ずず、ん。
振動で無事地面へと着陸したのを知り、ブルマが止めるのも聞かずに外へと飛び出した。
「いっちばーん!」
「あ、ちょっとあんた!待ちなさい!!」
そんなことを言われたって居住可能惑星だって事は元からわかってるんだから大気成分分析なんて待つ必要無いしね。
「ようやく来たか」
同時に出発したのにラディ兄ちゃんのが早く着いたらしく、宇宙船から出たボクの目の前で待っていた。
あれから、界王星で過ごしていたボク達だけど、占いババの協力で1日だけ生き返り、ドラゴンボールを集めて神龍で完全に生き返ることに成功したのだった。
でもって、なんか兄ちゃんとベジータ様達がナメック星で待ち合わせることになってて、ボク達が生き返ったことでその必要もなくなったんだけど、
兄ちゃんは一人用ポッドで、ボクとキャロと悟飯とブルマとクリリンとピッコロさんはボクのポッドを元に作り上げた宇宙船で一緒に、結構かかったけどようやく今到着したってわけ。
「ここが俺の……」
なんて小さく呟いたピッコロさんは記憶にない故郷をどうしても見たくって、でも地球を離れられない神様からお前だけでも行って来てくれって頼まれて渋々着いて来た感じ。
それにしても、ボクが死んじゃう原因になったのが半身様もといピッコロさんだったなんてびっくりだったね。
生き返ったピッコロさんに襲いかかろうとした兄ちゃんをキャロと二人で止めたんだっけ。
早速兄ちゃんのポッドを借りてベジータ様達の位置から到着予定時期、到着予想場所を割り出す。
一回ここの恒星系の外側で再計算してからナメック星へ向かうから、そうなると……
「あと三日ってところかな?場所は……うん、ここから北西にしばらく行ったところ」
単独行動を申し出たピッコロさんにはブルマがお手製の装置を渡した。親機から操作すると音が鳴るやつ。もうすぐ帰るよ〜の合図だ。
「ピッコロの奴、なんか変わったな……」
姿が見えなくなって少し、クリリンがポツリと呟いた。
さて、ベジータ様達の到着予想位置へ向かうか、どこか集落でも探してみるか、ナメック星では独自の言語もあるが共通語も通じるから意思疎通に困ることはないだろう。
「私はそのベジータとやらが来る場所に行った方がいいと思うわ。だってあのピッコロみたいなのがいっぱいいるんでしょ!?」
とはブルマの言葉。
「ピッコロみてぇのがいっぺぇいるんだろ!?オラちょっとナメック星人っちゅーのに会ってみてぇな」
これはキャロの言葉。
兄ちゃんは特に興味は無いと言い、クリリンはちょっと見てみたいと、そんな風に言葉を交わしていたら宇宙船に残っていた悟飯が降りてきた。
「今日のお勉強終わったよ!……みんなどうしたの?」
悟飯にも聞いてみたら、ぜひ見てみたいと言ったので、ブルマも渋々頷いた。
「いい!?私はあんた達みたいに戦えないんだからね!何かあったら絶対に守ってよね!!」
そうしてボク達は近くの集落へと向かったのだった。