[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界   作:ゆーこー

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第84話 純粋サイヤ人 愛の決闘

これはセルゲームが終わり俺とミネラさんが結婚式を上げて三日後の話。

結婚式には皆を招待し、サイヤ人の為に食事も多めに用意した。三日後にこんなことになるなんて誰も思ってなかった。

 

「ジンジャー!俺と結婚してくれ!」

ジンジャーに指輪を見せ頭を下げてプロポーズしているのはラディッツである。ラディッツは結構シチュエーションを大事にしているらしく、夜にジンジャーを食事に誘いその帰りに告白をしていた。

「う~ん、実はナッパが今日さ~告白してきたんだよね…」

ラディッツは全身が固まったまま驚いていた。

「なん…だと……?返事は?」

「まだしてない」

その言葉を聞いてラディッツはやっと体が動くようになる。

「俺からの告白の返事は?」

「それも保留、だってさあどっちと結婚するにしても最後の純粋サイヤ人を生むわけじゃん?ならより強い方子供を作りたいわけよ」

ある意味サイヤ人としての理屈としては通っていた。すっかり地球人の生活を楽しみ都会的なファッションをするようになったジンジャーだったが、サイヤ人の本能はまだまだ忘れてないようであった。

 

「明日の正午、ナッパとあんたで決闘ね?勝った人と私結婚するから」

「そ、そんなんでいいのかよ!お前自身の好みとかはないのか?」

「いや、二人とも魅力的だし…」

その言葉を聞いたラディッツは顔を赤くし、明日に備えると言って飛んで帰った。

 

 

 

 

そして次の日の正午、三人のサイヤ人とベジータと何故か俺はベジータさんと悟空さんが戦ったような岩場に来ていた。

 

「ジンジャーを手にするのは俺だ!もう弱虫ラディッツじゃ無いんだ!」

「へん!エリートの俺様が下級戦士に負けるわけにはいかないんだ!ジンジャーは俺のもんだ!」

 

「いや~持てる女はツラいね~」

っと、二人から離れたところでのんきに背伸びしながら言うジンジャーさん。

「ところで何故俺とベジータさんを?」

「ん?いや二人が地球壊しそうだったら止めて貰うため」

あの二人より強い俺らを呼んだのは万が一の保険と言うことか。

「ちっ、そんなことのために俺を呼び出しやがって!まぁいい、純粋なサイヤ人の為だ」

 

二人の戦いがいよいよ始まろうとしていた。

気を高め合う二人の回りの小石が浮く、大気が乱れ地響きがする。

先に動いたのはラディッツだった。

ナッパより優れた機動性を持つラディッツは繰気弾を移動中に複数個放出、自分の移動中にその繰気弾をナッパに撃つことで自分へのナッパの集中力を削ぎ、ナッパに出来る決定的な隙を狙う。

「甘いなぁ!」

ナッパはその脳筋だから出たであろう発想、細かいことは考えずクンッ!っで繰気弾もろとも周囲を破壊した。

これに巻き込まれたラディッツは隙だらけの腹を晒してしまう。

ここを見逃さなかったナッパは腕に気を集中させラディッツの腹めがけて上空から殴りかかる。

ラディッツは右手で気功波を放ちナッパに当てるがタフマンのナッパには効果はあまりなく、重い一撃を腹に受けた。

地面に叩き付けられたラディッツはヨロヨロと立ちあがった。

ナッパも地上に降り立ち早くも勝負あったかと思った。

「真狼牙風風拳!」

地上で有利なのは狼牙風風拳が使えるラディッツ、もしかしたらナッパを地上に降ろすための作戦だったのかもしれない。

ジワジワと真狼牙風風拳でダメージを与えるが、体の丈夫なナッパにとって致命傷になるものは一切無い。

狼牙風風拳の締めである最後の特大の蹴りを入れ吹っ飛んだナッパは岩にめり込んでいた。

「ダブルサンデー!」

得意の気功波系の技ダブルサンデーで追撃をするラディッツ。次の瞬間、ダブルサンデーを受け砂煙が上がっていた場所から一直線に気功波が飛んできた、恐らくこれはナッパの口から出るカパッって奴だ。

完全に砂煙が無くなり姿がくっきり見えるようになったナッパに空中から突撃するラディッツ。

そのラディッツの右手には相当の気が込められている。

「喰らえぇぇ!」

ナッパは腕をクロスして防ぐがラディッツ渾身の一撃に左腕が痺れた。

ナッパは負けじと右手から気功波を放ちラディッツの左肩を掠める。

体力はナッパの方が残っているが、ナッパは完全に左腕が使えない以上勝機は薄い。

ラディッツはナッパに真狼牙風風拳を仕掛ける。

ラディッツの真狼牙風風拳はとてもじゃないが右腕だけで防げる攻撃じゃなかった。

「そこまで!!」

ジンジャーさんが二人を止める。

「勝負ありよ。ラディッツ、あなたの勝ち」

ナッパは悔しがっていたが、勝利を喜ぶラディッツに不意討ちをするような真似はしなかった。

「こんなところで何やってるんだ?」

ラディッツの父バーダックがやってきた。

俺から今回の話をするとバーダックは少々怒った。

「こんな大事な勝負に何故俺を呼ばない!」

どうやら純粋サイヤ人としてこれは見たかったらしい。

 

 

さて、そんなこんなでジンジャーとラディッツの間に生れた一人の少女。

その名はホーディッシュ、生まれたときから戦闘力2万はあったそうで、ジンジャーさん曰く出産時は今までで一番の痛みを受けたそうだ。

ホーディッシュはラディッツ遺伝子で後ろに長い髪を持っているがジンジャーさんの遺伝子で前髪もあるので救われている。お転婆娘でたまに素っ裸で歩き回ることもあるとラディッツが悩んでいた。

六歳になった今も超サイヤ人になれていないのも親の遺伝だろう。トランクスと悟天が既に超サイヤ人になれるのを見るとそう言うことなのだろう。

しかしホーディッシュ、地の力が恐ろしい。超サイヤ人抜きでなら、四人の中で一番年上のトランクスに勝つことも出来る。

ラディッツ家族が俺の家にたまに遊びに来るのだがその時何故か俺の息子のコウもラディッツの娘ホーディッシュもお互いの親に勝負を挑んでるようだ…

トランクス、悟天、コウ、ホーディッシュの四人が集まるとよく戦いごっこをしていると聞くが、仲間内だけで戦い続けるのも飽きるんだろうな~。

俺らの次の世代、末恐ろしい…




次回、絶望未来編の方を上げます。
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