FVA予告編   作:ジュンチェ

2 / 4
祝 F G O 復 活 !!

悲報ッ!!……札×12 石×120でレア鯖一騎も来ずっ!


只今、キャメロット進行中…うん、敵強すぎワロタ。





第2幕 迫りくる者

……風

 

のし掛かるような曇天の空の下……彼女はビルの屋上に腰掛け、遠くを窺う。大正や昭和の香りを微かに遺す街並みにあちこちで唸りをあげてギィギィと回る風車。

 

「……きたか。」

 

見下ろせば、遥かビルの下でサングラスに黒づくめの男が自分を見上げている。風になびく紫の髪をなであげ、朱の愛槍を手に取ると彼女は重たい腰を上げた…この男の歓待のために……

 

「お前がスカサハか?」

 

「如何にも。して、お前は何用か……不死の剣王よ?」

 

男が問い、彼女が答えればまた問いで返す。すると、男は箱型の銀に輝くアイテム『ブレイドバックル』を腹部に装着。それは、即ち答にして合図。ならばと…彼女、影の国の女王・スカサハは静かに笑う。これは久方ぶりの相手かと期待を胸に…。一方で、男はヘラクレスオオカブトが刻印されたスペードのカードを握る様に一切の高揚など無く冷たく見据えるのみ。

 

「…決まっているだろ。お前を…倒すッ!!」

 

 

【Evolution King】

 

 

 

答は言葉と纏う金色の鎧にて…。13の不死たる始祖の力を融合させ重厚に輝くスペードの剣王。

 

 

『仮面ライダーブレイド キングフォーム』

 

 

 

スペードの聖剣、キングラウザーを姿勢を低く構え…対するスカサハも槍をクルリとまわして金色を纏う剣王を見据える。

 

「…ふんっ、大きく出たな小わっぱ。よかろう、ならば……」

 

 

 

 

 

 

 

…ゆくぞ。

 

 

 

 

 

 

 

「はああっ!」

 

 

「それぃ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ★ ☆

 

 

 

 

 

取り敢えず……

 

 

 

「ここは何処だ?」

 

たこ焼きを頬張る口からまず出た第一声。淡い金のメッシュをいれた黒髪に緑の肩を覆う布が特徴的な青年……彼はアラン。いつものように行きつけの屋台に通っていたはずなのだが、気が付いたら見覚えのないレトロな空気の街並みにいたのである。自分の生活圏の天空時にはこんな建物の通りは無かったはずだが…

周りを見れば『風都』とあちらこちらに書かれた看板と霞みがかる空の先に風車が見える。

 

「…ああ、すまない。そこの方!ここら辺のことについて訊きたいのだが……」

 

「すまない、俺もここの人間ではなくてね。本当にすまない……。」

 

「あぁ…そうか。いや、失礼した。こちらこそ、すまない。」

 

取り敢えず、通りすがりの男に訊ねてみるも残念ながら情報は得られなかった。何となく龍の尾とか大剣とか一般人ではない気がしたがどうも、抜けている節のあるアランは気にも留めない…。

気を取り直して、今度は着物姿の女人へ……

 

「あぁ、そこの…人………?」

 

「はいは~い?もしかして、私のことです?」

 

今度は……さすがにスルーできなかった。いや、別に随分と淫らな着こなしの美女…なだけならまだ良い…。ただ、明らかにしっかりとはえているもふもふとした『狐』の耳と尻尾はおかしい。

どうする?話だけでもしてみても害はまず無いはず…

 

「あ…。その……貴女はここに住んでいる人?なのか…?」

 

「ちょっと、疑問形が二つ重なってませんあなた?人外的な意味とこの場所的な意味で?ま、別に良いですけど……私は残念ながらここの住人では無いんですよ。そこの赤い人の召喚にくっついてきたら、これまたへんぴな場所に出たわけで……。ま・あ?ある程度の家電やら生活必需品を揃えるにもそれなりのものが揃ってるからよし、見晴らしも景色も良い空いてる物件もあるようですし?ご主人様との新婚新築ライフを始めるには落ち着いた場所で良いかな……なんて思ってたところなんですけど……って、あらやだ~!」

 

「…」

 

なんだろう…勝手にテンションが上がって自分の世界に入っていった。うん、これ以上は関わらないに越したことは無い……そっと離れようとするアラン……もっと、普通そうな人を…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだ!美しい世の姿、ローマの華をもっとフィルムにおさめるがよい!!!!!!」

 

 

 

「はいはい、もちろんですよ赤王さま!!マッハでシャッターをきらせてもらってますよ~!」

 

「じゃあ、次はローマのネロ皇帝の総特集でいかせてもらいます!!」

 

「うむ!剛、真司も頼んだぞ!!」

 

 

駄目でした。もっとあかんそうな人が男2人に写真をノリノリで撮られております…。拘束具があしらわれた純白のドレスと結われた金髪は芸術のように美しい(本人談)、はつらつとした美女。先の彼女と同じく明らかに地雷だと感じたのでそこへと近づく必要はない……

 

「やれやれ、ここは変人しかいないのか………」

 

【Loading……】

 

仕方ない、あまりこんな使い方はしたくはないが…左腕に腕時計のようにセットしていたメカらしきアイテム…メガウルオウダーに眼球のようなものをスロットに挿入。狐女はこれを好奇心で見ていたが気にしないアラン。

 

「力を借りるぞ、三蔵!変身…!」

 

そのまま、ユニット部分を起こし、目薬の容器のようなアームをスイッチして仮面ライダー…

 

 

【テンガン!…サンゾ…ォォ…お…ooo…】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴンッ!!

 

 

 

 

「三蔵ちゃん、参~上~!」

 

 

「!?」

 

 

…になるはずが、突如として降ってきた僧侶の下敷きになってしまった。いや、こんなはずではない…のだが…

 

 

「あれぇ~?わたしの故郷はどっち~?よっし、取り敢えずあっちに行ってみよう!多分、観仏の加護があるからバリバリオッケーなはず!」

 

で、僧侶はというと踏んでいたアランに気にも留めず、揚々と何処かへ去っていく。唐突すぎるあんまりな展開…流石にふざけていた狐女も同情せざらえなかった。

 

「あの~、もし…大丈夫です?」

 

「この状況が大丈夫に見えるか?」

 

呻きながら起き上がり…もう泣き出してもよさそうな状況だが、ぐっとこらえるアラン……。この様子から狐女はあまり自分のテンションばかりを押しつけるのをやめ、真面目な顔となる。

 

「ああ、失言でした。そういえば貴方…もしかして『魔術師』でいらっしゃいます?」

 

「魔術師?……いや、私は『仮面ライダー』なのだが。」

 

「騎乗兵(RIDER)…?でも、サーヴァントではなさそうですよね…?」

 

「何の話だ?」

 

「いえいえ!こちらの話です…!取り敢えず、普通の人に逢えたのは不幸中の幸いでした。全く、ここいらは録な奴がろくすっぽいないもんで……」

 

何処の誰…とは言いませんけど……と、チラリと向けた視線の先にあの3人がいたのをアランは見逃さない。ここで、こほんと改めましてと彼女…

 

「…今更になってしまいましたが、私、玉藻と申します。人によっては、キャスター…もしくはキャス狐と呼ぶ者もいらっしゃいますが色々と紛らわしいのでタマモとお呼びください。さて…実はお話がここでひとつ。どうやら、話を聴くにお互いにここに迷いこんでしまった者同士の様子。で、ここはひとつ…私達と一緒に行動して頂けませんか?どうもあちらの王様とパパラッチふたりの相手は私も骨が折れまして……」

 

ふむ、『玉藻』か…。別に普通に話できるなら最初からしてくれれば……と思ったが、意外とまともそうな様子に安堵する。彼女もまた、自分と同じ迷う者であり…連れに手を焼いているとのこと。まあ、単独でウロウロするよりかは幾分かはマシだろう。

 

「……(1人よりかはまだ良い…か…)よし、わかった。では玉藻、私はアランだ……こちらこそよろしく頼む。」

 

「ありがとうございますぅ!いやあ、こちらも助かりましたぁ…正直、あちらの方々だけでは今夜の寝床どころかまだ昼食すら未だにありつけない始末でして……」

「そうか、ではたこ焼きで良ければあるのだが……」

 

「ああ、申し訳ございません!本当に、この恩はなんとして返せば……では、早速いただきます…もぐもぐ、んん~ッこれは美味!!」

 

取り敢えず、玉藻と例の3人と共に行動をすることに…

そして、彼女にたこ焼きをお裾分けしていると、完全に別世界に行っていた面々がやってくる。最初に声をかけてきたのはカメラマンらしき白フードの男…

 

「あら?キャス狐ちゃん、俺がいるのにそっちの彼がお好みかい?」

 

「あの~、剛さん…さっきも言いましたけど、私は顔も中身も薄っぺらい方は好みじゃありませんの。おとといきやがって下さいまし。アランさん、こちらのカメラを持っている白フードが剛さん…なんでも、かめらまんとかいう写し絵師の仕事をなさってるとか…」

 

「連れないね、キャス狐ちゃん~。よろしく、たこ焼き少年。」

 

「アランだ。」

 

特に何の気なしに自己紹介…と見えるが、実は少し驚いていたアラン。彼、詩島 剛は比較的に自分の服装とかなり近い…正確には近しい世界の人間だと感覚で解る。一方で玉藻やもう片方の花嫁は『ズレ』を感じるのだ…まるで、熱帯魚と金魚の水槽を見比べるような……

 

「むむむ、キャスター!その手にある物は何なのだ…?その香ばしい香り…余にも一口……」

 

「あげませんよ。セイバーさん、あなたはしゃいでばかりで、何も協力しようとなさらんじゃありませんか。」

 

「何を言うか、キャスター!余がこの場にいるだけで空気が華やかなになる…つまり、存在するだけで余は皆の心の潤いとなり役立つのであるッ!!」

 

「はっ倒すぞ、このアホローマ。現状、タマモちゃんにとってはストレスの発生源以外なんでもねーですから貴女!」

 

そして、ついに一番の面倒そうなローマなる花嫁が顔を出してくる。たこ焼きをねだるもあっさりと玉藻にあしらわれ、意味不明な理屈をこねる様は……末っ子の妹並に質が悪そう。いや、アラン自身が末っ子なので妹がいる気持ちなど今一つピンとこない……

 

 

マコトニーチャン?スペクター?ダリナンダアンタイッタイ…(白眼)

 

 

 

「取・り・敢・え・ずッ!!てめぇら、ちゃんと真面目に仕事しやがれってんですよぉ!!!!いくら、なんでもそろそろ限度ってもんが……!!!!」

 

とうとう我慢の限界と声を荒げた玉藻だった

 

が……

 

「ほれ、剛!ケチな狐など放っておいてもっと写し絵を撮るのだッ!!」

 

「はいはーい、赤王様の仰せのままに!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ぶちっ☆

 

 

 

人間だろうと、妖怪だろうと、例え良心があるにしても限界がある。

 

「ええ~、わかりましたよ。そっちがその気なら私も考えがありますよ?長い付き合いですが、ほとほと愛想笑いが尽きました!もうこれは協力関係なんてやってられねーですわ!!私は私で好きにやらせてもらいます!」

…あれ?玉藻ちゃんおこなの?という顔の天然人たちだったが、彼女はもう既に激おこなのである。アランも何とか止めようとしたが止まらず何処へとズンズンと歩を進めていき……

 

ドンッと人影にぶつかる。

 

 

「いったーい!?もうっ!!何処みて歩い…て……?」

 

本来なら、機嫌の悪いことも相まってそこらのただの人間だったらぶっ飛ばしているから軽く呪ってやっただろう。しかし、それが自分が求めていた分類の人物だったら話は違ってくる…。多少、筋肉質であれど、スラッとする佇まいは見覚えがあった…うん、例えこんな状況で自分がふざける側にまわったとしても冷静にツッコミと纏め役をこなしてくれるであろう……

 

「って…エミヤ(アーチャー)さんッ!?今までどちらにいらっしゃったんです!?」

 

無銘の弓兵…エミヤ。今は黒のアンダースーツのみだが見間違えようのないでに彼。アランも、玉藻の反応から良識ある人物なのかと期待し、声をかけようとしたが……

 

「退けッ!!キャスター!!!!」

 

「…はい?」

 

突然、今さらになってストレス発生源だった少女の声が凛と鋭く、玉藻を引き留めた。彼女の真意は………

 

 

ガッ!!

 

「きゅっ!?」

 

直後に自らに絞めつく掌で身をもって知ことになる。

誰の腕……?それは、呼んだはずの男の腕……

 

誰の眼……?

 

「キュルルルるッ!!!」

 

殺意で睨む『複眼』は…無銘の眼……!

 

「くっ!」

咄嗟に、玉藻はアーチャーの腹を蹴とばし、反動で腕を引き剥がして後方へ着地した。戸惑うよりまず、離れることが優先したのは彼女なりの経験上からして良い結果はならないと覚っていたからか……

取り敢えず、獲物に逃げられた弓兵はさながら蟲のそれと同じ呻きをあげながら右手に魔力で剣を織りはじめていた。

 

「玉藻っ!!」

 

「平気です、アランさん!それよりも……戦えるなら構えたほうがよろしいかと。どうやら、面倒なことになりそうですから。」

 

どうやら、会話の余地すら無い……。

 

眼光を鋭く玉藻は札を見据える……

 

 

 

既に目の前には『敵』しかいないのだ…と…………

 

 

 

To be continued→→

 

 




今回はエクストラ組です。本来なら、アルテラさんも出したかったとですがテンポが悪化しそうだったので止めました。


アルテラさん「ディケイドは悪い文明。」

通りすがりの世界の破壊者「あ?」


腕ハサン「やめなさい!ほんとにもうっ!!」



ふと、思ったら平成初期くらいしか鯖と渡りあえる奴がいない気がしてきたんじゃが……是非も無いよね!そして、地味に振り返ってみると神性スキルありそうな仮面ライダー地味にいるという。

さて、前回の1号ライダーぽいの(以下、タケシ)はTHE firstの1号と2号をイメージした外見っす。昭和ライダー同様に改造人間ライダーなんですが……果たして、その正体は………


感想をお待ちしてますぞ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。