FVA予告編   作:ジュンチェ

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第3話 呪われた弓兵

「はいっ!」

 

先手と放たれた玉藻の札は漆黒の剣閃に横一振りで凪ぎ払われた…。

 

 

弓兵の手に握られているのは彼の創る贋作の中でも最強格の星の聖剣…が、『黒』に反転したもの。

 

 

 

 

……遥かなる暗黒の剣〈エクスカリバー・イマージュ〉

 

 

 

 

あのアーサー王の代名詞であり、それが凄まじき呪いにより変質した剣…の贋作。無論、これはifの可能性の産物であり、まともな状態のエミヤならば本来の黄金に近い姿で投影(創る)はず。ましてや、この贋作剣は彼にとっても思い入れのある武器……わざわざこんな形で使うあたりで異常性をご理解頂けるだろうか?

 

「はいやっ!」

 

続いて玉藻の腹へと目掛けた強烈なキック。(あと少し下なら男のシンボル)

剣を振り抜き、がら空きの懐を見事に捉えたが…効果は今一つ。半歩の仰け反りを僅…直後、斬り上げが襲いかかり、慌て玉藻は回避して間合いをとった。

 

「玉藻!」

 

「ご心配なさらず。さがっていて下さいな。」

 

アランとしては気が気でない戦いぶりに見えていたが、玉藻からすれば余裕の有り余るくらいだ。むしろ、普通のエミヤのほうがまだ手強いとすら感じていた…。されど……

 

「いやぁ、それにしても…パッと見で呪いか何かかと見当はつきましたが……にしては、妙に物理的に手応えがあるというか……」

 

この違和感は何なのだろう?あえて、近接をしかけて触診したところ……彼を蝕んでいるのは明らかに『呪い』に近い『ナニカ』。いや、正確には呪いによって産み出された存在によって侵食されていると感覚が伝えてくる。

即ち、自分たちと出逢う前にこの呪いを受けた…ということだ。

 

「グルァ!!」

 

 

ーーオオオッ!!!!

 

「きゅっ!?」

 

危ないっ!?一瞬の隙にとんでくる黒いビーム!!

紙一重で玉藻は身を反らしてかわすも、そこへエミヤが迫るッ!

 

「まずいっ!変身!!」

 

 

【テンガンッ!ネクロム!!メガウルオウド…!!クラッシュッ・ザ・インベーーダーーーァァ!!!!】

 

アランの行動は早かった。メガウルオウダーに眼魂をセットし、疾走!同時に姿が白のアンダースーツとなり、黒のパーカーのような『ネクロムゴーストパーカー』を纏い変身。潜水服のように単眼とボディの翠に輝くチューブのラインかメカメカしい戦士『仮面ライダーネクロム』となる。

 

「はあっ!」

 

「…アランさん!?」

 

「援護する!私も戦うぞ!!」

 

エミヤを殴りとばし、戸惑う玉藻の前へと加勢へと立つ。

そんな様子を他の3人は遠目で窺っていた…。

 

「グルルッ…」

 

一方のエミヤの方も変化が現れた。ミシミシッと肉と骨を裂く男と共に蟲の触角らしき節々とした角が生える……

共に、一層…暗黒を帯びる闇の刃。そろそろ、刻まれた銘を解き放ち…真の力を開放する気であろう。そうなれば、いくら贋作なれどここいら一帯は炭にするぐらい容易い。

 

「……まあ、厄介は厄介ですが…呪いならば解けば止まる!アランさん、動きを一瞬だけ止められます!?」

 

「策があるのか!?」

 

「ええっ!!頼みますよ!」

 

「わかった!」

 

ならば、相手の必殺が来る前にと攻勢に出る玉藻とネクロム。ネクロムはメガウルオウダーのアームを一押しし、玉藻は札とあわせて美しく装飾が入った円の鏡を手に持つ。

 

【ダイテンガンッ!!】

 

「はああっ!!」

 

 

一撃目……翠の流水が如くエネルギーが迸るライダーキック。ネクロムが右足を向けたこの技は剣を振り上げようとした顎と喉をとらえてよろけさせた。これで、暗黒の魔力が放たれることは無い。

二撃目……続くは、玉藻。とっておきの仕込んでおいた札を取り出して疾走。がら空きのエミヤの胸にまず1枚!そして、振り回された刃をかわしまた1枚…!

 

「はいっ!やっ!!せいっ!!」

 

彼を中心に円を描くように動きまわりながら、貼りつけていく…!

 

「頃合いですわね。」

 

やがて、ある程度まで貼りつけるとヒラリと宙返りして再度、間合いを開ける。これで準備は整った!続けて鏡を頭上にかざして左手で人差し指をたてた印を結ぶと、清流のせせらぎのように呪文を唱えている玉藻。

すると、エミヤは剣を落としてもがき苦しみだし……足元に陰陽の印が刻まれた魔法陣が浮かぶ…!

 

「………ぅ…がっ!?ァァ…アァァ!?!?」

 

「いきますよーっ!!」

 

 

………その直後だった。

 

彼の苦悶する口から溢れてきたのは『蝗』。黒く不気味な蝗の群れが吐瀉物のようにゲロゲロと…あるものは飛び立ち、ある者はこぼれ落ちて宿主の足に踏まれてしまう。

ネクロムはその光景に唖然としていた…。まさか、自らの肉身に卵でも産みつけられたのかと思うほどおぞましい光景。そのあまりの惨さに胃の中身が戻ってきそうだ。一方で、玉藻は顔色ひとつ変えずに術を続け、蝗を全て吐き出させると仕上げにとこれらを呪術で焼き払う。

 

「…はーい、これで完了。さてさて、アーチャーさん…大丈夫です?」

 

やれやれ、と。少々手間がかかったが、これで元通り…

エミヤの触角も引っ込み、奇声も上げなくなり…グッタリと倒れこむ。全く、何がどうしてこんな事態になったのかは謎だが、死んでいないなら事情はいくらでも後から訊けるだろ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーズブッ

 

 

 

 

「…え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腹部に輝く禍々しい黒金。激痛と驚き…馬鹿な、自分の解呪は完璧だったはず……なのに、エミヤの握る暗黒剣は未だに消えず獲物の血を啜る…

 

「……玉藻ォォ!!!!」

 

すぐに、ネクロムはエミヤを蹴りとばし崩れ落ちる彼女を抱き留めた。同時に邪悪な刃は消え去るも、彼女は苦しみに顔を歪めていた…。

 

「まずいっ。はやく、傷の手当てをしなくては……!」

 

 

 

 

……パチ、パチ、パチ、パチ

 

 

「?」

 

事態は急を要する…そんな時に、不釣り合いな間を置いた拍手。振り向けば、黒のマントをなびかせる紅と黒が折り合わされた蝙蝠の騎士……否、『帝王』が歩いてきていた。鋭く禍々しい緑の複眼にベルトには逆さにぶら下がる蝙蝠。

 

「良い良い……そこの、サーヴァント…気に入ったぞ。俺の配下になれ。」

 

「…何者だ?」

 

「ふむ。俺はキング……お前の流儀に従って答えれば『仮面ライダーダークキバ』、とでも言うべきか?」

 

仮面ライダーダークキバ………そう自称するは『王(キング)』なる者。この禍々しい鎧の下にはアランと同じく人間がいるのだろうか……そして、彼は自分たちの一部始終を値踏みするように観察していただろう。無論、いきなり配下になれとかふざけた提案など呑めるわけも無い。

 

「……うっ…アランさん…」

 

「玉藻!」

 

「悩む暇は無いぞ。その女も、そこの弓兵<アーチャー>のように炎の十字架を背負うことになる。仮面の系譜が持つ、忌まわしい呪い……を、な。まあ、俺だったらどうにもならんということも無いが……さあ、どうする?」

 

どうやら、このキングとやらは玉藻を救う手段とやらを持つ素振りを見せる。明らかに信用に足る雰囲気でもないが、一方では玉藻に余裕が無いのも事実。分の悪い賭けに出るか、否か……選ばなければ彼女は助からない。

 

「私は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【AD VENT】

 

 

『グゥオオオォォォォゥ!!!!!!』

 

 

 

「!」

 

その時、竜の咆哮と炸裂する炎の音が轟く!

目の前がいきなり、真っ赤な灼熱へと染まり……直後、身体がもの凄い勢いで何処かへ持ち去られていく……

 

一方で、 炎を焼け跡ひとつ付かぬ漆黒のマントで凌いだダークキバは詰まらなさそうに鼻を鳴らす。

 

「逃がしたか……」

 

すでに、硝煙でむせかえりそうな目の前には誰もいない。ノーマークだった後ろの連中の細工なのは大体、察する………が、別にどうということはない。通りすがりに少し目についた安い雑貨が一足遅く売り切れになった程度。特に執着することなく不遜な王は背を向けてその場をあとにする……。

 

余計なことに体力は割けてはいられぬ………

 

 

 

……全ては『あの男』を倒すために

 

 

 

 

 

 

 

 

★ ☆ ★

 

 

 

 

 

 

…時を同じく

 

 

 

 

「うわあああああ!?!?ちょっと、何なんですか!?」

 

別の路地……そこで逃げる女がひとり。淡い桜を帯びた着物と白髪を結ぶ髪に黒のブーツ………なんともハイカラな格好だが、腰にはしっかりと刀がひっ下がっている。無論、彼女もサーヴァントだが…逃げるしかない状況にある。

 

理由は簡単……

 

 

 

「マァァアァァリィいいイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!」

 

ドゴオォォ!!!!

 

 

瓦礫を巻き上げて現れる鉄の巨体……

 

明らかに超技術で組み上げられた人型巨大バイク(?)に刀一本で太刀打ちとか無理じゃね?

何か『Χ』の仮面を着けた機械っぽいサーヴァントが運転してるけど見るからにバーサーカーっぽくて話は通じないし、というか…明らかに人違いされている件について。

 

「超現代兵器ガン積みに刀一本とか、苛めですかぁ!?あれですか、薩摩とか長州とかの時代を越えた嫌がらせですかぁ!?」

 

「コレモ皆、乾巧ッテヤツノセイダ。」

 

「誰ッ!?って、ミサイルとかやめて!?あれでしょう、貴方!沖田さんに酷いことするつもりなんでしょう!?薄い本みたいに……!」

 

「……ショウセツバン…ミタイニ…」

 

「ひぃぃッ!?」

 

コイツら何の話をしているのだろう?取り敢えず、このバーサーカー…怖すぎである。もうなんか頭がさらにおかしくなった嘘つき絶対に許さねぇガール並みの迫力とストーキング。というか、バーサーカーに高い騎乗スキルとか反則に思うこの頃。こっちは剣術と瞬間移動しかないのに、相性のせいでろくに力を発揮できない。

 

…のに

 

 

 

「……こふっ!?(この、タイミングで…!?)」

 

予測不能の地雷(病弱)がここで発動。口から血が吹き出し、激痛が迸り……バランスが崩れて地面に身体が転がる。

すると、仮面のバーサーカーはマシンを降り……着地。女へと歩み寄ると赤い袴へと手をかけ………ビリビリと破いていく。

 

「マリぃぃ……オマエハ、ダレニモワタサナイ…!」

 

「や、やめっ……嫌っ!」

 

露になる生娘の白く透き通るような生脚。刀も強引に取りあげると投げ捨て、残る桜色の衣も破いていく……

 

 

「ハア、ハア…オレを、ウケイレテ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Exeed charge】

 

 

斬ッ!!

 

 

「ガっァ!?」

 

「え?」

 

そのまま、胸のさらしまで手をかけられるかと思われた……が、突然…紅い閃光が走り…バーサーカーは光の粒子と青の炎になって消えていったのだ。何があったのかは解らないが…目の前には男が立っていた。

 

「……あな…た……は…………?」

 

「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……乾巧だ。

 

 

 

 

 

To be continued

 

 




土 曜 日 も お 仕 事 に な り ま し た 。


泣けるぜ。お久しぶりです……やっぱり、沖田さんとたっくんは絡ませるべきだよね!?(酒呑はん…?あ、ごめん、勘弁してくだはい)
で、ゴースト終わりましたねぇ……まあ、あれはあれで良い終わり方だったのかな?個人的にはタケルは他の主人公に並べればまだまだだと思いますけど、やっぱりどれだけ強くなっても人としての成長の余地は残っていると思いますから次の冬映画に期待です。あと、エグゼイドですが……


いい加減、ベルト巻いときゃ仮面ライダーって風潮やめません?

…って思ったのが最初の感想でした。でも、ガイムの戦極ドライバーのように『玩具の遊び』→『命懸けの戦い』という意味合いがこめられているのかなぁって思いました。取り敢えず、黒エグゼイドカッケェ……けど、バイク無いの?え?自転車……?


ライダーさん「私の騎乗スキルはA+です。」→元祖自転車に乗った騎乗兵


さて、FGOはプリヤイベントが終わりました。

何気に偽魔法少女の鯖って中の人が全員、魔法少女の役やっていることに気がつきました、はい。狙ったな脚本……

イリヤは来ませんでした(涙)


何故か、ジャンヌが来ました(あれ?)





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