ソードアートオンラインFake   作:すー0116

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お待たせしました!二話です。
正直自身の文章を他人に見てもらうのが初めてで、一話を投稿した後にモーレツに恥ずかしくなりました笑
どうせ見る人なんていないしやめようかなーなんて思ってたら感想をいただけました!こんな駄文を見てくれてありがとうございます!
ゆっくりではありますが更新していきたいと思います!


『メザメ』

 

 

 

 

 

 

 

終わりは唐突にやってくる。

 

 

 

出会いは孤独の終わり

 

 

 

別れは出会いの終わり

 

 

 

再会は別れの終わり

 

 

 

そして始まりはいつも終わりの傍にある。

 

 

 

そうして世界は今日も始まりを告げる。

 

 

 

時に優しくーーーーーー。

 

 

 

 

 

 

時に残酷に。

 

 

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輝くソルスが世界に顔を出し始め熱を運ぶ。

 

小鳥がさえずり、木々がその葉を露に濡らす。

 

まだ少し肌寒い時間だ。

 

隣で静かな寝息を立てている金髪美少女に、少しばかり悪いと思いながらも、一緒に一日を始めるために肩を揺らす。

 

 

 

「おはよう」

 

 

「・・・・・・・・」

 

返事がない。

 

 

-いくらなんでも無防備すぎじゃないかこの整合騎士様・・・・。-

 

そう思う少年はこの少女が自分にだけこんな姿を見せていることを気づいていない。

 

 

英雄も全てが秀でているとは言えないことが今証明されたわけである。

 

 

「アーリースーさーん?」

 

 

「・・ううん・・ふふふ・・・」

 

だらしなく口からよだれを垂らしへらへらしながら眠る騎士の姿がそこにあった。

 

 

-戦場では一騎当千の武人が朝にはこれかよ・・・。こんな姿ロニエとティーゼには見せられないな・・。-

 

 

あの戦いから数ヶ月、二人の少女は揃ってアリスに剣術を習いに家の門を叩きに来た。

 

 

最初は数刻も経たぬ内に地面にへばりついてしまっていた2人だが、最近はアリスと互角とまではいかないがある程度戦えるようにはなっている。

 

 

そんな妹の様な少女2人の成長に喜びながらも、

キリトは恐れていた。

 

 

嫌な予感がするのだ。きっとまた戦いが起こる、そんな予感があった。

 

 

皇帝ベクタを下し、この世界に干渉しようとする外部の手から救った。だがまだ片付いていない事もある。心意についてだ。

 

 

あの力は人の手には強大すぎる。

 

 

心意の力に助けられた事も多々あった。

 

 

 

時に武具を具現化し、傷まで癒すこの世界では万能の、それこそ神のような力だ。

 

 

だが、大きな力には負の一面もある。

 

 

皇帝ベクタはその心意により全ての属性を受け入れぬ魔王と化した。

 

 

いつどこでまたこの危険な力を振りかざす者が現れるかわからない。その力で自分の慣れ親しんだ友が傷つけられてしまうことに恐怖を覚えずにはいられないのだ。

 

 

「まあ、だからこそ自分のコピーを置いていくことにしたんだけどな・・」

 

 

自分であって自分でない者にこの世界を任せてしまうことは少々後ろ髪を引かれる思いもあるのだが、今の自分は剣士キリトである前に桐ヶ谷和人という一人の学生なのだ。

 

二つの世界を同時に生きることは不可能だ。

だからこそ分身を作ることにより、桐ヶ谷和人としての自分、アンダーワールドの剣士キリトとしての自分を生きていくための決断だった。

 

 

まあ、コピーを作ることでこの世界にもう会えないという訳ではないのだが。

 

 

桐ヶ谷少年のそんな憂いを払拭したのは、ラース技術開発担当ヒガえもんこと比嘉タケルだ。

 

まあ彼だけの力ではないのは明白ではあるが、本人が鼻高々とこのフラクトライト・コピーについて語っていたのでそういうことにしておこう。

 

 

『もちろん桐ヶ谷くんのコピーはラースの全力をかけて自分が大切に息子の様に育てるっスよ!コピー桐ヶ谷くんが感じたことも、フラクトライトのリンクで桐ヶ谷くんにもおぼろげっスが伝わるようにicチップを改造して桐ヶ谷くんの首にチョーカーとしてくっつけとくっス!スイッチでオンオフできるスグレモノっス!記憶は、そうっスねえ・・・やっぱりアンダーワールドで一生生きて行くとなると現実世界の記憶を残すのは少しキツイと思うっス。だから桐ヶ谷くんがこの世界に来た時の記憶をSTLからバックアップしてフラクトライトコピーに上書き保存するっス!そうすればコピー桐ヶ谷くんも辛くないと思うっスよ!・・・え?記憶がないと剣が使えなくなるかもって?

なーに大丈夫っスよ!人間の脳には思い出を記憶するスペースと知識を記憶するスペースがあるっス。どこで剣を覚えたかは忘れちまうかもっスが、剣はしっかり使えるはずっス!まあ現実世界の事を忘れるって事は結城さんのことも忘れちまうわけで、そこがどうなるか気になるところでもあるっスが・・』

 

 

 

なんて言っていた気がする。最後の一言については恐れているような、楽しんでいるような複雑な感情をちらつかせた彼だったが、深くは追求しないでおいた。

 

 

「まあ、いいか・・・・っ・・・?」

 

ふと目を開けていられないほどの、だが暖かな光が窓から目に飛び込んでくる。

 

 

「もうこんな時間か」

 

 

今はきっと7時くらいだな、とこの世界とは別の世界で得た自身の感覚を研ぎ澄まし、時間を割り出す。

 

 

きっと普通なら日の高さで時間を測るのではあるがキリトはそれだけには留まらない。

 

 

「腹が減ったな」

 

 

そう、所謂腹時計である。アインクラッドでダンジョンに篭っていた時は度々時間当てをアスナとしたものだ。メニューを開けば時間など一目瞭然なのだが、キリトたちにとっては次の食事を正解の時間に近い方が奢ってもらうというルールのもと繰り広げられる戦いであった。

 

そういえばあの頃のツンツンしたアスナも可愛いかったな。勝つと露骨に嬉しそうにするし。

 

などと昔の事を思い出してつい吹き出していると、

 

 

「・・・・・・・」

 

視線が突き刺さった。

 

 

「お、オハヨウゴザイマス・・」

 

なぜか冷ややかな目線を浴びせてくる少女に、キリトは何故か敬語になってしまった。

 

「朝っぱらから何をニヤニヤしているのです。気色悪い。」

 

 

「朝から冷たいな!そういうアリスだって口からヨダレ垂らして笑いながら寝てたぞ?」

 

 

「なっ・・・整合騎士である私がそんな無防備な姿を見せるわけがないでしょう!冗談も休み休み言いなさい!」

 

 

「オレ、ウソツカナイ、ゼッタイ。」

 

 

「いーえ!絶対にウソですでっち上げです!」

 

「じゃあ俺の腕についてるこのシミなんだと思う?」

 

 

「〜〜〜っ!!!!!!????」

 

みるみる顔が真っ赤になる少女をみて、少年のいたずら心に火をつける。

 

 

「あーあーロニエとディーゼには

「騎士たるもの隙を見せてはなりません。」

なーんて言ってるのに人類さいきょーの整合騎士サマは俺の腕の中で無防備にグースカピーですか。二人に言っちゃおうかなー」

 

ーそんなことが二人の少女の片割れの耳に入ってしまえば、アリスが恥をかくだけでは済まないのだがどうせ英雄サマは気付かないであろうー

 

 

「や、やめなさい!」

 

 

「やめてってことは認めたも同然だな。まあ

ロニエ達には内緒にしておいてやるからその今にも爆発しそうな左手の炎を消せ消してくれ消してください」

 

 

「・・・このことは他言無用、いいですね?」

 

 

「ダイジョブ、キリト、クチカタイ」

 

 

「まったく、朝から無駄に疲れました。オマエと話していると話の間合いが乱れます。」

 

 

「相手のペースを乱すことも剣士としての実力の内だよ」

 

 

「それもまた、アインクラッド流、とかいう剣術ですか?」

 

 

「その通り。」

 

 

「それでは私はオマエに斬りあいで負けたも同然なのですね。まだまだ未熟です。」

 

と、アリスは少し悔しげな顔で俯く。

 

 

「そこまで気にすることでもないぞ・・」

 

 

「いいえ努力を怠ることは武人にとって停滞を意味します。私はもっと強くならねばなりません。人々を守るために。」

 

 

もう少し冗談が通じればいいのに、とも思うがこの素直さがアリスの美点であり他の者から信頼を寄せられる所以でもあるのだ。

 

 

「この 恥を忘れないためにもロニエ達に今朝の出来事をやはり話すべきでしょう。隠し事はやはりしたくありません。」

 

 

「いやそれはやめた方がいいかと思う。」

 

 

 

ーーーそんなキリトの制止の声も虚しく、そのあと訪れた弟子二人に今朝の失態を堂々と語る整合騎士と、その弟子の一人にムッとした視線を向けられる英雄の姿がそこにあったことは言うまでもない。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

一通りの弁解(なぜ自分が弁解しなければならないのかわからないところではあったが)を終えた頃、四人はいつもの修行に励んでいた。

 

キリトにとってはこれが最後の一日になるからこそ、ここでロニエ達の成長を肌で感じたかった。

 

「ゔぉーぱる・すとらいく!」

 

「うーんもうちょっと足を踏み込んでこう、貫いてやるぞ!っていう気持ちを乗せてやるといい。」

 

「貫いてやるぞ、貫いてやるぞ、貫いてやるぞ、貫いてやるぞ、、」

 

ーーーふと背筋に寒気。

 

 

「ろ、ロニエさん?」

 

「師匠ばっかりキリトせんぱいとずるい。私だってキリトせんぱいと一緒に・・・・・」

 

長年の勘が告げている。ヤバイ。

 

「もしもし?おーい!ロニエーー?・・っ!!ぐえっ!!」

 

「ヴォーパル・ストライク!」

 

瞬間、弾丸と化したロニエが飛んできた。

 

「み、見事・・・」

 

そのまま盛大にすっ転んで見事にマウントポジションを取られたキリトは成長した弟子に惜しみない賞賛と少しばかりの畏怖を抱いた。

 

 

「・・え?あれ?私どうして?・・っ!ごめんなさいキリトせんぱい!」

 

「いや、大丈夫だ。それにしてもすごい勢いだったな。もしかすると俺のヴォーパル・ストライクよりも初速は上かも・・」

 

 

「ま、まさか!キリトせんぱいになんて一生かかっても勝てる気しませんよ!」

 

「まあまあそう謙遜するなよ。ロニエもディーゼも筋はいい。きっとそのうち誰よりも強い剣士になれるさ。」

 

そう言うと、可愛い妹分は頰をほんのり染めながら、「そうなれば、キリトせんぱいを守れるかな・・」なんて呟いているが、もちろん鈍感ブラッキーキリト様には届かない。

 

「ん?誰か守りたい奴でもいるのか?」

 

「な、なんでもありません!」

 

 

なんてヒロイン多数の恋愛漫画のような場面を披露する天然ジゴロな英雄であった。

 

とそこへ

 

「はぁ。オマエ達修行する気はあるんですか?何をしているのです?」

 

投げかけられる冷ややかな声。

 

 

「し、師匠!?これはその違うんです!」

 

 

馬乗りになったままのロニエがアリスへ両手をブンブン振りながら答える。

 

「違う?なにがですか」

 

そして静かに揺らめく冷たい炎。

 

 

「ん?何が違うんだ?ロニエが俺を押し倒して乗っかったのはホントのことじゃないか。いやあ嬉しいよ俺は」

 

そこへキリトが油を投入した。

「ロニエの成長が感じられて」とその一言さえあればよかったものなのだが、一太刀足りなかった。

 

 

「ほう?神聖な剣術の修行中にそんな煩悩に身を任せるとは、、、」

 

 

「だから違うんですぅ!」

 

「え?煩悩?」

 

「ええい!問答無用です!ロニエはこのあと私が徹底的にしごき上げます!キリトは今日の家事雑用を全てやること!」

 

「「ええーーーーー!」」

 

 

そんな二人を見て、赤毛の少女は

 

「今日も世界は平和ですよ、ユージオせんぱい」

 

と、喜びとほんのすこしの寂しさを胸にクスッと笑った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころ、世界のどこかで、ナニカが生まれた。

 

それは、英雄の親友によく似ていた。

 

「今会いに行くよ、キリト」

 

もう会えないはずの彼は、今まで見たことのない邪悪な顔で微笑んだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さて!二話目です!
これからはほのぼのパートも入れつつ、シリアスパートな戦いも始まります!
原作のような臨場感あるしーんを書けるか不安ですが、暖かい目で見守りながらバシバシアドバイスをお願いします!

ご視聴ありがとうございました!
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