絶望の国の希望の艦娘たち   作:倉木学人

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後書きです。
台本形式です。
好 き 勝 手 に 書 い て ま す。


PS.1999

多摩「“絶望の国の希望の艦娘たち”を読んでいただき、ありがとうございます。この小説を見て下さった全ての人には感謝を。評価、感想してくださった皆さんにはスペシャルサンクスを」

 

陸奥「ダークな作品の中でも少数派な部分を攻めている作品だと思うけど。それなりに評価されたことには驚いたわ」

 

多摩「だにゃ。さて、作者から後書きのスペースを貰ったけど、どうすればいいんだろう。4500字程度、埋めなきゃいけないにゃ」

 

陸奥「とりあえず、皆を呼んだら? 二人だけで話すのも乙だけど、勿体ないわ」

 

 

長月「さて、呼ばれて来た訳だが。後書きとは、いったい何をするのだ?」

 

夕張「作品の解説とか?」

 

加古「いいねぇ。一個一個解説していこうよ」

 

多摩「えー。そんな、徹子の部屋に呼ばれた芸人じゃないんだからにゃあ」

 

陸奥「あらあら。皆、気になっていることは多いんじゃない?」

 

夕張「どうして、サブタイトルが洋楽なんですかね。1999とか杜王町ハウスで聞きましたよ」

 

多摩「ダメ?」

 

長月「敵国の言葉を使うな、とかは言わんが。軍歌とかでは駄目なのか?」

 

陸奥「私個人的にはいきものが○りとか、マキシマム・ザ・ホ○モンとかを推したいわね」

 

多摩「う。作者もそこまでは考えてなかったにゃあ」

 

青葉「あ。というか、ここはこんな感じで進めてくのですね」

 

多摩「だにゃ。カーニバルでファンンタズムだにゃ」

 

 

加古「じゃあさ。聞くけど何でこの作品、わけわかんないのさ。教えてよ。アタシゃあ、わかんないことばっかりだよ」

 

夕張「後は詳しい艦娘の設定とかね。私、気になります」

 

長月「作者から聞いているのだろう。さあ、キリキリ白状するがいい」

 

多摩「うー、にゃあ。作者はちょっと迷っているんだよね。この作品の設定、また使うかもしれないから」

 

長月「また? 似たような艦これの作品を、作者は書くつもりなのか」

 

多摩「にゃあ。だって文章を書くのが上手くなりたいらしいし」

 

長月「それならいいが」

 

多摩「コンセプトは違うけど。でも、使わないほうの作品もあるんだよね」

 

加古「何って言うの? その作品とかって」

 

多摩「設定を使う方の作品は“救済の技法”(仮題)。叢雲が主人公の話で、本編全10話の予定だにゃ」

 

陸奥「叢雲って青葉の写真に出てた娘よね」

 

多摩「だにゃ。この作品の青葉の話を発展させたようなノリになってるにゃ」

 

青葉「私を。ですか」

 

長月「あまり明るい話じゃなさそうだな」

 

多摩「ぶっちぎりで暗くて陰湿な話になると思います。ただ、そういう話を公開していいのか、作者は迷っているんだにゃ」

 

陸奥「私はいいと思うけど。好きな話を書いて見せてこそ、ネット小説じゃないの?」

 

加古「さあねー。アタシは面白ければそれでいいけどなー」

 

多摩「まあ、もう一回書いてみて、面白いと思ったら投稿するかな?」

 

 

青葉「もう一つの作品は?」

 

多摩「設定を使わない方の作品は、“君の最高の悪夢”(仮題)。熊野が主人公で、本編全14話の予定だにゃ」

 

加古「ああ、前書きで言っていた」

 

長月「名前からして結局暗い話ではないのか?」

 

多摩「いや。明るい話だよ? バットエンドになるけど」

 

青葉「結局、暗い話じゃないですか」

 

多摩「ま、まあ。艦これ以外の二次創作を書くかもしれないし。遊戯王とか、Fateとか、蒼き鋼のアルペジオとか。後は、作者が最近ハマってるローグライクでもいいかな。全部TS小説になると思うけど」

 

陸奥「作者好きねー。TS小説」

 

加古「というか、ローグライク好きなの? マゾ向きなんだね」

 

多摩「いいじゃん。皆シレンとか好きでしょ」

 

陸奥「やってたわねー、シレン。こばみ谷で最強装備育ててたのに、全部パーになって止めたけど」

 

夕張「(最終問題で簡単に最強装備作れるのは言わない方がいいよね?)」

 

 

青葉「それはそうと、昭さんをTSさせたのはどういったお考えで?」

 

多摩「さあ? どうだろうにゃー。そこは自分で考えて欲しいにゃ」

 

夕張「つーか。アレですよ。何でTS小説なのに。TS要素が薄いんですかね」

 

多摩「作者はTS小説のお約束を守る気が無いからにゃあ。そういうのって他の人がやっているし。そっちの方が上手いだろうし」

 

陸奥「あら? 私も自分の体を風呂場とかでマジマジと観察した方が良かったかしら?」

 

加古「ま。昭はそういうのに飢えてなさそうだしねぇ」

 

夕張「作品によっては、作品内で恋愛させたくないからTSさせた、なんて理由があったりするぐらいですから。TSさせる理由は人それぞれでしょう」

 

多摩「夕張は詳しいにゃあ」

 

夕張「何でそんな目で見るんですかね。私はネット小説に選り好みしてないだけです。そもそも、私たちは皆、作者の一部なんですから、皆知ってて当然でしょう?」

 

陸奥「そうだけど。それは言わないでおきなさいな」

 

 

長月「夕張はネット小説の話でも普段からするべきではないのか? いつもの話より、そっちの方がありがたいのだが」

 

夕張「こっちの趣味は本気じゃないのよ。私の本命は研究だから」

 

長月「いや。だからと言って私に、艦娘周りの水の流れの数字云々の話をされても困るのだが」

 

夕張「艦娘周りの非定常流体力の数値シュミレーションに関する研究とかそういう話を私はしたいの。話されても困るのは分かってるけどもぅ。誰も話を分かってくれないから寂しいのよ」

 

陸奥「ひくわー。まじひくわー」

 

青葉「長月さんも、苦労されてますね」

 

陸奥「私はネットとかに詳しくないけど、夕張ちゃんの部屋に置いてあった、世界的に有名な海賊マンガの話とかで十分なのだけどね」

 

加古「いいよね。海賊マンガ。何かよーわかんないけど。すごい」

 

夕張「私はそこまで好きじゃないんですけどね。あのマンガ」

 

加古「あれ。じゃあなんで置いてあるのさ。丁寧に最新刊まで揃えていたじゃん」

 

夕張「皆が私の部屋まで読みに来るから」

 

長月「お前は床屋か」

 

多摩「あ、2000字越えだにゃ。テンポ悪いからいったん休憩するにゃ」

 

 

**

 

 

長月「でだ、一旦話を本筋に戻してはどうだ?」

 

多摩「本筋とはいったい、うごご」

 

夕張「何? 研究の話?」

 

青葉「ほら、アレですよ。アレ」

 

陸奥「そもそも本筋なんてあったかしら?」

 

加古「アタシは好きだけどね。こういうの。ゆるくてさ」

 

長月「まあ、後書きに何を書こうが、作者の勝手なのは知っているが。もう少し読者に配慮した内容をだな」

 

多摩「問題はそこなんだよ。書き物で何を書くかは作者の自由だけど。書き物で何を読むかは読者の自由なんだにゃ」

 

青葉「どういうことですか?」

 

多摩「まあ、何を書けばいいのか、さっぱり分かんないんだよにゃあ。作者が読者に配慮するのはいいけど、配慮がすぎるのもどうかと思うんだよ」

 

陸奥「小難しいことを考えるわね。自然にしていればいいのに」

 

多摩「(それができていたらこうも、書くのに苦労していないんだろうけどにゃ)」

 

青葉「なるほど。ではひょっとして、この作品自体も何を書けばいいのか分かってなかったりしてます?」

 

多摩「流石にそれはないんだけどね。一応、この後書き部分も何をメインに書くのかは決めているし」

 

夕張「書けばいいものがわかってないのに、書いてるって不思議ですね」

 

多摩「書いてて初めて気づくものもあるんだよ。誤字とかもそうだけど。書いている作者も、どう書きたいか分かっていないから。書いて見ている、という面もあります」

 

長月「ということは、何を書いたらいいのかは決めているが、どう表現したらいいのか迷っている、ということでいいのか?」

 

多摩「まあ、そうなるにゃ」

 

加古「変なことやってんだね。読んでて分かりやすい文章書いてたらいいじゃん」

 

夕張「コミュニケーションって難しいわ」

 

青葉「全くです」

 

長月「(武人らしく堂々としていればいい、と言うのはこの時代に合わないのか?)」

 

陸奥「(考えすぎだと思うんだけど。ま、人それぞれよね)」

 

 

多摩「まあ、読者受けの良い作品というのも、書いて見たいとは思っているらしいけど」

 

夕張「読者受けのいい感じですか? 最強ものとか恋愛ものとか」

 

陸奥「あらあら。空気を読むのは結構大事よ?」

 

青葉「空気読むのって、結構疲れますけどね。大事です」

 

多摩「いや、その表現は間違いだにゃ。でも、最強ものとか、恋愛ものとかって一回書いて見たいと思っているんだにゃ」

 

加古「恋愛はわかるけど。最強ものって何さ」

 

多摩「ワンパンであらゆる敵を倒したりとか。どんな問題でも力で解決できる、とかね」

 

夕張「力こそ正義って奴ですよ。ありふれてますから。作者の力量が顕著に表れる作品だとは思うけど」

 

加古「いや、どんな小説でも作者の力量は現れるじゃん?」

 

陸奥「でも、作者にできるかしら?」

 

多摩「今は無理だと思う。でも、いずれ書いて見たい。そういうものに、作者はなりたい」

 

青葉「誰よりも強いって気持ち、今一つ理解しがたいのですけど」

 

多摩「書くときの一番の障害はそこだろうにゃ。無茶苦茶強いって、物語的にも本人的にも、案外デメリット多いんだよにゃあ。いろんな作品で散々言われていることだけど」

 

加古「へー。でも、強いことのデメリット? 何だそれ」

 

夕張「戦艦あたりだとわかりやすいんじゃないかしら。ねえ、長月」

 

長月「つまりだ。最強の日本戦艦より、旧式の戦艦の方が幅広く使いやすいだろう。強いということは、そのまま重さに直結するからな」

 

陸奥「呂布とかもそうだけど。そういった人を主人公にするには、いささか問題が生じやすいのかもね」

 

多摩「最強ものは作者も考えてますが、上手い落としどころが見つからないです。案外深いジャンルなのかもにゃ」

 

夕張「妄想がたぎるわね」

 

長月「別に、無理に落ちを作る必要はあるのか? ただ、日常を眺めていたい、という話の作りもあるだろう」

 

陸奥「最強になった後で、のんびりと余生を過ごすってのも素敵ね」

 

青葉「なんか、枯れてますねぇ。確かに、素敵ですが」

 

加古「平和って素敵だよ。ゆっくり皆で一緒に酒でも飲んでさ。夜更かしできるのって最高でしょ」

 

 

多摩「そーいや、作者が一つ気になっていて、皆に聞いてみたいことがあったにゃあ。各艦娘のキャラの台詞って、上手く表現できているのかにゃ」

 

長月「皆、というのは、読者のことか」

 

多摩「だにゃ。基本的には、どのキャラでも“こんなことは言ってないけど、ギリギリ言いそう”な台詞を心掛けているつもりらしいけど」

 

青葉「青葉は上手く表現できているつもりがしないのですけど」

 

加古「アタシもだよ。何でアタシが、めんどくさい話をしないといけなかったのさ」

 

長月「私はあれでいいと思ったがな。加古は艦娘でなかったら、何をするつもりだったのだ?」

 

加古「アタシ? そりゃあ、居酒屋とかスナックとか、キャバクラで働いていたんじゃないかなあ。ま、ホントはケーキ屋さんとかで働きたかったけど。この時代じゃあねえ」

 

青葉「加古はそんなこと言わない」

 

陸奥「加古についてはあまり弁解できないのだろうけど。青葉がこんなキャラをしているのは、番外編を見ればわかるみたいよ?」

 

多摩「姑息な宣伝を」

 

青葉「ここで宣伝って、この小説を読んでいる人の宣伝になっているのでしょうか?」

 

多摩「い、言ってみたかっただけだにゃ。あと、コメントをしなくても大丈夫だにゃ」

 

陸奥「沈黙は語る、かしら」

 

多摩「だにゃ。沈黙も大切なコメントだと思ってるんだにゃ」

 

加古「強がりだね」

 

多摩「強がりじゃないもん。本当だもん」

 

 

長月「でだ、ここらへんで、最後に落ちをつけてしまったらどうだ?」

 

多摩「何で?」

 

長月「いや、もう目標の4000字も越えているのでな。作者的には最後は綺麗に落としておいた方が良いのだろう?」

 

多摩「まあ、そうかだにゃ」

 

青葉「終わりよければすべて良し。というわけですね。この作品においてそれが当てはまるかは分かりませんが」

 

加古「多摩のいいとこ見てみたい」

 

多摩「そうだにゃあー。うーん、じゃあ。これ、これ全部な。本当に起きてるわけじゃないんだにゃ」

 

夕張「知ってた」

 

陸奥「というより、作者も“この作品はフィクションです”って言っているじゃない」

 

青葉「そもそも当たり前のことですよね」

 

長月「もうネタに走るんじゃない」

 

多摩「もういいにゃ」

 

全員「どうも、ありがとうございましたー」

 

 

 




明日に、番外編を投稿。

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