カカロットを探している時に会って、弱いくせに歯向かって来たから叩きのめした緑の奴。たしかナメック星に同じような奴らが住んでいたか?
あれだけ念を押したにもかかわらず連絡をよこすのを忘れたレイに仕置をした後で、産まれてからこれまで離れていたもう一人の弟カカロットとその友人達と共に食事をし、甥っ子の悟飯に顔が怖いと言われて少し離れた海岸で佇んでいた。
そこに、桃色の建物の陰から突然現れたのだ。奴が、緑のナメック星人が。
「魔貫光殺砲!」
何やら叫んで打ち出してきた光線の様な気弾を手の甲でそらしたのと同時に、
「おっきいおじさーん!」
甥っ子が皿を持って建物の陰から飛び出してきた。
迫り来る気弾に動けない甥っ子。助けようと飛び出す前にカカロットが前に出てそれを庇った。
「危ねえ!悟飯!!」
俺の失態はそれを見て動きを止めたことだった。
気弾は容易くカカロットの胸を貫き後ろの悟飯へと迫る。くっ、間に合わん!
そこにレイが滑り込む様にして悟飯の襟首をつかみ、後ろへと引き投げた。
「クリリン!パス!!」
そして諦めた様に笑って、レイの頭は気弾と共に吹っ飛んだ。
「ふは……」
ナメック星人が何かを言いかけ、
「む、待て!」
亀仙人が制止の声をかけたが構わずに気弾を放ち、そのナメック星人をチリ一つ残さずに消し去った。
その後直ぐに息をひきとったカカロット、そして生きているわけがない首から先を無くしたレイを見下ろす俺にスカウターが通信を伝えた。
『おい、レイディッシュからの信号が途絶えたが、何があった?あのバカまたスカウターを壊したのか?……おい、ラディッツ?』
「レイは……」
言葉が詰まる。
「あぁもうっ!辛気臭い顔してるんじゃないわよ!!」
突然の大声に気を取られた。あれは、ブルマと言ったか?カカロットの友人の。
「ほら、あんた達!孫君とレイ君を生き返らせにいくわよ!!」
は?
顔を向けると何やら丸型装置を手に持って見せびらかす様に掲げている。
「そうか!ドラゴンボールだ!!」
クリリンとやらも嬉しそうな顔で叫んだ。
冗談では、無さそうだ。本気でそれが出来ると信じている態度。
「生き返らせ、るなんてことが……?」
『は?何を言っている。生き返らせる?ラディッツ?』
「すまないベジータ、一度切る!」
俺は詳しく話を聞こうとカカロットの友人達の元へと向かうのだった。が、
「ああもうっ!なんであんたピッコロ殺しちゃったのよー!!」
などと、弟達を失うきっかけになったナメック星人を始末したことを散々に責められることになった。解せん。