全ての用を終え訓練室から出てくると、ニヤニヤ笑いを抑えきれないタタビが何故かいた。
「お前、そんなにチビなのに20歳なんだな。俺なんて6歳なのにお前より強いし背も高いしー」
「サイヤ人は成人前に急に伸びるんだよ、一年で成体になるキイーウイ人と一緒にしないでくれる?」
実際にラディ兄ちゃんもベジータ様も急に背が伸びたし、ボクだって移動中の
でも20歳か、キャロのことを知ってから大分経ってしまった。
少しづつ北の方へ来れたのは良いけれど、未だに兄ちゃん達に伝えることは出来ていない。原因はスカウターだ。
いっぺんに一隊の電源が落とされたら真っ先に謀反が疑われる。兄ちゃんだけに打ち明けてもうっかり者だからなぁ。
どんだけかというと、ボク達サイヤ人は尻尾が生えていてそれを強く握られたりするのが苦手なんだけど、そろそろ尻尾を鍛えるかって話をしてた時におっきな魚に食いちぎられちゃったくらいだ。また生えては来たんだけどもうその時には成体になっちゃってたから今すごく訓練してても結果は思わしくない。
そんな兄ちゃんだから話をした日にはスカウター付けたままのベジータ様に言いに行っちゃうかもしれない。そんな事を考えて、動けないまま数年が過ぎた。
とは言っても三分の一くらい移動で寝てたけど。
とりあえずは計画通り、次の仕事でもスカウターが壊れるように相手を誘導して行こう。戦いの最中に壊されちゃったら不可抗力だもんね。
問題は、だ。
無事に壊させることができてもラディ兄ちゃんやベジータ様が一瞬で相手を始末しちゃうんだよなぁ。もうちょっと手強いのがいる惑星に行けたら良いのに。
あ、ダメだ。ナッパのおっちゃんならともかく兄ちゃん達が手こずるような相手だと手も足も出ないやボク。
そんな事を考えながら、手を出してくるタタビを適当にあしらいながら歩く。全く、戦闘力はあるかもしれないけど経験がなさ過ぎて動きが単調なんだよ。
鬱陶しくなって来たのでスカウターでラジロ隊長へと連絡を入れた。
『おう、またうちのが居ないんだがそっち行ってんのか?』
「うん、戻るように言ってやって下さい」
家に戻ると誰も居なかったので何の気なしに保存庫を開けてみた。空。兄ちゃん買い物かなぁ。
今日は偶然やることがあったけど、仕事が無いってことはすごく退屈だ。
スカウターをポチポチっと……。
「あ、ベジータ様ですか?次の仕事が…」
『きさま、今日は測定日だったな。戦闘力は幾つだった』
「え、戦闘力?えっと……」
『何だ?早くしろ』
「あの、2000……」
『たった2000だと!?ち、しょうがない。次の星では俺が直々に鍛えてやる。覚悟しておけ!』
うええぇぇ〜、仕事、行きたくないなぁ。
現在のサイヤ人覚書
レイディッシュ 20歳 戦闘力2159
スカウターを何とかしようと敵に突っ込んで行くので大きな怪我もざら 戦闘力の上りはその結果が大きい
ベジータ 23歳 戦闘力10000越え
レイよりも早く成体になれたのでホッとしている ラディッツやナッパと比べての身長は気にしないことにした
ラディッツ 26歳 戦闘力7000くらい
弟が無茶をする為にそれをかばって大怪我必至 それに加えてレイと組むのを嫌がるベジータに付き合わされているので戦闘力も上がらざるを得なかった
ナッパ 45歳 戦闘力3000くらい
主にレイと一緒に比較的弱い敵を担当している 最近はすっかり文明にも慣れて来た。
流された先の星で苦労したらしく髪の毛は迷子中