていた頃から受けていた両親による虐待を再び受け続けた。そして更に不幸な事に、死ねないことをいい事に更なるきつい虐待を受けるようになったのであった。
青年は度重なる虐待に耐え、死ぬ前からの唯一心の支えであった神に誤審だと何度も祈りを捧げ己の潔白を主張した。
しかし神には相手にされず、逆に神の祈りに対する冒涜だと判断され、更なる呪いをかけられてしまった。
その呪いとは、人と関わることが出来なくなる呪いであった。
この呪いの所為で誰とも関われず、両親からは離れることはできたのだが、一人で居続けたため孤独に心を覆われた。
神に呪われてから最初の百年間は、孤独感から逃げるためもあったが、なんとかして呪いを解呪する道具か何かないかと世界を旅した。
残念なことにそんなものは見つからず、むしろ解呪が不可能なことを証明したようなものだった。
旅を終えた後また孤独に心を覆われてしまい、遂には発狂さえするようになった。
発狂して体を壊してしまっても死ねず、発狂が収まり、覚醒したとしても孤独でまた発狂する。
まさに地獄のような日々を過ごした。
…しかし、そんな不幸な青年に転機が訪れた。
発狂と覚醒の繰り返しをしていたある日のこと、青年はある考えに辿り着き、発狂も覚醒もしなくなったのだ。
その考えとは、こんな目に合わした神と女神達に復讐を果たす、というものだった。
青年はその日から旅先で見つけた「選んだ対象から隠れられる仮面」を被り、神と女神達の目から逃れ、己を鍛えるあげることにした。
己を鍛え、神を超える力を手にしいずれは殺す、それを目標に日々鍛え続けた。
普通の人間の時間では鍛えてもそんなことは到底不可能であるが、彼には時間があった。
それも全くの期限がない時間が。
自分達がある青年を審判をして早三百年、誤審であることが発覚した。
このことは誤審だとつきとめてくれた我が盟友、女神エリスから他の女神達にも伝えられた。
私達は血眼になって彼を探した。
しかし女神達総出で探し続けたにもかかわらず、彼を見つけることはできなかった。
度重なる捜索の疲れから中には呪いが解け、魂ごと死んだのではないかと言う女神も出てきた。
魂がなければ死後の場には来れない。これがこの世界でのルールだった。
そうこう悶着しながら探しながらも、百年が経ったある日、遂に彼を見つけた。
私達は急いで謝罪と呪いの解呪をするべく彼を死後の場に呼び出した。
しかし、死後の場に来た彼はもうあの神を信仰していた清廉な青年の姿ではなく、ただ復讐に燃え、私達や神を殺そうとする人間ではない「何か」に変わっていた。
私達は恐怖に心を支配され、彼から名前を奪い、魂ごと燃やそうとした。
名前とは魂が司るもの。名を失えば燃え尽き、消え去るだろうと考えたからだ。
だが、彼は度重なる呪いにより呪いに対し何かしらの耐性ができていた。
それにより名前を奪うことはできなかった。
このままではいけない、私達が殺されてしまう。そう悟った私は彼を再び世に戻した。
今度は神様にも手伝ってもらい、完璧に彼を消し去ろうとした。
だが、彼を見つけることはもうできなかった。
一話は明日か今日中には出したいです。
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