織斑一夏の生涯   作:Akila?

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今回戦闘ありです。
結構無理矢理感があるかもしれません。

ではどうぞ!


振り切る

~アリーナにて

二機のISによる戦闘が行われていた。

 

戦っているのは、イギリス代表候補のセシリア・オルコットと男性IS乗りの織斑一夏だ。

戦いの流れを掴んでいるのは…

「ぐっ…」 「そこですわ‼」

「ぐわっ!!…」

セシリアだった。

 

彼女のISブルー・ティアーズの主流武器である、スターライトによる射撃。

以前にも増して正確な攻撃で、一夏はどんどん追い込まれてゆく。更に…

 

くっ、流石セシリア。相変わらず正確な射撃だな…しかも、ビット攻撃も入ってくるし…

ビットを使ってる間は動けないっていう弱点をカバーしてるって訳か…

でも、それなら…

 

それを逆に利用してしまえばいい‼

 

 

「もう直ぐ決着が着くわね…」

試合を見ている鈴がそう呟いた。

確かに、ISの戦闘経験が最も未熟な私から見ても一夏が劣勢と言うのは分かる。

 

「うん?」

そう横から、ラウラの声が聞こえたので

どうかしたのかと、聞いてみた。

「どうしたのだ、ラウラ?」

「いや、これだけ劣勢なのに一夏の奴…

 

全く焦った顔をしていないんだ。」

 

一夏を見ると確かに焦った顔をしていない。

いつもなら、苦虫を噛んだような顔をするのに。

何か考えがあるのか?………

 

 

もう少し、もう少しで…

絶え間なく続く銃撃にビット攻撃。

白式のシールドエネルギーも残り僅かだ。

この戦況を覆すには、……

 

 

 

二人の試合を見ている人物が、専用機持ちの他にもいた。

監視室で見ている織斑千冬だ。

(織斑が圧倒的に不利か……確かに接近用の武器が主流の機体では、遠距離が得意の機体には部が悪い……だが…)

「その考えは、時代遅れだぞ織斑…」

 

 

白式のシールドエネルギーは、残り僅か。

セシリアも勝ちを確信していた。

(そろそろ止めですわ…)

彼女は、攻撃の手を更に強くする。

それを一夏も、感じていた。

 

(もう少し、もう少し…

よし!今だ!!)

彼は左手の雪羅の荷電粒子砲を

地面に向かって撃った。

 

「!?!?」

その攻撃に一瞬驚いたセシリアだか、直ぐに持ち直した。

周りは、砂煙で視界が悪い

 

(一夏様、なにを考えているのでしょう…?

この視界の悪さを使って奇襲をかける気?

………いえ、彼も視界が悪くなってるのは 一緒の筈。

なら、動きをかんじたらそこを攻撃すれば…)

 

そうして、セシリアは更に集中力を高めてゆく。

そして、直ぐに撃てるようにスターライトを構え始めた。

その瞬間、光っている物が彼女の視界に入る。

「!!!」

その光っている物に向かってスターライトを連射、これで決まったと思った。しかし…

 

「パシン!!」

この音にセシリアは、僅かに疑問を感じた。

白式に当たったにしては、どこか軽い気が…

そう考えた瞬間の事だった。

彼女の身体に…

ガッ!!!

「きゃあっ!?」

衝撃が走った。

 

 

 

続く銃撃の嵐。

俺はそこを避け続け、出来るだけセシリアに近寄っていた。

そして、目的の距離まで近寄った時俺は、雪羅の荷電粒子砲を下に撃った。

視界が悪くなる。

セシリアは、俺が動いた瞬間を狙ってくるだろうから、集中力を高めるはずだ。

だから俺は、手に持っている雪片を

『投げた』

 

ぶん投げた雪片に反応したセシリアは、そこに向かい銃撃する。

だから俺は、銃撃の後をたどり一気に接近する。

そして左手の雪羅のエネルギー爪でブルー・ティアーズを切り裂く。

それにより、ブルー・ティアーズのシールドエネルギーは、急激に減少する。

更に雪羅の荷電粒子砲を展開。

この距離ならば…

 

「この距離なら、外れないな!」「!!!?」

 

荷電粒子砲を至近距離で連射、どんどんブルー・ティアーズは、シールドエネルギーを減らしていく。

これなら、行ける!!

「ハアアアアア!!!」

 

「くっ、」カチャリ

そう聞こえ、自分の腹部を見るとスターライトがこちらに向けられている。

向けているのは、もちろん…

 

「やべっ、ぐわあぁ!!!」

ヤバイと思ったその時、強烈な衝撃が俺を襲った。

そのまま俺は、白式ごと地面に墜落し……

 

白式シールドエンプティー、勝者セシリア・オルコット

試合終了のアナウンスが聞こえた。

 

「あー、くっそ!!また負けた。

相変わらず俺って爪あめぇなぁ……」

悔しい…だが、どこかすっきりした

そう感じたのは、初めてかもしれない。

 

 

 

 

 

それを見ていた人物達は、一夏と千冬を除き全員が、驚愕の表情を浮かべていた。

 

~監視室にて

全く、爪が甘い奴め…

だが、それでいい一夏

戦いようによれば、いかに不利でも形勢の逆転が出来る…

勝てない戦いなど、存在しないのだ。

 

 

地面に転がっていると上から降りてきたセシリアが見えた。

「負けたよ、お前に勝てるのはまだまだだったな」

 

「……お見事でした。」

「………、代表候補に褒められるなんて光栄だな」

うん、…認められたような感じがして嬉しいな……

 

「ですが、次は完勝してみせますわ!!」

「そうか、なら俺はもっと強くなってやるよ。

この次もまた食らいついて今度こそ勝つ!!」

 

そうだ、俺はもっと強くなる!!

その後、俺とセシリアは握手をした。

また戦いたい、そう約束を兼ねての握手だった。

 

 

 

 

 

 

「凄かったね……」

シャルロットが呟く。

 

凄かった…それしか言えん……

 

何時もの一夏よりも試合に集中し、動きも洗練されているようだった。

 

「うむ、私の教育のたわものだな。」

「いや、違うでしょ……」

そんなラウラと鈴の漫才を聞きながらも私は一夏を見た。

 

強くなっている。だが……何だろう……?

 

何か無理しているように見えた。

何か、切羽詰まったような……

 

 

 

 

 

「どうしたの、箒?」

考え事をしていたのが顔に出ていたらしい。

簪に心配されてしまった。

 

「いや、何でもないよ」

そう言うと、彼女はそう…と返し再び一夏達へと視線を移した。

 

…一夏……信じていいんだよな?…………

 

 

 

 

 

 

更衣室で、俺は今日の試合の反省をしていた。

「あそこで、本体を狙うんじゃ無くてスターライトを叩いた方が良かったかな?…

いや、でもなぁ~

あー、俺戦ってると熱くなるからなぁ~…」

 

しかし、今日の試合は良く戦えたと思う。

ーお見事でした。ー

戦いを称賛されたのは、初めてかもしれないな…

認められた事は、やはり嬉しい

この調子でもっともっと強く……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、強くなってどうする?

どうせ俺は、3ヶ月後には…………

 

「いかん、いかん!!考えるな、そんな事」

考え始めると、はまってしまいそうだ。

そうなればきっと、心配されるだろう。

考えない事が一番なんだ……

 

 

 

 

翌日、1年1組の教室にてクラスメートが話していた。

会話の内容は、数週間後に行われるイベント

キャノンボール・ファストの事についてである。

キャノンボール・ファストは、簡単に言えば、ISのかけっこだ。

しかし、妨害等何でも有りという何とも物騒な物だか……

因みに専用機持ちは別で勝負するらしい。

学年対抗なので、何時もの専用機持ちメンバーと、やることになる。

しかし、俺は何となく嫌な予感がした。

何故ならこういう大きなイベントで、大抵……いや毎度トラブルが起きるからだ。

しかも俺は、今のところ皆勤賞だし……

杞憂で終わるといいけどな……

 

 

 

 

 

 

 

~とある薄暗い部屋

今度こそ……貴様を潰す…

貴様のせいで私は……私の居場所を無くした。

私だけなのだ、あの人の……

「姉さんの家族は、私だけなんだ!!

貴様は、必要ない!!!

……貴様は……必ず………

私が殺す!!!」

 




一夏とマドカの関係を自分なりに設定してます。
今回の戦闘如何でしたか?
面白いと思ってくれたら幸せです。
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